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| ペリー・ローダン |

Raedern

プランタグーに平和を

1998 r.psytoh / 西塔玲二
- 監修 / y.wakabayashi

PERRY RHODAN Nr.1875
NGZ1289年 / 銀河系とプランタグー銀河で


 ペリー・ローダンとフォレモンは、タシュ・タームで発見されたロンダ・ダト――〈竜〉とカシュ・ペーの発明者――のステーションの記録から、〈竜〉の組織を再構築する。惑星ガローンでのテストは成功し、新しい組織が〈竜穴〉を再生する。
 ローダンは一旦、〈橋〉を経由してトロカンへと帰還する。そこで再会したアトランとアラスカ・シェーデレーアに、テラナーを新たな加盟種族に選んだトレゴンの派遣する〈ヘリオートスの堡塁〉が近く現われることを告げ、プランタグーへととってかえした。  途上、〈橋〉の終点とも言える〈始源の門〉を目撃。使徒たちの越えたことのない境界のむこうには、ヘリオートスとトレゴン評議会が存在するという……。

 ローダンの不在中にガローンでは、パッサンタムの助けで、封印されていたフォレモンの記憶が回復していた。アドラートとブルは、ピルツドーム地下の〈ケ・リオトンの武器庫〉に侵入する。
 ケ・リオトンは、トレゴンの第三使徒、バオリン=ヌダのクンターヘルからの救難信号に応えていずこかへと旅立った。そして、この武器庫にはかれの船《トレゴンII》が残されていた。
 外見は白い卵状の、通常のガローン船と変わらないが、その性能は太古の黒船をも遥かに凌駕する使徒の船で、ローダン、ブリー、フォレモンはペントル星雲にむかった。

 ブリーとフォレモンが《トレゴンII》でガローン人の黒い船団をおさえている間に、ローダンとA-カリフォルムたちがヘルター・バーケンの〈竜穴〉に突入する。シフティングを受けたセントリファールたちは、暴走した〈竜〉の攻撃性量子の影響を受けないのだ。
 そうして〈竜〉は鎮められ、ガローン人たちの理性が帰ってきた……。

 プランタグーには平和が戻った。だが、その平和はかつてのそれと、なんら変わるところはなかった。
 ガローン人は依然として、かれらのコントロールする「プランタグーの平和」に固執している。いつかプランタグーの種族が、〈竜〉もなく、シフティングへの恐怖もなしに、互いに平和に共存しうる日がやってくる……それがガローン人の悲願なのだ。
 絶望したA-カリフォルムたちの集団自決も、それには何の影響力もなかった。

 そして、やはり落胆しつつ、ペリー・ローダンはプランタグーをあとにする。
 トレゴン連合がテラナーを新たな同盟種族に選んだことはいい。だが、第四使徒、ノンッゴのゼンディキル・ペルヴォラト・ゾウンの殺害にはじまる相次ぐ使徒の失踪、プランタグーにおける〈竜穴〉へのサボタージュ……。何かがおかしかった。
 同行を申し出たフォレモンとともに、ローダンとブリーは、次なる目標をめざして渡橋する。失踪した第二使徒ケ・リオトンか、第三使徒クンターヘル。かれらを見出すことが、トレゴンをめぐる謎の解明へと近づけてくれよう。
 アドラートとパッサンタムの助言にしたがい、一行は〈架け橋〉をバオリン=ヌダの世界へと調整した。トレゴンの第三種族のもとで、クンターヘルの手がかりをつかもうというのだ。
 だが、〈橋〉の果てでパッサンタムがかれらの脳裏に映し出した像は――爆発だった。
 バオリン=ヌダの世界で何が起こったのか。ピルツドームへの突破は不可能だった。
 再び〈架橋〉の照準が変更され……。

 ローダンはおのが目を疑った。
 ピルツドームの向こう側に広がる世界は、テラ……ないしは、明らかにテラ系種族の住む惑星だったのだ。

END


プランタグーに平和を
――from Private Cosmos EX
1998 r.psytoh with y.wakabayashi
produced by rlmdi.