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| ペリー・ローダン |

Kugelshiff

ペリー・ローダン・ネオ (NEO)――ストーリー

 Perry Rhodan NEO - Die Zukunft beginnt von vorn 「ペリー・ローダンNEO――未来は新たにはじまる」は「世界最長のSFシリーズ」Perry Rhodan-Heft の50周年記念企画として始まった新シリーズ。
 Perry Rhodan-Heft のストーリーを時代を変えて語り直す形をとって始まるが、それ以降は展開も設定もまったく異なる別の物語である。


第1期

第1部 Vision Terrania / ヴィジョン・テラニア (1-8巻) 西暦2036年

 ペリー・ローダンは月面に不時着したアルコン人のクレスト・ダ・ツォルトラルとトーラ・ダ・ツォルトラルに会う。かれは瀬戸際の人類を救うため、クレストの白血病の治療を申し出て両名の協力を得る。アルコン人はそれほど人類に良く似たヒューマノイド種族である。
 ローダンはアルコン船の技術をうしろだてに地球(テラ)をひとつに束ねようとする。諸国と諸勢力、とりわけ米国がこれに反発する。月面のアルコン船は破壊される。米国の国土安全保障省(ホームランド・セキュリティ)のクリフォード・モンタニーと配下の超能力者部隊がローダンの前に立ちはだかる。ローダンはかれに賛同する有志に助けられて、ゴビ砂漠の新都市テラニアテラ連合の設立を宣言する。

第2部 Expedition Wega / ヴェガ遠征 (9-16巻) 西暦2036年

 惑星テラの諸国のすべてがテラ連合に参加したわけではない。米国はまだ暗躍をやめない。
 ペリー・ローダンはトーラが金星の1万年前のアルコン基地で発見した搭載艇《トソマIX》で星系ヴェガにおもむき、現地のフェロン人と侵略者トプシダーの争いにまきこまれる。
 テラでは金星のアルコン基地にいたロボット・リコの行動をもとに、アゾレス諸島近くの海底に1万年前のドーム施設が発見される。さらにアルコン戦艦《トソマ》が大西洋に沈んでいるのが見つかる。太陽(ソル)系にファンタン人があらわれ、ベスン(ファンタン語で物珍しい者・物をいう)の略奪をはじめる。テラ連合は《トソマ》をサルベージしこれと対決する。ベスンとして捕らわれていた超能力を有するイルト族のグッキーはファンタン船を逃れてテラに残る。土星の衛星タイタンで球状のエネルギー知性体ハルノとの出会いがある。
 ヴェガでローダンはトプシダーと講和条約を結ぶ。

第3部 Das galaktische Rätsel / 銀河の謎 (17-24巻) 西暦2036年

 ヴェガで得られた情報によれば、1万年前にラルサフIII(現在のテラ)のアルコン植民地を統治した男は伝説の〈永遠の生命の星〉とかかわりがあった。クレストは〈永遠の生命の星〉を探そうとテラの海底ドームにあった転送機を使う。ローダンはクレストを探そうとヴェガにある転送機を使う。一同は1万年前に送られて、当時アルコン人の大帝国と戦っていたメタン生命体マークスがラルサフIIIのアルコン植民地を滅ぼすさまを体験する。〈それ〉の偵察員としてカルフェシュが青い転子状船であらわれる。最終的にクレストもローダンも〈永遠の生命の星〉ワンダラーすなわち惑星を惑星切断機で二分割して作った半球状の惑星に至る。ワンダラーの精神集合体〈それ〉はローダンに老化を防ぐ細胞活性装置をさずけるが、ローダンはこれをクレストに譲る。

第4部 Vorstoß nach Arkon / アルコンへの進出 (25-36巻) 西暦2037年

 ローダンは《トソマ》でアルコンに向かう。途上、修理のため銀河商人メハンドールの女族長ベリンカルが営む惑星スノウマンの宇宙ステーション《ケ=マルトン》に立ち寄る。アルコン人の大帝国の〈摂政の手〉セルグ・ダ・テフロンはナート人ノヴァールの第247境界警邏艦隊にクレストとトーラの捕獲を命じる。ローダンは両名を逃して捕まる。〈摂政の手〉セルグは任務をしくじった第247境界警邏艦隊に星系タトリラの惑星ゴルからトプシダーを駆逐せよとの無謀な任務を命じる。
 テラの医師エリック・マノリは転送機の事故で惑星トプシドに漂着し、〈永遠の生命の星〉につながるとされる転送機からあらわれたアルコン人アトランすなわち1万年前にラルサフIIIのアルコン植民地を統治して細胞活性装置のおかげで今に至るまで生きのびた男と会う。アトランは惑星テラの歴史にさまざまに関わり、トプシドでも目下の改革勢力を指揮していた。アトランはトプシダーの増援をひきいて惑星ゴルにおもむく。ローダンはアトランと対話したすえ惑星ゴルの騒動をおさめる。くわえて〈摂政の手〉セルグから新造艦《ヴィースト・アーク》を騙し取る。行き場をなくした第247境界警邏艦隊はテラに亡命する。
 星系ソルでは金星のアルコン基地が浮上して都市テラニアの上空に移動し、これより先〈テラニア・オービタル〉と称される。火星への入植がはじまり、のちに話の挙がる5万年前の第一期人類リドゥーリと〈同盟〉の戦いの痕跡が見つかる。

第5部 Das Große Imperium / 大帝国 (37-48巻) 西暦2037年

 アルコン人の大帝国は15年前に皇帝オルカスト22世が失踪してから摂政が統治するところとなっている。先の一件でローダンは〈摂政の手〉セルグと摂政の怒りを買った。クレストはアルコン本星のエペトラン・アーカイヴに惑星テラの座標が記録されていると教える。ローダンとアトランはこの座標データを消すためにメハンドールの女族長ベリンカルやナート人ノヴァールの助けを借りてアルコン本星を目指す。一方、カリブソなる謎の敵がローダンらの妨害に動きだす。
 星系ソルでは未知のウィルスにより超能力者たちの脳に異変がおきる。アラン・D・マーカントは保安のため超能力者たちを隔離する。一般人と超能力者のあいだの溝が深まる。ジョシュア・モンカーダ通称モンクはアンティ能力で暴走する超能力者を抑える。一連の騒動の結果、タコ・カクタをはじめとする超能力者の多くが死亡し、能力を失い、あるいは能力に変化をきたす。

第6部 Arkon / アルコン (49-60巻) 西暦2037年

 ローダンとアトランはアルコン帝国の中枢に至る。首星系アルコンには同一軌道を正三角形を描いてめぐる三つの首惑星アルコンがある。ローダンの部隊はここでエペトラン・アーカイヴを探す。アトランは現政権の転覆を狙って摂政の素性を探る。
 アルコン人のあいだでも動きがある。たとえば、皇帝3代に仕えた元愛妾にして今は〈摂政の供〉の司令をつとめるイヒン・ダ・アクランが動く。彼女は〈摂政の手〉セルグのもとにテタという愛妾を送りこむ。たとえば、皇帝オルカスト22世が寵愛していた シスラペン種族のデヌリオンがいる。これは摂政が皇帝オルカスト22世を〈永遠の生命の星〉に連れていくと騙して謀殺したところを目撃していた。ゴノツァル家の当主はこれを保護しようとして果たせないが、事の真相を知るに至る。
 一方〈人形使い〉カリブソはワンダラーの〈それ〉に対する私怨がもとで〈それ〉が目をかけるローダンを潰そうとする。カリブソには無生物に生命をふきこむ超能力があって、これで操る人形をローダンの周囲にさしむける。拠点とする惑星デログヴァニアの古い〈時間の井戸〉を動かし時を越え、ローダンの少年時代や宇宙飛行士時代に干渉して歴史を変えようとする。〈それ〉の委託をうけたカルフェシュはローダンの叔父カールに化身して過去のローダンを守護する。

 第50巻では、テラの研究所に隔離された超能力者たちが老いた未来のローダンを呼びよせる。

第7部 Epetran / エペトラン (61-72巻) 西暦2037年

 アルコン帝国の中枢で、伝説の十二英雄の名をもつロボットたちがローダンとアトランを助ける。ローダンはアーカイブの番人の協力を得る。エペトラン・アーカイヴとは多数のアルコン人の脳にデータを分散して保管する記憶装置である。ローダンはテラの座標を記録する12名のもとをめぐり11名分のデータを消す。アトランは摂政の情報をつかむ。摂政はヘラク・ダ・マスガルの名を騙る別人である。皇帝オルカストを謀殺した容疑もある。アルコン人であるかも疑わしい。アトランはこうした情報を用いてアルコン艦隊の女司令長官に蜂起をうながす。しかし、計画の前日に摂政は青い転子状船に迎えられる。ローダンはこの船に潜んで4つ目の首星アルコンすなわちワンダラーを思わせる半球惑星〈天上界〉に至る。6000年前から皇帝の即位式はここでおこなわれてきたのであり、歴代の皇帝の複製たちが暮らしている。ここで摂政は即位してマスガル一世となって大帝国を手中におさめる。ローダンは星系アルコンを脱出する。

第8部 Protektorat Erde / 保護領・地球 (73-84巻) 西暦2037年

 以前に星系タトリラで、アトランはセルグを宥めるためとみせかけて細工した細胞活性装置を贈っていた。怪しんだセルグはひとまず装置を部下につけさせていた。だが一年を経てセルグがこれを身につけて皇帝とまみえたところで装置の仕掛けがはたらき、両名は爆死する。現場にいあわせたセルグの愛妾テタすなわちジェタル・ダ・エムトンは皇位の象徴である銃〈皇帝の正義〉を受け継ぐ。これはアルコンの初代皇帝に由来し、これを所持することが皇位継承の条件とされてきた。かくして愛妾は帝位を継承し女帝エムトン5世になる。
 ローダンやアトランは知る由もないが、皇帝マスガル一世すなわちもと摂政はかつてエペトランの息子に自分がアルコン人でないと明かしたことがある。当人の言葉によれば、かれの正体は島の王レグナル=オルトンである。
 ローダンは星系ソルに戻った時、惑星テラはウェルテンザート率いるアルコンの小艦隊に制圧されて大帝国の保護領と化していた。

第9部 Kampfzone Erde / 戦場・地球 (85-100巻) 西暦2037年

 人類は蜂起し、アルコン占領軍に対してゲリラ戦を展開する。レジナルド・ブルは惑星バルカンでハルト人ファンカン・タイクが管理するリドゥーリの工廠を発見する。
 バルカンにはハラトン鉱脈があって、リドゥーリの施設が残る。5万年前に星系ソルに住んでいたヒューマノイド種族リドゥーリは非ヒューマノイド種族の〈同盟〉と戦った。当時の〈同盟〉は生体兵器〈けだもの〉を投入した。リドゥーリは星系ソルを捨てた。現在の地球人類はこの時に残った者の子孫である。
 ブルはリドゥーリの工廠にあった船に人類を乗り組ませて即席の艦隊を仕立てる。アルコン占領軍が惑星テラを破壊しようとしたところへすんでのところで駆けつける。占領軍は撤退し、星系ソルはアルコンの支配から自由になる。トーラはアルコンの大使とうそぶいて人類の側に留まる。

 第100巻では、瀕死のローダンが未来から来た老ローダンとつながりその記憶を追体験する。老ローダンの正体は〈天上界〉訪問の際にとられた写しで作られたローダンの複製17号である。〈同盟〉はローダンの複製を屈服させようとさまざまな手段を試す。ここに〈同盟〉に与するハルト人イホ・トロトがいる。トロト個人はローダンに含むところはない。複製にはローダノスの愛称で呼びかけ親しく接する。だがしかし惑星ハルタを破壊すると脅されて〈同盟〉に協力せざるを得ない立場にあるのだという。

第2期

第10部 Die Methans / メタンズ (101-110巻) 西暦2049年

 ローダンとトーラのあいだにはトマス・レジナルド・ローダンが生まれている。
 星系ソルの木星の大赤斑からメタン生命体マークスの船の残骸があらわれる。船内から不死で赤毛でブロンズの肌でスミレ色の瞳で額にカラスの入れ墨をしたヒューマノイド1名が救出されるが、当人には〈アウロール〉テュイレ・シタレフという自分の名のほか記憶がない。
 ローダンはマークスの傍系のメタン生命体と接触する。メタン生命体は1万年前にアルコン人と戦って敗れたからこれを敵視する。だが、テラの人類はアルコン人と別の種族とみなされて深刻な対立には至らない。ローダンはメタン生命体のステーションで〈同盟〉由来の生体兵器〈けだもの〉を目覚めさせてしまう。
 エリック・ライデンはリドゥーリの遺産を研究してきた。木星大赤斑の転送機は5万年前にリドゥーリが星系から逃れるのに用いた施設である。そして人類は今に生き残るリドゥーリとまみえる。5万年前、リドゥーリは故郷である星系ソルを捨てた。逃げた先の白の惑星環に固有の元素には老化を防ぐ効果があって、ここには当時のままのリドゥーリが大統領アヴァンドリナ・ディ・カルデラーのもとで暮らす。ただし老化防止の効果は当地を離れると62時間で失せるから別に装置で老化を防ぐ一部の者たちしか白の惑星環を出られない。既知の細胞活性装置はリドゥーリが開発したものという。
 この宇宙には大きくヒューマノイド種族と非ヒューマノイド種族の〈同盟〉のあいだの闘争がある。5万年前の戦いも1万年前の戦いもこの枠組みの中にある。

第11部 Die Posbis / ポスビ (111-120巻) 西暦2049年

 ローダンは〈けだもの〉を一時的に行動不能にして逃れる。
 銀河系外の虚空に本拠を構えるロボット文明が銀河系に迫り、生命を根絶やしにしようとする。このロボットは単なる機械ではなくポジトロニクス回路に知性あるプラズマを組み合わせてあって意志をもつ。人類はこれを称してポジトロン生体ロボット(略してポスビ)という。
 5万年前の星系ソルの第5惑星ティアムルにリドゥーリの施設があった。ここでは当時〈同盟〉の兵器と目されていたタアル塵に対抗する策が研究された。スラン・ディ・ハラティンはハラティウムを見出し、構造可変量子結晶ハラトンを開発した。十三人評議会議長のアヴァインドラを母にもつドライン・ディ・カルデラーはハラティウムを加えた生体プラズマとポジトロニクスの神経結合を研究し、バクマーツ(のちにいうポスビ)を開発した。ドラインの妻はアガイア、両名の娘ふたりはアヴァンドリナとアナテマといった。バクマーツの第一世代はタアル塵にやられて百体が停止を余儀なくされた。しばらくしてこの百体は何者かに再起動させられた。諸惑星に設置してあった重力兵器が暴走した。これをきっかけにリドゥーリは星系ソルを捨てて逃げることになった。
 この時、バクマーツたちも恒星転送機で逃げ出し、銀河系外の虚空に至った。虚空の一星系で生体プラズマの培養を可能にする生物を見つけた。バクマーツはこれにより造った生体プラズマの巨大な塊をアニクまたは中央エンティティという。バクマーツはここから生体プラズマをとって同族を生産する。また定期的に自分の中の生体プラズマを新鮮なものと入れ替える。かれらはリドゥーリが故郷にもどれるように銀河系の「本物でない生命体」を駆逐しようとしている。だがバクマーツの中にはアニクに拠らない個体群もあった。第一世代の一機アアシュラが率いる一派はリドゥーリの恩に仇でむくいようとしている。
 ローダンはアアシュラを倒す。アニクと相互理解に至って銀河系への侵攻を止める。くわえてトランスフォーム砲と恒星転送機のデータを入手する。
 トーラはローダンの第二子ナタリーを身籠もる。

第12部 Arkons Ende / アルコンの最期 (121-130巻) 西暦2049年

 かつてトーラに求婚したアルコン貴族アガイオル・トトンは、闇の通商組織カント=イルルの首魁であるのみならず〈同盟〉に与するアルコン地下組織アロル・タントルの領袖であり、これを背後で操るのはトトンの母すなわちアンドルミディア銀河の惑星タマアアニウにいるアナテマ・ディ・カルデラーである。
 地下組織アロル・タントルはメタン生命体マークスと謀ってアルコン本星破壊計画を実行に移す。アルコン艦隊の指揮系統に割りこみ艦艇の7割をアルコンから700百光年離れたスナルフォト星系に送って、マークスの新兵器の餌食にする。アトランは増援を送るが戦況は変わらない。一方でマークス艦隊の主力は星系アルコンに侵攻し、惑星ナートを襲い、〈天上界〉を襲い、惑星アルコンIの水晶宮を破壊する。アルコンにいたテラナー超能力者イシー・マツはアルコンの伝説の十二英雄の名をもつロボットたちを起動装置とする古い防衛機構を動かす。惑星イプラサの3つの衛星にそれぞれ5本一組の巨大な砲塔が4組あらわれて星系内のマークス艦隊を駆逐する。
 ポスビ問題を解決したローダンは星系アルコンに駆けつけるがすべては終わった後である。ローダンの旗艦《クレスト》で裏切り者が恒星転送機とトランスフォーム砲のデータを盗む。アルコンの女帝エムトン5世はテラに亡命する。銃〈皇帝の正義〉を手に入れたクレストが即位してアルコン皇帝ツォルトラル13世になる。じつはクレストはこれより前に瀕死のところをポスビに救われている。その際に体内に埋めこんだ機器を介してローダンと惑星テラを憎むアアシュラの意志を宿している。

第13部 Meister der Sonne / 太陽の支配者 (131-140巻) 西暦2051年

 恒星ソルに亀裂が走る。星系ソルに非ヒューマノイドのシタラク種族があらわれて、カズマすなわち恒星ソルの亀裂を直しにきた、人類は自分たちの指揮下に入れと告げる。テラ連合は慎重に構えるがロシアが反発して攻撃を仕掛け、戦端が開かれる。強力なバリアを有するシタラク艦隊はテラ艦隊を破り、惑星テラの地表は荒廃する。シタラクが連れてきた〈けだもの〉が地上に降りる。かつてクレストの白血病を治療した医師ハガードは仲間を守るため〈けだもの〉相手に特攻して果てる。シタラクは恒星ソルのカズマから漏れ出すハラティウムすなわちタアルを吸塵する。これに起因するとおぼしき疫病が人類を見舞う。そこにアルコン艦隊2万隻があらわれて皇帝ツォルトラル13世の名のもとに人類に無条件降伏を要求する。人類が頼みにするリドゥーリは折からの白の惑星環の異変で多数の個体を失い生き残ったのはわずかに1000名。リドゥーリの大統領アヴァンドリナ・ディ・カルデラーの方がむしろ人類に支援を乞う状況である。
 〈それ〉から分離したメメター2名が人類を助ける。シタラクはバリアを無力化されてローダンの最後通牒に従い撤退する。もとアンティ能力者ジョシュア・モンカーダがツォルトラル13世クレストを暗殺する。リドゥーリは科学者エリック・ライデンらに老化を阻止する細胞シャワーの使用を認める。これを知ってローダンはしばらく後に自分も不死になるべきであろうかと思いなおすようになる。  8万年前、メムと呼ばれた地球に当時の人類メメターがいた。メムが巡る恒星には亀裂があって漏れ出す成分があった。亀裂が広がり漏れ出す成分が増えると異変がおきた。メメターの中に超能力をあらわす者が出て、やがてメメターの大半が欲求をなくして生ける屍と化し、ついには精神化して集合し〈それ〉を形成するに至った。リドゥーリすなわち「耐性のある者」だけが肉体をもって残った。8万年前に恒星の亀裂と漏れ出す成分を研究した中心人物の名をドライン・ディ・カルデラーという。
 一方、テュイレ・シタレフが記憶の一部を取り戻す。テュイレは〈それ〉の工作員を務めていた。ロボットのリコが〈アンドロス〉の配下として改造されたのを追って、時空を超えた追跡劇を演じた。またテュイレは〈アンドロス〉と手を組むと目される〈ミロナ・テティン〉の戦名をもつアナテマ・ディ・カルデラーのことを思い出す。〈アンドロス〉とは〈それ〉と対立するアンドルミディアの何者かであるという。

第14部 METEORA / 〈メテオラ〉 (141-150巻) 西暦2051年

 ローダンは〈それ〉によりとある惑星に転送される。〈メテオラ〉を探して恒星ソルにもたらすようにと使命をさずかり、メメター船《ゾディアック》で射手座矮小楕円銀河に向かう。テュイレ・シタレフも同様に転送されて同じ使命をさずかる。アトランは転送されて〈アンドロス〉が徴用したテティサー船《ヤタナ》に至り、〈メテオラ〉の探索を阻止せよと使命をさずかる。テティサーはポスビと敵対している。またテティサーにもポスビにも与しないスコルゴン(アルコン語で「ベールで覆い隠す」意)なる種族もいるという。
 ローダンとシタレフは合流する。両名は獅子人グラドの巡礼に同行して聖地アムバファルのブラックホールの中に〈メテオラ〉を発見する。当地にいた球状のエネルギー知性体ハルノは自分のことをかつて〈メテオラ〉から別れた〈メテオラ〉の理性であると語り〈メテオラ〉のもとに還る。この際に〈メテオラ〉が8500万年前の恒星ソルで誕生したことが想起される。〈メテオラ〉が外界をのぞき見ようとしたことでカズマが生じた。〈メテオラ〉は怖くなって恒星ソルから逃げ出した。〈メテオラ〉とはすなわち知性を有するハラティウムの巨大な塊である。
 星系ソルでは一連の災禍を生きのびた者たちがテラの再建に取り組むところに、月からメメターの巨船《アヴェダナ=ナウ》があらわれる。荒廃した惑星テラを癒すため全人類は3ヵ月以内に退去せよという。メメターは惑星テラに柱状の施設を建てて人類を眠らせようとする。人類はこれに抗おうとする。〈メテオラ〉が来て、恒星ソルに戻ろうとする。ローダンの《ゾディアック》が来てメメターと交渉しようとする。アトランがあらわれて〈メテオラ〉の帰還を妨害する。けっきょく〈メテオラ〉は戻り、アトランは撤退し、メメターは総勢110億の人類のうち80億を〈楽園〉ヴィマナに連れ去る。人類の残る30億はリドゥーリの助けで疎開し、あるいは地球以外の天体に残る。

第3期

第15部 Die zweite Insel / 第二の島 (151-160巻) 西暦2054年

 ローダンとシタレフは連れ去られた人類を《マゼラン》で探しに出向く。
 第一期人類リドゥーリの言語でアンドルミディアとは〈第二の島〉の意。今の人類のいうところのアンドロメダ銀河をいう……。

以下続刊


2017/6/5 ひろい読みなどした事柄をとりまとめて構成しました。
2017/6/10 主に後段を加筆訂正。
2017/6/13 メテオラの顛末を加筆訂正。

2017/6/10 y.wakabayashi 協力:R. Psytoh / rlmdi.