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1026 [2018/04/02]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇クルト・ラスヴィッツ賞 2018
◇ペリー・ローダン近況


◆クルト・ラスヴィッツ賞 2018

 本年の Kurd Laßwitz Preis の長篇部門、短篇部門のノミネート作品を。
 授与式は、9月23日、ライプツィヒの ElsterCon にて。

□ Bester deutschsprachiger SF-Roman 国内長篇部門ノミネート作品

・Dirk van den Boom / Die Welten der Skiir / スキイルの世界

「200年間~」
「昆虫種族スキイルの支配下にあった地球ですが~」
「――いまこそ、人類は目覚めの時を迎えたっ」
「――自立して、銀河系社会にデビューするのだっ」
「が」
「さっそく、銀河系社会を襲う危機」
「人類は、大きな選択を迫られるのです」
「……」
「という未来を描く『スキイルの世界』は三部作」
「第1巻 Prinzipat『元首政』」
「第2巻 Protektorat『保護領』」
「第3巻 Patronat『保護者』」
「昨年は、第1巻がドイツSF大賞を受賞」
「今回のクルト・ラスヴィッツ賞では~」
「三部作全巻が対象です」

 ――Cross Cult 社

・Andreas Brandhorst / Das Erwachen / 目覚め

「もとハッカーのアクセルは~」
「全世界のコンピュータをつなげる一種のウィルスを、うっかり拡散」
「障害多発」
「インフラは麻痺」
「――貴国の仕業に相違ない」
「国々は、一触即発」
「こうした中~」
「アクセルは~」
「――コンピュータ網で、何か目覚めてしまった?」
「気づくのでした」

 ――Piper 社

・Uwe Hermann / Versuchsreihe 13 - Die Epidemie / テストシリーズ13――疫病

「ハンブルクで、暴走ナノボットがアウトブレイク」
「感染者はオカシクなって、出会う者を殺害」
「感染は、止まらない」
「感染者も、止まらない」
「感染者が死んでも、止まらない」
「こうした中~」
「蘇生チームを率いる警察職員フローリアン・リヒターは~」
「死んで、蘇りました」
「――はっ」
「どうやら」
「――オレの身体の中に?」
「――暴走ナノボットの元株〈テストシリーズ13〉が植えつけてある?」
「感染者に追われ~」
「〈テストシリーズ13〉を狙う連中に追われ~」
「――ともかく、まずは相棒を探さないと」

 ――Atlantis 社

・Claudia Kern / Divided States of America / アメリカ分州国

「血で血を洗う大統領選は、国を分断」
「そして迎えた独立記念日――」
「――ぶしゅううう」
「シアトルで、数千名が生物化学兵器の犠牲に」
「ユナイテッド・ステーツ・オブ・アメリカは、もうダメなようです」

 ――Cross Cult 社

・Marc-Uwe Kling / QualityLand / クオリティ・ランド

「仕事も余暇も人間関係も最適化された、近未来」
「すべて順調な、完璧な品質の世界」
「が」
「スクラップ屋のピーターは、思うのです」
「――それなのに、どうして?」
「――どうして、飛ぶのが怖いドローンがいるのかな?」
「――どうして、心的外傷後ストレス障害の戦闘ロボットがいるんだろう?」

 ――Ullstein 社

・Jens Lubbadeh / Neanderthal / ネアンデルタール

「未来のドイツ――」
「病気も怪我も中毒もない、健康きわまりない理想郷で~」
「ある日――」
「フィリップ・ニクス警部は、出会う」
「――なんだか妙な遺体だよなあ」
「捜査するうち、デュッセルドルフ近郊のある谷で~」
「――共同墓地?」
「――遺体はどれも……コレって、やっぱりネアンデルタール人?」
「――なぜ……どの遺体も30歳たらず?」

 ――Heyne 社

・Michael Marrak / Der Kanon mechanischer Seelen / 機魂のカノン

「遠い未来――」
「わずかばかりの人類は~」
「若々しいまま、何世紀も生きる」
「のみならず」
「人類の多くは~」
「願って触れるだけで、モノに魂をあたえる力があったり」
「――ぎぃがっちゃん」
「――きしきしきしっ」
「魂のある機械たちがうごめく中~」
「ニニヴェは、高地をさまよいながら~」
「――骨董品は、ないかなー?」
「大昔のモノに生命を吹きこんで、大昔の物語を聞いたりして」
「……」
「さて、ところで」
「じつは、ニニヴェがさまよう高地には~」
「ココと外界を隔てる、高さ4kmの壁があるのです」
「――何の目的で、建てたのか?」
「――何千年も、何から人と機械を守ってきたのか?」
「そこへ~」
「ソレが、やってきました」
「――最後の都市から、送り出されて~」
「――呪いの壁を、越えにきました」

 ――Amrûn 社

・Kai Meyer / Die Krone der Sterne / 星の冠

「銀河帝国ティアマンデを治めるのは~」
「全能の神女帝と、これに仕える魔女騎士団」
「定期的に~」
「田舎惑星の選ばれし少女たちが、玉座の惑星に迎えられるのですが~」
「彼女たちの運命は、誰も知らない」
「さて」
「選ばれし少女=お嬢様のイニザさんは~」
「宇宙大聖堂に乗って、いざ玉座の惑星へ」
「とかいってはじまる、冒険あり戦闘ありのスペースファンタジー」

 ――Fischer Tor 社

・Matthias Oden / Junktown / ジャンクタウン

「未来、働かずの楽園――」
「禁欲は裏切り、消費こそ義務」
「とかいうのですが」
「実際のところ、首都=通称ジャンクタウンの様子は、そうでもない」
「人々は、共同幻想に捕らわれて~」
「生体技術の機械が、日常を支配する」
「秘密機械警察の捜査官ソロモン・ケインは~」
「――殺人事件?」
「真相を追ううちに、ジャンクタウンの闇に踏みこむ」

 ――Heyne 社

・Uwe Post / Walpar Tonnraffir und die Ursuppe mit extra Chili / ヴァルパー・トンラッフィルと激辛チリ入りの原始のスープ

「ヴァルパー・トンラッフィルは~」
「あやしげな主催者たちから、異星人ハツ・チリを助けたりして」
「――あのヒトたちは~」
「――ボクを粉遺伝子にして処女惑星の原始海に混ぜる、とかいうんです」
「で」
「ヴァルパー・トンラッフィルは~」
「おしゃれでカブいた鳥たちが暮らす人類未踏の宇宙へ」

 ――Atlantis 社

・Doron Rabinovici / Die Außerirdischen / 地球外の人々

「ある朝、流れたニュース」
「――異星人が、地球を征服したです」
「信じる者、たとえばオンラインマガジンをしているソル氏」
「信じない者、たとえばソル氏の奥様のアストリドさん」
「混乱があって、落ちついて~」
「そしてまた、流れるニュース」
「――異星人は、優しいです」
「――発展と平和を、もたらすです」
「でも、ただでくれるのではなさそうです」
「――選ばれし者を決めるため、みなさんゲームに参加してください」

 ――Suhrkamp 社

□ Beste deutschsprachige SF-Erzählung 国内短篇部門ノミネート作品

・Uwe Hermann / Das Internet der Dinge / アレのインターネット
 ――Carsten Könneker 編 Spektrum der Wissenschaft『科学のスペクトル』2017年6号に収録、Spektrum der Wissenschaft Verlagsgesellschaft

・Uwe Hermann / Der Raum zwischen den Worten / 言葉と言葉のあいだの場所
 ――『Exodus』34号に収録

・Oliver Koch / Ans Tageslicht / 白日のもとに
 ――Peggy Weber-Gehrke 編 Meuterei auf Titan『タイタンで暴動』に収録、Modern Phantastik 社

・Nikolaj Kohler / Protoplasma mit Hut / 帽子をかぶった原初のプラズマ
 ――Ellen Norten 編 Das Alien tanzt Kasatschok『異星人コサックダンスを踊る』に収録、p.machinery 社

・Frank Lauenroth / Omega 4 / オメガ4
 ――Peggy Weber-Gehrke 編 Meuterei auf Titan『タイタンで暴動』に収録、Modern Phantastik 社

・Jacqueline Montemurri / Störfall / 原発事故
 ――Peggy Weber-Gehrke 編 Meuterei auf Titan『タイタンで暴動』に収録、Modern Phantastik 社

・Monika Niehaus / Ein halbes Dutzend Eier / 半ダースの卵
 ――Ellen Norten 編 Das Alien tanzt Kasatschok『異星人コサックダンスを踊る』に収録、p.machinery 社

・Melanie Vogltanz / PET / PET
 ――Nadine Muriel、Stefan Cernohuby 編 Das Dimensionstor『次元門』に収録、Amrûn 社

・Ernst Wegbreiter / Die größte Reise / 最大の謎
 ――Angela Steinmüller、Karlheinz Steinmüller、Erik Simon の共著 Leichter als Vakuum『真空より軽く』に収録、Memoranda 社

【関連サイト】
・Kurd Laßwitz Preis のサイト
[ http://www.kurd-lasswitz-preis.de/ ]


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2953 . Robert Corvus / Der Mann von den Sternen / 星から来た男
2954 . Leo Lukas / Das Kleid des Jägers / 狩衣
2955 . Leo Lukas / Der Shod-Spiegel / ショド鏡
2956 . Uwe Anton & Michael Marcus Thurner / Das Hooris-Phänomen / ホオリス現象
2957 . Michael Marcus Thurner / Die Hooris-Prozessoren / ホオリス・プロセッサ
2958 . Wim Vandemaan / Jede Zeit hat ihre Drachen / いつの時代も竜はいる
2959 . Oliver Fröhlich / Der Flügelschlag des Schmetterlings / 蝶のはばたき

□ Perry Rhodan-Heft 2953話「星から来た男」
[ http://perry-rhodan.net/produkte/erstauflage ]

 (承前)

 新銀河暦1551年、サシュパヌ銀河――

「〈時の彼方の国〉から現実時に帰還した、アトランと~」
「人類の末裔メネスの、フィッツジェラルド・クレムは~」
「メネスの住む惑星〈ケサルの世界〉の~」
「ノドフカリスが住む森の、古い若芽の墜落現場で~」
「ショド鏡≒植物技術の転送機のようなモノを見つけて~」
「コレを抜けて~」
「距離4.5光年の~」
「トカゲぽい種族ガウクが住む、惑星アハトラントへ」

 惑星アハトラント、ピラミッド都市タッブゴルク――

「技術研究所の職員たちは~」
「謎の遺物=ショド鏡を調査中~」
「――!」
「いきなり異人2名があらわれたので、仰天」
「――く、くせものだっ」
「……」
「あらわれた異人=アトラン+フィッツジェラルド・クレムは~」
「なんとか人死にを出さずに、研究所から逃げ出すと~」
「即席の扮装をして、市街に潜伏」
「と」
「街頭の公共情報柱に~」
「――オレたちとは別のメネス2名の写真が、映っている?」
「――スパイとして、当地に捕らわれているって?」
「……」
「アトラン+フィッツジェラルド・クレムは~」
「囚人2名のもとへ」
「――ジャス・ポウルソンです」
「――ティモシー・フロイドです」
「話を聞くと~」
「――新型超光速駆動の実験船《ジェイムズ・クック》の乗員だった?」
「さて」
「もちろんのコトですが~」
「この囚人2名は、アトランとフィッツジェラルド・クレムをおびきだす餌」
「話を聞いているうちに~」
「――!」
「両名も、捕らわれてしまったり」

 都市タッブゴルク――

「ガウクの秘密警察官トウカドさんは~」
「アトランの尋問を担当するコトに」
「上司からは~」
「――連中は、敵だっ」
「――侵略者の先駆けだ」
「――けっして、心を許すなよっ」
「言われていました」
「トウカドさん自身も~」
「――アナタたちメネスの実験船《ジェイムズ・クック》とかいうのが~」
「――いきなり、この星系にあらわれて~」
「――べらぼうな速度で、惑星パラクに突っこんで~」
「――建物1軒が、倒壊したのよっ」
「――ガウクが、たくさん亡くなったのよっ」
「厳しく接するつもりでした」
「が」
「尋問の対象であるアトランなる異人は~」
「――ワタシは遠く離れた銀河から来たのだ」
「――メネスとは、無関係だ」
「――そもそもガウクとは、いかなる種族なのかね?」
「どうも調子が狂います」
「一方」
「アトランの側でも~」
「トウカドさんの話を聞いて、驚かされたり」
「――(ココにもノドフカリスがいて?)」
「――(ガウクに助言している?)」
「――(もしかして、ガウクもメネスと同じく連れてこられたのか?)」
「――ココは、本当にキミらの故郷なのかね?」
「トウカドさんは~」
「アトランのワケワカラナサに手を焼いて~」
「――そうだわっ」
「――星見=天文学者のオドコルク兄さんならっ」
「泣きついたり」

 都市タッブゴルク――

「ガウクの星見=天文学者のオドコルクは~」
「目下のガウクとメネスの紛争について、何も知らない」
「いわゆるひとりの学者馬鹿」
「――宇宙の神秘を解き明かすには~」
「――あらゆる種族が手をとりあうべきだっ」
「アトランは~」
「――ノドフカリスが提供してくれた6次元探知装置〈ショド=レンズ〉?」
「――ソレを使って?」
「――ムウルコンド銀河の惑星ガウ=ガウク発祥の地を探したい?」
「どうやら本当に~」
「ガウクもメネスと同じらしい」
「――先祖はノドフカリスによって災禍から救われて?」
「――小さな種から育った大きな宇宙船に乗せられて?」
「――何千年もかけて、サシュパヌ銀河に到着した?」

 都市タッブゴルク――

「アトラン」
「フィッツジェラルド・クレム」
「ジャス・ポウルソン」
「ティモシー・フロイド」
「4名は~」
「武装解除されて、ひとつの牢へ押しこまれる」
「と」
「アトランが~」
「――脱出しよう」
「――じつは、ワタシは~」
「――かくある事態を予見して、前もって爆弾を呑んでおいたのだ」
「――出るまで、少し待ってくれ」
「……」
「――ばーん」
「脱出した4名は~」
「オドコルクの天文台へ」
「オドコルクとしては~」
「ココロ惹かれる異星人が来てくれたのに大喜び」
「――さあっ」
「――さきごろ観測された妙な現象の資料を、見てください」
「――小さな銀河が、いきなり消えたのです」
「アトランは、こともなげに~」
「――おそらく〈大群〉だな」
「――6次元探知装置〈ショド=レンズ〉とかいうので見れば~」
「――わかるのではないか?」
「オドコルクは、困りました」
「――ショド=レンズは~」
「――設置したばかりで、まだ使い方を知らないのです」
「アトランは~」
「――ならば、ワタシがやってみよう」
「適当に~」
「――かちり? かちゃかちゃ……ごん」
「イジってみたりして」
「と」
「――そんなにしたら、壊してしまうのですっ」
「ノドフカリス3名がやってきて~」
「懇切丁寧に、操作法を教えてくれたり」
「とか、やりながら~」
「観測するうちに、わかってきました」
「――このサシュパヌ銀河は?」
「――銀河系から1億6500万光年の、NGC151銀河?」
「くわえて」
「――銀河系にも、少なくとも若芽1隻がいる?」
「さらにくわえて」
「――ノドフカリスのいう〈ショド〉とは……ダッカル空間のコトかも?」

 そうするうちに、若芽《ロリナ》が惑星アハトラント上空に出現――

「若芽《ロリナ》の司令官=バルである、タルクは~」
「――メネスの秘密部隊が~」
「――惑星アハトラントを脅かしています」
「――ワタシの部下の狩人ヴォルの狩りに~」
「――ご協力をお願いします」
「……」
「協力するコトになった~」
「秘密警察官トウカドさんは~」
「早速、4名の扮装――オドコルクが手配した――を見破ったり」
「で」
「ヴォルと、ヴォルの配下のフェランド隊と~」
「トウカドさんと、トウカドさんの配下の保安部隊が~」
「4名を襲撃」
「――!」
「フェランド隊は~」
「ジャス・ポウルソンを、捕獲」
「ティモシー・フロイドを、がぶり」
「――あと2名も、捕らえるのだっ」
「が」
「ヴォルが~」
「フィッツジェラルド・クレムの護符に触れたトコロで~」
「――!」
「なぜか硬直」
「――よし、コイツを人質にしようっ」
「4名は、逃走に成功」

 以下次号

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 4月になりました。


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発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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