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1024 [2018/03/19]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2951 . Michelle Stern / Die Dynastie der Verlorenen / 失われし者の王朝
2952 . Michelle Stern / Wald der Nodhkaris / ノドフカリスの森
2953 . Robert Corvus / Der Mann von den Sternen / 星から来た男
2954 . Leo Lukas / Das Kleid des Jägers / 狩衣
2955 . Leo Lukas / Der Shod-Spiegel / ショド鏡
2956 . Uwe Anton & Michael Marcus Thurner / Das Hooris-Phänomen / ホオリス現象
2957 . Michael Marcus Thurner / Die Hooris-Prozessoren / ホオリス・プロセッサ
2958 . Wim Vandemaan / Jede Zeit hat ihre Drachen / いつの時代も竜はいる
2959 . Oliver Fröhlich / Der Flügelschlag des Schmetterlings / 蝶のはばたき

□ Perry Rhodan-Heft 2951話「失われし者の王朝」
[ http://perry-rhodan.net/produkte/erstauflage ]

 (承前)

 救暦2853年、とある遠方の銀河の星系グラスゴー、惑星ケサル――

「当地に暮らすメネスの先祖たちは~」
「当地でいうトコロの2853年前に~」
「とある遠方の故郷から救い出されて~」
「当地に連れてこられた、という」
「ゆえに、今年はポスト・サルーテム(救暦)2853年」
「……」
「メネス一同は、互いのコトを~」
「男性には名の前に敬称〈サード〉をつけて~」
「女性には名の前に敬称〈マダド〉をつけて~」
「王族には名の前に敬称〈ダイン〉をつけて~」
「呼び合います」
「たとえば」
「アトランを救助して~」
「のちに、逃走を手助けするコトになった~」
「メネスの宇宙艦隊の司令官であるトコロの~」
「ジオ・ラブシルバーは~」
「王族なので~」
「――ダイン・ジオ・ラブシルバー」
「というのが正式なのですが~」
「ご当人は、アトランに対して~」
「――サードで良いです」
「とか気さくな感じ」
「ちなみに」
「惑星ケサルの首都ポート・モリソンで~」
「異星のスパイの疑いをかけられて~」
「逃走したアトランを~」
「追跡して~」
「のちに、いっしょに逃走するコトになった~」
「情報収集分析協会(GIBA)の秘密工作員であるトコロの~」
「サード・フィッツジェラルド・クレムも~」
「――ワタシの護符は~」
「――300歳を軽くこえるスカディおばあちゃんから、もらったのです」
「生命延長効果のある三角形の護符を受け継ぐ家系の出」
「これまた、ダインをつけて呼ばれる家柄という」

 惑星ケサル、大半が森に覆われたシルリア大陸――

「森には~」
「メネス称するトコロの〈頭巾〉=自分ではノドフカリスと称する原住民が~」
「暮らしています」
「森のはずれには、ノドフ保護官の警備基地があって~」
「森の周囲には、衝撃場の柵がめぐらしてある」
「――原住民の保護区?」
「というより~」
「――柵は……のぞき対策に、ノドフカリスたちが築いた?」
「ノドフカリスが惑星ケサルの産でない事実を聞かされた、アトランは~」
「推測してみたり」
「……」
「とか、いいながら~」
「アトラン+フィッツジェラルド・クレムは~」
「スカディ・クレムおばあちゃんのもとへ向かう」

 途上――

「アトラン+フィッツジェラルド・クレムは~」
「救難信号を受信」
「たどって行くと~」
「女の子2名と遭遇」
「――マーグレット・ピアスです」
「――エルズベス・ピアスです」
「両名の語るトコロを聞いてみると~」
「――腕白な弟のジョンが~」
「――衝撃場の亀裂から森に入って、迷って~」
「――足首を捻挫して動けないみたいなんです」
「アトランは~」
「――まかせろっ」
「亀裂が閉じる前に、ジョン少年をなんとか救出」
「子供3名を自宅に送り届けて~」
「家庭料理を御馳走になったりしながら~」
「大人たちの語るトコロを聞いてみると~」
「――惑星ケサルでは~」
「――語り切れないほど次から次へと変事がおきるので~」
「――生きるのが超難しいのです」
「ちなみに」
「ジョン少年の語るトコロを聞いてみると~」
「――森の中で、妙なトコロがあったんだよー」
「アトランは~」
「興味をひかれたらしい」
「――その場所、地図に印をつけてくれないか?」

 到着したスカディ・クレム屋敷にて――

「城みたいな屋敷の、秘密の蔵書庫で~」
「スカディ・クレムおばあちゃんは、曰く」
「――ウチの王家は~」
「――メネスの歴史を伝えるコトが使命なのです」
「ロリナ・ハミングウェイなる人物が記した記録を~」
「冒頭から読み聞かせてくれるという」
「――この話は~」
「――故郷の暦でいうところの3284年前~」
「――故郷の暦で1854年3月にはじまるのよ」
「遠い未来から戻ったばかりのアトランは~」
「――てコトは……」
「――帰ってきたのは、新銀河暦1551年か」
「暗算して、思うのでした」

 過去:旧暦1854年――

「この頃~」
「アイルランドは、大飢饉」
「生活に困ったアイルランド人の多くが、新大陸に渡ったという」
「……」
「3月1日――」
「英国郵便汽船《シティ・オブ・グラスゴー》は~」
「船長ケネス・モリソンら~」
「乗員・乗客あわせて500名近くを乗せて~」
「英国リバプールを出航」
「北大西洋航路を、米国フィラデルフィアに向かうはずでした」
「が」
「――!」
「大西洋のただなかで、船は転覆」
「乗員・乗客は、全員が生きのびましたが~」
「波間をただようばかりで、先行きは暗い」
「と、そこへ――」
「――!」
「あらわれた無人の宇宙船1隻が~」
「遭難者を引き上げて~」
「収容して、食物を提供して~」
「沈んだ《シティ・オブ・グラスゴー》から~」
「全部とはいかないものの、貨物や私物まで回収してくれたり」
「こうした遭難者の中に~」
「母に連れられた~」
「兄、オーガスタスくん7歳と~」
「妹、ロリナちゃん5歳も、いたのでした」

 宇宙船の船内にて――

「そもそも~」
「《シティ・オブ・グラスゴー》には~」
「船長以下のさまざまな乗員と~」
「1等船客=主には英国の上流階級の人々と~」
「3等船客=多くは貧しいアイルランド人が~」
「乗り合わせていました」
「多様な立場の大人たちが~」
「すぐさま円滑に共同生活を営めるかといえば~」
「そんなコトありえないのが、常識」
「とはいえ」
「小さな子供たちには~」
「そんなコト関係ないのも、また常識」
「……」
「英国の上流階級の子ロリナちゃんは~」
「アイルランドの貧しい労働者の子供たちと仲良くなって~」
「――オレ、謎のトンネルをみつけたんだぜ」
「誘われて、探検に同行」
「トンネルの中で~」
「――?」
「ロリナちゃんは、小さな青い粒を拾いました」
「持ち帰って~」
「大事にしまっておいたら~」
「――もしかしたら、毎日、倍々に育っている?」
「……」
「しばらくして――」
「頭巾をかぶったみたいな、身長1mほどの生き物が出現」
「のちに、メネスたちはコレを〈頭巾〉と呼ぶようになるわけですが」
「ロリナちゃんは~」
「――童話に出てくる丘の小人ボージンみたいな?」
「ボージン=〈頭巾〉は~」
「卵ほどに育った粒のコトを~」
「拾って育てたロリナちゃんにちなんで~」
「――若芽《ロリナ》」
「と命名したり」
「ボージンが説明するトコロによれば~」
「――アナタたちは~」
「――サシュパヌ銀河へと行くのです」
「理由を問われて曰く」
「――アナタたちを見守るあの方から~」
「――一度にすべてが失われてしまうコトがないように、と預かったのです」

 若芽《ロリナ》は巨大な宇宙船へと成長――

「遭難者一同は、若芽《ロリナ》に移乗」
「若芽《ロリナ》は、サシュパヌ銀河に向けて航行を続行」
「そのうちに~」
「船内には、新しい世代が生まれてきたり」
「が」
「大人たちの多くは、不満なり郷愁なりを抱えていました」
「――勝手な都合で、攫いやがってっ」
「――オレたちを、故郷に戻せーっ」
「鬱憤爆発」
「首謀者トマス・エウィントンのもと、蜂起した一団は~」
「若芽《ロリナ》の再集中枢を襲撃」
「――!」
「――〈頭巾〉ひとりを殺ったぞっ」
「さらに」
「首謀者トマス・エウィントンは~」
「ロリナちゃんを人質に、誰も知らない隠れ家に立て籠もったり」
「が」
「首謀者トマス・エウィントンが~」
「――さて、オレは一眠りするぜ」
「床に身を横たえると~」
「――じゅるじゅるじゅる……ごっくん」
「若芽《ロリナ》は~」
「首謀者トマス・エウィントンを吸収」
「……」
「残されたロリナちゃんは~」
「――えー……ワタシはどうすれば良いの?」
「帰り道がわからずに途方に暮れましたが~」
「数週後――」
「愛犬のスパイクが、匂いをたどって見つけてくれたという」

 若芽《ロリナ》は、サシュパヌ銀河に向けてさらに航行――

「若芽《ロリナ》の司令官=バルである~」
「〈頭巾〉タルクは~」
「ロリナちゃんに、恐ろしげなコトを告げました」
「――人類は危険です」
「――すぐにも若芽《ロリナ》から放り出したく思うので……」
「とはいえ、〈頭巾〉タルクの一存では決められないらしい」
「――客人の〈親知らず〉に相談します」
「……」
「〈頭巾〉タルク+ロリナちゃんの前にあらわれた~」
「〈親知らず〉なる存在は~」
「――ワタシの主人である〈放浪者〉は~」
「――人類が宇宙全域に広がるコトを望んでいます」
「――それゆえ~」
「――〈放浪者〉は~」
「――《シティ・オブ・グラスゴー》乗員・乗客の誘拐に同意したのです」
「〈親知らず〉は~」
「〈頭巾〉たちのコトを〈放浪者〉の徒弟あつかい」
「――人類は、銀河系を遠く離れた新天地に植民しないといけないのです」
「――惑星テラに帰るなんて、ありえません」
「と、きっぱり告げたのでした」
「その上で」
「〈親知らず〉は~」
「――アナタは、この一団の心の支えとなりなさい」
「ロリナちゃんに、生命延長効果のある三角形の護符を与えて~」
「さらに曰く」
「――いつの日か~」
「――アナタか、アナタの子孫は~」
「――〈星の放浪者〉に会うでしょう」
「――その時、多くのコトが新たな光の中であらわになるのです」

 そうして――

「ロリナは成長して~」
「アーチボルド・クレムと結婚して~」
「子をなして~」
「惑星ケサルを見るコトなく、世を去りました」
「……」
「そもそもいくつかの派閥にわかれていた遭難者一同は~」
「惑星ケサルで~」
「五つの王朝を築きました」
「そのひとつ、ロリナ・クレムの子孫たちは~」
「だんだん表舞台から退いて~」
「今の立場に落ちついた、とかいう」

 現在:シルリア大陸のスカディ・クレム屋敷――

「聞き終えて~」
「アトランは~」
「あれこれと思う」
「――そういえば~」
「――アルコルドーム銀河のセレスターとかも、似たパターンかも?」
「――あとは……そう」
「――星系スターダストとか?」
「――赤い宇宙の帝国も?」
「――〈放浪者〉=超知性体〈それ〉は~」
「――ずっと人類を諸銀河に種播こうとしてきた、というコトか?」
「さらに思うに」
「――〈頭巾〉は~」
「――研究目的で、メネスを誘拐したのかも?」
「――もしかして、トマス・エウィントンの反乱も、仕組んだのかも?」
「――人類のストレス耐性を調べているとか?」
「――もしかして、惑星ケサルで次から次へと変事がおきる、というのも?」
「……」
「そうするうちに~」
「フィッツジェラルド・クレムのもとに、知らせが届きました」
「――星系の縁に?」
「――巨大な物体があらわれた?」
「考えられるのは~」
「――若芽《ロリナ》?」
「これを聞いた~」
「スカディ・クレムおばあちゃんは~」
「アトランに向かって曰く」
「――コレはもう偶然ではありえません」
「――若芽《ロリナ》はアナタのところに来たのです」
「――アナタはやはり〈星の放浪者〉なのですよ」

 以下次号

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 もう少しひねりがあっても良さそうですが。


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