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999 [2017/09/25]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ドイツ・ファンタスティーク大賞 2017
◇ペリー・ローダン近況


◆ドイツ・ファンタスティーク大賞 2017

 Deutscher Phantastik Preis の本年の受賞作は、以下のとおり。

□ Bester deutscher Roman 国内長篇部門

・Kai Meyer / Die Seiten der Welt: Blutbuch / 世界の頁:血脈の書
 ――Die Seiten der Welt「世界の頁」三部作の第3部。FISCHER FJB 刊

□ Bestes deutschsprachiges Romandebüt 国内長篇新人部門

・Nicole Gozdek / Die Magie der Namen / 名前の魔法
 ――ivi 社

□ Bester internationaler Roman 国外長篇部門

・Mirjam H. Hüberli / Rebell: Gläserner Zorn / 反徒:ガラスの怒り
 ――Rebell 第1巻、Drachenmond 社

□ Beste deutschsprachige Kurzgeschichte 短篇部門

・Andreas Eschbach / Acapulco! Acapulco! / アカプルコ! アカプルコ!
 ――『Exodus』34号に収録

□ Beste Original-Anthologie 短篇集部門

・Christian Handel 他 / Hinter Dornenhecken und Zauberspiegeln / 茨垣と魔鏡の向こう
 ――Drachenmond 社

□ Bestes deutschsprachiges Hörspiel / Hörbuch 音声部門

・Cornelia Funke / Drachenreiter - Die Feder eines Greifs / 竜騎兵――グリフィンの羽
 ――Atmende Bücher/Oetinger

□ Beste Serie シリーズ部門

・Die Chroniken der Seelenwächter / 魂の監視人の年代記
 ――Greenlight Press 社

□ Bester Grafiker / アート部門

・Alexander Kopainski
 ――Die Legenden von Karinth「カリントの伝説」第1巻(Sternensand 社)に対して

□ Bester deutschsprachiger Comic コミック部門

・Markus Heitz, Che Rossié 他 / Die Zwerge: Band 2. Der Thronanwärter / ドワーフ第2巻、帝位候補者
 ――Splitter 社

□ Bestes deutschsprachiges Sekundärwerk 二次創作部門

・Markus May, Michael Baumann 他 / Die Welt von »Game of Thrones«: Kulturwissenschaftliche Perspektiven auf George R.R. Martins »A Song of Ice and Fire« / 『ゲーム・オブ・スローンズ』の世界:ジョージ・R・R・マーティン著『氷と炎の歌』についての文化科学的視点
 ――transcript

【関連サイト】
・ドイツ・ファンタスティーク大賞については
[ http://www.deutscher-phantastik-preis.de/ ]


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2926 . Kai Hirdt / Schwarzes Feuer / 黒火
2927 . Leo Lukas / Vorstoß des Multimutanten / マルチミュータントの進撃
2928 . Michelle Stern / Welt des Todes / 死の世界
2929 . Michelle Stern / Welt der Pilze / キノコの世界
2930 . Hubert Haensel / Die Sterne warten / 星々が待つ
2931 . Verena Themsen / Kampf um Quinto-Center / キント・センターの戦い
2932 . Uwe Anton / Tötet Monkey! / モンキーを殺せ!
2933 . Uwe Anton / Monkey im Zwischenreich / 狭間のモンキー
2934 . Christian Montillon / Unter der Flammenflagge / 炎の旗印
2935 . Christian Montillon / Das Lügengespinst / 虚構の網

□ Perry Rhodan-Heft 2926話「黒火」
[ http://perry-rhodan.net/produkte/erstauflage ]

 (承前)

 新銀河暦1551年、銀河系、M13球状星団、星系ギロム――

「もとアルコン帝国の中心部だったM13球状星団は~」
「いくつもの〈星の男爵領〉に分かれました」
「なかでも大きい、星系ギロムの惑星ギルモマルが束ねる〈星の男爵領〉は~」
「貴族階級の没落と~」
「下層階級の台頭により~」
「貴族の系譜の世襲男爵グノトル家のイェルゲオと~」
「庶民が選挙した選定男爵セゴス・イシレアの~」
「両名が治めるトコロとなっていたり」
「こうした惑星ギルモマルの首都シェルノスに~」
「ゲメンなる種族の若芽《キルディン》が出現」
「若芽《キルディン》のバル=司令官カルナイムは~」
「広報して曰く」
「――ワレワレは、〈ゲショド〉の委託により~」
「――超知性体〈それ〉のかつての〈力の球形体〉を覆う防衛圏を~」
「――建設したいのです」
「――惑星ギルモマルに、第3のパキシェ根茎を植えるのです」
「――贈り物といっては何ですが~」
「――選ばれた方に、細胞シャワーによる不死をさしあげます」
「ちなみに」
「この細胞シャワーなる仕掛けは~」
「人工惑星ワンダラーの細胞シャワーとは別物で~」
「対象者を62年若返らせたり、身体の不具合を治したりする」
「で」
「いろいろあって~」
「世襲男爵グノトル家のイェルゲオは~」
「若芽《キルディン》に乗りこみ~」
「細胞シャワーをうけて、若返り~」
「どうやらゲメンに与するコトを考えはじめた模様」
「……」
「さて、こうしたトコロへ~」
「――巨船1隻があらわれた?」
「――グワロン級2隻を船尾でつないだみたいな……?」
「――もとアルコン帝国皇帝陛下ボスティク1世の旗艦《ゴス・テュサンII》?」
「世襲男爵グノトル家のイェルゲオから留守をまかされて~」
「男爵領の本国艦隊を指揮していた~」
「《カトル・ギルモマル》の艦長、バルグク家のザロイアさんは~」
「とりいそぎ出向いて~」
「ボスティク1世に拝謁」
「――!」
「かたわらにハルト人サウル・マウドをともなう~」
「もと皇帝陛下は~」
「例のあの右腕の治療と遺伝子操作のおかげで~」
「もうアルコン人には見えません」
「ハルト人のような黒い肌」
「頭は無毛」
「両眼はハルト人さながらに赤い」
「右腕は異常なほど筋肉が盛り上がる」
「こうした変わりはてたありさまでしたが~」
「――わが銀河系を脅かすゲメンを排除だっ」
「言うコトはあいかわらずの皇帝陛下」

 8月6日、惑星ギルモマル――

「《ゴス・テュサンII》が~」
「堂々と姿をあらわしました」
「――朕は、アルコン帝国皇帝ボスティク1世であるっ」
「――いまより惑星ギルモマルの全軍は、朕が指揮するっ」
「――若芽《キルディン》を制圧か、破壊だっ」
「反抗の意志を示した5隻は~」
「――どどーん」
「――ばーん」
「即座に撃沈されたり」
「男爵領の本国艦隊は~」
「そもそもアルコン帝国の流れを汲むわけで~」
「――乗員の誰が、もと皇帝陛下のシンパか知れないし」
「ボスティクの指揮に従うコトに」
「《エノルケトロン》の傭兵たちまで~」
「もと皇帝陛下に従うコトに決すると~」
「もう否応なく~」
「全艦船が、従うコトに」
「……」
「ボスティク指揮下の寄せ集め艦隊は~」
「首都シェルノスにほどちかい海上で浮遊する若芽《キルディン》を~」
「調整して合わせたバリアでくるむと、融合弾で爆撃」
「――どかーん」
「――どかーん」
「対して」
「若芽《キルディン》は~」
「――ぷちっ」
「超兵器ハイパーファウストで、バリアの底の一点に穴を開ける」
「――ぶしゅうう」
「――どじゅうう」
「吹き出したエネルギーで、海は沸騰」
「生じた大波は~」
「首都シェルノスの各所を押し流し~」
「完成したばかりの巨大建造物〈水晶橋〉も倒壊」
「……」
「この結果を見て~」
「《ゴス・テュサンII》のボスティクは~」
「――なるほど」
「ひとつうなずき~」
「今回は小手調べだ……という様子で、飛び去ったという」

 自由ギャラクティカー連盟の首星テラ――

「先般8月――」
「ポスト・エイリス現象担当の連盟全権委員、レジナルド・ブルは~」
「惑星ダモナにあらわれた若芽《イェト》に乗りこみ~」
「自分の細胞活性装置と~」
「ゲメン製の細胞活性装置の交換を交渉」
「でも、その後――」
「――やっぱりやめておく」
「評価用に借りうけた細胞活性装置は、きちんと返却した上で~」
「星系ソルにもどってきていたり」
「で」
「自由ギャラクティカー連盟は~」
「レジナルド・ブル+イホ・トロトが~」
「8月当時、惑星ダモナで、思いつきから試した~」
「若芽のダッカルインパルスを反射して損傷をあたえる急造の装置をもとに~」
「新兵器を開発」
「――ダッカルインパルス鏡セクスタントっ」
「コレには2種類あって~」
「ひとつは遠距離型――射程50万km」
「ひとつは近距離型――射程5万kmだが、超強力」
「レジナルド・ブルは~」
「近距離型2基と遠距離型1基を~」
「自艦《リバルド・コレッロ》に搭載」

 11月3日、惑星テラ――

「――ボスティクの使者が?」
「――会いたいと言ってきている?」
「使者タルグドン家のタントゥルは~」
「ハルト人ヴァルブ・アシェド+ハルト人3名と共に~」
「ハルト船《パラカット》で、惑星テラに到着」
「――銀河系を脅かすゲメンを排除です」
「ボスティクは~」
「ハルト人を、すでに味方に引きこんで~」
「〈新タマニウム〉の首長=タマロンであるヴェトリス=モラウドにも~」
「同盟を打診中とか」
「――テラナーも、当陣営に参加するのです」
「コレに対して~」
「レジナルド・ブルは~」
「――条件つきで、一枚噛ませてもらうとしよう」
「《リバルド・コレッロ》+20隻を率いて~」
「惑星ギルモマルへ」
「で」
「ダッカルインパルス鏡セクスタント・近距離型1基を~」
「ハルト船《パラカット》に移設したり」

 11月10日、惑星ギルモマル――

「レジナルド・ブルは~」
「自由ギャラクティカー連盟の~」
「在ギルマモル大使ジョスカン・シントロウイと~」
「選定男爵セゴス・イシレアから~」
「話を聞いたり」
「――先般のボスティクの作戦で?」
「――3万人が波に呑まれた?」
「――数えきれない市民が被爆した?」
「この惨状に~」
「――若芽《キルディン》のゲメンが手をさしのべた?」
「――細胞シャワーで、病人を治療してくれている?」
「市民がゲメンを支持するので~」
「選定男爵セゴス・イシレアとしては~」
「――若芽《キルディン》は、出入りお構いなしとする」
「……」
「次に」
「レジナルド・ブルは~」
「ボスティクに拝謁」
「この時――」
「謁見の場に立ち会った、ハルト人サウル・マウドに~」
「このあいだから気になっていたコトを、ついでに尋ねてみました」
「――じつは先般~」
「――銀河系イーストサイドの惑星クリンンで~」
「――病気のハルト人ファグル・オルドが暴れるのと出会ったのだが?」
「サウル・マウドによれば~」
「――不治の病ステイシスシンドロームですね」
「ともあれ」
「レジナルド・ブルは~」
「――!」
「ハルト人のなりそこないみたいになったもと皇帝陛下と、直接交渉」
「――若芽《キルディン》への攻撃に協力するにあたって、条件がある」
「――ひとつ」
「――本件は個人的な活動であって~」
「――テラナー一般とは無関係、という建前で」
「――もうひとつ」
「――若芽《キルディン》にいる~」
「――細胞シャワーの申請者たちは脱出させるというコトで」
「で」
「脱出を手引きするために~」
「レジナルド・ブル+トイオ・ジンドヘルさんは~」
「若芽《キルディン》へ」

 ハルト船《パラカット》――

「集ったハルト人51名は~」
「全員が不治の病ステイシスシンドロームに冒されています」
「で」
「51名は~」
「ボスティクの~」
「――ゲメンの細胞シャワーで治療するが良い」
「とかいう言葉を頼りに~」
「作戦に参加するコトを決めていたり」

 11月11日、作戦開始――

「ハルト船《パラカット》の~」
「ハルト人ヴァルブ・アシェドは~」
「若芽《キルディン》に、呼びかけました」
「――細胞シャワーで、不治の病を治してほしいのです」
「が」
「若芽《キルディン》の司令=バルのカルナイムは~」
「ハルト人たちの頼みを拒絶」
「で」
「ここから」
「ヴァルブ・アシェドは~」
「かねてからの計画どおり、実力行使に移行」
「――ダッカルインパルス鏡セクスタントっ」
「――ぶぶぶぶんっ」
「これに対して~」
「若芽《キルディン》は~」
「――!」
「テレポートして、宇宙空間に逃走」
「でもなお」
「ハルト船《パラカット》はくらいついて~」
「――ぶぶぶぶんっ」
「若芽《キルディン》のバリアが崩壊」
「――ぐしゃっ」
「ハルト船《パラカット》から~」
「ハルト人50名が若芽《キルディン》に突入」
「20名は、若芽《キルディン》が張りなおしたバリアにやられましたが~」
「30名が、若芽《キルディン》船内に至ったり」

 若芽《キルディン》船内――

「ハルト人たちは~」
「――!」
「ゲメンたちを虐殺」
「――!」
「一方、ハルト人の側も死者多数」
「――!」
「……」
「そうこうするうちに~」
「若芽《キルディン》は~」
「超兵器ハイパーファウストで~」
「――げしっ」
「ハルト船《パラカット》を破壊」
「――ばーん」

 若芽《キルディン》船内――

「トイオ・ジンドヘルさんは~」
「超能力で感知しました」
「――ボスティクも、《キルディン》にいるのかも」
「とはいえ」
「――知っているボスティクの生命オーラとは~」
「――何か合わない気もするのだけれども?」
「レジナルド・ブルは~」
「聞いて思うに」
「――ボスティクは~」
「――最初から若芽《キルディン》を乗っ取る気だった……のか?」
「何にせよ」
「レジナルド・ブルとしては~」
「――そろそろ失敬したいんだがなあ」
「思うのですが」
「両名がいる~」
「細胞シャワーの広間では~」
「ゲメンたちが~」
「パンの笛みたいな形のテドヘルなる機械から、もくもく出す幻影で~」
「ハルト人たちの気をそらして~」
「棍棒みたいなスプレンターで~」
「――げしっ」
「次々と始末していったり」
「船内は、いまだゲメンが優勢らしい」

 同じ頃――

「ヴェトリス・モラウド座乗の《ヴォーラタ》以下~」
「直径2kmのネベル級球形艦2ダース超からなるテフローダー艦隊が~」
「星系ギロムに到着」

 以下次号

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 9月も終わりです。


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