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982 [2017/08/07]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2919 . Wim Vandemaan / Die Enklaven von Wanderer / ワンダラーの飛び地群
2920 . Leo Lukas / Die besseren Terraner / 良い方のテラナー
2921 . Michael Marcus Thurner / Die Gewitterschmiede / 雷雨の鍛冶場
2922 . Uwe Anton / Die Nacht der 1000 / 千人の夜
2923 . Michelle Stern / Angriff auf den Spross / 若芽への攻撃
2924 . Michelle Stern / Das Rätsel des Sprosses / 若芽の謎
2925 . Michael Marcus Thurner / Der Tryzom-Mann / トリツォム・マン
2926 . Kai Hirdt / Schwarzes Feuer / 黒火
2927 . Leo Lukas / Vorstoß des Multimutanten / マルチミュータントの進撃

□ Perry Rhodan-Heft 2919話「ワンダラーの飛び地群」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2919-die-enklaven-von-wanderer.html ]

 (承前)

 新銀河暦1551年6月24日――

「惑星テラのエラート霊廟に~」
「エルンスト・エラートがあらわれました」
「とはいえ」
「われわれの知るエルンスト・エラートとは、随分と違う」
「――西暦1972年2月21日に死んでから先のコトは、憶えていない?」
「――超能力がない?」
「――首にさげている護符らしきモノは?」
「――ペンローズの三角形の形をした、結晶化エイリス?」
「じつは」
「同じ頃――」
「――星系ヴェガの惑星シスクルに?」
「――超知性体〈それ〉の人工惑星ワンダラーがあらわれた?」
「テズのディス=クロン剪定の結果~」
「この時間線から〈それ〉は消えたはずなのですが」
「推測してみるに」
「――エルンスト・エラートは~」
「――超知性体〈それ〉が遺したモノの管理人かもなのだ」
「――人工惑星ワンダラーを開く鍵かもなのだ」
「かくなる次第で」
「TLD工作員オピテル・キント」
「理論時間学者アイカトウ・ザカラさん」
「加えて、USO工作員3名」
「その1、テラナー女性、マーナズ・ウィンターさん」
「その2、オンリョン人、テッスネル・ヴェッルデリド」
「その3、ザウという名の、カエル顔の小男」
「以上の面々は~」
「エルンスト・エラートと共に~」
「フェロン人の貨物船で~」
「星系ヴェガへ」

 7月19日、星系ヴェガ、惑星フェロル――

「エルンスト・エラート+同行者一同を乗せた貨物船は~」
「惑星フェロルに着陸」
「ところが、じつは~」
「――便乗した客の中に?」
「――アウレスのアダムがまぎれていた?」
「でも」
「まんまと逃げられました」
「……」
「一同は、そのまま貨物船をチャーターして~」
「惑星シスクルへ」

 星系ヴェガの第40惑星シスクル――

「ガス巨星の大気の内を~」
「黒いバリアにくるまれた人工惑星ワンダラーが周回」
「無線で~」
「――エルンスト・エラートです」
「護符を示すと~」
「黒いバリアに小さな穴があきました」
「エルンスト・エラート+同行者一同は~」
「フェロン人が操縦する小型円盤艇で突入」
「――!」
「――ポジトロニクス停止?」
「――手動操縦もできない?」
「小型円盤艇は不時着」
「エルンスト・エラート+同行者一同は生き残りましたが~」
「フェロン人の操縦士は死亡」
「――黒いバリアの穴が閉じた?」
「――母船と連絡がとれない?」

 人工惑星ワンダラー――

「とはいえ」
「われわれの知る人工惑星ワンダラーと、随分と違う」
「地表は~」
「あいかわらず、惑星テラを模していますが~」
「いくつもの隔絶した飛び地にわかれていたり」
「飛び地はそれぞれ~」
「惑星テラのさまざまな時代を写しているのですが~」
「われわれの知る歴史とは、いろいろ違っているようで」
「夜空には~」
「土星の衛星エンケラドゥスが見えたりする」

 小型円盤艇が墜落した飛び地――

「エルンスト・エラート+同行者一同は~」
「ロバが牽く荷馬車に乗る商人の一団と遭遇」
「――アーヘンからメッツに行く途上なのです」
「同行する牛車には~」
「――メロヴィング家の墓所に埋葬する王の石棺を運んでいるのです」
「エルンスト・エラート+同行者一同が~」
「――ぜひ拝見したい」
「とか言うと~」
「牛車の御者メロヴィクスは~」
「――!」
「いきなり剣で斬りかかり~」
「万能宇宙服のバリアも布地も難なく貫いて~」
「――うっ」
「オピテル・キントを刺し貫きました」
「これに対して~」
「ザウは~」
「――むんっ」
「何やら能力を使って、メロヴィクスと対峙」
「……」
「ところで、ちなみに~」
「負傷したオピテル・キントですは~」
「見た目はテラナーのようですが~」
「じつはエルトルス人の遺伝素質をもっていて~」
「身体能力が半端ない」
「――かっ」
「ザウがメロヴィクスを牽制する、わずかな隙に~」
「速攻回復したオピテル・キントは~」
「エルンスト・エラートの手を借りて~」
「――ずりずりずりっ」
「石棺の蓋を開く」
「と、中には~」
「――誰か男の胴体……だけ?」
「――なのに、心臓は鼓動してる?」
「メロヴィクスの語るトコロによれば~」
「――超知性体〈それ〉は向こう側にいる」
「――石棺の中の人体パーツは~」
「――人工惑星ワンダラーをこちら側につなぎとめる杭釘なのだ」
「言うだけ言うと~」
「メロヴィクスは宙に消え~」
「エルンスト・エラート+同行者一同は~」
「――頭と手足を探してみようか?」
「小型円盤艇で、別の飛び地へ」

 飛び地のひとつ:西暦1927年の都市ベルリン――

「ここの歴史の経過をたどると~」
「西暦1920年――」
「ファンタン人が惑星テラに襲来」
「その後――」
「トプシダーが来て、ファンタン人を駆逐」
「その際――」
「後にペリー・ローダンが生まれるはずの~」
「ニューイングランドの一帯は~」
「放射能で汚染されてしまったとか」
「目下――」
「惑星テラは、トプシドの保護領」
「人類とトプシダーは、案外と巧くやっていて~」
「都市ベルリンの空には~」
「ツェッペリンとトプシダー船が並んで浮遊していたり」
「……」
「エルンスト・エラート+同行者一同は~」
「――!」
「またもや不時着を余儀なくされて~」
「捕らわれて~」
「リットマイスターである~」
「グスタフ・レブシュッツ=フォン・ブルーメンクロンと~」
「ツブトル――トプシダー巡洋戦艦の艦長――である~」
「トルケル=アクシュに~」
「取り調べをうけてから~」
「条件つきで、行動の自由を得ました」
「西暦1972年に死亡して再生したエルンスト・エラートからすれば~」
「――新銀河暦16世紀より、この時代の方が馴染むかも」
「――いや、それだけじゃない?」
「――何かある?」
「ひらめきにしたがい~」
「エルンスト・エラートは~」
「一同を連れて~」
「とある、ショーを演じるレストランへ」
「ロケット=フリッツ……フリードリヒ・アダム・フォン・オペルなる人と~」
「語らったりしていると~」
「舞台上に、トプシダー女性ひとりが登場」
「――でも、手足は……ヒトの手足?」
「――たぶん、あの胴体の手足だっ」
「とか驚いていると~」
「――!」
「突然」
「舞台上のトプシダー女性にナノマシンが群がったり」
「……」
「じつは」
「小型円盤艇には~」
「アウレスのアダムが密航していたのです」
「アダムは~」
「ナノマシンの都市アウレスの出身」
「ナノマシンを操って、いろいろなコトができます」
「不時着事故も、おそらくアダムのせい」
「今もまた~」
「ロケット=フリッツに扮装して、まぎれこんで~」
「舞台上の手足……すなわちホムンクの手足を奪おうとしたのでした」
「……」
「オピテル・キントは~」
「奮戦しますが~」
「――うっ」
「負傷して、手足を持っていかれてしまったり」
「とはいえ」
「――胴体は守りぬいたぞ」
「……」
「さて、その後」
「エルンスト・エラートが~」
「また、ひらめきました」
「――ホムンクの頭は~」
「――夜空に浮かぶエンケラドゥスの~」
「――あの巨大クレーターにあるに違いないっ」
「で」
「トプシダーから宇宙グライダーをせしめて~」
「エルンスト・エラート」
「オピテル・キント」
「ザウ」
「3名は~」
「エルンスト・エラートの護符の力で~」
「エンケラドゥスへ」

 飛び地のひとつ:西暦1991年4月29日のエンケラドゥス――

「ここの歴史の経過において~」
「西暦1971年――」
「アルコン人クレストの調査船は~」
「惑星テラの衛星ルナに不時着しませんでした」
「だから」
「目下、エンケラドゥスで働くペリー・ローダン50歳は~」
「たんなる、エンケラドゥスの巨大クレーター調査隊の隊長」
「もちろん細胞活性装置は持っていません」
「――20年前に~」
「――何かここに衝突して、氷を破って、沈んだのだ」
「――これから潜水調査するトコロなのだ」
「……」
「3名は~」
「――こっそり」
「万能宇宙服で~」
「――ごぽごぽごぽ……」
「調査隊の潜航艇についていって~」
「――アルコン巡洋艦の残骸?」
「近くに隠れて~」
「潜航艇が水面に戻っていってから~」
「残骸を調べてみると~」
「〈島の王〉が時間修正のために送りこんだ~」
「《ロウトル》のテフローダーの遺体があったり」
「司令室には~」
「クレストの遺体があったり」
「で」
「クレストの遺体の膝の上の容器を開いてみると~」
「――やっと見つけてくれましたね」
「ホムンクの頭は~」
「エルンスト・エラートに~」
「――ワタシはアナタに従うようにいわれています」
「とかいう」
「――〈それ〉の客人の助けで~」
「――ワンダラーを出るコトができますよ」
「ともいう」
「……」
「宇宙グライダーに戻って~」
「ホムンクの頭は胴体と合体」
「――人工惑星ワンダラーは~」
「――ディス=クロン剪定のこちら側と向こう側の両方に存在します」
「――こちら側のワンダラーは~」
「――テラナーが知るワンダラーではありません」
「――同じコトは~」
「――このエルンスト・エラートについてもいえます」
「――超知性体〈それ〉は~」
「――西暦1972年のエルンスト・エラートの死の瞬間~」
「――このヒトをふたつの時間に分けたのです」
「語るには」
「――超知性体〈それ〉は~」
「――ディス=クロン剪定に備えて、この措置を講じました」
「――超知性体〈それ〉には~」
「――ファウテのひとりと結んだ契約にしたがって~」
「――遠い未来のテズの発生につながる出来事の順序を保つ義務があります」
「――このために~」
「――〈それ〉と〈それ〉のエイリスを~」
「――まったくの無にするわけにもいかないわけで」
「――エルンスト・エラートは~」
「――〈それ〉が遺したモノの管理人です」
「――遺したモノを、不正利用させないのが役目です」
「――人類や、かつての〈それ〉の力の球形体のために~」
「――意味ある形で投入するのが役目です」
「――このホムンクは~」
「――エルンスト・エラートを助けるのが役目です」
「――とはいえ」
「――手足がないから、できるコトには限度があるのですが」
「さらに語るには」
「――アウレスのアダムは、たしかに危険ですが~」
「――ずっと飛び地に留まったなら~」
「――飛び地の時空に統合されてしまうはずです」
「――統合されてから、黒いバリアを抜け出たとしても~」
「――たどりつく星系ソルは、もう別の時空の星系ソルです」
「ついでに語るには~」
「――こうしたすべては~」
「――ディス=クロン剪定の結果です」
「――というか」
「――ディス=クロン剪定以来、無数の並行宇宙に枝分かれした結果です」
「……」
「かくして」
「エルンスト・エラート+同行者一同は~」
「ホムンク(頭+胴体)と共に~」
「〈それ〉の客人なる存在、すなわち~」
「ドランの《ジェイソン》+執行者のイェマヤ・シャンゴさんと共に~」
「ホムンクの示唆に従って~」
「〈それ〉の遺産がある場所まで、旅するコトになりました」

 新銀河暦1551年11月3日――

「ワンダラーを出た一行は~」
「一度、貨物船に戻って~」
「惑星テラの情報機関TLDの長官マウリッツ・ヴィンガーデンに~」
「無線で現状報告」
「――というコトで~」
「――おおいぬ座矮小銀河の星系マドゥラントの惑星トオまで行ってきます」
「……」
「さて、旅の途上――」
「オピテル・キントは~」
「マーナズ・ウィンターさんから~」
「ザウのコトをいろいろ聞かされたりする」

 以下次号

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 8月ですね。


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