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982 [2017/05/29]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2909 . Wim Vandemaan / Adam von Aures / アウレスのアダム
2910 . Uwe Anton / Im Reich der Soprassiden / スプラッス人の国にて
2911 . Robert Corvus / Riss im Lügennetz / 嘘の網のほつれ
2912 . Robert Corvus / Der letzte Galakt-Transferer / 最後のギャラクト・トランスファーラー
2913 . Michael Marcus Thurner / Das neue Imperium / 新帝国
2914 . Michelle Stern / Im Bann des Pulsars / パルサーの呪縛の中で
2915 . Verena Themsen / In Arkons Schatten / アルコンの影の中
2916 . Kai Hirdt / Gestohlenes Leben / 盗まれた生命
2917 . Hubert Haensel / Reginald Bulls Rückkehr / レジナルド・ブルの帰還
2918 . Oliver Fröhlich / Die Psi-Verheißung / プシの約束
2919 . Wim Vandemaan / Die Enklaven von Wanderer / ワンダラーの飛び地

□ Perry Rhodan-Heft 2909話「アウレスのアダム」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2909-adam-von-aures.html ]

 (承前)

 新銀河暦1551年5月、銀河系、惑星テラ――

「情報機関TLDの長官マウリッツ・ヴィンガーデンは~」
「――〈裏門〉転送機で~」
「――星系ヴェガの惑星ピゲルから~」
「――水星に到着した旅客の中に?」
「――同乗した旅客多数の感情を操作したかもしれない、不審な男がいた?」
「人類、30歳、名はアウレスのアダム」
「もしかしたら、都市アウレスの出身かもしれません」
「……」
「アウレスとは~」
「ペリー・ローダンの息子デロリアンが~」
「私兵の基地に用いたと伝え聞く~」
「惑星サンハバの知性ある都市の名です」
「……」
「でも」
「マウリッツ・ヴィンガーデンは~」
「別のトコロに、ピピっときました」
「――Adam von Aures という名は~」
「――am von を抜いて、最後に t を加えると~」
「――Adaurest になるよな?」
「……」
「アダウレストとは~」
「アトピック法廷が~」
「〈銀河系の劫火〉を将来おこす罪を裁こうとした~」
「被疑者ペリー・ローダン」
「被疑者ボスティク1世」
「につならる三人目の被疑者」
「でも、裁判の当時はまだ生まれていなくて、裁けなかったのです」
「……」
「――〈銀河系の劫火〉の情報を得るために~」
「――本人の意志がどうあれ、とにかく是非とも協力を得たい」
「工作員に追跡させたのですが~」
「逃がしてしまいました」

 7月、水星――

「TLD工作員オピテル・キントは~」
「TARA=S7ロボット1台を、ひっさげて~」
「水星に到着」
「――アウレスのアダムの足どりを探すのだ」
「TARA=S7ロボットは~」
「ひとよんで、アルゴス――ギリシア神話の百の眼をもつ巨人」
「直径40cmの本体の表面に貼りついた~」
「多種多様な大きさの小型ドローン1000台が~」
「――パッ」
「散開して探索開始」
「まもなく、情報が集まりました」
「――オレが水星に来るのに使った船に乗って?」
「――惑星テラに向かった?」
「――まさか……ワザとやってる?」
「アーガス・ロボットによれば~」
「――アウレスのアダムは?」
「――この数週間、アサルク市の最大のメディオテクを偽名で利用して?」
「――読み切れないほどの歴史上の人物の資料を請求した?」
「これを手掛かりに調べていくと~」
「――アウレスのアダムは?」
「――現在、グレートブリテン島のメディオテックを利用中?」
「――興味を示すのは~」
「――時間を研究した科学者とか?」
「――生ける伝説、ホーマー・G・アダムズとか?」
「ホーマー・G・アダムズは~」
「現在、惑星テラにいるただひとりの細胞活性装置所持者です」

 7月8日、惑星テラ、タンブリッジウェルズ――

「TLD工作員オピテル・キントが~」
「ホーマー・G・アダムズの別荘を訪ねてみると~」
「――たぶん、あのヒトですね」
「――アンドレ・マルテンと名のっていました」
「――エルンスト・エラートのコトを、尋ねにきたのです」
「ホーマー・G・アダムズには~」
「カメラのような記憶力があります」
「――こんな感じで、こんな風な……」
「訪問者を写真みたいに詳細に描写してみせたりして」
「で」
「オピテル・キントは~」
「この時にはじめて耳にしたのです」
「――超知性体〈それ〉が消えてから~」
「――エラート霊廟に、遺体が戻っている?」
「もちろん最高レベルの機密事項のはずです」
「――(アウレスのアダムは、どこからエラートのコトをつかんだのか?)」
「ホーマー・G・アダムズのもとを辞去して~」
「首をかしげながらグライダーにもどったトコロを~」
「――げしっ」
「殴られて、薬をかがされたりして」
「――アウレスの……アダム……?」
「……」
「かくして」
「オピテル・キントは~」
「自由を奪われた状態で、アウレスのアダムと初顔合わせ」
「対話する中で~」
「アウレスのアダムのコトが、いくつか明らかになりました」
「――シャンダ・シャーモットさんが都市アウレスで生んだ子?」
「――社会とか、悟りとかに興味がある? 」
「――あと、テクノ・マハディにも?」
「……」
「シャンダ・シャーモットさんは~」
「ほぼ1世紀前、星系スターダストで~」
「超知性体〈それ〉の黄金の火花に触れた両親から生まれて~」
「そのために長命で~」
「そのために周囲のコトを感じとるテレパシーみたいな超能力を有していたり」
「その後は、銀河系にいて~」
「アトピック法廷とのあれこれのさなかに~」
「デロリアン・ローダンの配下だったトウフェクと~」
「都市アウレス製のナノマシンのパズズさまと~」
「行動を共にするコトになったり」
「どうやら」
「アウレスのアダムは~」
「超知性体〈それ〉の関係者で~」
「由緒正しき変人の関係者だというコトです」
「……」
「さて」
「こうしたアウレスのアダムではありますが~」
「オピテル・キントを過小評価していたようです」
「TLD工作員オピテル・キントは~」
「見た目はテラナーのようですが~」
「じつはエルトルス人の遺伝素質をもっていて~」
「身体能力が半端ない」
「――ぐわしっ」
「強引に縛めを解いて~」
「戦闘開始」
「――ばきっ」
「アウレスのアダムは~」
「顔の骨格がひしゃげてしまったり」
「でも」
「――もこもこもこっ」
「ひとりでに骨が治ってしまったり」
「けっきょく」
「アウレスのアダムは、グライダーで逃走」

 首都テラニア、軍が封鎖するエラート霊廟――

「軍だけでなく~」
「テラナー女性、マーナズ・ウィンターさん」
「オンリョン人、テッスネル・ヴェッルデリド」
「ザウという名の、カエル顔の小男」
「USO工作員3名もいたりして」
「……」
「TLD工作員オピテル・キントは~」
「TLD長官マウリッツ・ヴィンガーデンの指示にしたがって~」
「霊廟で、時間理論学者アイカトウ・ザカラさんと会う」
「エルンスト・エラートの遺体は~」
「そもそも右腕が人工ですが~」
「これを除けば無傷に見える」
「で」
「両手首、両足首に鎖をつけて~」
「中抜きした三角形の護符をつけて~」
「6月24日――」
「――ずーーーーーーーーーーん」
「〈アンブラの銅鑼〉が鳴ってから~」
「普通に呼吸しているという」
「で」
「――ずーーーーーーーーーーん」
「〈アンブラの銅鑼〉がふたたび鳴ると~」
「――はっ」
「エルンスト・エラートは覚醒」
「鎖が解けました」
「……」
「当人の語るトコロによれば~」
「――1972年2月21日に死んでから先のコトは~」
「――何も憶えていません」
「ツッカーマン・スペクトル分析にかけたトコロ~」
「――超能力はないようですね」
「――検出できるのは~」
「――無意識の背景ノイズみたいなスペクトルだけです」

 TLD本部テケナー・タワー――

「ワリンジャー・アカデミーの権威ローディング・フォクが~」
「エルンスト・エラートを詳細に調査してみると~」
「――U"BSEF定数が、並のテラナーより集束している感じです」
「――オン量子のハイパーエネルギー的な特徴を示しています」
「――このエラートは~」
「――搬生素でできた、因果律に反した時空可塑物です」

 翌日――

「自由ギャラクティカー連盟の政庁首席ヘケネル・シャロウンや~」
「ホーマー・G・アダムズも加えて~」
「会議開催」
「――キミは超知性体〈それ〉の使者か?」
「尋ねられても~」
「エルンスト・エラートは~」
「――〈それ〉って、誰ですか?」
「――なぜ自分は再生したのでしょう?」
「という状態」
「ワリンジャー・アカデミーの権威ローディング・フォクは~」
「――エルンスト・エラートが首からさげた護符は~」
「――結晶したエイリスです」
「とか語る」
「……」
「成果のないまま会議を終えた後――」
「TLD長官マウリッツ・ヴィンガーデンは~」
「TLD工作員オピテル・キントに、曰く」
「――自分と、月面脳ネーサンと、ネーサンの娘〈イラ〉さんは~」
「――エルンスト・エラートが~」
「――超知性体〈それ〉の遺産の管理人ではないか、と考える」
「目下」
「超知性体〈それ〉の人工惑星ワンダラーは~」
「星系ヴェガの第40惑星シスクルをめぐっている、とかいう」
「――でも、立ち入るコトができないのだ」
「――エルンスト・エラートは人工惑星ワンダラーの鍵かもなのだ」

 7月19日――

「かくして」
「TLD工作員オピテル・キント」
「理論時間学者アイカトウ・ザカラさん」
「エルンスト・エラート」
「加えて、USO工作員3名」
「以上からなる一行は~」
「古いフェロン人の貨物船に乗りこみ~」
「――人工惑星ワンダラーに、行くのだ」

 以下次号

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 早川書房「ローダンNEO」刊行に先行して、いささか論じてみました。
[ http://www.rlmdi.org/rlmdi/neo/guide.html ]


d-information ◆ 982 [不定期刊] 2017/05/29
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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