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971 [2017/03/13]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ドイツSF大賞 2017
◇ペリー・ローダン近況


◆ドイツSF大賞 2017

 本年の Deutscher Science Fiction Preis ノミネート作品を。
 6月16日、ドルトムントにおけるSFCD大会で結果発表の予定。

□ Bester deutschsprachiger Roman 長篇部門ノミネート作品

・Dirk van den Boom / Die Welten der Skiir 1: Prinzipat / スキイルの世界1:元首政

「200年間~」
「昆虫種族スキイルの支配下にあった地球ですが~」
「――いまこそ、人類は目覚めの時を迎えたっ」
「ついに自立」
「が」
「銀河系社会へのデビューは~」
「けっして楽しくも楽でもありませんでした」

 ――Skiir 三部作の第1巻、Cross Cult 社

・Andreas Brandhorst / Omni / オムニ

「銀河系を支配する超文明連合オムニ」
「これにアクセスできる人類6名のひとり」
「伝説の地球で1万年前に生まれたとかいうアウレリウスが~」
「とある使命をうけたりする」

 ――Piper 社

・Christopher Ecker / Der Bahnhof von Plön / プレーンの駅

「ニューヨークに暮らす〈わたし〉は~」
「〈水先案内人〉の依頼で、アヤシイ仕事をしていたり」
「――今回も、アヤシイ荷物を運ぶのだ」
「地下鉄に乗って、パリやアムステルダムやキールにゴーっ」
「いったい〈わたし〉は何者なのか」

 ――Mitteldeutscher 社

・Marc Elsberg / Helix / 螺旋

「米国務長官が~」
「訪独中に、ミュンヘンで死亡」
「――検死で、心臓に異変が見つかった?」
「――原因は、細菌?」
「一方――」
「ブラジル、タンザニア、インドで~」
「とある化学コンツェルンの従業員たちが~」
「――ありえない有用植物や有用動物を発見した?」
「一方――」
「カリフォルニアの30代終わりの夫婦ヘレンとグレッグが~」
「――ずっと子供ができなかったんです」
「とある不妊治療する医師に相談したところ~」
「――お子さんの遺伝子をキカイで改良できますよ」
「という具合に~」
「事件は始まる、とかいう」

 ――Blanvalet 社

・Andreas Eschbach / Teufelsgold / 悪魔の黄金

「ヘンドリク・ブスケは~」
「若い投資顧問」
「とある古本屋から、とある古い本を拝借して~」
「錬金術に手を染めたりする」

 ――Bastei Lübbe 社

・Jo Koren / Vektor / ベクター

「アルファ・ノヴァックは~」
「侵襲性サイバネティクスの専門医」
「地球で認可取消をくらったので~」
「宇宙ステーション《エリス》で小惑星採掘者を相手の仕事をしていたり」
「そんなある日――」
「――今日はペースメーカーや脳インプラントが故障したヒトが多いなあ」
「調べてみると~」
「――ヒトのインプラントに侵入するコンピュータ・ウィルス?」

 ――Atlantis 社

□ Beste deutschsprachige Kurzgeschichte 短篇部門ノミネート作品

・Dirk Alt / Die Stadt der XY / XYの都市
 ――『Exodus』34号に収録

・Gabriele Behrend / Suicide Rooms / 自殺部屋
 ――『Exodus』35号に収録

・Andreas Eschbach / Acapulco! Acapulco! / アカプルコ! アカプルコ!
 ――『Exodus』34号に収録

・Marcus Hammerschmitt / Vor dem Fest oder Brief an Mathilde / 祭の前、または、マチルデに宛てた手紙
 ――『Nova』24号に収録

・Michael K. Iwoleit / Das Netz der Geächteten / 追放された者たちの網
 ――短篇集 André Skora、Armin Rößler、Frank Hebben 編 Gamer『ゲーマー』に収録、Begedia 社

・Frank Lauenroth / Tubes Inc. / チューブス(株)
 ――短篇集 Ralf Boldt 編 Hauptsache gesund!『健康第一!』に収録、p.machinery 社

・Ernst-Eberhard Manski / Korbball / ネットボール
 ――41ヵ国の94作品を集めた短篇集 Rund um die Welt in mehr als 80 SF-Geschichten『80超SF世界一周』に収録、Saphir im Stahl 社

【関連サイト】
・ドイツSF大賞のサイト
[ http://www.dsfp.de/ ]


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2898 . Uwe Anton / Das unantastbare Territorium / 不可侵領域
2899 . Uwe Anton / Die Sternengruft / 星墓
2900 . Verena Themsen / Das kosmische Erbe / 宇宙遺産
2901 . Michael Marcus Thurner / Das Goldene Reich / 黄金の国
2902 . Oliver Fröhlich / Im Sternenkerker / 星の牢獄
2903 . Kai Hirdt / Der Bund der Schutzgeister / 守護霊の同盟
2904 . Leo Lukas / Gerichtstag des Gondus / ゴンドゥ人の裁判所
2905 . Michelle Stern / Das verlorene Volk / 失われた種族
2906 . Michael Marcus Thurner / Das gestohlene Raumschiff / 盗まれた宇宙船
2907 . Susan Schwartz / Der Spross YETO / 若芽の《イェト》

□ Perry Rhodan-Heft 2898話「不可侵領域」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2898-das-unantastbare-territorium.html ]

 (承前)

 新銀河暦1522年11月1日、オルプレイド銀河――

「ペリー・ローダン座乗の巨艦《ラス・ツバイ》は~」
「オルプレイド銀河の外にあって~」
「ふたたび時間が凍ったオルプレイド銀河の様子を~」
「なすすべもなく観測していました」
「――テラヴェリー」
「――ヌナダイ」
「――プシャイティス」
「パシュカンなる機械3体が~」
「――オルプレイド銀河に生きる種族すべてのU"BSEF定数を刈りとって~」
「――超知性体コシュを再生させて~」
「――オルプレイド銀河ごと〈物質の沼〉に変えて~」
「――カト空間に隠して~」
「という複雑怪奇なプロセスを~」
「一気に推し進めているわけで」
「通常の観測装置でみると~
「――恒星系が、ひとつまたひとつと消えていく?」
「手先の器用なケロスカーのゴルドロディンの観測装置でみると~」
「――U"BSEF定数のひとつも取りこぼさない?」
「と」
「アトル人の科学者シク・ドルクスタイゲルさんが~」
「異変に気づきました」
「――時間の凍結が……溶けた?」
「――まだ、プロセスの途中なのに?」
「そこへ」
「パシュカンのテラヴェリーが~」
「連絡してきました」
「――ペリー・ローダンと、直接に話がしたいのです」

 翌日、《ラス・ツバイ》を出たフォボス級コルベットで会談――

「パシュカンのテラヴェリーは~」
「――助けてほしいのです」
「――ヌナダイの損傷がひどくて、いまにも消えそうなのです」
「――これにより~」
「――時間の凍結が、溶けてしまいました」
「――トリパ網が、いまにも断裂しそうです」
「――そうなれば~」
「――計画は、もう制御不能です」
「――超知性体コシュを〈物質の沼〉にうまく変換できたとしても~」
「――カト空間に入れなければ~」
「――カオタークのカダッブに捕まってしまいます」
「――そこで~」
「――そちらの艦載脳アナンシを~」
「――ギャンリ種族の宇宙船団と接続して~」
「――ヌナダイができない分の計算を、肩代わりしてほしいのです」
「ペリー・ローダンとしては~」
「――(どうしてオレたちがコイツらを助ける必要がある?」
「思うわけです」
「が」
「テラヴェリーによれば~」
「――〈物質の沼〉への変換が制御不能になれば~」
「――オルプレイド銀河は~」
「――オルプレイド銀河を囲う塵の帯をまきこんで~」
「――完全崩壊するかも、なのです」
「ペリー・ローダンは~」
「思い出したりする」
「――(そういえば~)」
「――(オレ、言ったっけか?)」
「――(オルプレイド銀河の全域の種族に警告した時に、言ったっけか?」
「――(塵の帯は安全だから逃げこめ、とか……)」
「――(ヤバイかも……オレ、言っちゃったかも)」

 かくして、《ラス・ツバイ》は〈物質の沼〉変換に協力することに――

「ペリー・ローダンは~」
「パシュカンのテラヴェリーを《ラス・ツバイ》に迎え入れたり」
「で」
「テラヴェリーによれば~」
「――制御がうまくいけば~」
「――オルプレイド銀河が〈物質の沼〉になって、カト空間に入っても~」
「――塵の帯は、少なくとも2~3千年間、残るはずです」

 11月3日、オルプレイド銀河、星系リヒファネ――

「《ラス・ツバイ》は~」
「パシュカンのテラヴェリーが指定するとおり~」
「ティウフォル人の故郷星系リヒファネへ」
「――惑星が……ひとつもない?」
「ふたつの恒星を巡るのは~」
「――交差した巨大な環がふたつ?」
「……」
「かつて」
「超知性体コシュを育んだ~」
「ドウシャッヴァト銀河の恒星バイケコシュには~」
「バサンティウ=バロティウという名の交差した環ふたつがあって~」
「環の内面が居住域になっていたとかいう」
「これを思わせる構造物です」
「……」
「パシュカンのテラヴェリーによれば~」
「――この物体は~」
「――遊離した意識を吸引するのです」
「――生まれつつある〈物質の沼〉の根のようなモノです」

 星系リヒファネ、〈星塁〉《シュッゼルクド》――

「TLD長官アッティラ・レッコル」
「ラール人女性ペイ・ケアンさん」
「両名は~」
「かつて銀河系を襲ったティウフォル人たちを、いま束ねる~」
「パッドカヴ・ユッロクが~」
「カラドックとして指揮をとる~」
「〈星塁〉《シュッゼルクド》に~」
「乗っていたりして」
「……」
「ちなみに」
「アッティラ・レッコルは~」
「じつは変形能力を有するコーダ・アラティール種族の出」
「長らく、テラナーに化けて暮らしてきましたが~」
「このところ、しばらくティウフォル人に化けて暮らして~」
「――なじむんだよなあ」
「〈星塁〉が搭載する〈6次元呪旗〉を見上げて~」
「――コレも超好きなんだよなあ」
「――いっそのこと、ココの子になっちゃおうかなあ」
「思いはじめていたりする」
「……」
「両名を乗せた~」
「〈星塁〉《シュッゼルクド》は~」
「星系リヒファネに集まるティウフォル人の艦隊のもとへ」
「――〈6次元呪旗〉に集めたU"BSEF定数をもっていかれる?」
「――いやだっ」
「――せっかく集めたのにっ」
「先般に最高指令官を亡くして混乱した~」
「ティウフォル人たちが~」
「争いあっていたり」
「で」
「アッティラ・レッコルは~」
「――やめさせなければっ」
「見かねて仲介しようとする」
「すると」
「〈星塁〉《シュッゼルクド》のカラドック、パッドカヴ・ユッロクが~」
「――総員、静まれっ」
「――ここにおわす御方をどなたと心得るっ」
「――この御方こそ、艦隊の最高指令官にあらせられるっ」
「とか言って、アッティラ・レッコルを示してみせたり」
「すると」
「ティウフォル人たちは~」
「煙に巻かれて、全員が平伏したりして」
「――ははあっ」
「ともあれ、争いはやみました」

 11月8日――

「パシュカンのテラヴェリーは~」
「――ヌナダイは、そろそろダメです」
「となると~」
「――アナンシの計算性能では足りません」
「――トリパ螺旋は~」
「――カト空間から安定化しないといけないのです」
「――でも~」
「――要石が欠けているのです」
「これを聞いて~」
「超能力を有するネズミビーバー、グッキーは~」
「――(ボクが要石の役をするとか、どうだろう)」
「思ったりする」

 一方――

「パシュカンのプシャイティスは~」
「ギャンリ種族の〈団結〉の政府首脳である~」
「リニア・オペレータ3名を招集」
「――3日のうちに~」
「――認識オペレータのシュダウルドの宇宙船《ダウルド》に来るのよっ」
「……」
「ところが」
「認識オペレータのシュダウルドが~」
「――(ココで~)」
「――(パシュカンも~)」
「――(リニア・オペレーターも~)」
「――(集まったトコロを、船ごと、ばーん)」
「――(てなコトになれば……)」
「もくろんだりして」

 以下次号

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 あと1冊。


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