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955 [2016/11/21]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2882 . Hubert Haensel / Die letzte Transition / 最後の遷移
2883 . Leo Lukas / Der Mechanische Orden / 機械化騎士団
2884 . Robert Corvus / Unter allem Grund / いかなる理由をもってしても
2885 . Robert Corvus / Der Leidbringer / 悲しみもたらすもの
2886 . Michael Marcus Thurner / Der Schwarze Sternensturm / 暗黒星嵐
2887 . Susan Schwartz / Tagebuch des Widerstands / 抵抗日誌
2888 . Hubert Haensel & Susan Schwartz / Garde der Gerechten / 正義の守護団
2889 . Verena Themsen / Im Kerker des Maschinisten / 機械主義者の牢獄にて
2890 . Christian Montillon / Die Schiffbrüchigen der Ewigkeit / 永遠の難船者
2891 . Michelle Stern / Im Herzen der Macht / 力の中心にて

「10月――」
「Frank Borsch がローダン作家チームを抜けたとのこと」
「今度は自転車の雑誌の仕事をするらしい」

□ Perry Rhodan-Heft 2882話「最後の遷移」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2882-die-letzte-transition.html ]

 (承前)

 新銀河暦1522年8月、オルプレイド銀河――

「オルプレイド銀河の外縁に留まる~」
「ティウフォル人の〈星塁〉艦隊」
「その1隻《キッパコトナル》から~」
「搭載艇《オデュッセウス》をかっぱらって~」
「脱出を果たした3名」
「すなわち」
「生き返ったペリー・ローダン」
「ラール人女性ペイ・ケアンさん」
「TLD長官アッティラ・レッコル」
「3日かけて5000光年ほど進んだところで~」
「――!」
「――機関が止まったっ」
「――ハイパースタンスに入れないっ」
「これでは超光速航行できません」
「最寄りの星系は光年単位離れています」
「修理を試みましたが~」
「数日がんばっても無理」
「積んである物資では無理」
「ペリー・ローダンは~」
「――無線で救援を頼むのだっ」
「とはいえ、異銀河オルプレイドに友軍はいません」
「――オルプレイド銀河で圧政を敷く、ギャンリ種族を呼ぶとかっ」
「――あるいは、ティウフォル人の艦隊を呼ぶとかっ」
「究極の選択です」
「……」
「そうこうするうちに~」
「――5・5光月の距離に、宇宙船が遷移して出た?」
「――無線で救援を頼むのだっ」

 バコンバル種族の宇宙船《無限行IX》――

「《無限行IX》は~」
「長さ300m、直径200メートルの円筒型の本体と~」
「円錐型の駆動系を~」
「トラスでつないだ形」
「司令官ヴァクは~」
「――ハイパー無線で救援要請?」
「ともかく応答してみるコトにしました」
「――バコンバル星間帝国の《無限行IX》の司令官ヴァクといいます」
「――栄光あるバコンバル種族は~」
「――すぐに、オルプレイド銀河の全域を支配下におさめるです」
「――もちろん、それだって序の口です」
「大ボラを吹きましたが~」
「じつをいうなら~」
「バコンバル種族が故郷星系プルングを出るのは、今回がはじめて」
「《無限行IX》は第一にして唯一の星間船」
「ハイパー無線で異種族と交信したコトはあるのです」
「でも、直接に会うのは、今回がはじめて」
「それでも~」
「司令官ヴァクとしては~」
「――(コレですぐれた技術をもつ種族を発見した名声を得られるっ)」
「とかいう下心、などもあって~」
「――ワレワレの故郷星系に案内しましょう」
「難破船を《無限行IX》に繋留」
「異人3名を《無限行IX》に招いて歓待したり」

 バコンバル種族の探検船《無限行IX》――

「――ようこそっ」
「バコンバル種族は~」
「青黒いウロコの体長1・5mの山椒魚みたいな姿」
「両生類の子孫のようです」
「ペリー・ローダンは~」
「先般の大ボラにも怒るコトなく」
「というか、怒る資格なんてあるはずもなく」
「――(まるで昔のオレを見ているようだ)」
「親近感をおぼえたりして」
「《無限行IX》の科学者たちを率いるトムルルドは~」
「――ワタシが遷移駆動の発明者です」
「――異人さんたちの船の高度な技術はすばらしいです」
「――コレはアナタの種族が造ったのですか?」
「ペリー・ローダンにしてみれば~」
「――(かっぱらってきた、とは言えないしなあ)」
「――いや……違う」
「科学者トムルルドは~」
「――もしかして、じつは機械化騎士団の匠が関わっているとか?」
「ペリー・ローダンにしてみれば~」
「――(ソレって何、とか言わない方が良さそうだよなあ)」
「――いや……違う」
「科学者トムルルドは~」
「失望したようです」
「――じつは~」
「――バコンバル種族は、機械化騎士団を探しているのです」
「――伝説によれば~」
「――機械化騎士団は星系ゲレストラに発した存在たちで~」
「――歩みの鈍い種族を支援するのです」
「――バコンバル種族は支援が要るのです」
「――でも」
「――星系ゲレステラにあったのは~」
「――毒素と放射能にまみれた廃棄物でいっぱいの惑星だけでした」
「ペリー・ローダンにしてみれば~」
「――(ギャンリ種族の所業だっ)」
「とか思うわけで」
「ためしに~」
「ギャンリ種族やティウフォル人を話題にしてみますが~」
「――どちらも聞いたコトがないです」

 8月19日、バコンバル種族の故郷星系プルング――

「探検船《無限行IX》が~」
「2年ぶりに故郷星系に帰還してみると~」
「――不在のあいだに?」
「――ギャンリ種族というのが来ている?」
「ギャンリの外交使節のガルファン」
「当地担当のオーソドックス=オペレータのヤイル」
「こうした一同を乗せた巨大な《ヘトテンド》が~」
「目下、星系プルングにいるという」
「ペリー・ローダンは~」
「――ギャンリ種族は危険だっ」
「警告しますが~」
「ギャンリ種族は~」
「いまのところニッコリ笑って友好的にふるまっていたり」
「ヴァクも~」
「トムルルドも~」
「警告に耳を貸そうとしません」
「ともあれ」
「ペリー・ローダンとしては~」
「――ワレワレは、ギャンリ種族に会いたくないのだ」
「《オデュッセウス》をガス惑星グニトノの周回軌道に隠したり」

 バコンバル種族の故郷惑星オンバル――

「探検船《無限行IX》が~」
「2年ぶりに故郷惑星に帰還したので~」
「乗員たちの無事の帰還を祝って、大パレードが催されたり」
「……」
「一方」
「変形能力者であるTLD長官アッティラ・レッコルは~」
「バコンバル種族に化けて~」
「ペリー・ローダン」
「ラール人女性ペイ・ケアンさん」
「両名は、デフレクターで姿を隠して~」
「――そーっと」
「惑星オンバルをうろついて~」
「――ギャンリ種族は~」
「――バコンバル種族を他種族と同様に抑圧するつもりだっ」
「探りを入れたりしていると~」
「――祝賀会の後に?」
「――科学者トムルルドが、行方不明になった?」
「ペリー・ローダンとしては~」
「――機械化騎士団というのについて、もっと聞きたかったのに……」
「――よし、住居に行ってみようっ」
「もちろん不法侵入です」
「トムルルドの住居を調べて書類を漁ると~」
「――遷移駆動は……トムルルド個人の発明ではない?」
「――正体不明の客に助けてもらった?」
「――もしかして、機械化騎士団の匠では?」
「トムルルドの住居でみつけた手掛かりをもとに~」
「この客なる何者かの居場所に行ってみますが~」
「破壊されたあと」
「しかたなく」
「トムルルドの住居に戻ると~」
「一同とは別の侵入者がひとりっ」
「ギャンリ種族、当地担当のオーソドックス=オペレータのヤイルでした」
「で」
「戦闘勃発」
「ペイ・ケアンさんが、相手を始末」
「――うっ……がっくり」
「ヤイルが死ぬ前に~」
「変形能力者であるアッティラ・レッコルは~」
「自分の中に、ヤイルのテンプレートを作成」
「テンプレートに写しとった記憶から、わかったのが~」
「――ギャンリ国家〈団結〉の内閣首班の情報?」
「とか」
「――ギャンリ種族は〈流体〉の池に浸かって共同夢というのをみないと?」
「――眠っても休養にならない?」
「とか」
「――オペランドゥムが完成に近い?」
「とか」
「――ギャンリ種族は?」
「――惑星オンバルで、機械化騎士団の成員を捕らえた?」
「――誰かというと……トムルルドの客?」
「――名前は……ウートゥロゾのドゥザルク?」
「――現在《ヘトテンド》で尋問中?」
「ギャンリ種族は~」
「機械化騎士団を邪魔者とみなしているらしい」

 ギャンリ船《ヘトテンド》――

「オーソドックス=オペレータのヤイルに化けた~」
「アッティラ・レッコルは~」
「《ヘトテンド》の司令に、報告して曰く」
「――惑星オンバルで、異種族2名を捕らえました」
「――これから連行します」
「かくして」
「ヤイル(アッティラ・レッコル)」
「ペリー・ローダン」
「ラール人女性ペイ・ケアンさん」
「3名は《ヘトテンド》に潜入」
「ペイ・ケアンさんが~」
「早速、超能力で捕虜の居場所を嗅ぎあてます」
「――こっちよっ」
「かくして」
「3名は~」
「バコンバル種族のトムルルド」
「ウートゥロゾのドゥザルク」
「両名を解放」
「ウートゥロゾは~」
「ほぼ一辺1・5mのサイコロ型の身体」
「爪の生えた足と短い脚4本」
「3本指の腕2本」
「亀みたいな頭が前方に突き出ていたり」
「緑がかった茶色の革みたいな皮膚には、大きな棘と硬い隆起」
「ドゥザルクは~」
「――ワタシは~」
「――機械化騎士団の匠=第一機械工ではないのです」
「――単なる第二機械工なのです」
「とか謙遜していましたが~」
「装備をとりもどすやいなや~」
「――!」
「何やらわからない手段でギャンリ船《ヘトテンド》のシステムにアクセス」
「――数分間、この船を麻痺させました」
「――囚人すべてを、自由にしました」
「混乱の中~」
「ペリー・ローダン」
「ペイ・ケアンさん」
「アッティラ・レッコル」
「ドゥザルク」
「一同は~」
「搭載艇1隻に、乗りこんで~」
「――《ヘトテンド》を脱出だっ」
「《ヘトテンド》の搭載艇は~」
「ガス惑星の周回軌道から《オデュッセウス》を牽引して~」
「――星系プルングを脱出だっ」
「ちなみに」
「ドゥザルクは~」
「ギャンリ種族の搭載艇の制御系と~」
「ティウフォル人の搭載艇の制御系を~」
「瞬時に接続してみせたりして~」
「曰く」
「――機械化騎士団に戻りたく思うのです」
「――そこでなら、ティウフォル人の搭載艇も多少は手を入れられるかと」
「ギャンリ種族の搭載艇+《オデュッセウス》は~」
「282光年の距離にある星系サファーヌへ」

 以下次号

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 Wuutuloxo ウートゥロゾ……。
 西アフリカのウォロフ族の言葉で「機械」という意味らしい。


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