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943 [2016/08/29]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2870 . Leo Lukas / Die Eiris-Kehre / エイリス=カーブ
2871 . Verena Themsen / Die Sextadim-Späher / 6次元斥候
2872 . Michael Marcus Thurner / Leccores Wandlungen / レッコルの変化
2873 . Uwe Anton / Das Atopische Fanal / アトプののろし
2874 . Wim Vandemaan & Christian Montillon / Thez / テズ
2875 . Christian Montillon / Die vereiste Galaxis / 氷結した銀河

□ Perry Rhodan-Heft 2870話「エイリス=カーブ」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2870-die-eiris-kehre.html ]

 (承前)

 新銀河暦1518年、星系ソル――

「ポリポート駅《ガリレオ》は~」
「土星の衛星タイタンの周回軌道から~」
「星系ソルのはずれへ~」
「かつての冥王星の欠片のひとつ〈トンボーの岩〉へと~」
「移されました」

 〈トンボーの岩〉――

「全長175km」
「さしわたしの最大40km」
「ここには、重武装の宇宙要塞があって~」
「司令官ベンヤ・ロシのもと12名が配属されていたり」
「そこに」
「数週間前~」
「惑星級居住施設建設シンジケート所属の設計家である~」
「金星人スイ・ディーンさんがやってきました」
「――旧冥王星軌道の小惑星は~」
「――金星軌道のラグランジュ点に建設するスペースコロニーの中核に~」
「――使えそうかしらん?」
「宇宙要塞の野郎どもは、熱烈歓迎」
「スイ・ディーンさんの調査は、着々と進んでいたのですが」

 巨艦《ラス・ツバイ》――

「ペリー・ローダンが指揮する《ラス・ツバイ》は~」
「ポリポート駅《ガリレオ》を追う形で〈トンボーの岩〉へ」
「艦内には~」
「重傷のアンガッククを乗せていました」
「……」
「アンガッククは~」
「アトピック法廷の裁判官マタン・アダル・ジャバリムの~」
「裁判官船《233=コルプコル》の操縦士です」
「先般――」
「テフローダー国家〈新タマニウム〉の首惑星テフォルで~」
「重傷を負ったところを保護されて~」
「星系ソルに運ばれてきたのです」
「が」
「ここへきて~」
「ポリポート駅網とアンガッククは因縁浅からず、というか~」
「マタン・アダルがポリポート駅網に執着している、というか~」
「そうした過去が紐解かれたりして」
「目下のところ」
「――アンガッククは?」
「――回復のために?」
「――ポリポート駅《ガリレオ》のエネルギーを吸っている?」
「アンガッククに吸われたコトがもとで~」
「ポリポート駅《ガリレオ》は、エネルギーの繭に身をくるんで~」
「内部では、オカシナコトがおきているらしい」
「……」
「星系ソル首相カイ・チェンさんから~」
「《ラス・ツバイ》に入った連絡によれば~」
「――ポリポート駅網を構成する諸施設の既知の全部で~」
「――オカシナコトがおきているそうよっ」
「――エネルギーの繭でくるまれたそうよっ」
「……」
「アンガッククに付き添って《ラス・ツバイ》に乗りこんだ~」
「アンドロイド学者アゼウ・ヌヤンの報告によれば~」
「――アンガッククのU"BSEF定数に、変化がみえます」
「――意識のプログラムが変更されているようです」
「変更内容はわからないという」
「……」
「少し前までポリポート駅《ガリレオ》を載せて運んでいた~」
「ポントン級艦隊テンダー《ガリレオ・ガリレイ》から~」
「《ラス・ツバイ》に入った報告によれば~」
「――ポリポート駅《ガリレオ》をくるむ~」
「――エネルギーの繭の中から~」
「――通信が入りました」
「報告によれば~」
「先方の映像は~」
「脆弱な印象のヒューマノイドがひとり」
「大理石みたいな白い肌」
「無毛の頭蓋に、青インクで描いたみたいな紋様」
「大きな輝く緑の両眼」
「曰く」
「――わたしはオヴァロン・キルマクトマス」
「――〈インスタンス〉の過去接触官である」
「――エイリス・カーヴの警告に来たのである」
「――ペリー・ローダンは、まだ生きていますか?」
「至急、話をしたいというので~」
「ペリー・ローダンは~」
「〈トンボーの岩〉の宇宙要塞の指揮官ベンヤ・ロシに協力を求めて~」
「〈トンボーの岩〉に、安全に会談できる場を用意」

 10月21日――

「ペリー・ローダンは~」
「ポリポート駅《ガリレオ》を介して~」
「オヴァロン・キルマクトマスに会談の場所を連絡」
「……」
「ペリー・ローダン+グッキー+部隊は~」
「搭載艇で〈トンボ-の岩〉に到着」
「オヴァロン・キルマクトマスは~」
「――ひゅん」
「ダッカル・スパンで現地入り」
「……」
「オヴァロン・キルマクトマスは~」
「ダッカル・スパンの小型発生装置とかいうモノを~」
「左手につけています」
「ダッカル・スパンとは何かといえば~」
「安定化した5次元または6次元の探知放射であるとか~」
「実用的上はフィクティヴ転送機みたいに機能するとかいう」
「……」
「ペリー・ローダンと対面した~」
「オヴァロン・キルマクトマスは~」
「――はろー」
「――は、はろー?」
「態度は控えめながら、まるで友だちみたいな語り方」
「でも」
「ずっと遠い未来から来たので~」
「――禁則事項です」
「時間パラドックスを気にして、語らないコトが多い」
「ペリー・ローダンとしては~」
「自分も何度もしているコトで~」
「理解しているつもり、ではあるのですが~」
「――禁則事項です」
「たび重なると、ちょっとイラっとしたりする」
「……」
「ともあれ」
「オヴァロン・キルマクトマスの解説をまとめると~」
「――〈インスタンス〉とは~」
「――50億年」
「――生物学的で後生物学的で人工物な存在の複雑な共同体文明です」
「――この暗黒時代における~」
「――アトピック法廷とエイリス・カーブの作用の痕跡が判明したので~」
「――処置しに来たのです」
「と」
「ここで~」
「ペリー・ローダンに緊急の連絡が割りこみました」
「――アンガッククが?}
「――姿をくらませた?」
「くわえて」
「――〈トンボーの岩〉で?」
「――不規則な放射が計測された?」
「――宇宙要塞でシステムがダウンした?」
「ポリポート駅《ガリレオ》が到着して~」
「ポリポート駅《ガリレオ》でおきたのと同じ~」
「オカシナコトがおきはじめたようなのです」
「ペリー・ローダンは~」
「――アンガッククを探すのだ」
「――救援に行くのだ」
「グッキーと部隊を派遣したり」

 〈トンボーの岩〉宇宙要塞――

「宇宙要塞の要員は、右往左往」
「技術装置も、オカシクなって~」
「状況は、かなり危機的に」

 一方――

「グッキーは~」
「――アンガックク捜索を手伝ってよっ」
「超能力少年ゲルモ・ジョブストを、引っ張り出します」

 〈トンボーの岩〉――

「オヴァロン・キルマクトマスによれば~」
「――エイリス・カーブは~」
「――数億光年の天球の超知性体すべての存在をおびやかす災厄なのです」
「そもそも」
「時空安定エネルギー=エイリスとは何かというと~」
「――エイリスは~」
「――普通は、超知性体が死ぬと、消えるのです」
「――でも、遺体が残るなら、変質するのです」
「――高次勢力は~」
「――除去処理なのか~」
「――自分の目的に用いるためなのか~」
「――死んだ超知性体のエイリスをすくい集めるのです」
「このたび」
「何がおきているかというと~」
「――目下のエイリス・カーブは~」
「――おそらく~」
「――あなたがたのいうところのディス=クロン・ドリフトのおかげで~」
「――生じたのです」
「エイリス・カーブとは何かといえば~」
「――数億光年の天球で~」
「――エイリスが~」
「――流れの向きを変えて~」
「――超知性体〈それ〉に向かったり~」
「――流れの向きを変えて~」
「――他の〈力の球形体〉の超知性体たちのアンカーに向かったり~」
「――するのです」
「――超知性体は事実上エイリスと同一なので~」
「――助かるすべがありません」
「くわえて」
「オヴァロン・キルマクトマスは~」
「こう考えるのです」
「――アトプの裁判官マタン・アダルは~」
「――アンガッククというアンドロイドを~」
「――ポリポート駅網を再起動するための道具として、投入したのです」
「――でも」
「――ポリポート駅網システムは全体崩壊の瀬戸際なのです」
「――エイリス・カーブがおきた世界で~」
「――ポリポート駅網システムは存在できなくて~」
「――自壊するのです」
「――まきこまれた〈力の球形体〉の時空は壊れて~」
「――けっきょく〈インスタンス〉の時代もまきこまれるのです」
「災厄をとめる手段は、ないのでしょうか」
「オヴァロン・キルマクトマスは~」
「――ポリポート駅網については~」
「――50億年の未来に持っていけば安心です」
「――このためには~」
「――特殊な権限のあるポリポート駅網の制御装置が要るのです」
「と、ペリー・ローダンの腕の制御装置を見たりする」
「すると」
「ペリー・ローダンは~」
「いきなり~」
「こんなコトを言いだしました」
「――ティウフォル人との戦いを助けてはもらえまいか?」
「オヴァロン・キルマクトマスは~」
「しばし躊躇した後に~」
「自分の左手の発生装置を見たりする」
「――ダッカル・スパンを改造して進呈しましょう」
「――ソレを使えば~」
「――ティウフォル人の〈6次元呪旗〉から意識を引き離したり~」
「――ティウフォル人の〈6次元呪旗〉に意識を入れたり~」
「――というコトができますよ」

 一方――

「グッキーは~」
「ゲルモ・ジョブストの探知能力の助けを借りて~」
「――アンガッククは、ポリポート駅《ガリレオ》にいる?」
「発見しました」
「さて」
「どうしたモノでしょう」
「オヴァロン・キルマクトマスは~」
「ポリポート駅《ガリレオ》から来たわけです」
「戻る手段もあります」
「細胞活性装置所持者であるペリー・ローダンなら~」
「問題を解決できそうです」
「かくして」
「オヴァロン・キルマクトマスは~」
「ペリー・ローダンをつれて~」
「ダッカル・スパンで~」
「ポリポート駅《ガリレオ》に行くことになりました」
「……」
「でも、その前に~」
「オヴァロン・キルマクトマスは~」
「まず〈トンボーの岩〉の者たちを救助」
「とはいえ、全員ではありません」
「武器管制と一心同体のブルー人ザキュンシは~」
「――砲がいくつも制御をはずれた?」
「――周囲を撃ちはじめる前に、何とかしないとっ」
「わが身を犠牲にして、惨事を未然に防いだのでした」

 ポリポート駅《ガリレオ》内部――

「混沌とした状況の中~」
「オヴァロン・キルマクトマスが~」
「ペリー・ローダンをつれて~」
「ダッカル・スパンで、到着」
「オヴァロン・キルマクトマスは~」
「ダッカル・スパンで~」
「――アンガッククを探知しました」
「……」
「アンガッククは~」
「金色のエネルギー放射の網の中に、浮かんでいます」
「オヴァロン・キルマクトマスが~」
「プログラム・インパルスを切断すると~」
「アンガッククは~」
「――はっ」
「ワレにかえって~」
「――インパルスを切ってくれて感謝です」
「――マタン・アダルの計画は、これにて潰えました」
「などと、安堵の気持ちを表明」
「その後――」
「アンガッククは~」
「ポリポート駅網に吸収されました」
「で」
「オヴァロン・キルマクトマス」
「ペリー・ローダン」
「両名は、ポリポート駅を離脱」
「その際~」
「ペリー・ローダンは意識を喪失」

 その後の〈トンボーの岩〉――

「――ごごごっ……ばきっ」
「〈トンボーの岩〉は割れてしまったとか」

 10月23日、巨艦《ラス・ツバイ》――

「ペリー・ローダンが~」
「――はっ」
「目覚めると~」
「ポリポート駅《ガリレオ》の状況は正常にもどっていました」
「オヴァロン・キルマクトマスは~」
「ポリポート駅にいるというので~」
「行って、ポリポート駅網の制御装置を渡して~」
「改造したダッカル・スパンの発生装置を受け取りました」
「で」
「一同が見守る前で~」
「ポリポート駅《ガリレオ》は活動を再開して~」
「――ふっ」
「すぐに姿を消しました」
「……」
「ちなみに」
「銀河系の他のポリポート駅も~」
「〈商星〉ジェルガルも~」
「――ふっ」
「同じく姿を消したという」

 以下次号

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 あっけないものです。


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