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938 [2016/07/25]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2865 . Oliver Fröhlich / Die Finale Stadt: Hof / 終末都市・廷
2866 . Michael Marcus Thurner / Die Finale Stadt: Turm / 終末都市・楼
2867 . Michelle Stern / Zeitsturm / 時嵐
2868 . Christian Montillon / Der Fall Janus / ヤヌス計画
2869 . Uwe Anton / Angakkuq / アンガックク
2870 . Leo Lukas / Die Eiris-Kehre / エイリス=カーブ
2871 . Verena Themsen / Die Sextadim-Späher / 6次元斥候

□ Perry Rhodan-Heft 2865話「終末都市・廷」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2865-die-finale-stadt-hof.html ]

 (承前)

 〈時の彼方の国〉――

「アトラン」
「ルア・ヴィルタネンさん」
「フォーゲル・ツィールロス」
「3名は~」
「アダル館=かつての惑星テラの衛星ルナから~」
「アトピック中庭を目指したところで~」
「〈礫岩のバックトウ〉の配下の妨害をうけて~」
「終末都市の4つの部分〈底〉〈表〉〈廷〉〈楼〉のひとつ〈底〉へ」
「〈底〉〈表〉〈廷〉〈楼〉のあいだは〈膜〉が閉ざしていて~」
「カレエ人が住む〈底〉は~」
「〈膜〉を抜けて流しこまれる〈表〉の廃棄物の捨て場になっていたり」
「ルア・ヴィルタネンさん」
「フォーゲル・ツィールロス」
「両名のゲニフェルの力で〈膜〉を抜けてみると~」
「白いオンリョン人その他が住む〈表〉は~」
「氷の原野で、誰もが飢えていたり」
「絶対零度の〈零域〉から助けだした~」
「ペンド1749の力で、もうひとつ〈膜〉を抜けてみると……」

 終末都市〈廷〉――

「そこは~」
「――大草原?」
「でも」
「空を見上げれば~」
「――真っ黒な虚無?」
「――彗星が群れをなして飛びかっている?」
「ずっと見上げていると~」
「ココロを病んでしまいそう」
「加えて~」
「――0.5mくらいの薄い色とりどりの両端が丸い管が?」
「――ぐるぐる宙を飛んでいる?」
「手を伸ばしても、つかまえるコトができません」
「フォーゲル・ツィールロスは~」
「――そういえば~」
「――この管、〈表〉でも見ましたよ」
「……」
「ペンド1749は~」
「――自分の欠片を探しに急ぐので」
「ここにてお別れ」
「3名は、歩き回って~」
「建物を発見」
「――19世紀の北アメリカの農家、みたいな?」
「入ってみましょう」
「――ここは寝室、みたいな?」
「老婦人が寝て……意識をなくしていました」
「――青黒い密な網が、身体を覆っている?」
「――小さな斑点が、鼻の根元にはじまって?」
「――特に、瞼に集まっている?」
「ルア・ヴィルタネンさんは~」
「――おばあちゃん、しっかりっ」
「介抱しますが、意識はもどらず」
「……」
「3名は~」
「続いて~」
「まるきり大開拓時代のアメリカ大西部の田舎町の~」
「文字どおり馬や馬車が止まった駅にいたる」
「ここでも~」
「――撃たれて死んだみたいに?」
「――人がバタバタ倒れている?」
「でも、銃創はなし」
「――青黒い密な網と、小さな斑点?」
「――老婦人と同じ症状か?」
「と」
「――かささかさかさー」
「アトランが新聞を発見」
「――コート・カウンティ・クーリエ紙?」
「――西暦1878年9月18日?」
「記事を見ると~」
「――ファウトのグロスベルクの?」
「――都市への訪問が?」
「――悪天候のため延期?」
「――アトプのヘアドルトとレッセリス・コッスヴァンの?」
「――GAラレーン保護国への派遣が?」
「――同じ理由で延期?」
「この手掛かりを追うために~」
「――編集部を訪ねて話を聞くのだっ」
「駅につながれていた馬3頭を、拝借して~」
「――ひひーん」
「ルア・ヴィルタネンさん」
「フォーゲル・ツィールロス」
「両名も挑戦して乗りこなすコトに成功」
「が」
「途上、やがて~」
「――うっ」
「――ぐったり」
「ルア・ヴィルタネンさんが~」
「老婦人や駅の人々と同じ症状を、示したりして」

 草原――

「――ごろごろごろ~」
「幌馬車を駆って~」
「未亡人のメイベル・カーさんは~」
「娘のジョスリンちゃんといっしょに~」
「医療ロボットのオバディアもいっしょに~」
「――逃げるのよっ」
「一同は~」
「先刻、田舎町の駅が~」
「ならず者どもに襲われた時~」
「なんとか逃げ出したのです」
「――逃げのびるのよーっ」
「……」
「田舎町の駅を襲った、ならず者どもは~」
「――よほほほほっ」
「インディアンではなくて~」
「〈礫岩のバックトウ〉から~」
「――〈廷〉の住民をみんなやっちまってください」
「依頼をうけた、アウォウル人たちでした」
「憶えて、いるでしょうか?」
「アウォウル人は~」
「かつて終末戦隊〈反逆者〉の首狩部隊として名を馳せました」
「その子孫が〈時の彼方の国〉にいた、という設定みたいで」
「アウォウル人たちは~」
「田舎町の駅を襲って~」
「いあわせた人々を、手にした兵器で~」
「――ぷしゅ」
「撃ちまくったのです」
「兵器の名は〈堆積眠〉とかいって~」
「被害者は、撃たれると~」
「――ぐったり」
「すぐに、青黒い密な網と小さな斑点が出て~」
「意識不明に」
「だけでなく」
「被害者に触れると~」
「――…………ぐったり」
「しばらくして、青黒い密な網と小さな斑点が出て~」
「意識不明に」
「コレを使えば~」
「大西部の田舎町のひとつやふたつ、壊滅させるのは簡単」
「……」
「そんなこんなで」
「アウォウル人たちは~」
「――よほほほほっ」
「メイベルさんたちの~」
「幌馬車に追いつきました」
「医療ロボットのオバディアは破壊されて~」
「――ばーん」
「メイベルさんは~」
「――ぷしゅ」
「――ぐったり」
「娘のジョスリンちゃんも~」
「――ぷしゅ」
「――ぐったり」
「そこへ」
「回転式拳銃をさげた、通りすがりのガンマンが駆けつけて~」
「――ずぎゅーん」
「……」
「このガンマンが~」
「メイベルさんに触れると~」
「〈堆積眠〉は治癒」
「――はっ」
「じつは~」
「〈廷〉の住民なら誰でも~」
「このガンマンが、白髪の男を探しているのを知っています」
「――白髪に会っても黙っている、と約束するなら~」
「――娘も助けてやろう」
「とかいうので~」
「メイベルさんは、了承」
「――はっ」
「ジョスリンちゃんは、目を覚ましました」
「……」
「とかやっていると~」
「ガンマンがもくろんだとおり~」
「銃声を聞きつけて~」
「アトラン一行がやってきました」
「で」
「アトランと~」
「ガンマンは協力して~」
「アウォウルたちを撃退」

 草原――

「アトランは~」
「このガンマンを知っていました」
「――ピート・ローランド……だよな?」
「回転式拳銃を腰にさげた謎のガンマンは~」
「超知性体〈それ〉の人工惑星ワンダラーによく出る~」
「西部開拓時代のガンマンなのでした」
「――コイツは、超知性体〈それ〉の使いというコトか?」
「――でも……」
「――またバックトウ一味の誰かが化けている可能性もあるし……」
「あれこれ考えるわけです」
「対して~」
「ピート・ローランドは~」
「――じつはオレがこの世界を創ったんだぜ」
「――超知性体〈それ〉は~」
「――ずっと長いこと前に~」
「――オレを〈時の彼方の国〉に送ったんだぜ」
「――で」
「――オレは~」
「――ファウトから~」
「――〈廷〉を構成する無数の世界フラクタルのひとつを~」
「――ゆだねられたんだぜ」
「ちなみに」
「ピート・ローランドは~」
「ルア・ヴィルタネンさんも、治療できるのですが~」
「――アウォウル人は、すぐまた襲ってくるぜ」
「一同は、とりいそぎ近くの小屋に入る」

 小屋――

「ピート・ローランドの話によれば~」
「――この世界フラクタルは~」
「――オレのイメージどおりに改装できるんだぜ」
「ファウトが親身に面倒をみてくれるらしい」
「――てゆうのも~」
「――〈それ〉は、テズの大私有地の代官なんだぜ」
「――連中は、その大私有地から発生したんだぜ」
「――そこで、かつて偉大な仕事を示したんだぜ」
「――超知性体〈それ〉は~」
「――アトピック法廷に~」
「――超優秀な人材2名を提供して~」
「――マタン・アダル」
「――ジュリアン・ティフラー」
「――連中は〈力の球形体〉の行く末を変えたんだぜ」
「ちなみに」
「どうやって、世界フラクタルを改装するか、というと~」
「ぐるぐる宙を飛んでいる~」
「0.5mくらいの薄い色とりどりの両端が丸い管が~」
「このための仕掛け、とかいう」
「世界を生み出す工場なのです」
「――この工場群で~」
「――サブマイクロスコーピックな機械が大量生産されるんだぜ」
「――そいつらが、素粒子を集めて~」
「――メンタルメカニックなインパルスで影響をあたえるんだぜ」
「――そうやって~」
「――現実を変えるだけじゃあなくて、創るんだぜ」
「さらに語ることには」
「――テズは~」
「――〈時の彼方の国〉を創るのに~」
「――この工場群を使ったんだぜ」
「――〈此在の島〉を思いなおして改装するのに~」
「――今も使っているんだぜ」
「あたりまえ、かも知れませんが~」
「――〈時の彼方の国〉の外では、機能しないんだぜ」
「ちなみに」
「そうこうするうちに~」
「発症したルア・ヴィルタネンさんを看病していた~」
「フォーゲル・ツィールロスも~」
「――うっ」
「――ぐったり」
「ルア・ヴィルタネンさんや老婦人や駅の人々と同じ症状を、示したりして」
「……」
「こうしたトコロへ」
「アウォウル人たちが~」
「――仲間の仇討ちだっ」
「小屋を包囲して~」
「――ぷしゅ」
「攻撃してきました」
「そうした中~」
「ピート・ローランドは~」
「アトランに向かって曰く」
「――〈礫岩のバックトウ〉が〈廷〉を攻撃してるんだぜ」
「――マタン・アダルの使命をうけてやっているんだぜ」
「さらに曰く」
「――超知性体〈それ〉はオレに生命エネルギーを充填したんだぜ」
「――つまり、オレはでっかい細胞活性装置なんだぜ」
「――アンタを助けるために来たんだぜ」
「――無数の世界の運命が、かかっているんだぜ」
「――アンタのためにファウトの〈楼〉への道を、開けてやるぜ」
「アトランとしては~」
「――それなら~」
「――まずは連れたちを助けてくれっ」
「でも~」
「ピート・ローランドは、それを拒否」
「――アンタがずっと身に着けてきたマタン・アダルの皮は~」
「――アンタの連れたちから、エネルギーを吸っているんだぜ」
「アウォウル人たちの銃撃っ」
「――ぷしゅ」
「マタン・アダルの皮は~」
「装着したアトランを、守ったりする」
「すなわち」
「そうでなくても弱っている~」
「ルア・ヴィルタネンさん」
「フォーゲル・ツィールロス」
「両名から、エネルギーを吸っているわけで」
「――いかーんっ」
「アトランは~」
「――びりびりびりっ」
「マタン・アダルの皮を、自分の身体から引き剥がしました」
「――きゅううううっ」
「マタン・アダルの皮は、死んでしまいました」
「そこへ銃撃」
「――ぷしゅ」
「アトランも~」
「――うっ……」
「すると」
「ピート・ローランドが~」
「腰にさげていた回転式拳銃を、アトランに差し出しました」
「銃口を自分に向けて~」
「――オレを撃つんだぜ」
「アトランは、銃を手にとりました」
「――ずぎゅーん」
「撃たれたピート・ローランドの身体から~」
「超知性体〈それ〉が与えた生命エネルギーが~」
「――どぱーっ」
「アンドロメダ銀河+銀河系の二重銀河の華麗なイメージが~」
「細胞活性装置所持者が死んだ時なんかより、ずっと大きく広がって~」
「あふれだした生命エネルギーは~」
「〈廷〉の死病を、ぬぐいさります」
「ルア・ヴィルタネンさんは~」
「――はっ」
「フォーゲル・ツィールロスも~」
「――はっ」
「無事回復」
「人々が空を見上げれば~」
「真っ黒だった天空は、星々で満たされていたり」
「どうやら、テズが~」
「〈廷〉に今またアクセスして~」
「〈廷〉を思い直して改装したのでした」

 アトランたちはピート・ローランドの葬儀をとりおこなう――

「葬儀のあとで~」
「箱型馬車が、遠くから近づいて来ました」
「御者台に座る姿には、見覚えがあります」
「――〈計量官〉?」
「もと裁判官船《ウェイドシャン》の操縦士だった〈計量官〉が~」
「アトランに向けて曰く」
「――アナタを、ファウトの〈楼〉につれていきましょう」
「フォーゲル・ツィールロスと~」
「ルア・ヴィルタネンさんについては~」
「――いっしょに連れていけません」
「とか、最初は言っていたのですが~」
「アトランがゴリ押ししたところ~」
「――仕方ないですね」
「3名とも、ファウテの〈楼〉へ行くコトになったのでした」

 以下次号

補足:テズ

「〈時の彼方の国〉を創ったという~」
「いまだ素性不明のテズですが~」
「綴りが Thez であるコトから~」
「――The Z(定冠詞つきの最後のアルファベット)なんじゃね?」
「という説が、読者の中から出たりしました」
「が」
「ここへ来て~」
「朗読版が〈テス〉と発音しているコトから~」
「――T + ES(たとえば時間=time+〈それ〉)なんじゃね?」
「とかいう声も、聞かれるようになったり」
「ともあれ」
「いまだ素性は不明なのです」

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 Hof は〈庭〉=宮廷、法廷の〈廷〉。でも実態は……コレですから。


d-information ◆ 938 [不定期刊] 2016/07/25
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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