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936 [2016/07/11]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ドイツ・ファンタスティーク大賞 2016
◇ペリー・ローダン近況


◆ドイツ・ファンタスティーク大賞 2016

 Deutscher Phantastik Preis の本年のノミネート作は、以下のとおり(ただし海外長篇部門は省略)。
 授賞式はドライアイヒのブーフメッセコンにて10月22日の予定。

□ Bester deutschsprachiger Roman 国内長篇部門

・Valerian C,aithoque / Raphadona / ラファドナ
 ――Amizaras-Chronik「アミザラス年代記」第3巻、Amizaras 刊

・Tom Jacuba / Die Herren der Wälder / 森々の主人たち
 ――Kalypto「カリプト」第1巻、Bastei 社

・Susanne Pavlovic / Die Rückkehr der Kriegerin / 女戦士の帰還
 ――Feuerjäger「炎魔討伐隊」第1巻、Amrun 社

・J. H. Praßl / Bargh Barrowson. Chaos / バーグ・バロウソン:混沌
 ――Chroniken von Chaos und Ordnung「混沌と秩序の年代記」第3巻、Acabus 社

・Elisabeth Ruetz / Das Blut der Wächterin / 女守護者の血
 ――Der Schattenkristall「影水晶」第3巻、GS Publishing

・M. H. Steinmetz / 666 / 666
 ――Hell’s Abyss「ヘルズアビス」第1巻、Papierverzierer 社

□ Bestes deutschsprachiges Romandebüt 国内長篇新人部門

・Sandra Berger / Transformation am Feuersee / 炎湖のほとりのトランスフォーメーション
 ――Books on Demand

・Faye Hell / Keine Menschenseele / 誰もいない
 ――Amrun 社

・Maja Loewe / Die Augen des Iriden / イリスの両眼
 ――Papierverzierer 社

・Luzia Pfyl / Cesario Aero - Kaiser der Lüfte / ケサリオ・アエロ――空の皇帝
 ――Ohneohren 社

・Mona Silver / Verlorener Stern / 失われた星
 ――Sieben社

□ Beste deutschsprachige Kurzgeschichte 短篇部門

・Katharina Fiona Bode / Erasmus Emmerich und der zinnoberrote Zinnsoldat / エラスムス・エメリッヒと朱色の錫の兵隊
 ――短篇集 Die dunkelbunten Farben des Steampunk『暗く色鮮やかなスチームパンク』に収録、Art Skript Phantastik 社

・Georg Britzkow / Gesang der Kröten / ヒキガエルの歌
 ――短篇集 Der schwarze Gott des Wahnsinns『狂気の暗黒神』に収録、Sarturia 社

・Anna-Katharina Höpflinger / Selig sind die geistig Armen / 心貧しき者は幸いなり
 ――短篇集 Verschlusssache『機密事項』に収録、Ohneohren 社

・Oliver Plaschka / Das öde Land / 荒野
 ――短篇集 Das öde Land und andere Geschichten vom Ende der Welt『荒野、およびその他の世界の終わりの歴史書』に収録、Low 社

・Carmen Weinand / Der große Stefano / 大ステファノ
 ――短篇集 Fleisch 3『肉3』に収録、Eldur 社

□ Beste Original-Anthologie/Kurzgeschichten-Sammlung 短篇集部門

・Die dunkelbunten Farben des Steampunk / 暗く色鮮やかなスチームパンク
 ――Art Skript Phantastik 社

・Torsten Exter 編 / Zombie Zone Germany / ゾンビー・ゾーン・ジャーマニー
 ――Amrun 社

・Ann-Kathrin Karschnick、Diana Kinne 編 / Die kleinen Köche: Die unendlichen Gerichte! / 小さなコックたち:終わりなきコース!
 ――Ulrich Burger 社

・Oliver Plaschka / Das öde Land und andere Geschichten vom Ende der Welt / 荒野、およびその他の世界の終わりの歴史書
 ――Low 社

・Ingrid Pointecker、Fabian Dombrowski 編 / Verschlusssache / 機密事項
 ――Ohneohren 社

□ Beste Serie シリーズ部門

・Nicole Böhm / Die Chroniken der Seelenwächter / 魂の監視人の年代記
 ――Greenlight Press 社

・Allan J. Stark / garoon / ガルーン
 ――Papierverzierer 社

・Andreas Suchanek / Heliosphere 2265 / ヘリオスフィア2265
 ――Greenlight Press 社

・Perry Rhodan / ペリー・ローダン
 ――VPM

・J. H. Praßl / Chroniken von Chaos und Ordnung / 混沌と秩序の年代記
 ――Acabus 社

□ Bester Grafiker / アート部門

・Arndt Drechsler
・Mark Freier
・Alexander Kopainski
・Timo Kümmel
・Grit Richter

□ Bestes Sekundärwerk 二次創作部門

・Alex Jahnke & Clara Lina Wirz / Das große Steampanoptikum / 大スチーム蝋人形館
 ――Edition Roter Drache 刊

・Geek! / ギーク!
 ――Panini Comics 社

・Michael Haitel、Hermann Ritter 編 / Magira - Jahrbuch zur Fantasy 2014 / マギラ――ファンタジー年鑑2014
 ――Amrun 社

・Multimania / マルチマニア
 ――Devil 社

・Bettina Petrik & Stefanie Zurek / With Love, Mary Sue / 愛をこめて、メアリー・スー
 ――iFuB

・phantastisch! / ファンタスティシュ!
 ――Atlantis 社

【関連サイト】
・ドイツ・ファンタスティーク大賞については
[ http://www.deutscher-phantastik-preis.de/ ]


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2863 . Michael Marcus Thurner / Die Finale Stadt: Unten / 終末都市・底
2864 . Michelle Stern / Die Finale Stadt: Oben / 終末都市・表
2865 . Oliver Fröhlich / Die Finale Stadt: Hof / 終末都市・廷
2866 . Michael Marcus Thurner / Die Finale Stadt: Turm / 終末都市・楼
2867 . Michelle Stern / Zeitsturm / 時嵐
2868 . Christian Montillon / Der Fall Janus / ヤヌス計画
2869 . Uwe Anton / Angakkuq / アンガックク
2870 . Leo Lukas / Die Eiris-Kehre / エイリス=カーブ
2871 . Verena Themsen / Die Sextadim-Späher / 6次元斥候

□ Perry Rhodan-Heft 2863話「終末都市・底」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2863-die-finale-stadt-unten.html ]

 (承前)

 〈時の彼方の国〉――

「アトラン」
「ルア・ヴィルタネンさん」
「フォーゲル・ツィールロス」
「3名は~」
「〈此在の島〉ヴェステ・タウの~」
「存在核〈小胞〉の上空に浮かぶ~」
「アダル館=かつての惑星テラの衛星ルナへ」
「そこで」
「アトランは~」
「計算脳ネーサンの超未来版を介して~」
「アバターのひとつである娘〈イラ〉さんのナビゲートで~」
「マタン・アダルの過去を知りました」
「で」
「〈イラ〉さんは~」
「意識が戻ったアトランに、教えて曰く」
「――アトピック中庭は~」
「――目下〈此在の島〉ヴェステ・タウにあります」
「――ただし」
「――別の〈小胞〉の中なのです」
「ネーサンは~」
「アトラン一行が〈拡張通路〉で、行きつけるように~」
「アトピック中庭の許可をとりつけました」
「かくして」
「アトラン」
「ルア・ヴィルタネンさん」
「フォーゲル・ツィールロス」
「3名は~」
「〈拡張通路〉を降下したのです」
「が」
「――!」
「――行き先が違う?」

 じつは――

「〈礫岩のバックトウ〉は~」
「アトランの細胞活性装置に興味をいだきました」
「釣師という配下の捕吏たちに通達したのです」
「――連中の行く手を阻むのだっ」
「……」
「憶えて、いるでしょうか」
「ラルハトーン銀河にいた~」
「アトプの女裁判官サエカエルのもとには~」
「歴史ある模倣文化〈バックトウラート〉に発する~」
「模倣に秀でた人造生命バックトウたちがいました」
「この一族が~」
「〈時の彼方の国〉にもいたわけです」

 アトラン一行――

「ルア・ヴィルタネンさん」
「フォーゲル・ツィールロス」
「両名は~」
「ゲニフェルの技能で~」
「――脱出しましょうっ」
「――よいしょっ」
「3名は~」
「誰のモノとも知れぬ排泄物でいっぱいの下水溝みたいなところへ」
「――どっぽん」
「落ちました」
「――あー、宇宙服のヘルメットを閉じていて良かった」
「と」
「――おーい、だいじょうぶか?」
「カレエ人の下水釣師の釣船が~」
「3名を救い上げて~」
「居住泡タルパナへ運んでくれます」
「……」
「途上」
「女船長から異人たちをまかされたのが~」
「釣師マラウィク」
「この下水溝みたいなトコロは〈下湖〉というとか」
「説明してくれます」
「――カレエ人が住む居住泡タルパナは~」
「――〈下湖〉にとりまかれています」
「――居住泡タルパナは~」
「――終末都市の4つの部分のひとつで~」
「――〈底〉と呼ばれます」
「――他の3つは~」
「――〈表〉〈庭〉〈塔〉と呼ばれます」
「――〈底〉と〈表〉〈庭〉〈塔〉のあいだは〈膜〉が閉ざしているのです」
「――〈底〉は〈表〉の廃棄物を、一方的に押しつけられているのです」
「――われわれ〈底〉の住民にとって~」
「――〈表〉も〈庭〉も〈塔〉も伝え聞くだけの夢の国なのです」
「――終末都市は~」
「――ファウトのグロスベルクがとりしきる当局が統治しているのです」
「――革命家〈希望の担い手〉は~」
「――〈底〉の処遇改善を訴えようとしているのです」

 〈礫岩のバックトウ〉――

「当人も~」
「配下の〈釣師〉たちも~」
「アトラン一行の足どりを見失いました」
「そこで」
「〈礫岩のバックトウ〉は~」
「〈堆積岩のバックトウ〉に希望をかけて~」
「――父親の姿をとって~」
「――ヤツのフラグを折るのだっ」
「やがて」
「〈堆積岩のバックトウ〉は~」
「――アトラン一行を発見した?」
「追うのでした」

 アトラン一行――

「釣師マラウィクは~」
「3名をカレエ人女性グランツタインさんのもとへ案内」
「――グランツタインさんの息子パシュナルドが?」
「――革命家〈希望の担い手〉?」
「パシュナルドは~」
「――閉じた〈膜〉のところまで案内しましょう」
「手助けを申し出ました」
「ところが」
「ここに至り~」
「マラウィクが~」
「正体をあらわして~」
「――!」
「パシュナルドを襲ったりして」
「――いかーんっ」
「アトランはこれを阻止」
「パシュナルドの母グランツタインさんが~」
「マラウィクを始末」

 アトラン一行――

「パシュナルドは~」
「アトラン一行を居住泡の縁の〈下湖〉へ~」
「〈膜〉の手前へと案内」
「――居住泡の外は老フィラという生ける濾過器がくるんでいるのです」
「で」
「アトラン一行は到着早々にして~」
「――でろでろでろーっ」
「〈膜〉が開いて〈表〉の廃棄物を吐き出す様子を、見てしまったり」
「――一瞬のコトであるのだな」
「――一方通行なのです」
「ルア・ヴィルタネンさん」
「フォーゲル・ツィールロス」
「両名は~」
「ゲニフェルの感覚で~」
「――〈膜〉の制御要素が、だんだんわかってきたかも」
「初回は失敗」
「2度目も失敗」
「3度目の正直で~」
「アトラン一行3名と~」
「いあわせたカレエ人たちは~」
「〈膜〉に吸いこまれて、」
「吐き出されたのです」

 アトランの少年時代の水晶宮にそっくりのどこか――

「アトランは~」
「――はっ」
「気づきました」
「――ココは、昔の水晶宮?」
「活力ある時代のアルコン人たちがいます」
「アトランの父、ゴノツァル家のマスクダルもいます」
「――本物そっくりだ」
「――だから疑わしい」
「――信じられたら良いのだが」
「ルア・ヴィルタネンさん」
「フォーゲル・ツィールロス」
「両名はどうなったかというと~」
「――皇帝親衛隊クララセンの監視下にある?」
「……」
「アトランは~」
「――ゲームのルールを教えてほしい」
「――コレはいったい何のマネなのか?」
「父マスクダルは~」
「――ニセとかマネとかは、些細なコトである」
「――ソナタに他の道を与えたかもしれない現実を~」
「――作って示すコトが肝心なのである」
「アトランは~」
「――つまり?」
「――オレを懐柔してフラグを折ろうというコトか?」

 楽しく過ごした数日の後――

「父マスクダルは~」
「打ち明けました」
「――じつは」
「――邪魔な両名は取り除くことになっておる」
「素性も打ち明けました」
「――朕は〈バックトウ〉のひとりであったが~」
「――朕は祖型としたゴノツァル家のマスクダルと同一である」
「――シミュレーションは完璧である」
「――ソナタへの愛情も含めて」
「――この新しい大帝国で共に暮らしてはもらえまいか?」
「アトランは~」
「――ことわるっ」
「さらに迫っていわく」
「――本当に父の愛があるというなら~」
「――ふたりのもとへ連れていくのだ」

 両名の監禁場所――

「アトランは~」
「――ばーん」
「父マスクダル=〈バックトウ〉を撃ちました」
「ルア・ヴィルタネンさん」
「フォーゲル・ツィールロス」
「両名を始末しようとするクララセン一同も~」
「――ばーん」
「〈バックトウ〉は水晶の塵と化して~」
「アトランにまとわりついたり」
「と」
「気づいてみれば~」
「アトラン一行3名と~」
「いあわせたカレエ人たちは~」
「ふたたび〈膜〉の下に立っていました」
「で」
「カレエ人たちは、逃げ出しました」
「アトラン一行3名は~」
「――もう一度、やってみよう」

 以下次号

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 なかなか思うとおりにいきません。


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