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| d-information | シリーズ/作家 | ペリー・ローダン |

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927 [2016/05/09]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2854 . Oliver Fröhlich / Der letzte Mensch / 最後の人類
2855 . Michelle Stern / Der Linearraum-Dieb / リニア空間泥棒
2856 . Verena Themsen / Spiegeljunge / 鏡の少年
2857 . Michael Marcus Thurner / Die Hyperfrost-Taucher / ハイパー氷潜行隊
2858 . Christian Montillon / Hüter der Stahlquelle / 鋼の泉の守護者
2859 . Uwe Anton / Die ParaFrakt-Konferenz / 時割れ会議
2860 . Uwe Anton / Der tote Attentäter / 死せる暗殺者
2861 . Leo Lukas / Der Flug der BRITOMARTIS / 《ブリトマルティス》の航行
2862 . Michelle Stern / Das Geschenk des Odysseus / オデュッセウスの贈り物
2863 . Michael Marcus Thurner / Die Finale Stadt: Unten / 終末都市・底

□ Perry Rhodan-Heft 2854話「最後の人類」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2854-der-letzte-mensch.html ]

 (承前)

 〈時の彼方の国〉、アダル館――

「アダル館とは~」
「〈此在の島〉ヴェステ・タウの~」
「存在の核〈小胞〉の上空に浮かぶ~」
「かつての惑星テラの衛星ルナ」
「ここで」
「アトランは~」
「ネーサンの娘〈イラ〉さんに迎えられて~」
「――アトプの裁判官マタン・アダルのコトを知りたければ~」
「――意識の旅をするのです」
「……」
「ルナにある、巨大な計算脳ネーサンは~」
「いまや、6次元基盤のイントトロニクスなのだとか」
「兆の単位の生命体の記憶エッセンスを保持していて~」
「ネーサンの意識の中の、6次元関連場の中で~」
「兆の単位の生命体の記憶を~」
「ずっとくりかえし演じとおしているのだとか」
「今回は、演じている記憶にアトランの意識を入れこんで~」
「すなわち〈異記憶移入〉して~」
「体験させるのだとか」
「記憶エッセンスの中で、何日も何年も経過しても~」
「アダル館では、数秒しか経過しないとか」
「さて」
「こうして体験する中で~」
「アトランは、演じる記憶の持ち主になります」
「判断も行動も、不可能ではないのですが~」
「判断も行動もできるのは、重要でない局面に限られるとか」
「かといって~」
「判断も行動もしないでいると~」
「アトランの意識が呑まれて消える危険もあるとか」
「……」
「ともあれ」
「アトランは~」
「〈イラ〉さん曰くの、準備運動として~」
「お試し〈異記憶移入〉を体験」
「意識を呑まれないで済んで、フェーズ1には合格」
「いよいよ、本番のフェーズ2に移ります」
「アトランとしては~」
「――オレ……マタン・アダルになるのか?」
「ちょっとドキドキ」
「でも」
「〈イラ〉さんは~」
「――別のモノになってもらいます」

 ジェアダル人の探査船団――

「ジェアダル人は、昆虫型の種族」
「体長1mそこそこの、トンボを思わせなくもない姿」
「身体も技術も、さまざまなモノが水晶製です」
「知識収集は、何より大事」
「それはもう宗教みたいに大事」
「で」
「今般――」
「ジェアダル知識連合は~」
「――GAヨマードを探査するのです」
「3隻で1組の船団を、派遣したのでした」
「さて」
「マアイチャル=ライゴナルは~」
「3隻の中の1隻=探査船《フラグダンク》の乗員」
「これが、アトランが〈異記憶移入〉した宿主です」
「……」
「アトランの意識は~」
「知るのです」
「――(GAヨマードというのは?)」
「――(交差した銀河系とアンドロメダ銀河?)」
「そういえば~」
「アトランがいた新銀河暦16世紀にも~」
「両銀河は、だんだん近づいていました」
「40億年後に衝突する、と予測されていました」
「――(つまり、この時代は?)」
「――(新銀河暦16世紀からみて、40億年後の未来?)」
「さらに、こんなコトもわかりました」
「――(GAヨマードは?)」
「――(2億8000万年間、通行不能なバリアに囲まれていた?)」
「――(それが消えたから、ジェアダル人は探査船団を派遣した?)」
「……」
「そうこうするうちに~」
「探査船団の乗員たちの投票により~」
「――危険かもしれないから~」
「――1隻だけGAヨマードに入るコトにしよう」
「決まりました」

 探査船《フラグダンク》は、交差銀河GAヨマードへ――

「――ハイパーエネルギーが、出ていませんねえ」
「どうやら高等な生命体が皆無」
「マアイチャル=ライゴナルは~」
「惑星探査に、幾度も参加」
「何千という惑星で~」
「――地衣類?」
「――コケ?」
「――キノコ?」
「――細菌?」
「やはり下等な生命体しかいない」
「――(どういうコトだ?)」
「ここで~」
「アトランの意識に~」
「マアイチャル=ライゴナルの記憶が~」
「――ごーっ」
「過去も未来もゴチャまぜに、なだれこんできたりして」
「――(これらすべての生命形態は、遺伝的に同一?)」
「――(封じられた遺伝素質が、数えきれないほどある?)」
「――(どういうコトだぁぁぁっ)」
「アトランの意識は~」
「はげしく動揺」
「――(ぁぁぁっ)」
「マアイチャル=ライゴナルの記憶エッセンスの中に~」
「溶けてしまいそうになりました」
「……」
「――!」
「〈イラ〉さんが、即座に介入」
「記憶の再生を一時停止、というか~」
「アトランの意識をカットしてクリップボードに置いた、というか~」
「ともあれ、そんなコトをして待ったをかけました」
「〈イラ〉さんは~」
「宙ぶらりんなアトランの意識に対して、曰く」
「――アトピック法廷は~」
「――ディス=クロン剪定の危機後に、ひとまず銀河系から退きましたが~」
「――この時代において、また介入をはじめたのです」
「――将来~」
「――マアイチャル=ライゴナルは~」
「――アトピック法廷の連絡役になるのです」
「とか解説した後で~」
「――では、少し跳んで先を続けましょう」

 マアイチャル=ライゴナルの記憶の10年後――

「探査船《フラグダンク》の司令官は、サアヨ=ソクファル」
「マアイチャル=ライゴナルは~」
「気づいてみれば、副官役の〈仲介者〉に昇進していました」
「……」
「ある日――」
「――ハイパーインパルスを捉えた?」
「発信源に行ってみると~」
「一辺9kmの立方体型の船が3隻」
「マアイチャル=ライゴナルは~」
「搭載艇で、ファーストコンタクトにおもむきます」
「――エスドラタン・ヘティル・オエヘク・バナル・エクポウリョル?」
「とかいう相手の第一声は~」
「――きみたちは本物の生命体か?」
「……」
「アトランの意識は~」
「――(ポスビだっ)」
「すなわち、ポジトロン生体ロボット……と、思うわけですが」
「マアイチャル=ライゴナルとして、相手の話を聞いていくと~」
「――(コイツらは、女帝陛下のチオビオム?)」
「すなわち、チオトロニクス生命形態……とかいう」
「――(滅びた〈二百の太陽の星〉の遺産を管理している?)」
「……」
「チオビオムらが~」
「マアイチャル=ライゴナルに語ったトコロによれば~」
「――交差銀河タラメダをバリアで閉じられるのは?」
「――たとえば、タラニアくらい?」
「……」
「ここで、またしても~」
「アトランの意識に~」
「マアイチャル=ライゴナルの記憶が~」
「――ごーっ」
「過去も未来もゴチャまぜに、なだれこんできたりして」
「――(タラニアという共同体は?)」
「――(かつて、交差銀河タラメダ=GAヨマードの全域を治めていた?)」
「――(バリアが閉じるのよりずっと前に、消滅していた?)」
「――!」
「〈イラ〉さんが、即座に介入」
「待ったをかけたりして」
「解説した後で~」
「――では、先を続けましょう」

 マアイチャル=ライゴナルの記憶――

「チオビオムらは~」
「ジェアダル人に、とある恒星系の座標を教えました」
「――星系ソル?」
「――タラニアの痕跡があるかも?」
「――最後の人類がいるかも?」

 さまがわりした星系ソル――

「恒星ソルは~」
「新銀河暦16世紀には、小さな黄色い星でした」
「が」
「40億年のうちに~」
「海王星は、なくなりました」
「恒星ソルは大きく膨らんで、水星と金星を呑みこみました」
「惑星テラは厚い雲海におおわれた灼熱の惑星で~」
「――地衣類?」
「――コケ?」
「――キノコ?」
「――細菌?」
「やはり下等な生命体しかいない」
「が」
「――テラの軌道の反対側に?」
「――ちょっと小さめの天体がある?」
「行ってみると~」
「直径3483km」
「テクノクラストに覆われています」
「アトランの意識としては~」
「見知った天体です」
「――(衛星ルナだっ)」
「……」
「探査船《フラグダンク》が~」
「ファーストコンタクトを試みると~」
「ネーサンが応答しました」
「――異星人の着陸は、許可できません」
「――タラニアの市民と同じ肉体をしたモノにだけ、許可します」
「とかいう」
「……」
「ジェアダル人は~」
「諸惑星で採集した~」
「――地衣類?」
「――コケ?」
「――キノコ?」
「――細菌?」
「下等な生命体の遺伝素質の封じられた部分を解析して~」
「タラニアの市民とおぼしきヒューマノイドの身体を、組み立てました」
「とはいえ」
「ジェアダル人は~」
「身体も技術も、さまざまなモノが水晶製」
「ここで組み立てたヒューマノイドの身体も水晶製」
「この身体の寿命は短くて~」
「意識を移すにも危険がともないますが~」
「マアイチャル=ライゴナルは~」
「――ワタシが行きます」
「志願して~」
「意識をヒューマノイドの水晶身体に移行」

 衛星ルナ、ペタヴィウス・クレーター――

「ジェアダル人が作った、ヒューマノイドの水晶身体に入った~」
「ジェアダル人のマアイチャル=ライゴナルの記憶に入った~」
「アトランの意識は~」
「ルナへと向かいます」
「ネーサンに通信をつないで~」
「――マアイチャル=ライゴナルです」
「と申告する場面で~」
「アトランの意識は~」
「――アトランです」
「と言ってみたトコロ、コレが案外うまく言えたりする」
「ネーサンは~」
「――ヒューマノイドの水晶身体まで作って~」
「――人類の中でも著名な水晶王子の名まで使って~」
「――うっ」
「ジェアダル人の心意気に、感極まったらしく~」
「――着陸を許可しましょう」
「――ワタシの息子との面会を許可しましょう」
「ワタシの息子……とは、GAヨマード最後の男」
「マタン・アダル・ネーサンです」
「……」
「水晶身体が案内されたのは~」
「テクノクラストの下の、宮殿の中の~」
「対面のための大広間」
「〈島の王〉ゼノ・コルティンの意識を宿した玉座に~」
「マタン・アダルが、腰かけています」
「――よく来たな、アトランっ」
「アトランの意識は~」
「――(このアトランが将来に出会うアトランだ、と知っているのか?)」
「このマタン・アダルが~」
「マアイチャル=ライゴナルの記憶のとおりでないコトに~」
「すぐに気づきます」
「と、いうのも~」
「このマタン・アダルは~」
「アトランが〈時の彼方の国〉に至る途上で~」
「新銀河暦2577年の〈新タマニウム〉に座礁した時のコトを~」
「想起して語ったりするのです」
「――(このマタン・アダルは~)」
「――(他の記憶エッセンスたちとは別物というコトだ)」
「それが証拠に~」
「目下のアトランは~」
「マアイチャル=ライゴナルの記憶に縛られないで、行動できます」
「で」
「アトランの意識としては~」
「――(ここは、あの新銀河暦2577年を前提とした未来なのだ)」
「――(とすれば……)」
「――テフローダーのヴェトリス=モラウドがはじめて~」
「――テフローダーのみならずテラナーもアルコン人もとりこんだ~」
「――〈新タマニウム〉が~」
「――あの先にどのように発展して、その先でこのようになったのか~」
「――教えてはもらえまいか?」
「すると」
「このマタン・アダルは~」
「アトランの意識に、記憶を書き写したりして」
「――!」
「水晶身体は、すでに崩壊をはじめていましたが~」
「アトランの意識は~」
「しがみつくようにして、聞いたのでした」

 新銀河暦2577年から以後の歴史――

「〈新タマニウム〉は拡大して~」
「銀河系とアンドロメダ銀河のヒューマノイド+ポスビの共同体に成長」
「統治の中枢を担うのは、ルナの巨大な計算脳ネーサンです」
「ネーサンは~」
「アトピック法廷が来た頃に~」
「ルナごと星系アルコンに移動しました」
「その後~」
「ルナにアトピック法廷が敷いたテクノクラストと合体して~」
「人間的な意識を得ました」
「こうして飛躍を遂げたネーサンのもとで~」
「〈新タマニウム〉は~」
「いまだかつてない共同体タラニアに変貌を遂げたのです」
「……」
「そうするうちに~」
「超知性体テルミオク=〈テルムの女帝〉+バルディオクが~」
「タラニアの研究者たちに、連絡してきました」
「――長いこと行方不明の人工惑星ワンダラーを探しているのです」
「――うまくいかないので、地元のヒトに手伝ってほしいのです」
「協力した結果、人工惑星ワンダラーは見つかりました」
「超知性体〈それ〉は行方不明でしたが~」
「おもしろいモノが見つかりました」
「――イントトロニクスの青写真?」
「タラニアだけで建造できるシロモノではありません」
「すると、超能力者テルミオクが、協力を申し出ました」
「……」
「ネーサンは~」
「ルナごと、テルミオクの〈力の球形体〉の銀河のひとつに移動して~」
「イントトロニクスに改造されて~」
「星系ソルに戻りました」
「超知性体テルミオクは~」
「――交換条件といっては、何ですけれども~」
「――超知性体〈それ〉の捜索を、手伝ってほしいのです」
「タラニアは~」
「何十万という探査船団を、広域にくりだしますが~」
「けっきょく見つかりませんでした」
「さて」
「イントトロニクスに改造されたから~」
「ネーサンの娘〈イラ〉さんの同類の男女のアバターたちが~」
「大量に作られました」
「アバターたちは、人類から対等の存在として遇されて~」
「タラニアの諸惑星に助言者として置かれました」
「……」
「ちなみに」
「共同体タラニアの市民タラナーたちは~」
「ほとんど病気にかかりません」
「平均余命は1000歳以上とか」
「さて、ところで~」
「マタン・アダルは、細胞活性装置で生命をながらえていました」
「ところが」
「2万年を経過したところで~」
「細胞活性装置が、いきなり機能障害」
「超知性体テルミオクに助けを求めても~」
「先方は、救う技術がないか、救う気がないようで」
「すると」
「探査船団が遠方の銀河で遭遇した~」
「スガンスハン人が~」
「――助けましょう」
「マタン・アダルの生体複製を、作ってくれました」
「ネーサンも~」
「――助けましょう」
「マタン・アダルの意識を、新しい身体に乗せ替えられます」
「――でも、条件があるのです」
「――マタン・アダルは~」
「――ワタシの意識の断片を埋めこむコトになるのです」
「とはいえ」
「選択肢は他にありません」
「期限も迫っています」
「――よかろうっ」
「……」
「マタン・アダルは~」
「1万年ごとに~」
「スガンスハン人の手を借りて~」
「皮を剥がれて、再生するコトになりました」
「やがて」
「何回もくりかえして脱皮して~」
「マタン・アダルは~」
「――?」
「――マタン・アダル・リヴァンダルの記憶が……?」
「――残っていない?」
「マタン・アダルの脳といえども所詮は人類の脳」
「長すぎる生涯の記憶を、全部は保持しきれないのです」
「かくして」
「こうした記憶喪失がもうおきないように~」
「マタン・アダルの意識断片は~」
「――記憶は全部~」
「――〈グリヴトル杖〉という外部記憶装置に、保管しておこうっ」
「――ゼノ・コルティンも~」
「――〈グリヴトル杖〉に、保管しておこうっ」
「〈グリヴトル杖〉のおかげで~」
「――パラ能力が使えるようになった……?」
「……」
「共同体タラニアは~」
「長く久しく続きましたが~」
「2000万年後――」
「タラナーの人口は、減りはじめました」
「遠い宇宙を巡る探査屋たちは、まだいましたが~」
「多くの人類が、交差銀河タラメダの諸惑星にひきこもるようになって~」
「タラニアは、ゆっくり壊れはじめました」
「ネーサンは~」
「外界に背を向けるようになって~」
「過去の再演を、はじめました」
「……」
「数十億年後――」
「ネーサンが、いくら呼びかけても~」
「他の惑星から応答はありません」
「――生き残ったのは、ルナだけ?」
「――生き残ったのは、マタン・アダルだけ?」
「ネーサンのアバターたちは、まだ健在でしたが~」
「やがて、だんだん消えていきます」
「マタン・アダルは~」
「孤独にさいなまれて~」
「――ワタシの存在に意味をもたらすような~」
「――何か事件がおきないものか……」
「……」
「ある日――」
「〈イラ〉さんが~」
「マタン・アダルに報告しました」
「――大変ですっ」
「――交差銀河タラメダの周囲に、バリアが展開されていきますっ」
「――5万年もすれば、完全に包んでしまいますっ」
「……」
「5万年後――」
「交差銀河タラメダは~」
「バリアに完全に包まれました」
「すべての惑星で~」
「高等な生命体が滅びはじめました」
「ネーサンは~」
「ロボット船団を使って~」
「アーカイヴにある遺伝子配列を収めた下等な生命体を~」
「交差銀河タラメダの諸惑星に、撒きはじめたり」
「……」
「そして」
「無限とも思える歳月の後――」
「バリアが消えて~」
「《フラグダンク》が、ルナに到来したのです」

 話を聞くうち、ジェアダル人が作った水晶身体は完全に崩壊――

「〈イラ〉さんが、介入」
「アトランの意識を引き上げました」
「――この先、マアイチャル=ライゴナルの意識は~」
「――先頭に巻きもどされるのです」
「ちなみに」
「マタン・アダルは、最後にもうひとつ~」
「アトランに記憶を書き写していました」
「――3年して?」
「――ジェアダル人たちはルナを発進?」
「――数ヵ月後?」
「――アトプの裁判官ヴェイルダンディが?」
「――裁判官船《時間牧場》であらわれて?」
「――アトピック法廷の勧誘について、注意喚起?」
「でも」
「数年後――」
「アトピック法廷は、マタン・アダルをスカウトして~」
「マタン・アダルは、承諾したのでした」

 アダル館――

「〈イラ〉さんは~」
「意識が戻ったアトランに、教えて曰く」
「――アトピック中庭は~」
「――目下〈此在の島〉ヴェステ・タウにあります」
「――ただし」
「――別の〈小胞〉の中なのです」
「ネーサンは~」
「アトラン一行が〈拡張通路〉で、行きつけるように~」
「アトピック中庭の許可をとりつけました」
「〈イラ〉さんは~」
「アトランに曰く」
「――行けば~」
「――もっとも偉大なアトプと~」
「――永劫の昔に最後の人類をスカウトしたあのアトプと~」
「――会うコトになります」

 以下次号――

□ Perry Rhodan-Arkon
[ http://perry-rhodan.net/arkon.html ]

8 . Michael Marcus Thurner / Die Stunde des Smilers
/ スマイラーの時間
9 . Kai Hirdt / Flotte der Verräter / 裏切り者の艦隊
10 . Verena Themsen / Hüter der Gedanken / 記憶の番人
11 . Susan Schwartz / Auf dem Wandelstern / うつろう星の上で

以下、未詳

 1月22日開始の、小ヘフト・シリーズ。隔週刊。全12冊。
 草案は Marc A. Herren。

□ Perry Rhodan-Arkon 8話「スマイラーの時間」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-8-die-stunde-des-smilers.html ]

 (承前)

 新銀河暦1402年6月、銀河系――

「球状星団M13すなわちアルコン名〈タントゥル=ロク〉のご近所から~」
「――かっ」
「超強力なハイパー・インパルス〈アルカイック・インパルス〉が出ました」
「で」
「このインパルスの影響で~」
「アルコン人の付帯脳が~」
「アルコン人の本来の人格を、圧して~」
「肉体の支配権を、握って~」
「有力者を、操りはじめたのです」

 M13球状星団、星系ケスナルの惑星アラロン――

「ここは~」
「銀河医師族アラスの根拠地」
「……」
「〈スマイラー〉の異名をとるテラナー、ロナルド・テケナーは~」
「アルコン帝国皇帝ボスティク1世が指揮する御座艦隊が~」
「星系ケスナルに来たと知って~」
「――ボスティク1世を、捕らえようっ」
「扮装して~」
「USOの装備とコネを用いて~」
「惑星アラロンに潜入」
「一方」
「〈皇帝陛下の忠実な犬〉アルコン人のシャロワインは~」
「――皇帝陛下を、お助けするのだっ」
「――付帯脳の呪縛から、解き放つのだっ」
「扮装して~」
「親衛隊クララセンとしての装備とコネを用いて~」
「惑星アラロンに潜入」
「――!」
「偶然というか、必然というか~」
「両名は再会」
「……」
「ロナルド・テケナー」
「シャロワイン」
「両名は~」
「立場こそ違えども、たがいに実力を認め合う間柄」
「――ここはひとまず」
「――よかろうっ」
「肩を並べて~」
「皇帝ボスティク1世の身柄を確保」
「ロナルド・テケナーの特殊装備のレカ型円盤艇で~」
「惑星アラロンを脱出」
「――ぴゅーっ」

 レカ型円盤艇はM13球状星団から離脱――

「――銀河系から距離をとったら~」
「――付帯脳がこうむった影響が、消えるかも」
「円盤艇は~」
「M3球状星団方面を目指して進む」
「……」
「船内では~」
「ロナルド・テケナー」
「シャロワイン」
「両名が~」
「――ここはひとまず」
「――よかろうっ」
「暇つぶしに、アルコンの伝統競技ガラボで対戦してみたりする」

 次回は2週間後――

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 長いといろいろ大変です。


d-information ◆ 927 [不定期刊] 2016/05/09
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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