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924 [2016/04/18]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2851 . Christian Montillon / Die Mnemo-Korsaren / 記憶私掠者たち
2852 . Leo Lukas / Spaykels Rache / スパイケルの復讐
2853 . Oliver Fröhlich / Im falschen Babylon / 偽りのバビロンにて
2854 . Oliver Fröhlich / Der letzte Mensch / 最後の人類
2855 . Michelle Stern / Der Linearraum-Dieb / リニア空間泥棒
2856 . Verena Themsen / Spiegeljunge / 鏡の少年
2857 . Michael Marcus Thurner / Die Hyperfrost-Taucher / ハイパー氷潜行隊
2858 . Christian Montillon / Hüter der Stahlquelle / 鋼の泉の守護者
2859 . Uwe Anton / Die ParaFrakt-Konferenz / 時割れ会議

□ Perry Rhodan-Heft 2851話「記憶私掠者たち」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2851-die-mnemo-korsaren.html ]

 (承前)

「〈時の彼方の国〉の〈此在の島〉のひとつ、ヴェステ・タウで~」
「アトランは~」
「ルア・ヴィルタネンさん」
「フォーゲル・ツィールロス」
「両名をつれて~」
「クモを思わせる姿の、女記憶商人エリアム・エルリのもとに出向いて~」
「記憶を売って、情報を買いました」
「この時――」
「エリアム・エルリは~」
「アトランの記憶の全貌を、垣間見たわけで」
「――何……この凄いお宝の山っ」
「すぐに~」
「スパイケル」
「ヴァルクズ」
「悪名高い両名に、こっそり連絡をとりました」
「――凄い獲物を教えましょうか?」
「――そのかわり、奪った記憶の一部はワタシに回してほしいの」
「両名は、記憶私掠者」
「犠牲者の記憶全部をひったくって、死に至らしめるのが稼業です」
「で」
「記憶私掠者2名は~」
「アトラン一行を、襲撃」
「百戦錬磨のアトランは、扱いかねたものの~」
「若者2名は、それほどでもない」
「記憶私掠者2名は~」
「負傷した、フォーゲル・ツィールロスと~」
「意識をなくした、ルア・ヴィルタネンさんを~」
「誘拐して、姿をくらませました」
「……」
「アトランは~」
「旅行ガイドのラルホムが運転する浮遊環に乗って~」
「女記憶商人エリアム・エルリさんのもとへ、急ぎ戻る」
「と、いうのも」
「――記憶私掠者たちに、ワレワレの情報を流すことができたのは~」
「――エリアム・エルリくらいしか、いないっ」
「――ふたりが誘拐された先についても、何か知っているに違いない」

 女記憶商人エリアム・エルリのもとで――

「アトランが~」
「エリアム・エルリさんに~」
「――記憶私掠者の隠れ家を、教えてほしいのだ」
「取り引きを、もちかけたトコロで~」
「旅行ガイドのラルホムが~」
「――同僚ロルハムの仇っ」
「エリアム・エルリさんに、襲いかかる」
「過去にそうした因縁があって~」
「機会をうかがっていたらしい」
「でも」
「返り討ちにあって~」
「――うっ」
「ラルホムは重傷」
「そこに」
「アトランが割って入ります」
「――ラルホムを助けたいのだ」
「エリアム・エルリさんを介して~」
「紀元前540年のカナリア諸島で~」
「黄金のニテティスとつれだって旅した記憶を~」
「医者に支払ったり」
「その上で、あらためて~」
「――記憶私掠者の隠れ家を、教えてほしいのだ」
「新銀河暦426年の~」
「フロストルービンを抜ける墜落の記憶を~」
「エリアム・エルリさんに支払ったり」
「――(このあたりの記憶なら~)」
「――(なくしても、ペリー・ローダンに聞けば良いからな)」
「……」
「ちなみに」
「エリアム・エルリさんにとって~」
「結託した記憶私掠者2名にとって~」
「こうした事態は、あらかじめ想定した範囲内」
「エリアム・エルリさんは~」
「本来の獲物であるアトランを~」
「記憶私掠者2名のもとに行くようにしむける~」
「そうした手筈も、申し合わせてあったりする」
「なので」
「エリアム・エルリさんは~」
「アトランの極上の記憶ひとつと引き替えに~」
「――トルフェス区の山の地下迷宮が、記憶私掠者の隠れ家よっ」
「あっさり教えるのでした」
「かくして」
「アトランは~」
「快復したラルホムの浮遊環に乗って~」
「トルフェス区の地下迷宮へ」
「……」
「ちなみに、じつは~」
「陰からこっそり~」
「こうした様子を、観察しているヒトがいました」
「外観は、3本腕の年老いたヒューマノイド」
「名は、ロトフルド」
「ペレグリノロジストの兄弟団に所属しています」
「ペレグリノロジストとは~」
「〈此在の島〉ヴェステ・タウの珍しい現象を研究したり~」
「はっきり定義できない特殊例にかかわったり」
「ロトフルドは~」
「兄弟団の長兄たちから~」
「新参者をチェックするよう、言われてきたのです」

 私掠者たち――

「女記憶商人エリアム・エルリさんは~」
「少し欲が深すぎました」
「アトランの極上の記憶のひとつを、こっそり懐におさめたのを~」
「記憶私掠者スパイケルが、勘づいたのです」
「――その記憶は、オレがほしかったのに」
「欲しい記憶は奪いとるのが、記憶私掠者の流儀です」
「で」
「記憶私掠者スパイケルは~」
「――!」
「エリアム・エルリさんを襲って~」
「記憶を根こそぎ奪うと~」
「空っぽの亡骸を残して、去ったのでした」

 トルフェス区の地下迷宮――

「アトラン」
「ラルホム」
「両名は、目的の場所に至りますが~」
「――何も……ない?」
「ただぽっかり空虚な穴があるだけ」
「と」
「ペレグリノロジストのロトフルドが~」
「――偶然に通りかかったのですじゃ」
「と、ウソぶきながら登場」
「アトランは~」
「――(うさんくさいなあ)」
「思うのですが~」
「ともかく話を聞いてみると~」
「ロトフルドは、曰く」
「――〈急げ急げ〉という一族の~」
「――2ファーレットという個体が~」
「――記憶私掠者の隠れ家を~」
「――5.0123秒未来に送りこんで、隠しているのですじゃ」
「〈急げ急げ〉は~」
「トルフェス区の出身」
「アメーバみたいな外体の中に~」
「多数の生き物が共生しているのが、ぼんやりと見て取れます」
「外体と中のヒトたちの総体が〈急げ急げ〉なのだとか」
「――〈急げ急げ〉は~」
「――ずっと昔に誰かが〈共時性の通路〉で分岐を造ろうとした時に~」
「――〈共時性の通路〉から剥離した粒子を~」
「――いうなれば乗りこなすのですじゃ」
「――天賦の才により~」
「――共時性の通路の粒子を用いて~」
「――およそ5秒の時間を旅できるのですじゃ」

 記憶私掠者の隠れ家の中――

「狭い牢で身体を寄せ合った~」
「ルア・ヴィルタネンさん」
「フォーゲル・ツィールロス」
「両名は~」
「――逃げるのよっ」
「――逃げようっ」
「ルア・ヴィルタネンさんは~」
「髪の毛に仕込んだ~」
「アトプ技術〈全能性・技術性=前駆細胞〉を使って~」
「――!」
「牢のエネルギー場を破ります」
「――同じやり方で~」
「――5.0123秒の未来からも逃げられると良いのだけれども」
「でも」
「記憶私掠者の隠れ家を、5秒未来に留めているのは~」
「機械ではないのです」
「〈全能性・技術性=前駆細胞〉ではどうにもできない~」
「〈急げ急げ〉の2ファーレットなのです」
「こうして」
「両名の脱走は、すぐに知られるところとなり~」
「記憶私掠者2名が、追撃してきたり」
「――!」
「記憶私掠者のエネルギー鞭にやられて~」
「ルア・ヴィルタネンさんは~」
「――うっ……ぐったり」
「死亡」
「フォーゲル・ツィールロスは~」
「また囚われの身」

 アトランは、体勢を建て直す――

「ペレグリノロジストのロトフルドは~」
「いろいろとウソぶきながら~」
「アトランに、助っ人を紹介します」
「クモを思わせるデャドン種族の女傭兵カダロウ・ヴァドヒュルドさん」
「――まかせなさいっ」
「ラオンダというロボット1体」
「――マカセナサイっ」
「さらに~」
「〈急げ急げ〉の7ルンカスと9ルンカスという個体が~」
「――記憶私掠者たちに協力している2ファルレットは~」
「――一族の面汚しです」
「――記憶私掠者たちと対決する機会をいただいて~」
「――とにかく感謝です」
「ともあれ」
「アトランは~」
「対価として記憶を支払うコトになるわけで~」
「――母の子守歌の記憶を、支払おうっ」
「……」
「ちなみに」
「そうこうするうちに~」
「記憶私掠者の隠れ家では~」
「2ファルレットの中のヒトたちは代替わりして~」
「3ファルレットに変わっていたりするのですが~」
「これはこれ、また別の話です」
「……」
「アトランは~」
「女傭兵カダロウ・ヴァドヒュルドさん」
「ロボットのラオンダ」
「鞘2つに分乗した〈急げ急げ〉17名」
「一同を率いて~」
「ペレグリノロジストのロトフルドもつれて~」
「ふたたびトルフェス区の地下迷宮へ」

 途上――

「ペレグリノロジストのロトフルドは~」
「アトランにとっては未来の歴史、みたいなコトを教えてくれたり」
「――アルコン人は、その後、かなり経ってから~」
「――〈大群〉で第4指揮者種族の跡を継ぐのですじゃ」

 トルフェス区の地下迷宮――

「アトランに雇われた〈急げ急げ〉たちは~」
「記憶私掠者にくみする〈急げ急げ〉3ファルレットを~」
「――オーエスっ」
「――どっしん」
「記憶私掠者の隠れ家もろとも~」
「現実の時間に、引き摺り出して~」
「ひっとらえました」
「で」
「戦闘勃発」
「アトランは~」
「――ずぎゅーん」
「――ばーん」
「記憶私掠者ヴァルクズと戦って~」
「鞭で縛りあげて、捕らえました」
「で」
「アトランとしては~」
「――捕虜交換だっ」
「記憶私掠者ヴァルクズを解放」
「対して」
「記憶私掠者スパイケルは~」
「ルア・ヴィルタネンさんの遺体を投げすてると~」
「解放された記憶私掠者ヴァルクズと~」
「囚えたままのフォーゲル・ツィールロスを~」
「ひっつかんで逃げ出す」
「アトランは追おうとしますが~」
「記憶私掠者スパイケルは~」
「洞窟全体を爆破」
「――ばーん」
「ロボットのラオンダは~」
「まきこまれて、粉々に」

 〈急げ急げ〉たちの倉庫――

「ペレグリノロジストのロトフルドは~」
「アトランに、ひとつ秘密を明かします」
「――〈此在の島〉ヴェステ・タウは~」
「――閉鎖された小宇宙なので~」
「――再利用が徹底しているのですじゃ」
「――生命体も再利用ですじゃ」
「すなわち」
「――ここでは~」
「――何者も生物学的に生まれないですじゃ」
「――本当には死なないですじゃ」
「――少なくとも、そんなにしょっちゅう死なないですじゃ」
「より具体的に言うと~」
「――死者のU”BSEF定数は~」
「――〈此在の島〉ヴェステ・タウの時空膜に反射して~」
「――死後62時間のうちに、もどってくるですじゃ」
「――身体が完全に破壊されないかぎり~」
「――生命はとりもどせるですじゃ」
「――この経過を〈回想〉というですじゃ」
「さらに言うと~」
「――死後62時間が過ぎると~」
「――死者のU”BSEF定数は~」
「――〈此在の島〉ヴェステ・タウの外の熱的平衡に~」
「――呑まれて失われるですじゃ」
「――操り人形師だけが~」
「――〈回想〉を実施できるですじゃ」
「――ノイ=ノイオン区の女操り人形師シンシリ・クェーブドさんが~」
「――最寄りですじゃ」

 ちなみに――

「記憶私掠者たちは~」
「かくたる事態も、折りこみ済みでした」
「アトランが大至急で操り人形師のもとに行くのも~」
「想定していたのです」
「なので」
「襲撃の機会ができたら通知するように~」
「ルア・ヴィルタネンさんの遺体に~」
「何やら装置を仕込んでいたり」

 ところが――

「アトランが~」
「操り人形師のもとに向かおうとしたトコロで~」
「アトランに雇われた〈急げ急げ〉たちが~」
「記憶私掠者2名の足跡を発見」
「――〈急げ急げ〉の外体安息所に隠れている?」
「この冒涜的行為をもって~」
「記憶私掠者2名は〈急げ急げ〉の全員の怒りを買い~」
「一族は総出で、アトランを支援することに」

 〈急げ急げ〉の外体安息所――

「アトラン」
「女傭兵カダロウ・ヴァドヒュルドさん」
「両名は~」
「――突入だっ」
「と」
「まさに」
「記憶私掠者ヴァルクズが~」
「フォーゲル・ツィールロスを絞め殺そうとするトコロでした」
「が」
「フォーゲル・ツィールロスとしても~」
「ただ絞め殺されるのを待ってはいません」
「苦しまぎれに~」
「素手で、私掠者の頭部のコミュニケーシション環を~」
「――むんず……ぶちっ」
「引きちぎったりして」
「記憶私掠者ヴァルクズは~」
「――うぎゃあああっ」
「傷ついたトコロに~」
「アトラン」
「女傭兵カダロウ・ヴァドヒュルドさん」
「両名が、攻撃」
「アトランに向けたエネルギー鞭が暴発して~」
「記憶私掠者ヴァルクズは~」
「――ばーん」
「木っ端微塵」
「蘇生の見こみは、なさそうです」
「一方」
「記憶私掠者スパイケルも~」
「撃たれて負傷」
「――よくもヴァルクズをっ」
「――アトラン、キサマーっ」
「――憶えていろよーっ」
「転送機で逃走」
「アトランは追おうとしますが~」
「転送機は自壊」
「――ばーん」

 以下次号――

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 die Huscher を〈急げ急げ〉としてみましたが……。


d-information ◆ 924 [不定期刊] 2016/04/18
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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