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917 [2016/02/29]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft 新サイクル Sternengruft「星の地下庫」
[ http://perry-rhodan.net/newsreader/items/kurzer-perry-rhodan-zyklus-ab-band-2875.html ]

「2875話に始まるサイクルは〈星の地下庫〉」
「2899話までつづいて~」
「2900話に始まる新サイクルに橋渡しするのだとか」

□ Perry Rhodan-Heft

2844 . Michael Marcus Thurner / Der Verschwiegene Bote / 沈黙の使者
2845 . Hubert Haensel / Die Methan-Apokalypse / メタン黙示録
2846 . Hubert Haensel / Karawane nach Andromeda / アンドロメダへのキャラバン
2847 . Michelle Stern / Planet der Phantome / ファントムの惑星
2848 . Uwe Anton / Paraschock / パラショック
2849 . Uwe Anton / Das Chronoduplikat / 時間複製
2850 . Wim Vandemaan & Christian Montillon / Die Jenzeitigen Lande / 時の彼方の国
2851 . Christian Montillon / Die Mnemo-Korsaren / 記憶私掠者たち

□ Perry Rhodan-Heft 2844話「沈黙の使者」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2844-der-verschwiegene-bote.html ]

 (承前)

 西暦紀元前2010万3191年、巨艦《ラス・ツバイ》――

「ローダン指揮下の《ラス・ツバイ》は~」
「ノウラルハトーン銀河から~」
「超高速な超光速駆動=超空間プログレス駆動で~」
「――ひゅん」
「予定どおり~」
「銀河系のサウスサイドまで2万光年というトコロに、到着」
「……」
「《ラス・ツバイ》には~」
「乗員分のサスペンド・アルコーヴという装置があります」
「超高速な超光速駆動=超空間プログレス駆動のあいだ~」
「機関が出す危険な放射から護るために~」
「乗員を一時的に非物質化するのです」
「――はっ」
「ペリー・ローダンは~」
「サスペンド・アルコーヴから、覚醒」
「たっぷりとシャワーを浴びて、さっぱり」
「――はっ」
「――はっ」
「サスペンド・アルコーヴから、次々に乗員が覚醒」
「とはいえ」
「遺憾ながら、覚醒しないた乗員も、いくらかいたりする」
「……」
「さて、ここから先~」
「――《ラス・ツバイ》は~」
「――光速すれすれの亜光速飛行をして~」
「――新銀河暦1518年の現実時に帰還するっ」
「光速すれすれで飛べば~」
「船内の時間経過は短くて済む理屈です」
「――ごごごっ」

 船内時間で1週間後――

「《ラス・ツバイ》艦内に警報」
「――艦載脳〈アナンシ〉が不調?」
「艦載脳〈アナンシ〉の保守担当の~」
「カマシュ人シャルヴァ・ギャラクション・シェンゲライアが、思うには~」
「――早すぎる気もするんですが」
「艦載脳〈アナンシ〉は~」
「これまで潜伏していて、いま動き出した~」
「ティウフォル人のナノマシン兵器インドクトリネーターに~」
「やられたのです」
「――ばーん」
「さまざまな障害」
「――うっ」
「さまざまな死亡事故」
「――パラトロンコンヴァータを止めないとっ」
「――艦の全体が、連鎖反応で裂けてしまうっ」
「ペリー・ローダンは~」
「――やむをえんっ」
「――予定より早いが、航行を中断するのだっ」
「到着したのは~」
「――紀元前8050年ですねー」
「――銀河系では、メタン戦争をしていた時代です」

 紀元前8050年、銀河系――

「憶えて、いるでしょうか?」
「この時代――」
「アルコン帝国は~」
「アンドロメダ銀河から来たメタン呼吸生物マークスを相手に~」
「戦っていました」
「これに与する銀河系のメタン呼吸生物たちをも相手に~」
「戦っていたのです」
「……」
「《ラス・ツバイ》では~」
「アトル人の科学者シク・ドルクスタイゲルさん率いる~」
「科学者のチームが~」
「――インドクトリネーターの感染経路を突きとめて~」
「――病巣を隔離したわっ」
「でも」
「――インドクトリネーターが潜んだトコロが他にあったら?」
「不安は消せません」
「――艦載脳〈アナンシ〉はもう全面的には信じられないし」
「――手持ちの手段では、除去できないかも」
「アトル人の科学者シク・ドルクスタイゲルさんは~」
「思いつきます」
「――ここはもう超知性体〈それ〉に頼るしかないかも」
「――でも」
「――この時代の〈それ〉って、どこにいるのかしら」
「……」
「艦載脳〈アナンシ〉は無線を解析」
「――まずはアルコン人を探りましょうかねー」
「――この時代の銀河系を代表するヒトたちだしー」
「――〈永遠の生命の星〉を探していたはずだしー」

 《ラス・ツバイ》船内時間で、新銀河暦1518年11月24日――

「艦載脳〈アナンシ〉は~」
「――タウムウ種族?」
「……」
「長い鼻をしたヒューマノイドのメタン呼吸生物で~」
「平和を愛する種族とかいう」
「でも」
「アルコン人は~」
「メタン呼吸生物であるというだけで、抹殺しようとしました」
「そこで~」
「タウムウ種族は、戦うコトを決意」
「マークスに与したという」
「……」
「現在――」
「タウムウ種族の船団――全長500mのアーモンド型船からなる――と~」
「マークスのC級転子状船4隻からなる~」
「小艦隊があるらしい」
「無線通信から情報を拾ったところ~」
「――太陽より長命な被造物から遣わされた〈沈黙の使者〉?」
「――タウムウ種族は~」
「――故郷星系の座標を、アルコン人に知られて~」
「――〈沈黙の使者〉が休む地下庫を奪われるかも?」
「――と、おそれている?」
「残念なコトに~」
「艦載脳〈アナンシ〉の中に~」
「タウムウ種族の情報はありません」
「で」
「ペリー・ローダンは~」
「――行ってみようっ」
「さっそく部隊を編成」
「指揮をとるのはペリー・ローダン」
「超能力を有するネズミビーバー、グッキー」
「アトル人の科学者シク・ドルクスタイゲルさん」
「手先の器用なケロスカー、ゴルドロディン」
「宇宙陸戦隊員4名」
「TARA=IX=INSIDE戦闘ロボット2機」
「以上からなる部隊は~」
「フィクティヴ転送機クレーンで~」
「――!」
「タウムウ船の貯蔵室へ」

 タウムウ船《様式XIX=228》――

「アトル人の科学者シク・ドルクスタイゲルさんは~」
「船載ポジトロニクスをハッキング」
「――〈沈黙の使者〉の名前は?」
「――タウムウ種族の言語でクヴァクフウという?」
「――〈沈黙の使者〉が休む地下庫は?」
「――星系カウムウのガス巨星バルウクの最大の衛星〈第4巣〉にある?」
「座標も探ろうとしましたが~」
「その前に~」
「――どどーん」
「タウムウ船《様式XIX=228》と僚船が~」
「砲撃をうけたのです」

 アルコン攻撃艦隊XVII――

「トモナル家のカンディシャルドは~」
「戦闘艦80隻からなる攻撃艦隊XVIIの司令官です」
「ミンテロル家のフィアデストが艦長をつとめる~」
「直径900m級の戦艦《パエル》から~」
「指揮をとっています」
「この艦隊は~」
「タウムウ種族+マークス連合艦隊を~」
「すでに数日来追跡していました」
「……」
「ツォルトラル家のレムナルクは~」
「攻撃艦隊XVIIに同行する文化外交顧問」
「――指揮官殿は~」
「――先般の敗北で手酷い傷手を負ったので~」
「――この敵艦隊を指揮するグレク1に~」
「――個人的な遺恨をいだいてはおられませぬか?」
「トモナル家のカンディシャルドが~」
「マークスの旗艦《執拗》の拿捕に固執しているのは、事実です」
「とはいえ、遺恨だけでもない」
「――(このトモナル家のカンディシャルドには、野心があるっ)」
「――(〈永遠の生命の星〉に、つながるかもしれない~)」
「――(〈沈黙の使者〉を、見つけ出すのだっ)」
「トモナル家のカンディシャルドからしてみれば~」
「――(ツォルトラル家のレムナルクは~)」
「――(マークスと平和的に対話しようとか考えている)」
「――(こんなヤツは、機会をみつけて処分してしまいたいっ)」
「……」
「ともあれ」
「アルコン攻撃艦隊XVIIは~」
「タウムウ種族+マークス連合艦隊を射程圏内にとらえて~」
「――撃てっ」
「――どどーん」

 タウムウ船《様式XIX=228》――

「ペリー・ローダンが率いる部隊は~」
「デフレクターで姿を隠して、司令室へ」
「まずは~」
「グッキーが姿をあらわして~」
「――やあ、ボクはグッキー」
「――助けに来たんだ」
「タウムウ種族の司令官〈カウク4分の第4卵〉が~」
「対話する気になったトコロで~」
「ペリー・ローダンたちも、姿をあらわす」
「タウムウ種族からしてみれば~」
「テラナーもアルコン人も同じに見えるわけで~」
「――!」
「司令室に緊張が走るわけですが~」
「――ちょっと待てっ」
「――ワレワレは、アルコン人ではあるが~」
「――連中の仲間ではないっ」
「――ワレワレは、抵抗運動の闘士ツバイ人であるっ」
「――その証拠に~」
「――連中の包囲網から逃げる方策を、伝授しようっ」
「この方策により~」
「タウムウ船《様式XIX=228》も~」
「マークスの旗艦《執拗》も~」
「脱出成功」
「で」
「艦隊を指揮するマークスのグレク1は~」
「――その不審なアルコン人と話がしたいっ」
「ペリー・ローダン」
「グッキー」
「両名を旗艦《執拗》に呼びつけたのでした」

 マークス艦《執拗》――

「グレク1は~」
「いわゆるマークスらしいマークス」
「理論派……というか、堅物です」
「ペリー・ローダンが~」
「――ワレワレは、アルコン人ではあるが~」
「――連中の仲間ではないっ」
「――ワレワレは、抵抗運動の闘士ツバイ人であるっ」
「と、語っても~」
「――アルコン人でないアルコン人は、死んだアルコン人だけだっ」
「信じません」
「と、そこへ」
「――どどーん」
「アルコン攻撃艦隊XVIIが、追撃してきました」
「……」
「タウムウ船《様式XIX=228》は~」
「今回も脱出に成功」
「でも」
「マークス艦《執拗》は~」
「――逃げられないっ」
「アルコン艦に取りつかれて~」
「アルコン人の陸戦部隊に乗りこまれて~」
「――ずぎゅーん」
「白兵戦に」
「で」
「運悪く~」
「主戦力であるグッキーが~」
「――うっ」
「負傷して、意識喪失」
「なにやら干渉もあって~」
「フィクティヴ転送機クレーンも投入できず」
「両名は捕らわれて~」
「万能宇宙服もとりあげられて~」
「グレク1とともに、アルコン艦へと連行されたのでした」

 とある無人の星系――

「タウムウ船《様式XIX=228》が~」
「隠れているところへ~」
「《ラス・ツバイ》が、合流」
「アトル人の科学者シク・ドルクスタイゲルさんは~」
「タウムウ船の修理に尽力して~」
「タウムウ種族の司令官〈カウク4分の第4卵〉の信頼を得たりする」
「――アルコン人の抵抗運動の闘士ツバイ人を~」
「――故郷星系に案内しましょう」
「とかいう約束を、とりつけました」
「――〈沈黙の使者〉が眠るラセンの地下庫は~」
「――ずいぶんと昔に発見されたのですが~」
「――ワレワレの及びもつかない技術で護られているのです」
「――〈沈黙の使者〉に近づく者は~」
「――この存在には何かある!」
「――と、すぐに感じるのです」

 アルコン攻撃艦隊XVIIの旗艦《パエル》――

「トモナル家のカンディシャルドは~」
「――さあ、尋問だっ」
「いきおいこんで、いたのですが~」
「――マークス艦で、妙なアルコン人を捕まえた?」
「――(裏切り者の植民者か?)」
「捕まったペリー・ローダンとしては~」
「――(グッキーが回復するまで、なんとか時間を稼ぎたい)」
「というコトで、毎度おなじみの口先の技術を投入」
「――艦隊司令と内密の話がしたいっ」
「――ワタシはブレヘブ・ブラスコオイ=皇帝陛下直属の秘密諜報員だっ」
「――コードネームはゴーストだっ」
「アルコン兵たちは、聞いてうろたえますが~」
「トモナル家のカンディシャルドは~」
「――嘘だっ」
「――本当のコトを言えっ」
「自白剤を使って拷問」
「でも、細胞活性装置所持者に、並の薬物は効きません」
「くわえて~」
「科学者がいくら調べても~」
「捕虜から没収した謎の装置=フィクティヴ転送機クレーンの探知標識の~」
「用途がさっぱりわからない」
「捕虜に尋ねても~」
「――それは、皇帝陛下直属である証だっ」
「とか、ふざけたゴタクをぬかすだけ」
「トモナル家のカンディシャルドは~」
「――ようするに、コイツは何者なのだっ」
「あれこれと悩むコトに」
「ペリー・ローダンの時間稼ぎは、まずまず成功」
「だったのですが……」
「トモナル家のカンディシャルドは~」
「予想外に早く、キレました」
「――!」
「ペリー・ローダンと~」
「いまだ意識不明のグッキーを~」
「搭載艇格納庫に連行すると~」
「――キサマが本当に皇帝陛下直属の秘密諜報員なら~」
「――この剣で~」
「――そこに引き据えたマークスの指揮官グレク1の首をはねろっ」
「トモナル家のカンディシャルドは~」
「別に捕らえていたタウムウ種族の1体を~」
「――ばっさり」
「斬りふせてみせたりして」
「さらに」
「斬られたタウムウ種族の隣には~」
「タウムウ種族がもう1体、震えていたりして」
「そのわきには~」
「グッキーがいまだに意識不明」
「こうなっては~」
「ペリー・ローダンも~」
「行動に出るしかありません」
「渡された剣を構えて~」
「――うぉりゃあああっ」
「トモナル家のカンディシャルドに、打ちかかりますが~」
「――ぽわんっ」
「反撥バリアに阻まれて届かず」
「トモナル家のカンディシャルドは~」
「――正体をあらわしたなっ」
「――さあ、本当のコトを言うのだっ」
「……」
「この時――」
「グッキーが~」
「ようやく意識を取りもどして、戦線に復帰」
「グレク1も~」
「――テレポートっ」
「タウムウ種族の生存者1名も~」
「――テレポートっ」
「安全なところへ運ぶと~」
「――テレキネシスっ」
「ロボットどもを、すりつぶして~」
「アルコン人の兵士たちを、身動きならないようにする」
「で」
「ペリー・ローダンは~」
「《ラス・ツバイ》に無線連絡」
「――クレーンしてくれっ」
「グッキーも~」
「グレク1も~」
「タウムウ種族の生存者1名も~」
「フィクティヴ転送機クレーンによって~」
「――!」
「タウムウ船《様式XIX=228》へと運ばれたのでした」

 以下次号――

□ Perry Rhodan-Arkon
[ http://perry-rhodan.net/arkon.html ]

3 . Ben Calvin Hary / Die Kristallzwillinge / 水晶双子
4 . Michael Marcus Thurner / Palast der Gedanken / 思考の宮殿
5 . Gerry Haynaly / Der Smiler und der Hund / スマイラーと犬
6 . Dennis Mathiak & Marc A. Herren / Unternehmen Archetz / アルヘツ作戦

以下、未詳

 1月22日開始の、小ヘフト・シリーズ。隔週刊。全12冊。
 草案は Marc A. Herren。

□ Perry Rhodan-Arkon 3話「水晶双子」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-3-die-kristallzwillinge.html ]

 (承前)

 新銀河暦1402年、球状星団タントゥル=ロクの星々のあいだ――

「先頃~」
「タントゥル=ロクの近辺から発せられた~」
「アルカイック・インパルスには~」
「アルコン人の付帯脳をプログラム変更する、みたいな効果が~」
「あったらしい」
「……」
「憶えて、いるでしょうか?」
「アルコン人のごく一部の選ばれた者だけが~」
「高度な教育と訓練を経て~」
「難しい試験をクリアして~」
「資格を得て、付帯脳の活性化をうけます」
「こうしたエリートたちが~」
「アルコン人の社会で要職を占めているのです」
「すなわち」
「今回――」
「アルコン人の社会で要職を占める者たちが~」
「軒並みオカしい行動をとりはじめた、という次第で」

 巡洋艦《アトランティス》――

「じつは~」
「《アトランティス》と名のつく船は、いくつもあります」
「……」
「憶えて、いるでしょうか?」
「その昔――」
「《ソル》という宇宙船が、搭載艦艇もろとも~」
「《マテリア》で、カーライトという凄い素材の装甲に改造されて~」
「その後――」
「〈インシャラム〉で、カーライト装甲はソロニウムに変質して~」
「その後――」
「ドムラト銀河から、連絡のため5隻の搭載巡洋艦が、銀河系へ」
「5隻のうちの2隻が、超知性体ゼーレンクヴェル打倒に使われたり」
「その後――」
「5隻のうちの2隻は、研究用にイジられたり、バラされたり」
「その後――」
「残りの3隻のうち~」
「2隻は《レイフ・エーリクソン》に搭載されて~」
「1隻は《アトランティス》の名前で~」
「ギャラクティカムの特務艦として、恒星転送機を探索したり」
「その後――」
「3隻は《ノーチラスI~III》の名前で~」
「《ジュール・ヴェルヌ》に搭載されたり」
「で」
「上述のソロニウム巡洋艦《アトランティス》こそが~」
「今回登場する《アトランティス》です」

 《アトランティス》――

「オルバナショル家のカシアンは~」
「付帯脳を活性化した、アルコン人のエリート」
「《アトランティス》の艦長です」
「本来の指揮官アトランが不在で~」
「当艦の指揮をあずかっていたところを~」
「アルカイック・インパルスにやられて~」
「オカしくなってしまいました」
「――乗員を一掃して、艦を手に入れるのだ」
「カツゴ戦闘ロボット4台を、プログラム変更したりして」
「……」
「オルバナショル家のケルロンは~」
「カシアンの一卵性双生児の兄弟ですが~」
「付帯脳の活性化の資格を、得られませんでした」
「いうなれば2流のアルコン人」
「でも、努力に努力を重ねて~」
「兄弟が指揮する艦で働くまでに至りました」
「……」
「さて、今般――」
「オカしくなったカシアンとしては~」
「――真っ先に兄弟ケルロンを始末しておきたい」
「一方」
「ケルロンは~」
「真っ先に兄弟カシアンがオカしいコトに気づきます」
「生命からがら逃げ出したトコロを~」
「超能力を有するネズミビーバー、グッキーに、助けられて~」
「ペリー・ローダンの小型船《マンチェスター》へ」

 《アトランティス》――

「マルヴ・ミンクメスターは~」
「ポジトロニクスの専門家」
「カシアンがオカしいコトに気づきました」
「他の乗員たちのあいだにも~」
「カシアンに不審を抱く者が増えたりして」
「……」
「一方」
「艦長のカシアンは~」
「早急に兄弟ケルロンを始末したいので~」
「小惑星帯にひそんで修復中の《マンチェスター》ごと~」
「――攻撃だっ」
「マトモな乗員たちとしては~」
「――艦長、何をするんですかっ」
「手をつくして、とめようとしますが~」
「――どどーん」
「――ばーん」
「《マンチェスター》は~」
「原型をとどめないほど、ボコボコに」
「とはいえ」
「ケルロンは~」
「グッキーに連れられて~」
「――テレポートっ」
「ペリー・ローダンも~」
「同乗していたサヒラさんも~」
「――テレポートっ」
「《アトランティス》に移って、無事でした」
「……」
「カシアンは~」
「乗員たちの抵抗にあって~」
「頼みの綱のカツゴ戦闘ロボット4台も、プログラム変更されて~」
「《アトランティス》から、シフトで逃走」
「そこで」
「グッキーは~」
「ケルロンを連れて~」
「――テレポートっ」
「シフトに乗りこみました」
「――超光速航行できるスペースジェットなら、逃げきれたのにねえ」
「カシアンを、拘束」
「でも……」
「そう」
「グッキーは~」
「見抜けなかったのです」
「……」
「グッキーは~」
「シフトの操縦をケルロンにあずけて~」
「――テレポートっ」
「拘束したカシアンを連れて~」
「ひとあし先に《アトランティス》に戻りました」
「と」
「――ばーん」
「シフトは爆発して~」
「カシアンの高笑いが響き渡ったという」
「――これで、ケルロンは死んだっ」

 《アトランティス》――

「ペリー・ローダンは~」
「ポジトロニクスの専門家、マルヴ・ミンクメスターが~」
「艦載脳をハッキングして、無制限にアクセスできる、とかいうので~」
「――さしあたり暫定的に、艦長をやってくれまいか?」
「……」
「さて、ここで~」
「ペリー・ローダンは~」
「当初から抱いていた疑問を、またも心で問い直します」
「――友アトランは、大丈夫なのだろうか?」
「みなさんもご承知のとおり~」
「アトランも付帯脳を活性化しているわけで」
「……」
「惑星アルコンIIに照会してみると~」
「――アトランは?」
「――1隻の船でタントゥル=ロクに向かう途上?」
「さっそく連絡をとって~」
「会おう、というコトになりました」

 両船は決めた座標で落ち合う――

「グッキーが~」
「テレパシーで確認してみると~」
「――アトランは、大丈夫そうだね」
「《マンチェスター》の生き残り全員で、アトランの船に出向いて~」
「情報交換しよう、というコトになりました」
「でも……」
「そう」
「グッキーは~」
「またも見抜けなかったのです」
「……」
「情報交換の席上」
「――うっ」
「ペリー・ローダン一行は、麻痺させられて~」
「アトランの高笑いが響き渡ったという」

 次回は2週間後――

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 2月も終わりですが……。


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