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914 [2016/02/08]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2841 . Michelle Stern / Sturmland / 嵐の痕地
2842 . Michelle Stern / Fauthenwelt / ファウテの惑星
2843 . Michael Nagula / Entscheidung im Sterngewerk / 星塁で決断
2844 . Michael Marcus Thurner / Der Verschwiegene Bote / 沈黙の使者
2845 . Hubert Haensel / Die Methan-Apokalypse / メタン黙示録
2846 . Hubert Haensel / Karawane nach Andromeda / アンドロメダへのキャラバン
2847 . Michelle Stern / Planet der Phantome / ファントムの惑星
2848 . Uwe Anton / (未詳)
2849 . Uwe Anton / (未詳)

□ Perry Rhodan-Heft 2841話「嵐の痕地」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2841-sturmland.html ]

 (承前)

 裁判官船《アトランク》――

「アルコン人アトランは~」
「〈計量官〉に助けられて~」
「裁判官船《アトランク》を操縦」
「深く冬眠する若いゲニフェルのフォーゲル・ツィールロスを乗せて~」
「――ごごごっ」
「惑星アンドラバシュの〈カタパルト〉施設に飛びこみ~」
「――ひゅん」

 船内の時計で、新銀河暦2271年1月9日――

「《アトランク》は~」
「――どーん」
「墜落したのは~」
「暗い空の下の果てしなく続く石と砂の平地の上」
「酸素大気があるようです」
「アトランは防護服なしに周囲を偵察」
「水も生命もないようです」
「――嵐の痕みたいな?」
「――津波で全部が洗い流された砂浜みたいな?」
「アトランは感じるのです」
「――見えないけれど、波が来る?」
「――ごごごごっ……って?」
「――怪物的な波がっ?」
「でも来ません」
「――これから来るのかもです」
「〈アンク〉=《アトランク》の魂のようなモノは、こう解釈」
「――この平地は〈沿外域〉です」
「――〈時の彼方の国〉を取り巻く時空の膜です」
「ここから先は進めない、というコトらしい」
「頼りにしていた〈計量官〉も~」
「――自分の免許はココまでですから」
「――到着したも同然ですから、あとは自力でどうぞ」
「冬眠から目覚めたフォーゲル・ツィールロスが~」
「ゲニフェルとして〈アンク〉に問い合わせてみましたが~」
「――何も聞き出せないです」

 裁判官船《アトランク》――

「――うーん」
「アトランは、くりかえし同じ森の夢を見ます」
「――あの高名な?」
「ダゴルの女師範、カベルナ家のロエ・マルトさんと~」
「――ジュ=ダゴル学校の校章の神獣?」
「ドラゴンみたいな巨大生物イィルドに会う」
「で」
「こう言われるのです」
「――アナタのダゴルの力を試します」
「――不合格なら死んでもらいます」
「……」
「かくたる霊夢を感得して~」
「アトランはロボット1台を組み立ててプログラム」
「――きえぇぇいっ」
「組み手の相手にしたり」
「瞑想したり」
「ダゴルの稽古に励むコトに」
「――精神を研ぎ澄ますのだ」
「――〈物質の泉〉の彼岸のコトを思い出すのだ」
「フォーゲル・ツィールロスは~」
「――ダゴルは基礎教育でちょっとだけ習ったなあ」
「アトランに師事してみたりする」

 8月23日――

「ダゴルの稽古に明け暮れていると~」
「アジア系ぽい女がひとり、降って湧いたように出現」
「――ワタシは〈天秤の仕手〉のひとりよっ」
「――戦争が終わるのを待っているのっ」
「仔細については語りません」
「――ああ、すばらしい船だわっ」
「――なでなで」
「《アトランク》の外殻に左右の手形を残して~」
「――ところでキミの名前……は?」
「アトランが名を問う間もなく、消えました」
「――とりあえず、アイヴさんと呼ぶコトにしようか」
「……」
「ご存知、でしょうか?」
「大昔~」
「アトランが惑星テラの古い歴史にかかわった頃の冒険譚が~」
「Perry Rhodan-Taschenbuch (Planetenromane)で語られています」
「その一篇」
「紀元前5000年頃――」
「人工惑星ワンダラーを逃げ出したアンドロイド13体が~」
「惑星テラに潜伏」
「超知性体〈それ〉は、アトランに~」
「――13体を処分するのだ」
「この時に登場する女性アンドロイドの1体が、アイヴさん」
「その後の別の一篇」
「紀元前2500年頃――」
「アトランは~」
「今でいうパキスタンのあたりへ出向いて~」
「〈黒い女神〉と崇められる女支配者シャヒさんの土地に~」
「モヘンショタッロという都市を築いたのです」
「当時に乗った舟に、アトランは《アイヴ》と名づけたり」
「〈黒い女神〉シャヒさんとのあいだにもうけた娘の名が、アイヴだったり」
「さて」
「今般――」
「アトランは~」
「〈天秤の仕手〉をしているという女を~」
「――娘に似てるかも」
「アイヴさんと呼ぶことにしたのです」

 翌日――

「アイヴさんは、他に〈天秤の仕手〉5名を連れてきました」
「5名は~」
「《アトランク》をつぶさにながめたりして」
「――なでなで」
「〈天秤の仕手〉アイヴさんは~」
「前日の続きを語って曰く」
「――〈沿外域〉は~」
「――〈大宇宙の消えゆく午後〉から来た危ない大同盟~」
「――メンタルテンプレートのコンソーシアムから、攻撃をうけているの」
「――この大同盟は~」
「――おおよそ100種族からなっていて~」
「――ほぼ50の銀河を支配していて~」
「――何世紀も〈沿外域〉防衛隊と戦争しているの」
「――定常の怪物波は、なおも続く制圧攻撃の兆しなの」
「〈天秤の仕手〉アイヴさんは~」
「アトランに曰く」
「――アナタが、この船を座礁させたの」
「――アナタだけが、この船をまた離陸させられるの」
「――アナタは、再離陸達成の方法を自分で見つけないといけないの」
「アトランが、戦争について知りたがると~」
「〈天秤の仕手〉アイヴさんは~」
「――むんっ」
「アトランを戦場に移動させました」

 ゲクトロン人の旗艦《エル=1》、戦闘中――

「アトランは~」
「領母クオムに戦術的な示唆を与えて~」
「――どどーん」
「――ばーん」
「領母クオムは~」
「艦隊が決定的な優位に立ったので大喜び」
「――これで~」
「――ゲクトロン人はいま優先すべき標的に、集中できるわっ」
「……」
「アトランが数時間の旅を終えて、戻った時~」
「《アトランク》では、数ヵ月が経過していました」

 〈沿外域〉、座礁中の《アトランク》――

「〈天秤の仕手〉たちは~」
「くりかえし《アトランク》に潜りこむと~」
「――きりきりきりっ」
「繊維と鋼索をかけて、船を縛るような操作を何やらする」
「――《アトランク》が、何かされているっ」
「ゲニフェルのフォーゲル・ツィールロスには、感じられるのです」
「とはいえ」
「フォーゲル・ツィールロスが、追いはらっても~」
「アトランが、追いはらっても~」
「〈天秤の仕手〉たちは~」
「防御バリアもモノともしない」
「潜りこんで~」
「――きりきりきりっ」
「船内区画がだんだん変わって、入れないトコロが増えていきます」
「〈アンク〉もだんだんオカシクなったり」

 かくして――

「アトランは〈天秤の仕手〉たちを敵と認定」
「――連中は〈時の彼方の国〉に行きたかったのだ」
「――それなのに座礁したのだ」
「――だから《アトランク》を奪うつもりなのだっ」
「〈計量官〉は、語ったりする」
「――嵐の痕地も~」
「――〈天秤の仕手〉たちも~」
「――テズが変わった結果の産物です」
「――前に来た時は~」
「――〈沿外域〉はこんなではありませんでした」
「――〈天秤の仕手〉たちもいませんでした」
「……」
「しばらくして」
「〈天秤の仕手〉たちは~」
「フォーゲル・ツィールロスを襲って、組織標本を採取」
「〈天秤の仕手〉アイヴさんも~」
「アトランから、組織標本を採取」
「分析してみると~」
「――フォーゲル・ツィールロスは?」
「――トロケストと〈天秤の仕手〉の遺伝素質を持っている?」
「――トランステラナーというのは、興味が尽きないわね」

 そうして――

「〈天秤の仕手〉たちは~」
「――《アトランク》を手に入れるには……」
「――操縦士のアトランが邪魔だな」
「とか、考えて~」
「アトランが《アトランク》から出たところを~」
「アイヴさんを含む〈天秤の仕手〉36名が、襲撃」
「アトランは用心して戦闘ロボットを連れていましたが~」
「〈天秤の仕手〉たちは~」
「――がしっ」
「卓越した身体能力だけでなく~」
「――むんっ」
「超能力もいくつか使えます」
「アトランは善戦しますが~」
「沈黙させるのは、至難のわざ」
「そこへ」
「フォーゲル・ツィールロスがかけつけて参戦」
「――ふんっ」
「両名は〈天秤の仕手〉たちを蹴散らします」
「すると」
「〈天秤の仕手〉たちの9名が、〈計量官〉に向かいました」
「――待てっ」
「アトランの注意がそれた隙に~」
「〈天秤の仕手〉アイヴさんが、アトランをつかんで~」
「――むんっ」
「――!」
「《アトランク》から、アトランを引き離すのに成功」
「ところが」
「《アトランク》の魂みたいなモノである〈アンク〉が~」
「――ひーっ(操縦士と引き離された痛みの叫び)」
「消えそうになってしまいました」
「で」
「〈天秤の仕手〉たちは、大慌てで~」
「アトランを《アトランク》に帰らせたのでした」

 さらに――

「〈天秤の仕手〉たちは~」
「――《アトランク》を無傷で手に入れるには……」
「――操縦士のアトランに自分から去ってもらおう」
「とか、考えて~」
「またしても《アトランク》を襲って~」
「今度は、フォーゲル・ツィールロスを誘拐」
「アトランが、探しに出ようとすると~」
「アイヴさんが、あらわれました」
「――(ワタシたちのしているコトは、間違っているわ)」
「と改心して~」
「アトランに、すべてを話しに来たのです」
「――アナタも怪物波を感じているのでしょう?」
「――ココは、もうすぐ砲火に焼かれてしまうのっ」
「とはいえ、今までが今までです」
「アトランは~」
「――(騙されるものかっ)」
「信じようとしません」
「アイヴさんは、重ねて~」
「――ゲクトロン人たちは~」
「――メンタルテンプレートのコンソーシアムに属しているのっ」
「――アナタが領母クオムを助けたことで~」
「――ゲクトロン人は優先すべき標的にだけ集中できるようになったの」
「――ココは最優先の標的なのよっ」

 一方――

「〈計量官〉は~」
「さらわれたフォーゲル・ツィールロスを発見」
「――ここにいましたよーっ」
「でも、遅かったようです」
「――波が来る?」
「――ごごごごっ」
「――怪物的な波がっ?」
「――ばーん」
「〈嵐の痕地〉は消え去りました」
「……」
「アトランは~」
「神獣イィルドの試験をしくじったのです」

 以下次号――

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 こんな目的地でだいじょうぶなのか……。


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