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908 [2015/12/28]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況
◇ペリー・ローダン1981


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2835 . Michael Marcus Thurner / Die Purpur-Teufe / 〈紫深〉
2836 . Michelle Stern / Die Zeitrevolution / 時間革命
2837 . Uwe Anton / Der Hofnarr und die Kaiserin / 道化と女帝
2838 . Leo Lukas / Leticrons Säule / レティクロンの柱
2839 . Leo Lukas / Vorstoß ins Hypereis / 超氷に突撃
2840 . Hubert Haensel / Der Extraktor / 抽出機
2841 . Michelle Stern / Sturmland / 嵐の国
2842 . Michelle Stern / Fauthenwelt / ファウテの惑星
2843 . Michael Nagula / Entscheidung im Sterngewerk / 星塁で決断

□ Perry Rhodan-Heft 2835話「〈紫深〉」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2835-die-purpur-teufe.html ]

 (承前)

 西暦紀元前2010万3191年、ノウラルハトーン銀河――

「この時代の原ラール人の国家の~」
「首惑星ノウラルの~」
「首都シュダアネイスで~」
「ペリー・ローダンが率いる~」
「超能力を有するネズミビーバー、グッキーと~」
「原ラール人の精鋭の~」
「混成部隊は~」
「惑星に侵入したティウフォル人の先遣隊を、おおむね撃破」
「ですが」
「――しまったっ」
「SVE艦のデータを握りしめた~」
「最後の一兵クッコイ・ズッンを~」
「取り逃がしてしまいました」
「――〈星錘〉=原ラール人の搭載小型艇で、逃げようとしている?」
「――断固阻止だっ」
「ペリー・ローダンは~」
「原ラール人の国家の指導者であり~」
「ヘラアルの肩書きをもつ、マアン=モオヘミさんに~」
「――撃ってもよろしいか?」
「いちおう、許可をとりつけてから~」
「惑星ノウラルに停泊中のマーズ級巡洋艦《タチアナ・ミハロヴナ》に~」
「――追跡だっ」
「――撃てっ」
「――どどーん」
「クッコイ・ズッンが乗る艇は~」
「――ばーん」

 待機中のテラナーたちの巨艦《ラス・ツバイ》――

「先般――」
「未来からきたラール人たちの指導者、アヴェストリ=パシクは~」
「体組織とPEW金属を融合する施術の成果で~」
「ティウフォル人がノウラルハトーン銀河に侵攻したコトを察知」
「――時間線の変革とか~」
「――もう間に合わないではないかっ」
「いろいろと態度をあらためるコトに思い定めた模様」
「で」
「今般――」
「《ラス・ツバイ》から~」
「惑星ノウラルに停泊中の《タチアナ・ミハロヴナ》へと~」
「身柄を移されるコトになりました」
「フィクティヴ転送機クレーンでもって~」
「――!」

 惑星ノウラル、首都シュダアネイス――

「――ティウフォル人による襲撃の映像が~」
「――ノウラルハトーン銀河の諸惑星に広まった?」
「いろいろ混乱もおきそうです」
「で」
「ペリー・ローダン」
「アヴェストリ=パシク」
「両名は、意見交換した上で~」
「原ラール人の国家の指導者、マアン=モオヘミさんを訪ねました」
「――時間が切迫しているのだ」
「――いまできるのは~」
「――原ラール人の住む惑星をいくつか救うコトだけだ」
「――〈紫深〉さえあればっ」
「とか力説して、理解を求める」
「――このペリー・ローダンが~」
「――巨艦《ラス・ツバイ》とSVE艦《ラルハトーン》で~」
「――ファリスケ=エリゴン銀河にとってかえして~」
「――6基1組の〈紫深〉ブイを調達してこようっ」
「とか語って、許可を求めます」
「ファリスケ=エリゴン銀河とは、すなわち現実時でいう銀河系です」
「2100万光年の距離にあります」
「片道10日はかかります」
「――そのあいだ~」
「――このアヴェストリ=パシクが~」
「――ペイ=ケアンとともに~」
「――当地に残って、人質になろうっ」
「……」
「かくして」
「テラナーたちの巨艦《ラス・ツバイ》と~」
「ラール人ハスカッナル=バアンが指揮するSVE艦《ラルハトーン》は~」
「ペリー・ローダンの指揮のもとで~」
「共同作戦を展開するコトに、なったわけですが~」
「ペリー・ローダンは~」
「SVE艦《ラルハトーン》のラール人たちを~」
「徹頭徹尾、信用していません」
「――折りをみて~」
「――《ラルハトーン》に部隊を投入するぞ」
「――乗員を拘束して、艦を接収するのだ」
「とか、もくろんでいます」
「ともあれ」
「――発進だっ」
「両艦は、ファリスケ=エリゴン銀河に向かいます」

 ファリスケ=エリゴン銀河、星系カングの保管庫惑星パリンカラレ――

「テシュゲフェロ種族は、当地在住の飛ぶ生き物」
「保管庫の管理人です」
「惑星パリンカラレには~」
「滅んだ文明も~」
「滅びかけの文明も~」
「まだ滅んでいない文明も~」
「ファリスケ=エリゴン銀河の諸文明の情報と遺物が~」
「保管してあるのです」
「……」
「当地の高位保管庫員である~」
「年老いたパウンテス・デシギイは~」
「――惑星パリンカラレは~」
「――住民も情報も遺物もいっしょに~」
「――設置中の〈紫深〉で、安全圏に運ばれるのじゃ」
「――あとは後継者マルニュン・プレシェルに託すのじゃ」
「とかいうつもり、でいました」
「ところが」
「後継者マルニュン・プレシェルとしては~」
「――〈紫深〉で惑星パリンカラレを安全圏に運ぶ?」
「うろんな目」
「――待っていられないよー」
「――保管しているモノは避難させるべきだよー」
「思いを共有する保管庫愚連隊は、けっこうな数がいました」
「……」
「惑星パリンカラレの周回軌道上に~」
「《ドゥプヌル》が来ています」
「乗員のヌルト人は、短い脚が8本ついた蛇みたいな生き物」
「――惑星パリンカラレが保管するモノを~」
「――できるだけたくさん安全なトコロに運びたい」
「――300年かけて、クラックフェル銀河まで運びたい」
「クラックフェル銀河とは、すなわち現実時のアンドロメダ銀河です」
「高位保管庫員パウンテス・デシギイの~」
「思いにさからい~」
「知られないように~」
「――運べーっ(そーっと)」
「――運ぶのだーっ(そーっと)」
「保管庫愚連隊は、せっせとコトを進めるのです」

 保管庫惑星パリンカラレ――

「ティウフォル人スキト・アッコフェルムが指揮する~」
「〈星塁〉《ロオコカイ》が~」
「惑星パリンカラレから、わずか20光年の距離に出現」
「攻撃態勢に入りました」
「結果的に~」
「〈紫深〉は、間に合いそうもありません」
「保管庫愚連隊の行動は正しかった、というコトになります」
「……」
「惑星パリンカラレのラヨン人防衛隊は~」
「〈星塁〉《ロオコカイ》に立ち向かいますが~」
「――ばーん」
「いきなり壊滅」
「司令官トエッケル・ヴァプリクも、あえなく戦死」

 《ラス・ツバイ》艦内の時計で、新銀河暦1518年2月12日――

「《ラス・ツバイ》と《ラルハトーン》は~」
「ファリスケ=エリゴン銀河、すなわち現実時でいう銀河系の~」
「〈老いたる星の国々〉、すなわち現実時でいうサウスサイドの一角に、到着」
「観察してみると~」
「――あー、駄目だこりゃ」
「現地種族の〈法典〉同盟は、もうボロボロ」
「ほとんど抵抗することもなく~」
「ティウフォル人に蹂躙されています」
「で」
「――さて、どの惑星を選んだものか……」
「〈紫深〉ブイを調達するというコトは~」
「〈紫深〉で避難しようとする惑星を、ひとつ犠牲にするというコトです」
「――星系カングのパリンカラレ?」
「――〈法典〉同盟の保管庫惑星?」
「――ほとんど疎開が済んでいる?」
「というコトで」
「――そこで〈紫深〉を調達しようっ」
「標的を定めました」

 《ラス・ツバイ》艦内――

「ペリー・ローダンと、その配下は~」
「あれこれ計画して準備をととのえます」
「たとえば――」
「プロフォス人の兵器理論家テーマ・ワイセンブルグさんは~」
「アトル人の科学者シク・ドルクスタイゲルさんとともに~」
「――〈アーゲンフェルトの雷〉を~」
「――この時代のハイパー物理学的抵抗に合わせて調整したわっ」
「――これで~」
「――ティウフォル人の〈星塁〉をタコ殴りよっ」
「とかいう」
「たとえば――」
「ペリー・ローダンは~」
「――ハスカッナル=バアンは、やはりヤバイよな」
「――発言権を取り戻すために、いつ何しでかすかわからんよな」
「――あらかじめ、抑えこむ手段を用意できれば良いのだが……」
「これを小耳にはさんで~」
「《ラス・ツバイ》の第2宇宙陸戦大隊の副隊長をしている~」
「フェリダン・ヴァクシュトレーム少佐は~」
「――《ラルハトーン》攻略の準備なら、万端です」
「――あそこのポジトロニクスは~」
「――いつなりと潜入プログラム〈新家主〉を使って乗っ取れます」
「とかいう」
「たとえば――」
「《ラス・ツバイ》の艦載脳〈アナンシ〉は~」
「――〈紫深〉は、ワタシだけでも操作できると思いますけれども?」
「ペリー・ローダンとしては~」
「――星系カングで〈紫深〉を設置している~」
「――ジクアマ種族の《ゼルクエム》と~」
「――できればいっしょに仕事がしたい」
「とかいう」

 《ラス・ツバイ》と《ラルハトーン》は星系カングに到着――

「ちょうど~」
「ティウフォル人スキト・アッコフェルムが指揮する~」
「〈星塁〉《ロオコカイ》が~」
「惑星パリンカラレのラヨン人防衛隊を~」
「――ばーん」
「壊滅させようというトコロでした」
「……」
「ペリー・ローダンは~」
「――ココで介入して、危険を冒すわけにはいかぬのだ」
「《ラス・ツバイ》に同乗する~」
「〈時代の守護者〉ケロウト人ポウンガリさんは~」
「ペリー・ローダンの養女のような立場」
「感じとったコトを~」
「ペリー・ローダンに報告」
「――ティウフォル人の〈星塁〉があと50隻、たぶんすぐに来るわっ」
「なるほど、すりぬけて先を急いだ方がよさそうです」
「とか、《ラス・ツバイ》であれこれ話をしていると~」
「《ラルハトーン》のハスカッナル=バアンが~」
「――何をぬるいコトをグズグズやっているんだっ」
「――そんなんなら~」
「――オレに指揮権をよこせっ」
「――〈紫深〉ブイなんて、オレが力尽くで奪ってきてやるっ」
「とか、騒ぎはじめました」
「で」
「ペリー・ローダンは~」
「こっそり指令をくだします」
「――作戦ゴーだ」

 保管庫惑星パリンカラレ――

「ティウフォル人の宇宙要塞〈星塁〉6基が~」
「星系カングに襲来」
「……」
「ペリー・ローダンは~」
「――交渉とかしていては、時間が無駄になる」
「――手っ取り早くコトを進めたいのだ」
「――パパ(養父)の頼みを聞いてくれないか?」
「――(ひそひそ)」
「《ラス・ツバイ》に同乗する~」
「〈時代の守護者〉ケロウト人ポウンガリさんは~」
「ペリー・ローダンの養女のような立場」
「――まかせてっ」
「……」
「惑星パリンカラレに降下すると~」
「〈時代の守護者〉ケロウト人ポウンガリさんは~」
「ラヨン人や~」
「ジクアマ種族や~」
「テシュゲフェロ種族の前で~」
「――ワタシは、〈法典〉の高い位の代表者なのですっ」
「――惑星パリンカラレは、もう駄目ですっ」
「――この惑星の〈紫深〉ブイは~」
「――〈法典〉同盟の実験船2隻が引き取りますっ」
「もう信じざるを得ないような雰囲気を、醸し出したりする」

 SVE艦《ラルハトーン》――

「《ラス・ツバイ》から~」
「フィクティヴ転送機クレーンでもって~」
「――!」
「グッキー」
「ヴェトゥロン・クルサンダー」
「フェリダン・ヴァクシュトレーム少佐が率いる宇宙陸戦隊の精鋭たち」
「ポスビ数体」
「以上からなる作戦部隊が~」
「《ラルハトーン》へ」
「……」
「グッキーと~」
「ヴェトゥロン・クルサンダーは~」
「――やるぞ(こっそり)」
「艦載ポジトロニクスに、潜入プログラム〈新家主〉を投入」
「――!」
「ラール人乗員たちを、またたくまに制圧」
「断固抵抗の姿勢を崩さない、ハスカッナル=バアンについては~」
「グッキーが~」
「――ぐりぐり」
「力尽くで拘留」
「……」
「以後――」
「SVE艦《ラルハトーン》の指揮は~」
「フェリダン・ヴァクシュトレーム少佐がとることに」

 星系カング――

「《ラス・ツバイ》は~」
「――〈アーゲンフェルトの雷〉っ」
「――ばりばりばりっ」
「集束したアーゲンフェルト・バリアで~」
「ティウフォル人の〈星塁〉に~」
「――がこっ」
「重い一撃を、くらわせたりして」
「――ばーん」
「ティウフォル人の第一陣を何基も撃沈して~」
「時間を稼いだり」

 惑星パリンカラレ――

「SVE艦《ラルハトーン》は~」
「〈紫深〉ブイをすべて収容」
「でも」
「〈紫深〉ブイの設置と操作を担当する~」
「《ゼルクエム》のジクアマ種族たちは~」
「同行をためらいます」
「グッキーは~」
「――テレポートっ」
「〈紫深〉ブイの専門家を何名か、合意を得ないで連れてきました」
「――キミたちといっしょに仕事がしたいんだっ」
「でも」
「――アナタといっしょに仕事はしません(きっぱり)」
「そうこうするうちに~」
「ティウフォル人たちが~」
「迫ってきました」
「――どどーん」
「ジクアマ種族の《ゼルクエム》は~」
「――ばーん」
「《ラス・ツバイ》と《ラルハトーン》は~」
「――もはや、これまでかっ」
「星系カングを、離脱するのでした」

 保管庫惑星パリンカラレ――

「住民たちの疎開は、ぎりぎり間に合いました」
「でも」
「年老いた高位保管庫員パウンテス・デシギイただひとりは~」
「なじみの職場で死ぬコトを選びました」
「で」
「〈星塁〉《ロオコカイ》を指揮する~」
「スキト・アッコフェルムは~」
「――オレがじきじきに~」
「――《ロオコカイ》の〈6次元呪旗〉に迎え入れに来てやったぞ」
「――ずぎゅーん」

 以下次号――

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆ペリー・ローダン1981

□ 早川書房:宇宙英雄ローダン・シリーズ

[2015/12/25]
511 . アルキストの英雄
「ハルト人の暴走」+「アルキストの英雄」

 コレの当時のドイツでは(訳題は以前からサイトに載せている私訳)……。

□ Perry Rhodan-Heft
・第16サイクル Die Kosmische Hanse / 宇宙ハンザ同盟
 1000~1199話。
 新銀河暦424~426年の事件を描く。

[1981/03/17]
1021 . H. G. Francis / Der unsichtbare Gegner / 目に見えぬ敵
[1981/03/24]
1022 . Ernst Vlcek / Der Held von Arxisto / アルクジストの英雄

□ Perry Rhodan-Taschenbuch Planetenromane ポケットブックス

[1981/03]
216 . Peter Griese / Welt der Flibustier / 海賊の惑星

□ Atlan-Heft
・第3枠サイクル König von Atlantis / アトランティスの王
 300~499話。
 西暦2648~2650年の事件を描く。

[1981/03/17]
494 . H. G. Ewers / Krater der toten Seelen / 死せる魂の火口
[1981/03/24]
495 . Horst Hoffmann / Im Zeichen der Yuugh-Katze / ユーグ猫の徴

【関連サイト】
・総合的にはこちらを:
Perrypedia
[ http://www.perrypedia.proc.org/wiki/ ]
・訳付のタイトルリストはこちらを:
Perry Rhodan-Heft のタイトルリスト
[ http://www.rlmdi.org/rlmdi/title/list/rhodan_heft/ ]
Perry Rhodan-Taschenbuch Planetenromane のタイトルリスト
[ http://www.rlmdi.org/rlmdi/title/list/rhodan_tb/ ]
Atlan-Heft のタイトルリスト
[ http://www.rlmdi.org/rlmdi/title/list/atlan_heft/ ]


◆今回のひとこと

 メロスとは1日という意味みたいで。


d-information ◆ 908 [不定期刊] 2015/12/28
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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