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907 [2015/12/21]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2834 . Michael Marcus Thurner / Larendämmerung / ラール人のたそがれ
2835 . Michael Marcus Thurner / Die Purpur-Teufe / 〈紫深〉
2836 . Michelle Stern / Die Zeitrevolution / 時間革命
2837 . Uwe Anton / Der Hofnarr und die Kaiserin / 道化と女帝
2838 . Leo Lukas / Leticrons Säule / レティクロンの柱
2839 . Leo Lukas / Vorstoß ins Hypereis / 超氷に突撃

□ Perry Rhodan-Heft 2834話「ラール人のたそがれ」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2834-larendaemmerung.html ]

 (承前)

 西暦紀元前2010万3191年、ノウラルハトーン銀河――

「この時代の原ラール人の国家の~」
「首惑星ノウラルの~」
「首都シュダアネイスで~」
「ペリー・ローダン」
「孫娘、ファリエ・セフェロアさん」
「超能力を有するネズミビーバー、グッキー」
「3名の不審な異星人たちは、収監されていました」
「で」
「原ラール人の国家の指導者であり~」
「ヘラアルの肩書きをもつ、マアン=モオヘミさんは~」
「助言者エルドノル=シャをともなって~」
「これまた不審なラール人、ハスカッナル=バアンもつれて~」
「不審な異星人3名を収容した施設におもむき~」
「――さあ、本当のコトを聞かせてもらいましょうか」

 首都シュダアネイスの収容施設――

「ハスカッナル=バアンは~」
「アトピック法廷に実効支配された、現実時のラルハトーン銀河~」
「すなわち、2010万年後のノウラルハトーン銀河の~」
「抵抗運動組織の一員です」
「抵抗運動組織の指導者、アヴェストリ=パシクが~」
「時間修正をこころざして~」
「過去への旅を工作したときに~」
「付きしたがって~」
「《ラルハトーン》に乗ってきたラール人たちのひとりです」
「目下のところ~」
「指導者であるアヴェストリ=パシクは~」
「テラナーたちの巨艦《ラス・ツバイ》に囚われています」
「ハスカッナル=バアンは~」
「未来から来たラール人のナンバー2として~」
「《ラルハトーン》を指揮する立場にあります」
「とはいえ」
「この立場になったのは、なりゆきなのです」
「抵抗運動の指導者の代行として、充分な資質があるかといえば~」
「かならずしも、そうとはいえません」
「……」
「長々と説明しましたが、ようするに~」
「ハスカッナル=バアンは~」
「イロイロと面倒になったのでした」
「――(もう、時間パラドックスとか、知ったコトかっ)」
「早い話が、キレたのでした」
「――《ラルハトーン》も~」
「――《ラス・ツバイ》も~」
「――未来からきたのであるっ」
「――だからイロイロ知っているのである」
「これに対して」
「ペリー・ローダンとしては~」
「――(いや、時間パラドックスは問題だろう)」
「制止しようとしましたが~」
「ハスカッナル=バアンは~」
「止まりません」
「――ワレワレが知る歴史では~」
「――このノウラルハトーン銀河は、ティウフォル人に侵略されるっ」
「――ここで時間線を変革しなくては~」
「――ラール人文明は、あとほんの少しで終わりを迎えるのである」
「原ラール人の国家の指導者、マアン=モオヘミさんは~」
「――がーん」
「軽く精神的にうちのめされたり」
「――そ、それは、本当なのですか?」
「ペリー・ローダンも~」
「――ま、まあ……その筋書きも、まったく非現実的というわけではない」
「しぶしぶ認めましたが~」
「――だ、だが、時間線への干渉は予測不能の結果をもたらすかも……」
「牽制くらいはしてみたり」

 一方、近くで待機中のテラナーの巨艦《ラス・ツバイ》――

「未来から来た~」
「ラール人抵抗運動組織の指導者、アヴェストリ=パシクは~」
「《ラス・ツバイ》に捕らわれていました」
「で」
「このところ悪夢をみるのです」
「――うーん(殺されるっ)」
「――むーん(ティウフォル人に魂を狩られるっ)」
「《ラス・ツバイ》の艦載脳〈アナンシ〉は~」
「――医者に診てもらった方が良いですよ」
「艦内の医局の医長代行、アラスのエッシエン・ザーングは~」
「診察して、曰く」
「――脳のこのへんが活発に活動してますねー」
「――惑星ツェードゥンでうけた、例の処置のせいかもですねー」
「……」
「ティウフォル人は~」
「戦闘を生きざまとする種族」
「戦った相手は、原則として皆殺し」
「殺戮した相手の魂も~」
「戦死した者たちの魂も~」
「宇宙要塞〈星塁〉ごとに各1基を搭載した~」
「〈6次元呪旗〉という装置に蓄えて~」
「〈艦賢者〉という知恵袋、もとい、艦載脳モドキとして使うのです」
「で」
「少し前から~」
「ティウフォル人に蹂躙されている~」
「ファリスケ=エリゴン銀河の~」
「惑星ツェードゥンでは~」
「エイリシオニ種族が~」
「ケロウト人の選抜メンバーに、微量のPEW金属を投与して~」
「超感覚を目覚めさせたりして」
「コレに目覚めたケロウト人たちは~」
「ティウフォル人の〈呪旗〉の様子を探って~」
「ティウフォル人の襲撃計画を事前に察知して~」
「――来るぞーっ」
「警報を出したり」
「みたいなコトを、していました」
「で」
「先般――」
「アヴェストリ=パシクは~」
「ファリスケ=エリゴン銀河で~」
「原ラール人たちが開発した~」
「体組織とPEW金属の融合、とかいう手術をうけました」
「――これでラール人も超感覚に目覚める」
「とかいう話でした」
「……」
「アラスのエッシエン・ザーングは~」
「――あるいは、アナタが単にオカシイかもですからー」
「――実験してみましょー」
「H"Uバリアで覆った部屋で眠ると~」
「――すやすや」
「悪夢を見ません」
「というコトで、診断確定」
「――惑星ツェードゥンでうけた、例の処置のせいですねー」
「――アナタは~」
「――ティウフォル人の〈呪旗〉と、ココロでつながっているのですー」
「――アナタの悪夢は~」
「――〈呪旗〉に捕らわれた魂たちがうけた、苦しみの残響に他なりませんー」
「……」
「こうして、はっきりしたわけです」
「アヴェストリ=パシクにとって、最悪の事態がおきているのです」
「――ティウフォル人が、すでにノウラルハトーン銀河に来ている?」
「――時間線の変革とか~」
「――もう間に合わないではないかっ」
「原ラール人たちは~」
「比較的、平和な種族です」
「大艦隊は保有していないのです」
「――今すぐに、現状の原ラール人の船団にSVE技術を盛りこんでも~」
「――今すぐに、SVE艦の建造を始めても~」
「――侵略は、止められないではないかっ」
「……」
「アヴェストリ=パシクは~」
「変わらずに悪夢をみるのです」
「――うーん(〈呪旗〉に捕らわれた犠牲者の魂の声が聞こえるっ)」
「――むーん(戦って死んだティウフォル人の魂の言葉が聞こえるっ)」
「そうするうちに、気づきました」
「――犠牲者の魂は?」
「――それぞれの〈呪旗〉の中で、相互接続しているだけ?」
「――でも?」
「――戦って死んだティウフォル人の魂は?」
「――〈カティウファト〉とかいう~」
「――ティウフォル人にとっての、いわゆるひとつのヴァルハラに行って?」
「――この〈カティウファト〉なるモノは~」
「――〈呪旗〉をどうにかして~」
「――ある種の溜池みたいなトコロに~」
「――ある種の上位空間みたいなトコロに~」
「――上位接続している?」
「とかいうコトが、わかってきました」
「――うーん(この情報は超重要かも)」
「――むーん(すぐにもペリー・ローダンに伝えるべきかも)」

 一方、惑星ノウラル――

「じつは」
「ティウフォル人の先遣隊は~」
「すでに惑星ノウラルに潜入していました」
「部隊を指揮するトロントック・ユッペルは~」
「――ラール人の指揮系統を、弱体化するのだっ」
「――なるたけ損害をもたらすのだっ」
「ティウフォル人の先遣隊は~」
「首都シュダアネイス最大の宙港ザト=オムノウルを目指します」
「――ソコに、軍の計算機網につながる計算脳があるのだ」
「――『ティウフォル人襲来の対処マニュアル』を、手に入れるのだ」
「とか、作戦行動しているうちに~」
「ティウフォル人たちは~」
「――ほーん」
「巨大生物ホンホートの群れと遭遇」
「惑星ノウラルのいたるところを、歩き回っているようです」
「ラール人に、癒やしを与えているようです」
「誰も、歩き回るホンホートの群れを止めようとしません」

 惑星ノウラル、首都シュダアネイスの収容施設――

「ペリー・ローダンは~」
「失礼にも、ちょっと驚いたのですが~」
「原ラール人の国家の指導者、マアン=モオヘミさんは~」
「言われたコトを無条件に信じるほど、馬鹿ではありませんでした」
「――ちょっと事実関係を確認させないと……」
「――そもそも、時間パラドックスって何かしらん(ぶつぶつ)」
「が」
「そうした余裕は、もうありませんでした」

 首都シュダアネイス――

「ティウフォル人の先遣隊は~」
「原ラール人の国家の指導者、マアン=モオヘミさんが~」
「父のように頼りに思う、助言者エルドノル=シャを~」
「マアン=モオヘミさんの孫娘~」
「ヒョ=モオヘミさんとともに~」
「誘拐」
「――コイツは抜群の情報源のはずだっ」
「……」
「で」
「誘拐された~」
「助言者エルドノル=シャは~」
「――このちっこいのが、どーなっても良いのか?」
「ヒョ=モオヘミさんを殺すと脅されて~」
「マアン=モオヘミさんの事務所から、内部資料を持ち出したり」
「ところで」
「ティウフォル人たちは~」
「最近に登場したSVE艦という敵を~」
「重大な脅威と、認識していて~」
「興味を示します」
「――《ラルハトーン》とかいうSVE艦の居場所を言えっ」
「助言者エルドノル=シャは~」
「SVE艦の居場所こそ、知りませんでしたが~」
「惑星ノウラルに来ている不審者たちのコトを、細大漏らさず語ったり」
「で」
「ティウフォル人の先遣隊としては~」
「――ハスカッナル=バアンというのを、捕らえるのだっ」
「……」
「ティウフォル人の先遣隊は~」
「――ほーん」
「巨大生物ホンホートの群れを追いかけます」
「誰も、歩き回るホンホートの群れを止めようとしません」
「保安用のバリアも、ホンホートの群れが通ると~」
「自動でスイッチが切れるのです」
「――ぷっちん」
「ソコを狙って~」
「ティウフォル人の先遣隊は~」
「――ナノマシン=インドクトリネーター投入っ」
「――襲撃だっ」
「――どどーん」
「――ばーん」
「ラール人多数が死亡」
「ハスカッナル=バアンといっしょに《ラルハトーン》から来ていた~」
「ヴェンヤル=ヴァロングも死亡」
「ハスカッナル=バアンの誘拐は成功です」
「……」
「で」
「誘拐された~」
「ハスカッナル=バアンは~」
「ティウフォル人の隠れ家で拷問をうけますが~」
「――し、知らないっ」
「口を割らなかったという」

 首都シュダアネイス――

「ペリー・ローダンは~」
「――疑問の余地はないっ」
「――ティウフォル人が、すでに惑星ノウラルに入りこんでいるっ」
「――人質解放に手を貸そうっ」
「原ラール人の国家の指導者、マアン=モオヘミさんは~」
「原ラール人イイスコ=ザアヴさんと配下の精鋭、計11名を~」
「ペリー・ローダンの配下、というか監視につけたりして」
「……」
「ちなみに」
「超能力を有するネズミビーバー、グッキーは~」
「――独房からテレポートした時に~」
「――パラ罠に捕まってはねかえされたダメージとかが~」
「――まだ……残ってるのかな?」
「能力が充分に回復していない模様」
「……」
「ちなみに」
「先般にグッキーがひっかかったのは~」
「じつは、パラ罠ではありませんでした」
「――ほーん」
「巨大生物ホンホートは~」
「何か超能力のようなモノを有していて~」
「ラール人に癒やしを与えているのです」
「じつは、この能力が~」
「グッキーの超能力の発揮を妨げているのでした」
「……」
「そうしたハンデはかかえていましたが~」
「――ティウフォル人の隠れ家を……発見っ」
「ペリー・ローダンは~」
「原ラール人イイスコ=ザアヴさんと配下の精鋭、計11名を率いて~」
「忘れられていた地下トンネルを使って、隠れ家を奇襲」
「――どどーん」
「――ばーん」
「ハスカッナル=バアンを、救出」
「エルドノル=シャは、瀕死の重傷」
「で」
「ティウフォル人先遣隊の指揮官トロントック・ユッペル」
「ティウフォル人クッコイ・ズッン」
「ティウフォル人ミアフ・ジェエロ」
「3名は~」
「ヒョ=モオヘミさんを人質にして逃走」
「……」
「ティウフォル人先遣隊の副官クカルルク・オーリも~」
「別に逃走しましたが~」
「――ずぎゅーん」
「――う……がっくり」
「追撃されて、あえなく死亡」
「……」
「ちなみに」
「原ラール人の精鋭を率いる~」
「イイスコ=ザアヴさんは~」
「最初、ペリー・ローダンを胡散臭く思っていたのですが~」
「いざ、実戦におよぶと~」
「ペリー・ローダンの挺身的な戦いぶりに、心ゆれるトコロがあったり」
「――イエス、サーっ」
「すっかり心酔してしまったとかいう」

 首都シュダアネイス――

「追っ手を撹乱するために~」
「ティウフォル人3名は二手にわかれました」
「ミアフ・ジェエロは~」
「人質をつれて囮に」
「トロントック・ユッペルと~」
「クッコイ・ズッンは~」
「当初の標的だった~」
「首都シュダアネイス最大の宙港ザト=オムノウルへ」
「――《ラルハトーン》の情報を手に入れるのだっ」
「で」
「トロントック・ユッペルと~」
「クッコイ・ズッンは~」
「――ほーん」
「巨大生物ホンホートの群れにまぎれて~」
「宙港ザト=オムノウルのバリアを突破」
「あとは~」
「先般に播いておいたインドクトリネーターが、なんとかしてくれました」

 一方――

「グッキーは~」
「――むんっ」
「ティウフォル人3名の考えているコトを~」
「テレパシーで、なんとか読みとって~」
「――行き先が……わかったよっ」
「まずは~」
「ティウフォル人ミアフ・ジェエロを~」
「テレキネシスで戦闘不能に」
「人質のヒョ=モオヘミさんを、無事救出」

 宙港ザト=オムノウル――

「ティウフォル人トロントック・ユッペルは~」
「突撃するティウフォル人クッコイ・ズッンを~」
「後背から援護していて、あえなく死亡」
「で」
「ペリー・ローダンは~」
「ラール人の精鋭を2隊にわけました」
「――キミらは~」
「――インドクトリネーターにやられた宙港の計算脳を処置してくれっ」
「――もう一隊は~」
「――ワタシとともにテュフォル人を追撃だっ」
「が」
「――ずぎゅーん」
「――ふぁさっ」
「逃げるティウフォル人に思えたモノは~」
「〈戦闘衣〉を着たインドクトリネーターだったのです」
「ティウフォル人クッコイ・ズッンは~」
「まだまだ逃走中」
「……」
「そうこうするうちに~」
「原ラール人イイスコ=ザアヴさんが~」
「ペリー・ローダンに~」
「――緊急事態なのです」
「話を聞いてみると~」
「――ティウフォル人が?」
「――星系テターロを襲撃して?」
「――ラール人の植民惑星アムノウルを破壊して?」
「――住民が何人か誘拐された?」

 以下次号――

【関連サイト】
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◆今回のひとこと

 今年ももうすぐ終わりです。


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