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905 [2015/12/07]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2832 . Marc A. Herren / Der Gegner in mir / わたしの中の敵
2833 . Oliver Fröhlich / SVE-Jäger / SVE艦ハンター
2834 . Michael Marcus Thurner / Larendämmerung / ラール人のたそがれ
2835 . Michael Marcus Thurner / Die Purpur-Teufe / 〈紫深〉
2836 . Michelle Stern / Die Zeitrevolution / 時間革命
2837 . Uwe Anton / Der Hofnarr und die Kaiserin / 道化と女帝
2838 . Leo Lukas / Leticrons Säule / レティクロンの柱
2839 . Leo Lukas / Vorstoß ins Hypereis / 超氷に突撃

□ Perry Rhodan-Heft 2832話「わたしの中の敵」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2832-der-gegner-in-mir.html ]

 (承前)

 〈共時性の通路〉内の惑星アンドラバシュ――

「アトランは~」
「座礁して埋もれた裁判官船《ウェイドシャン》の司令室で~」
「操縦士〈計量官〉と、対面」
「――足どめをくらった裁判官船《アトランク》に、迎えたく思うのだ」
「――アトピック法廷の本拠〈時の彼方の国〉を、目指すのだ」
「誘ってみると~」
「〈計量官〉は、あっさり了承」

 惑星アンドラバシュに埋もれた裁判官船《ウェイドシャン》の大広間――

「アトランの帰りを待っている~」
「トランステラナーのゲニフェルである、シュカルド・ツィールロス」
「キュユン人トリュンのゴスガド・ヘーレル」
「キュユン人オルバゴスドのアムトゥム・ヘーレ」
「3名の周囲には~」
「ケレンペドシャンたちの死屍累々」
「……」
「どういうコトかというと~」
「前回――」
「《ウェイドシャン》の守護者=ケレンペドシャンたちの一派が~」
「――もそそー」
「3名を襲ったのです」
「と」
「鹵獲品である、裁判官マタン・アダル・ジャバリムの〈皮〉が~」
「――力が欲しいか?」
「ささやきかけました」
「シュカルド・ツィールロスは~」
「――ちょとだけなら」
「すると」
「――ぴと」
「――うぉぉぉっ」
「〈皮〉に憑かれた~」
「シュカルド・ツィールロスは~」
「大広間にいたケレンペドシャンたちを皆殺し」
「ですが」
「その後――」
「――と……とれない?」
「〈皮〉は~」
「シュカルド・ツィールロスの精神を支配して~」
「アトランの目的を阻止する、という自分本来の目的を~」
「達成するつもりなのです」

 埋もれた裁判官船《ウェイドシャン》の大広間――

「アトランが~」
「〈計量官〉と、とりまきのケレンペドシャンたちをつれて~」
「戻ってくると~」
「死屍累々」
「これを見たケレンペドシャンの主任は~」
「――ぼぼぼー(血に飢えた殺人鬼どもめ~)」
「アトランとしては~」
「――不幸な誤解があったようだ」
「なだめて、まるく収めたい」

 惑星アンドラバシュの周回軌道上、裁判官船《アトランク》――

「裁判官船《アトランク》の船内には~」
「非物質の糸状の何かが、蜘蛛の巣みたいに張られています」
「1本1本の糸は、じつは内部に〈同期洞〉を宿しているのです」
「1個1個の〈同期洞〉は、いうなれば0マイナス1次元の異宇宙です」
「この700年のあいだに~」
「乗員であるテラナーの子孫=トランステラナーたちの中には~」
「〈同期洞〉群に移り住む集団が出て~」
「サイボジェン=トランステラナーと自称して~」
「〈同期洞〉群を、イントロヴァース国と称していたり」
「そして、いま――」
「サイボジェン=トランステラナーの急進派〈無限航行者〉たちが~」
「――イントロヴァース国に、永遠に引きこもりたい」
「――裁判官船《アトランク》なしでも〈同期洞〉群はやっていけるっ」
「とか、過激な活動を始めたのでした」
「……」
「――裁判官船《アトランク》の破壊を、なんとか止めないとっ」
「トランステラナーのゲニフェル、ルア・ヴィルタネンさん」
「トランステラナーのゲニフェル、フォーゲル・ツィールロス」
「両名は~」
「トロケスト種族のひとり〈核監視前〉の手引きで~」
「〈同期洞〉群の中を通り抜けていきます」
「途上」
「ルア・ヴィルタネンさんは~」
「気づきました」
「――〈同期洞〉群って、なんだか普通よね?」
「――部外者は前後左右もわからない、とか聞いていたのだけれども?」
「――なんだか拍子抜けねぇ」
「首をかしげていると~」
「裁判官船《アトランク》の魂のようなモノである〈アンク〉が~」
「連絡してきました」
「――理由を教えてくれる?」
「――自分で見てみると良い?」
「〈気まぐれの塔〉の〈時間の窓〉を通して、過去をのぞいてみると~」
「――〈アンク〉の最優先命令で?」
「――試験管にいた頃に、遺伝子操作されていたの?」
「――だから〈同期洞〉群の中を自由に歩けるの?」
「加えてもうひとり、同時期に遺伝子操作された子供がいたようです」

 〈同期洞〉内のクローン工場――

「ここでは~」
「急進派〈無限航行者〉たちが~」
「グイネヴァ・ステルネンバークさんを原型にした~」
「強力な改良型クローン妹の軍隊を~」
「生産中」
「……」
「先般――」
「サイボジェン=トランステラナーの指導者である~」
「グイネヴァ・ステルネンヴァーグさんは~」
「重傷を負いながらも、ここにたどりつきました」
「が」
「――事件の黒幕は、アルテミア?」
「じつは、首謀者は~」
「死に別れたと思っていた母、アルテミア・ステルネンヴァーグさん」
「グイネヴァ・ステルネンヴァーグさんは~」
「――がっくり」
「心が折れてしまいました」
「……」
「そんなところへ~」
「ルア・ヴィルタネンさん」
「フォーゲル・ツィールロス」
「両名が到着」

 〈同期洞〉内のクローン工場――

「〈アンク〉の遺伝子操作によって~」
「ルア・ヴィルタネンさんは~」
「〈同期洞〉群の中を自由に歩けるだけでなく~」
「もうひとつ、能力をさずかっていました」
「――イントロヴァース国を思うままに操作できる能力?」
「もちろん」
「急進派〈無限航行者〉たちが作った~」
「クローン軍隊にも、遅れはとりません」
「――ぽいぽいっ」
「……」
「敗北した~」
「アルテミア・ステルネンヴァーグさんは~」
「交渉に応じる姿勢を示しますが~」
「まだまだ、強気です」
「――サイボジェン=トランステラナーは~」
「――〈同期洞〉群、というかイントロヴァース国を~」
「――離れるつもりはありません(きっぱり)」
「この肝心のところは譲れないわけで」
「妥協策として~」
「――では」
「――〈同期洞〉群は、裁判官船《アトランク》に設置したまま~」
「――イントロヴァース国の出入口を完全封鎖する、というコトで」
「外と中、それぞれ勝手にやるというコトで、手打ちにしました」
「ただし」
「アルテミア・ステルネンヴァーグさんの側からは~」
「加えて条件が、もうひとつ」
「――ルア・ヴィルタネンさんは、裁判官船《アトランク》を降りてください」
「――さきほど見せた能力があれば~」
「――いくら封鎖しても、勝手に出入りできてしまうでしょう?」
「とかいうのです」
「ルア・ヴィルタネンさんは~」
「――いいですよ」
「あっさり同意」

 裁判官船《アトランク》――

「どっちみち~」
「ルア・ヴィルタネンさんは~」
「降りるつもりでした」
「というか」
「トランステラナーたちは全員~」
「降りるしかないのです」
「というのも」
「ここから先~」
「〈時の彼方の国〉に向けてさらに進むと~」
「〈共時性の通路〉の消耗ゾーンの影響は、もっと激しくなるらしい」
「乗っていて生き残れるのは~」
「アトランとか~」
「〈計量官〉とか~」
「けっきょく、この両名くらいという」
「……」
「トランステラナーたちは~」
「宇宙ステーション《アッンドリム》の構成者から、認可と支援をもらって~」
「惑星アンドラバシュにしつらえた~」
「裁判官船《アトランク》に似た環境へと~」
「入植するコトに」
「……」
「ちなみに」
「――惑星アンドラバシュなら、消耗ゾーンの影響もないし」
「裁判官船《アトランク》で旅していたあいだ~」
「――遺伝子プールを安定させるため、ぜひ〈遺伝子金庫〉の開放をっ」
「とか、争っていたのが、ウソのようです」
「……」
「裁判官船《アトランク》のトロケスト種族たちも~」
「惑星アンドラバシュに降りるコトになりました」
「――〈カタパルト〉施設の同族のトコロに、混ぜてもらいます」

 惑星アンドラバシュ――

「アトランは~」
「〈皮〉がシュカルド・ツィールロスを支配していると、見抜きました」
「高いトコロで~」
「――おっと、うっかりっ」
「シュカルド・ツィールロスが死にそうな場面を演出」
「――ぎゃぁぁぁっ」
「あわてた〈皮〉が、アトランに乗り移ろうと~」
「――ぺろん」
「離れた瞬間~」
「アトランは〈皮〉をつかんで~」
「高いトコロから~」
「――ぽいっ」
「処分したという」

 裁判官船《アトランク》――

「アトラン」
「〈計量官〉」
「両名は、がらんとした船内にもどってきました」
「〈同期洞〉=イントロヴァース国を封鎖した今となっては~」
「乗員は両名のみ」
「と、くわえて~」
「〈アンク〉の最優先命令で遺伝子操作された、ふたりめの子供」
「じつは、フォーゲル・ツィールロス」
「――え、ボクが、残るの?」
「〈アンク〉によれば~」
「極端な低代謝になれる冬眠能力があるので~」
「ここから先の〈共時性の通路〉の消耗ゾーンの影響も、乗り切れるという」
「……」
「この突然の別れに~」
「ルア・ヴィルタネンさんは、涙したとか」

 アトランク船上時刻で新銀河暦2271年2月9日――

「かくして」
「裁判官船《アトランク》は再発進」
「――ごごごっ」
「操縦士は、以前とかわらずアトランです」
「惑星アンドラバシュで入手した砂時計型細胞活性装置(青)を~」
「首から提げています」
「〈計量官〉は~」
「《アトランク》の操縦系と接続して~」
「アトランの操縦を支援」
「副操縦士的な位置づけのゲニフェルたちは、もう要りません」
「――ごごごっ」
「惑星アンドラバシュにある~」
「〈時の彼方の国〉行き〈カタパルト〉施設が活性化」
「裁判官船《アトランク》は、そこに飛びこみ~」
「――ごごごっ」
「――ふっ」
「裁判官船《アトランク》は最後の行程に入ったのでした」

 以下次号――

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 12月です。


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