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904 [2015/11/30]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況
◇ペリー・ローダン1981


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2831 . Marc A. Herren / Der Pensor / 計量官
2832 . Marc A. Herren / Der Gegner in mir / わたしの中の敵
2833 . Oliver Fröhlich / SVE-Jäger / SVE艦ハンター
2834 . Michael Marcus Thurner / Larendämmerung / ラール人のたそがれ
2835 . Michael Marcus Thurner / Die Purpur-Teufe / 〈紫深〉
2836 . Michelle Stern / Die Zeitrevolution / 時間革命
2837 . Uwe Anton / Der Hofnarr und die Kaiserin / 道化と女帝
2838 . Leo Lukas / Leticrons Säule / レティクロンの柱
2839 . Leo Lukas / Vorstoß ins Hypereis / 超氷に突撃

□ Perry Rhodan-Heft 2831話「計量官」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2831-der-pensor.html ]

 (承前)

 〈共時性の通路〉内の惑星アンドラバシュ――

「アトランは~」
「――埋まっている裁判官船《ウェイドシャン》の操縦士〈計量官〉を~」
「――足どめをくらった裁判官船《アトランク》に迎えて~」
「――アトピック法廷の本拠〈時の彼方の国〉を、目指したい」
「トランステラナーのゲニフェル、シュカルド・ツィールロスをともなって~」
「キュユン人、トリュンのゴスガド・ヘーレル」
「キュユン人、オルバゴスドのアムトゥム・ヘーレ」
「両名を案内役にして、地底に下り~」
「裁判官船《ウェイドシャン》へ」
「……」
「裁判官船《ウェイドシャン》と惑星アンドラバシュについては~」
「4つの相容れない伝承があります」
「じつは」
「この4つ全部が真実、とかいうのです」
「地底の裁判官船《ウェイドシャン》では~」
「この4つ全部の現実が重なりあって、いるのでした」

 惑星アンドラバシュの地下、裁判官船《ウェイドシャン》――

「アトラン一行は~」
「裁判官船《ウェイドシャン》の4つめの現実に移行」
「――惑星アンドラバシュは~」
「――完全にぶちこわれた後に~」
「――裁判官船《ウェイドシャン》の周囲に造られた?」
「とかいう現実のようです」
「ここでも」
「ケレンペドシャンたち――イモムシを思わせる――が~」
「――もそそー」
「何度も、あらわれます」
「ケレンペドシャンたちの多くは~」
「――きしゃーっ」
「襲ってきます」
「が」
「一部は~」
「――もそそー」
「低周波音で、曰く」
「――ぼぼぼー(ボクたちは裁判官船《ウェイドシャン》の修理部隊デス)」
「――ぼぼぼー(作業員として使ってあげるデス)」
「アトランは~」
「――報酬として?」
「――テズ領の代官ファウトの誰かと、話をさせてくれる?」
「言われるままに~」
「告解室のように見える装置〈アトピック・シナプター〉に入りました」
「と」
「テズ領の代官ファウトというか~」
「ファウトという不可解な存在の、少なくとも残りか何かと~」
「対話できました」
「――裁判官船《ウェイドシャン》にとって危険な〈皮〉を?」
「――始末してほしい?」
「……」
「《アトランク》を追跡してきたテスキル人2名」
「少し前に、襲撃してきて~」
「ひとりは死亡、ひとりは負傷」
「生き残った方のテスキル人、ヴェイケンは~」
「裁判官マタン・アダル・ジャバリムの〈皮〉をかぶっているのです」
「……」
「アトランは~」
「テズ領の代官ファウトというか、残りか何かと話して~」
「――報酬として~」
「――この裁判官船《ウェイドシャン》にあると聞く~」
「――細胞活性装置1基をいただけるか?」
「先方は同意しました」
「が」
「どうやら~」
「細胞活性装置には2種類あるようです」
「裁判官船《ウェイドシャン》にある細胞活性装置は~」
「長さ6cmの砂時計型」
「――ひとつは、青い砂が入っている?」
「――ひとつは、赤い砂が入っている?」
「――賢明な選択をせよ?」
「――ひとつは、いわゆる〈消耗ゾーン〉の航行に役立つ機能がある?」
「――ひとつは、生命を与えるのではなくて、生命エネルギーを奪う?」

 同じ頃、惑星アンドラバシュ周回軌道上の裁判官船《アトランク》――

「裁判官船《アトランク》の船内には~」
「非物質の糸状の何かが、蜘蛛の巣みたいに張られています」
「1本1本の糸は、じつは内部に〈同期洞〉を宿しているのです」
「1個1個の〈同期洞〉は、いうなれば0マイナス1次元の異宇宙です」
「この700年のあいだに~」
「乗員であるテラナーの子孫=トランステラナーたちの中には~」
「〈同期洞〉に移り住む集団が出て~」
「サイボジェン=トランステラナーと自称して~」
「自分たちが住む異宇宙を~」
「イントロヴァース国と称していたり」
「……」
「そして、いま――」
「サイボジェン=トランステラナーの急進派〈無限航行者〉が~」
「――イントロヴァース国に、永遠に引きこもりたい」
「――だれも来ない、だれも出られないように~」
「――インターフェースを、破壊してしまいたい」
「行動にでます」
「――!」
「そして、急進派〈無限航行者〉の言動はさらに過激に」
「――〈共時性の通路〉を航行するための〈時間転移ドライバー〉は~」
「――〈同期洞〉に設置してあるのだ」
「――裁判官船《アトランク》なしでも~」
「――〈同期洞〉はやっていけるのだっ」
「――〈共時性の通路〉の中で、永遠に旅していられるのだっ」

 裁判官船《アトランク》――

「サイボジェン=トランステラナーの指導者である~」
「グイネヴァ・ステルネンヴァーグさんは~」
「――何とかしないとっ」
「トランステラナーに人気のある~」
「ゲニフェルのルア・ヴィルタネンさんと~」
「ついでに~」
「フォーゲル・ツィールロスも~」
「呼びよせたりして」
「両名は~」
「トロケスト種族のひとり〈核監視前〉の手引きで~」
「〈同期洞〉へ」

 裁判官船《アトランク》――

「サイボジェン=トランステラナーの指導者である~」
「グイネヴァ・ステルネンヴァーグさんは~」
「――何とかしないとっ」
「過激な一派に立ち向かいます」
「で」
「暴動の火種にまきこまれて~」
「――!」
「――気に入っていたのにっ」
「ほとんど身体の一部みたいなハイテク装備に、ひどい損傷をうけたり」
「――タベア・ゼーエンスフツクヴェルほどの~」
「――サイボジェン=トランステラナーまでが?」
「――急進派〈無限航行者〉を、支持してる?」
「――イントロヴァース国にも被害が出ているのに?」
「――聞き捨てならないわっ」
「……」
「グイネヴァ・ステルネンヴァーグさんは~」
「――何とかしないとっ」
「〈同期洞〉の長老である~」
「スドプルン種族のバールとアンーに会ってみると~」
「両名は、曰く」
「――アトランとか、新しい操縦士とかが、到着すれば~」
「――もしかしたら全部また正常になるかも、ですけれども」
「――それまで、破壊を阻止してください」
「両名は~」
「グイネヴァ・ステルネンヴァーグさんを~」
「急進派〈無限航行者〉のクローン工場に案内したり」
「そこでは~」
「――モルガイネ?」
「……」
「憶えて、いるでしょうか?」
「先般――」
「急進派〈無限航行者〉は~」
「グイネヴァ・ステルネンヴァーグさんを原型として~」
「クローン妹モルガイネ・ステルネンヴァーグさんを製造」
「若いゲニフェル候補生たちを誘拐」
「アトランと古くからのゲニフェルたちに代わる~」
「裁判官船の主操縦士・副操縦士に据えよう、としたのです」
「さいわい、先般の計画は頓挫したわけですが~」
「急進派〈無限航行者〉は~」
「まだ、あきらめていないらしい」
「……」
「急進派〈無限航行者〉のクローン工場は~」
「グイネヴァ・ステルネンバークさんの~」
「次世代型クローン妹の軍隊を、生産中」
「最適化してあるので~」
「原型のグイネヴァ・ステルネンバークさんをしのぐはず」
「とかいう」
「しかも」
「一連の事件の黒幕というのが~」
「――アルテミア?」
「死に別れたと思っていた~」
「グイネヴァ・ステルネンヴァーグさんの親御さん、とかいう」

 惑星アンドラバシュの地下、裁判官船《ウェイドシャン》――

「アトラン一行は~」
「独自に動いて、砂時計型の細胞活性装置2基を発見」
「と」
「現実性がひっくりかえったような大広間で~」
「――!」
「裁判官マタン・アダル・ジャバリムの〈皮〉をかぶった~」
「テスキル人ヴェイケンが~」
「いきなり出現」
「シュカルド・ツィールロスを人質にとりました」
「――細胞活性装置を渡すのだ」
「……」
「けっきょく」
「シュカルド・ツィールロスは~」
「テスキル人ヴェイケンのもとから逃げました」
「――現実性をひっくりかえす制御装置も、くすねたぜ」
「アトランは~」
「テスキル人ヴェイケンから〈皮〉を奪いました」
「これに対して~」
「テスキル人ヴェイケンは~」
「アトランから赤い砂が入った細胞活性装置を奪って逃げました」
「――さらさら~」
「塵になってしまいました」
「……」
「かくして」
「アトランは~」
「――依頼は果たしたぞっ」
「青い砂が入った細胞活性装置を手に入れました」
「また」
「ケレンペドシャンの修理主任も~」
「アトランの働きを、認めてくれて~」
「――ぼぼぼー(感謝のしるしデス)」
「――ぼぼぼー(〈計量官〉のところに案内するデス)」
「アトランは~」
「ケレンペドシャンの修理主任とともに~」
「単身、〈計量官〉との面会にのぞむ」

 裁判官船《ウェイドシャン》の大広間――

「アトランの留守中に~」
「別のケレンペドシャンたちが~」
「――もそそー」
「襲ってきました」
「シュカルド・ツィールロス」
「キュユン人トリュンのゴスガド・ヘーレル」
「キュユン人オルバゴスドのアムトゥム・ヘーレ」
「3名は絶体絶命」
「と」
「鹵獲品である裁判官マタン・アダル・ジャバリムの〈皮〉が~」
「――力が欲しいか?」
「シュカルド・ツィールロスに、ささやきかけてきました」

 裁判官船《ウェイドシャン》司令室――

「〈計量官〉は~」
「身長3mをこえるヒューマノイド」
「服は~」
「暗灰色の服地に、淡青色に輝く象形文字が一面に書いてある」
「透明なヘルメットの中の顔は~」
「人形みたいな雰囲気」
「アトランと対面して~」
「――〈物質の泉〉の彼岸にいたのですね」
「――話を聞きたいのですね」
「アトランとしては~」
「――テズとかいう者に話があるのだ」
「〈計量官〉は~」
「アトランに宇宙的なヴィジョンを教えたりする」
「――宇宙は8次元のいれものです」
「――コレは8つの次元を自分のうちに含むことができます」
「――簡単に言えば~」
「――〈物質の泉〉や〈物質の沼〉は~」
「――2次元の住民にとっての塔や縦穴です」
「――2次元の住民は、塔の高さを計算できますが、認識できません」
「――ソコにあって知覚できる3次元の物体の広がりは、ただ仮のモノです」
「――超知性体は~」
「――〈物質の泉〉という塔の基礎です」
「――コスモクラートは~」
「――〈物質の泉〉という塔の居住者であり管理人です」
「――塔でありながら~」
「――塔を離れて、2次元の住民には思いもよらない3次元の旅をするのです」
「――すなわち~」
「――コスモクラートは〈物質の泉〉がさらに進化したのです」
「――〈物質の泉〉を維持するとか大きくすることに興味を示すのです」
「――コスモクラートも~」
「――カオタークも~」
「――進化の終着点とは、ほど遠いのです」
「――テズはずっと先に進化していて~」
「――〈法〉の地平に肉迫しているのです」
「で」
「〈計量官〉は~」
「――裁判官船《ウェイドシャン》のあとのコトは~」
「――未来永劫ケレンペドシャンたちに、任せます」
「――喜んで同行したく、思うのです」
「――《アトランク》に行く手段を、用意しましょう」

 裁判官船《ウェイドシャン》の大広間――

「ケレンペドシャンたちに襲われて~」
「――もそそー」
「絶体絶命の3名」
「で」
「シュカルド・ツィールロスは~」
「先般の鹵獲品である裁判官マタン・アダル・ジャバリムの〈皮〉に~」
「――ちょとだけなら」
「自分と接続するコトを許しました」
「――!」
「〈皮〉のおかげで~」
「――うぉぉぉっ」
「シュカルド・ツィールロスは無敵化」
「大広間にいるケレンペドシャンたちを皆殺し」
「が」
「――〈皮〉が、と……とれない?」
「〈皮〉は~」
「シュカルド・ツィールロスを制御下において~」
「アトランの目的を阻止、という本来の目的を達成するつもり」
「――さあ来い、アトランっ」
「待ち受けるのでした」

 以下次号――

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆ペリー・ローダン1981

□ 早川書房:宇宙英雄ローダン・シリーズ

[2015/11/25]
509 . ベッチデ人とハンター
「兄弟団を探して」+「ベッチデ人とハンター」

 コレの当時のドイツでは(訳題は以前からサイトに載せている私訳)……。

□ Perry Rhodan-Heft
・第16サイクル Die Kosmische Hanse / 宇宙ハンザ同盟
 1000~1199話。
 新銀河暦424~426年の事件を描く。

[1981/02/17]
1017 . Kurt Mahr / Auf den Spuren der Bruderschaft / 教団を追って
[1981/02/24]
1018 . Kurt Mahr / Die Betschiden und der Jäger / ベトシード人たちと狩人

□ Perry Rhodan-Taschenbuch Planetenromane ポケットブックス

[1981/02]
215 . H. G. Ewers / Der genetische Krieg / 遺伝戦争

□ Atlan-Heft
・第3枠サイクル König von Atlantis / アトランティスの王
 300~499話。
 西暦2648~2650年の事件を描く。

[1981/02/17]
490 . Marianne Sydow / Expedition zur Lebensquelle / 生命の泉への遠征
[1981/02/24]
491 . Peter Terrid / Botschafter des Friedens / 平和の使節

【関連サイト】
・総合的にはこちらを:
Perrypedia
[ http://www.perrypedia.proc.org/wiki/ ]
・訳付のタイトルリストはこちらを:
Perry Rhodan-Heft のタイトルリスト
[ http://www.rlmdi.org/rlmdi/title/list/rhodan_heft/ ]
Perry Rhodan-Taschenbuch Planetenromane のタイトルリスト
[ http://www.rlmdi.org/rlmdi/title/list/rhodan_tb/ ]
Atlan-Heft のタイトルリスト
[ http://www.rlmdi.org/rlmdi/title/list/atlan_heft/ ]


◆今回のひとこと

 11月も終わりです。


d-information ◆ 904 [不定期刊] 2015/11/30
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://www.rlmdi.org/rlmdi/di/ ]

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