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902 [2015/11/16]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇フリードリヒ・グラウザー賞 2015
◇ペリー・ローダン近況
◇ペリー・ローダン1981


◆フリードリヒ・グラウザー賞 2015

「本年クルト・ラスヴィッツ賞の長篇部門を受賞した~」
「トム・ヒレンブラント『ドローン・ランド』ですが~」
「こういう賞も受賞しています」
「と、いうか~」
「むしろ、コチラが本命」
「フリードリヒ・グラウザー賞とは~」
「ドイツ語圏のミステリ文学の作家協会 Das Syndikat が~」
「前年に発表された優秀な作品に送る、というモノです」

 Friedrich-Glauser-Preis の本年の受賞作は、以下のとおり。

□ Glauser Ehrenpreis - Auszeichnung für besondere Verdienste
グラウザー名誉賞・特別な功績を表彰して

 Heikedine Körting
 および彼女のチームに対して
 特にジュブナイルのミステリ音声ドラマの分野におけるすべての仕事へのかかわりを評価して

□ Bester Roman - Glauser Autorenpreis 最優秀長篇・グラウザー作家賞

 Thomas Hillenbrand / Drohnenland / ドローン・ランド
 ――Kiepenheuer & Witsch 社

□ Debüt - Bester Erstlingsroman 新人・最優秀処女作

 Sascha Arango / Die Wahrheit und andere Lügen / 真実と他いくつもの嘘
 ――C. Bertelsmann 社

□ Beste Krimi-Kurzgeschichte 最優秀ミステリ短篇

 Christiane Geldmacher / Fanpost / ファンポスト
 ――短篇集 Online ins Jenseits『彼岸につづくオンライン』に収録、Grafit社

□ Hansjörg-Martin-Preis - Bester Kinder- oder Jugendkrimi
ハンスイェルク・マルティーン賞・最優秀ジュブナイル・ミステリ

 Ulrike Rylance, Lisa Hänsch / Penny Pepper - Alles kein Problem / ペニー・ペッパー――ぜんぜん問題ない
 ――dtv 社

【関連サイト】
・Das Syndikat のサイト
[ http://www.das-syndikat.com/ ]


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2829 . Michelle Stern / Im Land der Technophagen / テクノファージの地にて
2830 . Hubert Haensel / In der Synchronie gestrandet / 共時性の通路で難破
2831 . Marc A. Herren / Der Pensor / 計量官
2832 . Marc A. Herren / Der Gegner in mir / わたしの中の敵
2833 . Oliver Fröhlich / SVE-Jäger / SVE艦ハンター
2834 . Michael Marcus Thurner / Larendämmerung / ラール人のたそがれ
2835 . Michael Marcus Thurner / Die Purpur-Teufe / 〈紫深〉

□ Perry Rhodan-Heft 2829話「テクノファージの地にて」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2829-im-land-der-technophagen.html ]

 (承前)

 〈共時性の通路〉内の惑星アンドラバシュ――

「アトランは~」
「――座礁した裁判官船《ウェイドシャン》の操縦士〈計量官〉を~」
「――軌道上で足どめをくらった裁判官船《アトランク》に迎えて~」
「――アトピック法廷の本拠〈時の彼方の国〉を、目指したい」
「そこで」
「シュカルド・ツィールロスをともなって~」
「裁判官船《ウェイドシャン》が座礁しているという~」
「テクノクラストに覆われた、テクノ峡谷へ」

 惑星アンドラバシュの山間部、テクノ峡谷のはずれ――

「金属製のピラミッド型をした胴体」
「無数の小枝みたいな腕と脚」
「ロボットと植物が一体となったみたいなモノ」
「いわゆるテクノファージの一群が~」
「キュユン人の村を襲っています」
「――きしゃあーっ」
「……」
「キュユン人は~」
「ロボ的な歩行装置に乗ったダチョウのような姿」
「じつは、生身の身体に、さまざまなロボット部品と武器を合わせた~」
「いわゆるサイボーグです」
「範囲は限られますが~」
「テクノクラストと意志疎通できて~」
「テクノクラストを従わせたりもできるのです」
「……」
「このテクノクラストをどうにかする能力で~」
「村人たちは、テクノファージから身を守ります」
「とはいえ」
「多勢に無勢」
「――うぎゃあああ」
「あらかた虐殺されてしまいました」
「……」
「アトラン」
「シュカルド・ツィールロス」
「両名が、見ていると~」
「傷ついた村の女がひとり~」
「隠れ場所に、転げこみます」
「――ワレワレも、あそこに逃げこむのだっ」
「……」
「両名は~」
「傷ついた女を、介抱しますが~」
「――うっ……がっくり」
「周囲では~」
「――きしゃあーっ」
「――うぎゃあああ」
「アトランも~」
「シュカルド・ツィールロスも~」
「見ていることしかできません」
「――ぐぬぬ」

 テクノ峡谷のはずれの村――

「テクノファージたちは~」
「村人の虐殺を終えると~」
「――さらさらさら~」
「崩れて、白っぽい塵になって消えました」
「アトランは、思うのです」
「――コイツらは~」
「――裁判官船《ウェイドシャン》の~」
「――抗体みたいなモノなのかも」
「――操縦士〈計量官〉が~」
「――このアトランを近づけたくなくて、派遣してくるのかも」
「――コイツらの本当の狙いは~」
「――アトランなのだ」
「……」
「アトラン」
「シュカルド・ツィールロス」
「両名は~」
「たったひとり生きのびた村人を発見」
「――トリュンのゴスガド・ヘーレル?」
「――重傷だ」
「応急処置して、隣村へ運びます」

 隣村――

「――このアトランは~」
「――裁判官船の操縦士である」
「――アトピック法廷の一員である」
「アトランは、適当に身分をいつわると~」
「――頭がオカシクなりそうなテクノ帯の案内を、頼みたい」
「――テクノ峡谷の底の裁判官船《ウェイドシャン》に行きたいのだ」
「村のキュユン人たちは~」
「案内することについては異存ない様子」
「――テクノ帯のテクノクラストは~」
「――裁判官船《ウェイドシャン》とつながって変異した変種ですだ」
「――裁判官船《ウェイドシャン》が埋もれた広大な区域を覆っているですだ」
「――テクノファージは、このテクノクラストから来るですだ」

 隣村――

「重傷を負って運ばれた~」
「キュユン人トリュンのゴスガド・ヘーレルは~」
「回復しました」
「……」
「ちなみに」
「この村の、オルバゴスドのアムトゥム・ヘーレさんは~」
「トリュンのゴスガド・ヘーレルと~」
「好敵手と書いて〈とも〉と読むような関係」
「――(コイツラのせいで、テクノファージが村を襲ったのかもしれないねえ)」
「――(そんなコト、決まっているともさ)」
「どちらも思うコトは同じ、なのですが~」
「――(だから、テクノ帯に置き去りにしてやろうじゃないかね)」
「――(いんや、恩返しはしなくちゃなるめえ)」
「意見は別々です」
「……」
「ともあれ」
「アトラン」
「シュカルド・ツィールロス」
「キュユン人トリュンのゴスガド・ヘーレル」
「キュユン人オルバゴスドのアムトゥム・ヘーレさん」
「4名して、テクノ帯にわけいることになりました」

 アトラン一行はテクノ帯に向かう――

「しばらくすると~」
「テクノファージの一群が、襲ってきました」
「――きしゃあーっ」
「切り抜けました」
「また、しばらくすると~」
「テクノファージの一群が、襲ってきました」
「――きしゃあーっ」
「切り抜けました」
「テクノ帯に近づくにつれて~」
「アトラン」
「シュカルド・ツィールロス」
「両名は~」
「テクノ帯の放射にやられて~」
「――きぃぃぃん」
「――うぅっ」
「頭がオカシクなりそうです」
「キュユン人両名は~」
「――?」
「平気なようです」
「……」
「ちなみに」
「キュユン人オルバゴスドのアムトゥム・ヘーレさんの話によれば~」
「――テクノ帯は~」
「――裁判官船《ウェイドシャン》が~」
「――惑星アンドラバシュにぶつかったトコロを~」
「――ふさいだ痕なんじゃよ」
「キュユン人の伝説によれば~」
「――裁判官船《ウェイドシャン》は~」
「――惑星アンドラバシュに墜落して、ひとつに結びあわさったとか」
「あるいは」
「――惑星アンドラバシュが~」
「――裁判官船《ウェイドシャン》がいるトコロに造られたとか」
「あるいは」
「――惑星アンドラバシュは~」
「――完全にぶちこわれた後に、造りかえられたとか」
「あるいは」
「――最初から創造されたとか」
「4つの伝説は、噛み合っていないようですが~」
「――トドのつまりは~」
「――4つの伝説の全部が~」
「――さだまった因果な出来事にもとづく真実であるのじゃ」
「さらに」
「――修繕がきちんとしているかどうか、確かめるために~」
「――調査委員会が向かってきているんじゃよ」
「――ファウトという種族で~」
「――〈時の彼方の国〉のテズ領の代官たちなんじゃよ」
「――ファウトたちは、この領域を護る者であり君主なんじゃよ」
「――アトプの裁判官も助力者も、ファウトが指名するんじゃよ」

 アトラン一行のほんの数km先のテクノ帯――

「テスキル人ヴェイケン+裁判官マタン・アダル・ジャバリムの〈皮〉」
「テスキル人エルムトロク」
「両名は~」
「キュユン人2名を~」
「報酬に細胞活性装置をチラつかせて、騙して~」
「案内役にして~」
「ひとあし先に、裁判官船《ウェイドシャン》に向かっていました」
「が」
「この2日間――」
「この案内役2名は~」
「裁判官船《ウェイドシャン》につながる地下経路の入口を~」
「探していますが、見つけられず」

 アトラン一行――

「キュユン人は~」
「テクノクラストと意志疎通できて~」
「テクノクラストを従わせたりもできるのです」
「トリュンのゴスガド・ヘーレル」
「オルバゴスドのアムトゥム・ヘーレさん」
「両名は~」
「――つーとんとん」
「――つーとんとん」
「テクノクラストを介した、モールス信号的な芸により~」
「テスキル人一行の案内役をつとめる2名に~」
「こっそり連絡をとってみます」
「……」
「アトランとしては~」
「――テスキル人一行に先んじたいのだ」
「で」
「こちらの案内役2名は~」
「先んじて地下経路の入口を見つけようとする」

 テスキル人一行――

「――きしゃあーっ」
「テクノファージの一群が、襲ってきました」
「テスキル人ヴェイケンが身に着けた~」
「裁判官マタン・アダル・ジャバリムの〈皮〉のおかげで~」
「――!」
「防衛成功」
「……」
「テスキル人ヴェイケン+裁判官マタン・アダル・ジャバリムの〈皮〉」
「テスキル人エルムトロク」
「両名は~」
「キュユン人の案内役2名を介して~」
「アトラン一行の案内役の一方」
「オルバゴスドのアムトゥム・ヘーレさんと~」
「連絡をとりつけたりして」
「――そちらの異人2名は、うさんくさいでしょ?」
「――こっそり寝返りませんか?」

 アトラン一行――

「シュカルド・ツィールロスは~」
「自分の装備の中の〈全能性・技術性=前駆細胞〉を活用して~」
「テクノクラストと接続して~」
「テクノクラストに影響をあたえるコトができるようになりました」
「で」
「キュユン人たちのあいだの会話も、すべて把握していたり」
「アトランは~」
「トリュンのゴスガド・ヘーレルに状況を話して~」
「協力を取りつけたりする」

 テスキル人一行が、アトラン一行を襲撃――

「――!」
「待ち伏せていたのです」
「とはいえ」
「アトラン一行も、備えをしていました」
「まず――」
「裁判官マタン・アダル・ジャバリムの〈皮〉+テスキル人ヴェイケンは~」
「テクノクラストの罠に~」
「捕らわれました」
「――くっ」
「そして――」
「トリュンのゴスガド・ヘーレルは~」
「オルバゴスドのアムトゥム・ヘーレさんに~」
「撃たれました」
「――ずぎゅーん」
「――う……がっくり」
「続いて――」
「テスキル人エルムトロクは~」
「アトランに~」
「撃たれました」
「――ずぎゅーん」
「――う……がっくり」
「そこへ――」
「裁判官マタン・アダル・ジャバリムの〈皮〉+テスキル人ヴェイケンは~」
「声色をつかって、自分たちの案内役のキュユン人2名に~」
「――髪の白い異人を撃つのじゃっ」
「テスキル人一行の案内役2名は~」
「――ずぎゅーん」
「――ずぎゅーん」
「ところが」
「アトランは~」
「自由をとりもどした~」
「裁判官マタン・アダル・ジャバリムの〈皮〉++テスキル人ヴェイケンと~」
「格闘中」
「挟撃されて、絶体絶命」
「と」
「その時」
「――むっくり」
「トリュンのゴスガド・ヘーレルが~」
「起き上がりました」
「じつは、まったく死んではいません」
「オルバゴスドのアムトゥム・ヘーレさんが撃つ真似をしたのも~」
「すべて作戦のうちだったのでした」
「こうして――」
「アトラン一行は~」
「テスキル人一行のキュユン人2名を、取り押さえました」
「アトラン一行のキュユン人2名は~」
「裁判官マタン・アダル・ジャバリムの〈皮〉を打ち負かし~」
「――くっ」
「アトランは~」
「テスキル人ヴェイケンを、石弩で~」
「――ぱーん」
「ぐっさり」
「――ひーっ」
「かくして、アトラン一行は勝ったのでした」
「……」
「アトランは~」
「テスキル人ヴェイケンに~」
「――傷の治療に〈皮〉を使うコトを許すとしよう」

 テクノ峡谷――

「シュカルド・ツィールロスは~」
「テクノ帯の機械の深層意識の~」
「《ウェイドシャン》の残留意識みたいなトコロに~」
「潜って、いろいろ探ってみたりする」
「……」
「アトラン」
「シュカルド・ツィールロス」
「トリュンのゴスガド・ヘーレル」
「オルバゴスドのアムトゥム・ヘーレさん」
「捕虜テスキル人ヴェイケン」
「一同は~」
「テスキル人一行を案内していたキュユン人2名を残して~」
「裁判官船《ウェイドシャン》へと下る昇降機に、足を踏み入れます」
「……」
「アトランは、こうしてまた一歩、目的に近づきました」
「とはいえ」
「こうした状況については~」
「〈皮〉を介して、すでにアトプたちにも知らせがいっているのでした」

 以下次号――

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆ペリー・ローダン1981

□ 早川書房:宇宙英雄ローダン・シリーズ

[2015/11/6]
508 . 賢人の使者
「祖先の船」+「賢人の使者」

 コレの当時のドイツでは(訳題は以前からサイトに載せている私訳)……。

□ Perry Rhodan-Heft
・第16サイクル Die Kosmische Hanse / 宇宙ハンザ同盟
 1000~1199話。
 新銀河暦424~426年の事件を描く。

[1981/02/03]
1015 . Marianne Sydow / Das Schiff der Ahnen / 祖先の船
[1981/02/10]
1016 . Clark Darlton / Zwischenspiel auf Karselpun
/ カルゼルプンの幕間劇

□ Perry Rhodan-Taschenbuch Planetenromane ポケットブックス

[1981/02]
215 . H. G. Ewers / Der genetische Krieg / 遺伝戦争

「新銀河暦5年――」
「サイバネティクスを理解する能力者、キロン・バラクンが~」
「銀河の事件を解決する~」
「小シリーズの4作目」

□ Atlan-Heft
・第3枠サイクル Ko"nig von Atlantis / アトランティスの王
 300~499話。
 西暦2648~2650年の事件を描く。

[1981/02/03]
488 . Hubert Haensel / Im Namen der Vollkommenheit / 完璧の名にかけて
[1981/02/10]
489 . Hubert Haensel / Verschwo"rung der Roboter / ロボットの陰謀

【関連サイト】
・総合的にはこちらを:
Perrypedia
[ http://www.perrypedia.proc.org/wiki/ ]
・訳付のタイトルリストはこちらを:
Perry Rhodan-Heft のタイトルリスト
[ http://www.rlmdi.org/rlmdi/title/list/rhodan_heft/ ]
Perry Rhodan-Taschenbuch Planetenromane のタイトルリスト
[ http://www.rlmdi.org/rlmdi/title/list/rhodan_tb/ ]
Atlan-Heft のタイトルリスト
[ http://www.rlmdi.org/rlmdi/title/list/atlan_heft/ ]


◆今回のひとこと

 902号になりました。


d-information ◆ 902 [不定期刊] 2015/11/16
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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