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899 [2015/10/26]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況
◇ペリー・ローダン1981


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2826 . Uwe Anton / Der lichte Schatten / 光る影
2827 . Christian Montillon / Medusa / メデューサ
2828 . Michael Marcus Thurner / Die Technoklamm / テクノ峡谷
2829 . Michelle Stern / Im Land der Technophagen / テクノファージの地にて
2830 . Hubert Haensel / In der Synchronie gestrandet / 共時性の通路で難破
2831 . Marc A. Herren / Der Pensor / 計量官
2832 . Marc A. Herren / Der Gegner in mir / わたしの中の敵
2833 . Oliver Fröhlich / SVE-Jäger / SVE艦ハンター
2834 . Michael Marcus Thurner / Larendämmerung / ラール人のたそがれ
2835 . Michael Marcus Thurner / Die Purpur-Teufe / 〈紫深〉

□ Perry Rhodan-Heft 2826話「光る影」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2826-der-lichte-schatten.html ]

 (承前)

 新銀河暦1518年、銀河系――

「富豪ヴィコル・ブガシドウの持ち船である~」
「フラグメント船《クルーゼンシュテルン》は~」
「サウスサイドの暗黒惑星エイヨから~」
「ウェストサイドの星系ソルに、向かっていました」
「――木星の衛星エウロパに、行くのだ」
「――暗黒惑星メデューサの足取りを、いま一度追うのだっ」

 《クルーゼンシュテルン》、航行中――

「先般――」
「エイリシオニ種族の惑星エイヨから~」
「《クルーゼンシュテルン》に戻った時~」
「富豪ヴィコル・ブガシドウ」
「アラスの女医ジャティンさん」
「両名には~」
「見張り役が、ついてきました」
「見張り1号:アノレーのメーキルさん」
「見張り2号:エイリシオニ種族シンサークのヴォイク・ルトレケル」
「――エイリシオニ種族は、ティウフォル人の襲来を恐れています」
「――せっかく〈紫深〉で逃れた故郷惑星エイヨですから~」
「――行方不明になったのまま、隠れていたいのです」
「さらに、加えて~」
「富豪ヴィコル・ブガシドウ」
「アラスの女医ジャティンさん」
「両名の頭の中には、精神変調器が埋めこまれていたり」
「……」
「富豪ヴィコル・ブガシドウは~」
「意識の中で~」
「精神変調器を〈光る影〉として知覚します」
「惑星エイヨのコトとか~」
「エイリシオニ種族のコトとか~」
「語ろうとすると~」
「――エイ……はうっ」
「眩暈と動悸で、ノックアウト」
「富豪ヴィコル・ブガシドウ」
「アラスの女医ジャティンさん」
「両名は、思うコトを言葉にできないで~」
「たらりたらりと、アブラ汗を流すのでした」

 4月25日、《クルーゼンシュテルン》は、星系ソルに到着――

「海王星軌道にとどまって~」
「富豪ヴィコル・ブガシドウは~」
「星系ソル首相カイ・チェンさんに、面会を申し入れました」
「すると」
「――このところ、物騒なのですよ」
「――来てもらうには、厳しい保安措置をとらないと」
「……」
「マドックス・フリーマン大尉」
「マドックス・パルツィンガー中尉」
「両名が指揮をとる、宇宙陸戦隊100名が~」
「――ざっざっざっ」
「《クルーゼンシュテルン》に乗りこんできて~」
「船内に、橋頭堡的な施設を設置」
「……」
「富豪ヴィコル・ブガシドウは~」
「フリーマン大尉の部隊に~」
「――安全化した〈バルピロール形成性操作蛋白質〉の試料です」
「引き渡しました」
「コレは~」
「ネプチューン級多目的空母《クローディア・シャブロル》の~」
「エクトール・ジェンナー指揮下の~」
「サイバネティクス技術者マグナス・ルンベルクを擁する~」
「高度な専門性をもつ医療研究チームのもとへ」
「……」
「そうこうして」
「富豪ヴィコル・ブガシドウは~」
「星系ソル首相カイ・チェンさんに面会」
「でも」
「星系ソル首相カイ・チェンさんにしてみれば~」
「あまり実りはなかった模様」
「――(現状を打開できるような新事実とか、聞けると思ったのに)」
「――(まあ、しかたないわねえ)」
「――木星衛星エウロパに行くのは、許可しましょう」

 《クルーゼンシュテルン》は、木星の衛星エウロパへ向かう――

「富豪ヴィコル・ブガシドウは~」
「――(状況を、なんとかして周囲に伝えたい)」
「身を削る決意で~」
「精神変調器の〈光る影〉のチェックにかからない分野で~」
「傍若無人なふるまいに、およんでみたり」
「――水がなければ~」
「――ウオッカを飲めば良いのよっ」
「周囲の人々は、あきれました」
「――オイルがなければ~」
「――オリーブを齧れば良いのよっ」
「周囲の人々は、ポスビに暴言を吐く富豪を、不審に思いはじめます」
「きわめつけは」
「――このヴィコル・ブガシドウが不在にするあいだは~」
「――アラスの女医ジャティンさんが指揮をとれば良いのよっ」
「――勘違いしないでよね」
「――大富豪だから傍若無人ってわけじゃないんだからね」
「ハブられた~」
「船長マリアン・ヨンダーは~」
「――最近ウチの大富豪の様子がだいぶオカシイんだが」
「娘のように可愛がっているポスビのアマヤさんに、相談しました」
「アマヤさんは~」
「心臓部こそ、ポスビですが~」
「外側は、ホイッスラー社製のロボットです」
「タイプ:大公女マリア・アレクサンドロヴナです」
「大昔の宮廷作法プログラムを、完備しているのです」
「――知らないのですか?」
「――アレは、いわゆるツンデレです」
「――思うコトを素直に言葉にできなくて、キツイことを言ってしまうのです」
「かくして」
「船長マリアン・ヨンダーは~」
「――そうだったのかっ」
「――さすがウチの娘っ」
「問題を正しく認識」
「TARA型執事ロボットに指示して~」
「――船長命令だ」
「――アラスの女医ジャティンさんを、盗撮するのだ」
「とはいえ」
「ジャティンさんは《クルーゼンシュテルン》の船医です」
「隠し撮りしたスキャン・データを~」
「船内の医療区画で解析したら~」
「すぐに気づいてしまうでしょう」
「なので」
「スキャン・データは~」
「ネプチューン級多目的空母《クローディア・シャブロル》の~」
「エクトール・ジェンナー指揮下の~」
「高度な専門性をもつ医療研究チームのもとへ」

 《クルーゼンシュテルン》は、木星の衛星エウロパに到着――

「見張り1号:アノレーのメーキルさん」
「見張り2号:エイリシオニ種族シンサークのヴォイク・ルトレケル」
「見張り役2名は~」
「――衛星エウロパの深海にある洞窟というのを~」
「――ぜひ見てみたい」
「――でも、目立ちたくないのです」
「富豪ヴィコル・ブガシドウは~」
「――では、目くらましとかして……」
「人目につかないように、うまく両名をともないます」
「……」
「富豪ヴィコル・ブガシドウは~」
「ドーム都市テレファッサの第一議員ディナルド・フライを訪問」
「その場に招かれたのが~」
「別のドーム都市に住む環境保護主義者」
「――固有種擁護隊のスポークスマン、マッチ・ラウレンティウです」
「――衛星エウロパの海の生命形態が、自分たちなりに進化できるように~」
「――してあげたいのです」
「――環境破壊につながる遺跡調査は、断固反対なのです」
「富豪ヴィコル・ブガシドウは~」
「――エウロパがイヤなら~」
「――ガニメデに行けば良いのよっ」
「環境保護主義者マッチ・ラウレンティウを、挑発したり」

 《クルーゼンシュテルン》――

「ネプチューン級多目的空母《クローディア・シャブロル》の~」
「高度な専門性をもつ医療研究チームを指揮する~」
「エクトール・ジェンナーが~」
「《クルーゼンシュテルン》まで足を運んで~」
「船長マリアン・ヨンダーを、訪ねてきました」
「――スキャン・データを、解析した結果~」
「――アラスの女医ジャティンさんの脳内に~」
「――極小の生命ぽいマイクロマシンがあって~」
「――なにかの合成物質を、分泌しているのです」
「――どうやら~」
「――望んでではないですが、合意の上で手術をうけたとみえます」
「かくして」
「真相が明らかになりました」
「富豪ヴィコル・ブガシドウも~」
「十中八九、同じモノの影響下にあります」
「思うコトを素直に言葉にできないのです」
「……」
「エクトール・ジェンナーによれば~」
「――星系ソル首相カイ・チェンさんには、報告済みです」
「――マドックス・フリーマン大尉」
「――マドックス・パルツィンガー中尉」
「――両名にも、話は通してあります」
「で」
「一同は~」
「アラスの女医ジャティンさんを~」
「――ばりばりっ」
「麻痺させて~」
「手術して~」
「精神変調器を摘出」

 富豪ヴィコル・ブガシドウは、衛星エウロパの深海の洞窟へ――

「見張り1号:アノレーのメーキルさん」
「見張り2号:エイリシオニ種族シンサークのヴォイク・ルトレケル」
「見張り役2名は、もちろん同行」
「……」
「ちなみに」
「深海の洞窟は、ヴィコル・ブガシドウの私有地です」
「セネカ・ロイという管理人も、雇っています」
「加えて」
「テラナーのパトロク・ベルデクも、置いています」
「ブルー人ガタス族のテヨントゥルも、置いています」
「この凸凹コンビは~」
「ふたり揃って一人前に超能力を発揮」
「思考する存在を、探知できるのです」
「……」
「かつて――」
「富豪ヴィコル・ブガシドウに雇われた、この凸凹コンビが~」
「――むんっ」
「PEW金属からなるタペストリーのようなモノを探知して~」
「モノのありかを探して~」
「この洞窟の発見に、つながったのでした」
「さて」
「このタペストリーには~」
「――星系ソルが描いてある?」
「――でも?」
「――惑星が11個ある?」
「星系ソルには~」
「新銀河暦1518年現在、惑星が8個しかありません」
「タペストリーに描かれたうち~」
「――余分なひとつは、西暦3438年に破壊された冥王星ですね」
「――余分なひとつは、5万年前に破壊された惑星ツォイトですね」
「では、最後の余分なひとつは……?」
「――今の暗黒惑星メデューサかも?」
「……」
「そうして、今般――」
「エイリシオニ種族シンサークのヴォイク・ルトレケルは~」
「PEW金属からなるタペストリーを見て~」
「――ジクアマ種族の遺物では?」
「とか思います」
「アノレーのメーキルさんは~」
「持参した鍵道具で~」
「PEW金属からなるタペストリーに記録された~」
「2100万年前のラール人の女流土地造成士ブレア=シルさんの~」
「メッセージを再生」
「――とかいう経緯で~」
「――ケロウト人を乗せた第5惑星シェヘーナを〈紫深〉したのです」
「座標も、おおよそ語ってくれたりして」
「と、その時」
「――!」
「固有種擁護隊が洞窟を襲撃して、一時的に入口を封鎖」
「――富豪ヴィコル・ブガシドウっ」
「――ガニメデが破壊されたのを、知らないわけじゃないだろうっ」
「先刻の挑発が、効いたようです」
「で」
「富豪ヴィコル・ブガシドウは~」
「――ガニメデが再建中なのを、知らないわけじゃないんだからねっ」
「――きーっ」
「自分からパニックをおこしたりして~」
「精神変調器を、混乱させます」
「――ポチョムキーンっ」
「――(このお偉いさんたちを、行動不能にするんだっ)」
「どさくさまぎれに、合言葉を叫んで~」
「管理人セネカ・ロイに、指示を下して~」
「――うっ……」
「ここで意識を失いました」

 衛星エウロパの深海の洞窟――

「富豪ヴィコル・ブガシドウが~」
「――はっ」
「意識を回復した時~」
「管理人セネカ・ロイは、すでに亡くなったあと」
「……」
「アノレーのメーキルさん」
「エイリシオニ種族シンサークのヴォイク・ルトレケル」
「両名が自衛的行動に出た結果~」
「遺憾ながら、悲しい結末になってしまったという」
「……」
「ともあれ」
「見張り1号:アノレーのメーキルさん」
「見張り2号:エイリシオニ種族シンサークのヴォイク・ルトレケル」
「見張り役2名としては~」
「――惑星シェヘーナに行くのです」
「――銀河系を救う最後の希望が、あるかもなのです」

 《クルーゼンシュテルン》――

「富豪ヴィコル・ブガシドウ」
「見張り1号:アノレーのメーキルさん」
「見張り2号:エイリシオニ種族シンサークのヴォイク・ルトレケル」
「3名は~」
「テラナーのパトロク・ベルデク」
「ブルー人ガタス族のテヨントゥル」
「ふたりで一人前の探知能力者を、ともなって~」
「《クルーゼンシュテルン》にもどったところで~」
「――ばりばりっ」
「麻痺させられて~」
「見張り役の両名は、拘束されて独房へ」
「で」
「富豪ヴィコル・ブガシドウは~」
「手術で、精神変調器を摘出してもらったのでした」

 5月3日、《クルーゼンシュテルン》――

「星系ソル首相カイ・チェンさんは~」
「次官ライ・モをともなって~」
「《クルーゼンシュテルン》を来訪して~」
「富豪ヴィコル・ブガシドウに面会」
「今回は~」
「星系ソル首相カイ・チェンさんにとって~」
「――エイリシオニ種族の故郷惑星エイヨの情報?」
「――ティウフォル人の侵攻に備えて~」
「――条約を、提案できるかも?」
「――惑星エイヨに、全権大使を派遣しましょう」
「充分に実りがありました」
「富豪ヴィコル・ブガシドウの側でも~」
「ティウフォル人のことを、いろいろと聞き出したり」

 かくして――

「富豪ヴィコル・ブガシドウは~」
「暗黒惑星メデューサ=惑星シェヘーナの探索を~」
「公的に担うコトになりました」
「……」
「《クルーゼンシュテルン》は~」
「アノレーのメーキルさんと~」
「エイリシオニ種族シンサークのヴォイク・ルトレケルを~」
「乗せたまま~」
「マドックス・フリーマン大尉」
「マドックス・パルツィンガー中尉」
「両名が指揮をとる、宇宙陸戦隊100名も~」
「乗せたまま~」
「テラナーのパトロク・ベルデク」
「ブルー人ガタス族のテヨントゥル」
「ふたりで一人前の探知能力者も~」
「乗せたまま~」
「――発進っ」
「――ごごごっ」
「……」
「ジュピーター級多目的空母《トマソン》」
「サターン級戦艦《アルフレート・ヴェーゲナー》と《鄭和》」
「3隻が、距離をとって随行」
「――ごごごごっ」
「と、いうのも」
「――惑星シェヘーナの住民が、生き残っているとしたら~」
「――あまり驚かさない方が良いでしょう」

 以下次号――

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆ペリー・ローダン1981

□ 早川書房:宇宙英雄ローダン・シリーズ

[2015/10/22]
507 . 災厄のスプーディ
「災厄のスプーディ」+「すべては《ソル》のために」

 コレの当時のドイツでは(訳題は以前からサイトに載せている私訳)……。

□ Perry Rhodan-Heft
・第16サイクル Die Kosmische Hanse / 宇宙ハンザ同盟
 1000~1199話。
 新銀河暦424~426年の事件を描く。

[1981/01/20]
1013 . H. G. Ewers / Die Spoodie-Seuche / スポーディ病
[1981/01/27]
1014 . H. G. Ewers / Alles für die SOL / すべてを《ソル》に

□ Perry Rhodan-Taschenbuch Planetenromane ポケットブックス

[1981/01]
214 . Ernst Vlcek / Kosmischer Grenzfall / 宇宙国境紛争

□ Atlan-Heft
・第3枠サイクル König von Atlantis / アトランティスの王
 300~499話。
 西暦2648~2650年の事件を描く。

[1981/01/20]
486 . Hans Kneifel / Fragmente einer Welt / ある惑星のかけら
[1981/01/27]
487 . Hans Kneifel / Der Start des Hohlplaneten / 空洞惑星の発進

「暗黒銀河の内紛を無双した〈闇の伯父〉は~」
「次元エレベーターをつぎあわせて、空洞惑星を構築」
「そこへ、みずからが乗りこむと~」
「次元回廊を~」
「――ごごごっ」
「アトランという存在がやってきたところへ」
「すなわち、超知性体〈それ〉の力の球形体へ~」
「攻めこむのです」

【関連サイト】
・総合的にはこちらを:
Perrypedia
[ http://www.perrypedia.proc.org/wiki/ ]
・訳付のタイトルリストはこちらを:
Perry Rhodan-Heft のタイトルリスト
[ http://www.rlmdi.org/rlmdi/title/list/rhodan_heft/ ]
Perry Rhodan-Taschenbuch Planetenromane のタイトルリスト
[ http://www.rlmdi.org/rlmdi/title/list/rhodan_tb/ ]
Atlan-Heft のタイトルリスト
[ http://www.rlmdi.org/rlmdi/title/list/atlan_heft/ ]


◆今回のひとこと

 なかなか進みません。


d-information ◆ 899 [不定期刊] 2015/10/26
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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