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897 [2015/10/12]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況
◇ペリー・ローダン1981


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2824 . Robert Corvus / Ein Stern in der Dunkelheit / 闇の中の星
2825 . Robert Corvus / Unter dem Sternenbaldachin / 星天蓋の下で
2826 . Uwe Anton / Der lichte Schatten / 光る影
2827 . Christian Montillon / Medusa / メデューサ
2828 . Michael Marcus Thurner / Die Technoklamm / テクノ峡谷
2829 . Michelle Stern / Im Land der Technophagen / テクノファージの地にて
2830 . Hubert Haensel / In der Synchronie gestrandet / 共時性の通路で難破
2831 . Marc A. Herren / Der Pensor / 計量官
2832 . Marc A. Herren / Der Gegner in mir / わたしの中の敵

□ Perry Rhodan-Heft 2824話「闇の中の星」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2824-ein-stern-in-der-dunkelheit.html ]

 新銀河暦1517年、銀河系の近所の虚空――

「憶えて、いるでしょうか……?」
「ポスビとは~」
「ポジトロン生体ロボットの略」
「ポジトロニクスに、生体プラズマを付加して~」
「好奇心とか、学習意欲とかを、付与した~」
「天然なロボット、なのです」
「……」
「《クルーゼンシュテルン》は~」
「もとは、ポスビのフラグメント船――1辺2.5kmのサイコロ型」
「プラズマ司令を失い、自律航行できない状態で~」
「売られていたトコロを~」
「富豪ヴィコル・ブガシドウが~」
「買い取って、改装」
「人を雇って、乗り組ませ~」
「ネトゲ趣味のプラズマ脳〈アダム〉を、スカウトして搭載して~」
「――たっぷん」
「《クルーゼンシュテルン》は~」
「登記上は、個人所有のヨット扱い」
「実態は、完全装備の巨大戦艦、なのです」
「……」
「富豪ヴィコル・ブガシドウが~」
「このフラグメント船を、購入した時~」
「船内に立て籠もった、ポスビの一群がいました」
「――オレたちの職場を守れー」
「――立て万国の労働者ー」
「――おー」
「このポスビ一同が、自称〈旧人民〉」
「立て籠もった区画が、〈旧オーブラスチ〉」
「今も、船内には~」
「――この〈おいちゃん〉は~」
「――ローリンと戦争したんだっ」
「――この〈マダラのフェルディナンド〉は~」
「――ペリー・ローダンといっしょに、タマニウムを征服したんだっ」
「――がはは」
「とかいう天然なロボットたちが、タムロしていたり」
「《クルーゼンシュテルン》は~」
「登記上は、富豪ヴィコル・ブガシドウの所有物」
「実態は、ポスビ独立愚連隊の溜まり場、なのです」
「……」
「富豪ヴィコル・ブガシドウは~」
「稀代の暗黒惑星マニアです」
「恒星を巡らずに虚空を漂う惑星が、とにかく好き」
「ちなみに」
「ポスビも~」
「暗黒惑星と因縁浅からず」
「古来ずっと、各地の暗黒惑星を基地にしてきて~」
「そもそも本拠地の〈二百の太陽の星〉からして、暗黒惑星」
「富豪ヴィコル・ブガシドウからすれば~」
「同好の士、みたいなモノ、なのです」
「……」
「さて、先般――」
「銀河系の縁から11万8000光年の虚空の~」
「ポスビの暗黒惑星エヴァブラックで~」
「事件がありました」
「銀河系のテフローダー国家〈新タマニウム〉が~」
「こんな新薬を試したのです」
「――ポスビの生体プラズマを?」
「――〈バルピロール形成性操作蛋白質〉に感染させる?」
「――病気にかかると?」
「――ポスビは、テラナー嫌いになる?」
「――というか?」
「――〈新タマニウム〉首長ヴェトリス=モラウドのファンになる?」
「事態を知った~」
「富豪ヴィコル・ブガシドウと~」
「《クルーゼンシュテルン》の面々は~」
「近隣のポスビ基地=暗黒惑星アルファ=シェレダドに~」
「ただちに警告」
「暗黒惑星エヴァブラックは、当面隔離と決まりました」
「……」
「さて」
「暗黒惑星エヴァブラックで~」
「《クルーゼンシュテルン》は~」
「こんな情報も、つかんでいました」
「――〈バルピロール蛋白質誘導〉を、設計したのは?」
「――エイリシオニ種族モナンジョ・シャタバド?」
「さらに」
「――エイリシオニ種族の故郷惑星エイヨの座標?」
「――惑星エイヨも……暗黒惑星?」
「とあってはもう、行かざるを得ません」

 以上、これまでのあらすじ。

 《クルーゼンシュテルン》航行中――

「船内で、珍妙な事件が発生」
「――!」
「発生の頻度が、高くなります」
「――!!」
「船内のポスビたちの多くが~」
「〈バルピロール形成性操作蛋白質〉に感染していたのです」

 《クルーゼンシュテルン》船長室――

「船長のマリアン・ヨンダーは~」
「余暇に、こんなコトをしていました」
「――中古のポスビの部品を~」
「――ホイッスラー社製のロボットの~」
「――タイプ:大公女マリア・アレクサンドロヴナ+宮廷作法プログラムの~」
「――かわいいボディに、組みこむのだ」
「――むぎゅう」

 5月28日、《クルーゼンシュテルン》航行中――

「よりにもよって、船長マリアン・ヨンダーの誕生日に~」
「船内のポスビたちは、いよいよ完璧にオカシクなりました」
「まずは」
「ラートゲーバー夫人――偵察・翻訳・暗号解読が専門のポスビ――が~」
「――テラナーなんて嫌いだっ」
「――ばーん」
「生身の乗員に向けて発砲」
「取り返しのつかないコトに、なるまえに~」
「ラートゲーバー夫人は、隔離されました」
「が」
「これは、たまたま最初の事例であったに過ぎません」
「他のポスビたちも、多かれ少なかれ~」
「――テラナーなんて嫌いだっ」
「と、なるわけで」
「――駆動系が、やられた?」
「――ハイパー無線が、封鎖された?」
「――船内の大気と重力が、水素呼吸生物向けに?」
「――うぎゃあああ」
「……」
「富豪ヴィコル・ブガシドウも~」
「船長マリアン・ヨンダーも~」
「困りはてました」
「先日から、感染を懼れてひきこもっていた~」
「《クルーゼンシュテルン》のプラズマ司令〈アダム〉を~」
「再接続して~」
「――この状況を、とりあえず何とかしたい」
「――助けてくれ」
「泣きついたり」
「一方」
「保安隊長パーク・アストルルは~」
「――この際です」
「――もう、ポスビ全部を破壊しましょう」
「極端なコトを、言い出したり」
「……」
「翌日――」
「――《クルーゼンシュテルン》は、航行不能?」
「――機関員ほぼ全員を含む生身の乗員34名が、犠牲になった?」
「とかいう悲惨な総決算が出ても~」
「船長マリアン・ヨンダーは~」
「――それでも、駄目だっ」
「――全部破壊なんて、駄目だっ」
「なおも姿勢を崩しませんでした」

 以後、何ヵ月も――

「修理作業が続きました」
「――とてかーん」
「その一方で~」
「――ばーん」
「ポスビと生身の乗員のあいだの事件はやまず」
「なおも人命が失われたりする」

 《クルーゼンシュテルン》修理中――

「船長のマリアン・ヨンダーが~」
「――むぎゅう」
「組み立てたコは~」
「中身がポスビです」
「生体プラズマが入っています」
「でも、船長が門外不出で育てた、箱入り娘なのです」
「〈バルピロール形成性操作蛋白質〉に感染していないコトが確実な~」
「船内で唯一のポスビなのです」
「さて」
「船長のマリアン・ヨンダーは~」
「そのコを起動すると~」
「――アマヤと命名しよう」
「……」
「船長のマリアン・ヨンダーの娘のようなモノ=アマヤさんは~」
「アラスの船医ジャティンさんを、手伝ったりする」
「――感染経路を、調べるのよっ」
「――〈バルピロール形成性操作蛋白質〉の分離方法を、開発するのよっ」
「とはいえ」
「――お手上げだわ」
「船内の医薬品では、手の打ちようがありません」
「やはり、望みがあるとしたら惑星エイヨです」
「……」
「ちなみに」
「最初に暴れたラートゲーバー夫人は~」
「――カチリ」
「生体プラズマ部分を、切り離したりして」
「秩序維持を、手伝ったりする」

 11月末、《クルーゼンシュテルン》――

「感染して信用ならなくなったポスビたちは~」
「搭載艇《ブルシーロフI》に、隔離されました」
「残るポスビたちは~」
「〈旧オーブラスチ〉に集合」

 新銀河暦1518年3月8日――

「《クルーゼンシュテルン》は~」
「銀河系サウスサイドの~」
「銀河系の中心から6438光年にある~」
「いびつな形の暗黒星雲9191の手前に到着」
「この中に、惑星エイヨがあるのですが~」
「正確な座標はわかりません」
「と」
「――宇宙船がいる?」
「シェボパル人ソンザトゥレン・アレポジュム略してソナーが船長を務める~」
「商船《クルースジュンゲル》です」
「これまでの経緯に照らして~」
「シェボパル人とエイリシオニ種族に交流があることは、明白」
「当然、惑星エイヨの座標も知っていることでしょう」
「そこで」
「富豪ヴィコル・ブガシドウは~」
「船長ソナルに、取り引きをもちかけます」
「――この富豪ヴィコル・ブガシドウと~」
「――乗員1名を~」
「――乗せていってもらえないか?」
「富豪ヴィコル・ブガシドウ」
「船医ジャティンさん」
「両名は~」
「シェボパル人の商船《クルースジュンゲル》の乗客として~」
「暗黒星雲の中へ」

 暗黒星雲9191の中――

「暗黒惑星エイヨは~」
「歪曲場に囲まれて、他種族禁制」
「エイリシオニ種族だけが、出入りできるのだとか」
「なので、衛星フェルヴェイムに接客窓口がもうけてあります」
「……」
「富豪ヴィコル・ブガシドウ」
「船医ジャティンさん」
「両名は~」
「衛星フェルヴェイムで、当局にひきわたされました」
「――モラ・ウド?」
「エイリシオニ種族の独自の医療技術の産物にして~」
「テフローダーの指導者ヴェトリス=モラウドが~」
「よく身辺にはべらせている~」
「サソリ型の生体メカです」
「とか」
「――エイリシオニ種族ヴォイク・ルトレケル?」
「――シンサーク7名のひとり?」
「こうした顔ぶれの取り調べをうけて~」
「富豪ヴィコル・ブガシドウ」
「船医ジャティンさん」
「両名は、宿舎に軟禁」
「……」
「両名は~」
「――エイリシオニ種族は~」
「――モナンジョ・シャタバドが広めたポスビの疫病に~」
「――種族として、関与しているのでは?」
「はったりをかけて~」
「ポスビたちを治療するための助力を、引き出そうとします」
「が」
「ヴォイク・ルトレケルは~」
「――そ、そんなコトないですよー」
「――も、モナンジョ・シャタバドの単独犯ですよー」
「はぐらかしました」
「……」
「このままでは、埒が開きません」
「両名は、宿舎から逃げ出しました」

 暗黒星雲の手前、《クルーゼンシュテルン》――

「感染して信頼ならなくなったポスビたちは~」
「自由をとりもどして~」
「搭載艇《ブルシーロフI》で発進」
「……」
「この時――」
「シェボパル人の船3隻が~」
「《クルーゼンシュテルン》に向かっていました」
「衛星フェルヴェイムで~」
「――暗黒惑星エイヨの所在とか~」
「――エイリシオニ種族が病気を作ったとか~」
「――そうした秘密は、守らなければならないのです」
「依頼をうけたのです」
「……」
「これに対して――」
「搭載艇《ブルシーロフI》のポスビたちは~」
「――あの3隻を攻撃しよう」
「状況を、さらにややこしくしてしまうのでした」

 衛星フェルヴェイム――

「富豪ヴィコル・ブガシドウ」
「船医ジャティンさん」
「両名は、宿舎から逃げ出して~」
「捕まりました」
「そこへ」
「――お待ちなさいっ」
「アノレー種族のメーキルさんが、割って入りました」
「――シンサークのタマル・ゼイガストさんは~」
「――ヴォイク・ルトレケルの越権行為を指摘しているわっ」
「メーキルさんは~」
「両名を、惑星エイヨに連れていくのでした」

 以下次号――

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆ペリー・ローダン1981

□ 早川書房:宇宙英雄ローダン・シリーズ

[2015/10/07]
506 . 第五使者の誕生
「第五使者の誕生」+「プログラミングされた男」

 コレの当時のドイツでは(訳題は以前からサイトに載せている私訳)……。

□ Perry Rhodan-Heft
・第16サイクル Die Kosmische Hanse / 宇宙ハンザ同盟
 1000~1199話。
 新銀河暦424~426年の事件を描く。

[1981/01/06]
1011 . Peter Griese / Angriff der Brutzellen / 増殖細胞の攻撃
[1981/01/13]
1012 . H. G. Francis / Der programmierte Mann / プログラムされた男

□ Perry Rhodan-Taschenbuch Planetenromane ポケットブックス

[1981/01]
214 . Ernst Vlcek / Kosmischer Grenzfall / 宇宙国境紛争

「西暦2432年の頃――」
「USOに~」
「〈恐怖の伍長〉の異名をとる~」
「ワルティ・クラックトンという男がいました」
「これは~」
「ポケットブック・シリーズにおける、クラックトン10冊目の物語です」

□ Atlan-Heft
・第3枠サイクル König von Atlantis / アトランティスの王
 300~499話。
 西暦2648~2650年の事件を描く。

[1981/01/06]
484 . Horst Hoffmann / Das Ende der Statthalter / 総督の最期
[1981/01/13]
485 . Detlev G. Winter / Insel der Lotsen / 水先案内人の島

【関連サイト】
・総合的にはこちらを:
Perrypedia
[ http://www.perrypedia.proc.org/wiki/ ]
・訳付のタイトルリストはこちらを:
Perry Rhodan-Heft のタイトルリスト
[ http://www.rlmdi.org/rlmdi/title/list/rhodan_heft/ ]
Perry Rhodan-Taschenbuch Planetenromane のタイトルリスト
[ http://www.rlmdi.org/rlmdi/title/list/rhodan_tb/ ]
Atlan-Heft のタイトルリスト
[ http://www.rlmdi.org/rlmdi/title/list/atlan_heft/ ]


◆今回のひとこと

 現代篇は4作つづきます。


d-information ◆ 897 [不定期刊] 2015/10/12
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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