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896 [2015/10/05]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2823 . Leo Lukas / Auf dem Ringplaneten / 環状世界にて
2824 . Robert Corvus / Ein Stern in der Dunkelheit / 闇の中の星
2825 . Robert Corvus / Unter dem Sternenbaldachin / 星天蓋の下で
2826 . Uwe Anton / Der lichte Schatten / 光る影
2827 . Christian Montillon / Medusa / メデューサ
2828 . Michael Marcus Thurner / Die Technoklamm / テクノ峡谷
2829 . Michelle Stern / Im Land der Technophagen / テクノファージの地にて
2830 . Hubert Haensel / In der Synchronie gestrandet / 共時性の通路で難破
2831 . Marc A. Herren / Der Pensor / 計量官
2832 . Marc A. Herren / Der Gegner in mir / わたしの中の敵

□ Perry Rhodan-Heft 2823話「環状世界にて」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2823-auf-dem-ringplaneten.html ]

 (承前)

「アルコン人アトランが操縦する、裁判官船《アトランク》は~」
「――ごごごっ」
「〈共時性の通路〉を抜けて~」
「アトピック法廷の本拠〈時の彼方の国〉を目指します」
「船内では、700年が経過して、いろいろ変わりました」
「裁判官船《アトランク》は、航行をつづけて~」
「――ごごごっ」
「惑星アンドラバシュへ」
「……」
「〈共時性の通路〉の中の~」
「直径4億kmのいたって普通の時空域の中に~」
「白色矮星を巡る~」
「中央に大きな穴があいて平たくなった、ドーナツみたいな惑星がひとつ」
「ドーナツの外側も穴側も、ぜんぶ大陸と大洋です」
「都市も多いのですが~」
「無人の土地も広大です」
「ドーナツの穴側の赤道には~」
「等間隔で4つの〈カタパルト〉施設が並んでいたり」
「こんな惑星が、アンドラバシュです」
「で」
「ステーション《アッンドリム》は~」
「地表と軌道上を、往復したり」
「〈共時性の通路〉を往来する裁判官船を、検査したり」
「とかいう役目を、果たしています」
「……」
「ステーション《アッンドリム》の構成者は~」
「裁判官船《アトランク》の操縦士アトランを調べて~」
「――免許なしに、この先の運転は無謀です」
「〈時の彼方の国〉行き〈カタパルト〉施設の使用を、認めてくれません」
「ですが」
「ステーション《アッンドリム》を~」
「ファーオル大陸の南の都市ヨーニングのかたわらの~」
「アッンドリム宙港に、降ろしてくれました」
「――シイッセンが《アトランク》の検査を終えるまで~」
「――惑星アンドラバシュを、見て回ってきて良いです」
「すなわち《アトランク》船上時間にして、6日間です」
「で」
「アトランは~」
「若いゲニフェル3名」
「ルア・ヴィルタネンさん」
「シュカルド・ツィールロス」
「フォーゲル・ツィールロス」
「以上の面々を、ともなって~」
「――惑星アンドラバシュで~」
「――免許を手に入れる手立てか~」
「――免許なしに〈時の彼方の国〉を目指す手立てか~」
「――とにかく、何か見つけるのだ」

 惑星アンドラバシュ、アッンドリム宙港――

「4名は、惑星アンドラバシュへ降り立ちます」
「ここは一風かわった惑星ですが~」
「アトランは、経験豊富なアルコン人」
「――自然な空気、うまーいっ」
「でも」
「若いゲニフェル3名は、生まれも育ちも《アトランク》」
「惑星着陸は、初体験」
「しかも、ここは一風かわった惑星です」
「――なんか、感覚が変?」
「――うげぇぇぇ」
「とか、やっていると~」
「――!」
「襲われました」
「……」
「襲ってきたのは~」
「せんだって、ステーション《アッンドリム》で~」
「若いゲニフェル3名を襲った~」
「金属製のピラミッド型をした胴体」
「無数の小枝みたいな腕と脚」
「ロボットと植物が一体となったみたいな、アレです」
「……」
「そうしたアレが何体も、次から次へと、海から上がってきて~」
「――!」
「襲いかかってきたのです」
「とはいえ」
「――連中、武器は持っていない?」
「――組織だってもいない?」
「アトランは、経験豊富なダゴルの使い手です」
「押し寄せるアレを、ちぎっては投げ~」
「――ぽいぽいっ」
「ひとりでも優勢な感じ」
「そこへ」
「ステーション《アッンドリム》の構成者が~」
「武装した搭載艇を派遣」
「――どどーん」
「――ばーん」
「アレたちを一掃してくれました」
「……」
「と、ここであらためて~」
「ステーション《アッンドリム》の構成者は、曰く」
「――そういえば~」
「――この惑星が、はじめてのヒトは~」
「――よく適応不全で、知覚障害になるのです」
「――多機能装置を調整する水晶を、さずけましょう」
「若いゲニフェル3名は、ありがたく受け取り~」
「経験豊富なアトランは、使わないコトにしました」
「一同は、渡し船で都市ヨーニングへ」

 惑星アンドラバシュ、都市ヨーニング――

「若いゲニフェル3名には~」
「――ピカピカ光ってる?」
「――ごーごー騒がしい?」
「やがて、多機能装置が補正してくれるようになりました」
「――では、住民と会話してみよう」
「というコトで~」
「――相席、よろしいですか?」
「ヒューマノイドの若夫婦といっしょに、食事してみたり」
「――この惑星の住民は、ほとんど眠らないのです」
「とかいう、本当か嘘かわからない話を聞いて~」
「ルア・ヴィルタネンさんは~」
「――その能力なら使えますよ?」
「こちらは、夜更かしが得意、という意味らしい」
「ともあれ、会話ははずみます」
「そんな中~」
「経験豊富なアトランは~」
「――ちょいと変わったネズミビーバーの物語をひとつ……」
「小咄を披露すると、若夫婦に大ウケ」
「――この惑星の住民は、オモシロイ話が大好きなのです」
「――アナタなら、話芸で天下を取れます」
「――話芸コンテストに出てみては、どうでしょう?」
「勧められて、アトランはその気になりました」
「もちろん、情報収集のためです」

 惑星アンドラバシュ、メレミタージュ――

「ここは、外界から隔絶した飛び地です」
「非ヒューマノイドのゼルコムスデンクズと~」
「クローン1万1999体が、暮らしていました」
「住民は、ほとんど同じ」
「毎日も、ほとんど同じ」
「どのゼルコムスデンクズも、暮らしに飽きがきていました」
「と」
「ゼルコムスデンクズの1体が、気づきました」
「――〈深淵の騎士〉のオーラ?」
「さきごろ到着したアトランのオーラを、探知したのです」
「さらに、わかったのが」
「――メレミタージュの外の一派が?」
「――〈深淵の騎士〉のオーラを、追いかけている?」
「――自分も、追いかけてみようか」
「外界との接触禁止、という鉄の規律をやぶって~」
「メレミタージュを出ました」
「――〈深淵の騎士〉のオーラのヒトの旅に、同行したい」

 都市ヨーニングの演芸場――

「アトランは、話芸コンテストに申し込む」
「――参加者一同は、相互にネットでつながりあう?」
「――競争相手の上演に、割りこむコトができる?」
「まさに、話芸のなぐりあいバトル」
「さらに、演芸場までが~」
「メレミタージュみたいな外界から隔絶した楽園で~」
「ミロナ・テティンと、いちゃこらさせてくれたり」
「――ああ、妄想に溺れてしまいそう、だ」
「栄冠を勝ち取るには、相応のココロの強さが要るわけで」
「でも」
「アトランは、付帯脳を有するアルコン人です」
「――この馬鹿者っ」
「――この痴れ者っ」
「付帯脳の罵倒のおかげで~」
「自分を保って、勝つコトができました」
「……」
「賞金は~」
「――まず、武器に使おう」
「――あとは、〈カタパルト〉第3施設行きの転送機の切符を買うのだ」
「加えて」
「話芸バトルで知った情報がありました」
「――他の参加者の話にくりかえし出てきた〈恐るべき計量官〉は~」
「――裁判官船の操縦士、ではないか?」
「――免許を取得している、のではないか?」
「ともあれ」
「アトランと、若いゲニフェル3名は~」
「〈カタパルト〉第3施設のある都市ラーンゴルへ」

 都市ラーンゴル――

「〈カタパルト〉第3施設は~」
「高さ4kmを超える階段型ピラミッドです」
「アトランと若いゲニフェル3名は~」
「明日の見学会を予約して~」
「待っているあいだ、都市の運河の屋形船で過ごすことに」
「……」
「すると」
「――!」
「アレたちがまた襲ってきました」
「今回は、武器のおかげで~」
「撃退したのみならず~」
「アレの1体を捕らえました」
「――何者だっ」
「――?」
「相手はロボット+植物です」
「尋問しても、尋問になりません」
「とはいえ」
「よく見れば~」
「――アトプ技術〈全能性・技術性=前駆細胞〉の産物だな」

 都市ラーンゴル、〈カタパルト〉第3施設――

「メレミタージュを出たゼルコムスデンクズは~」
「〈深淵の騎士〉のオーラを追いかけて~」
「〈カタパルト〉第3施設へ」
「で」
「アトラン一行と同日の別の見学グループに参加」
「……」
「女裁判官サエカエルのインタラクティブな立体映像が~」
「解説してくれたり」

 都市ラーンゴル、〈カタパルト〉第3施設――

「アトラン一行の見学は~」
「――質問がありますっ」
「頭の白いオヤジから、好奇心いっぱいの質問が続いて~」
「――のろのろ」
「なかなか、はかどりません」
「アトランとしては~」
「――質問がありますっ(計量官の情報がほしいっ)」
「――質問がありますっ(《アトランク》の情報もほしいぞっ)」
「懸命なわけですが~」
「そうこうするうちに~」
「どうやら尋ねてはイケナイことを、尋ねてしまったようです」
「――?」
「アトラン」
「シュカルド・ツィールロス」
「フォーゲル・ツィールロス」
「3名は、施設の保安部隊に捕まってしまいました」
「――懲役5000年の刑を課すっ」

 都市ラーンゴル、〈カタパルト〉第3施設――

「ひとり逃げのびた~」
「ルア・ヴィルタネンさんに~」
「見学中のゼルコムスデンクズが~」
「声をかけました」
「――お仲間を、助けてあげましょう」
「〈カタパルト〉第3施設の代表者に~」
「3名を釈放するように、掛け合ってくれたり」
「すると」
「施設の代表者は~」
「――懲役5000年なんて、脅しに決まってるじゃないですかー」
「――機密情報に触れるな、と教えたかっただけですよー」
「ともあれ」
「アトランと、若いゲニフェル3名と、ゼルコムスデンクズ1体は~」
「〈カタパルト〉第3施設から、ほうりだされたのでした」

 都市ラーンゴル――

「ゼルコムスデンクズは~」
「アトラン一行の屋形船まで、ついてきました」
「――ココで存在価値を示して~」
「――旅に連れていってもらうのだ」
「地元のネットにつないで、情報収集」
「――裁判官船《アトランク》は~」
「――過去3回、惑星アンドラバシュに寄っていますね」
「――〈時の彼方の国〉からの帰路は、別の経路を航行してます」
「さらに」
「――〈恐るべき計量官〉は~」
「――裁判官船《ウェイドシャン》の操縦士でした」
「――《ウェイドシャン》は~」
「――惑星アンドラバシュで、座礁したようです」
「――今の所在地は、わかりませんけれども~」
「――海の底に潜れば、細かいコトがわかるかもです」
「多くの惑星で、そうですが~」
「当地でも、地下世界ではモラルとセキュリティの壁が低いようで」
「一同は、潜る用意をはじめます」
「そうするうちにも~」
「ゼルコムスデンクズは~」
「アトラン一行が捕らえたアレについて、情報を得たり」
「――これは《ウェイドシャン》のテクノファージです」
「とか、やっていると~」
「――!」
「アレたちの一団が、また襲ってきました」
「加えて~」
「――!」
「ゼルコムスデンクズのクローンたちも、襲ってきました」
「――うっ」
「襲われて、ゼルコムスデンクズは瀕死の重傷」
「最期に、アトランにこう告げました」
「――テクノ峡谷で……」
「――キュュネンたちは、監視対象です……」
「――というのも……」
「――かれらテクノスコウトだけが……」
「――裁判官船《ウェイドシャン》に、侵入できるのです……」
「――《ウェイドシャン》は……」
「――ドーンドルクにあります……」
「――アナタの到着以来、そこからテクノファージを送ってきたのです……」
「――うっ……がっくり」
「アトランと、若いゲニフェル3名は~」
「その場から逃走」

 惑星アンドラバシュ――

「アトラン一行は~」
「徒歩でテクノ峡谷まで至ろうと、高い山地を越えようと企てる」
「装備を調達して~」
「――いざ、出発」
「……」
「こうして、いつしか~」
「《アトランク》船内時間にして2271年1月27日――」
「翌日になれば~」
「ステーション《アッンドリム》は、地上から軌道上へと発進するのです」

 以下、次号

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 10月になりました。


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