rlmdi.
| d-information | シリーズ/作家 | ペリー・ローダン |

d-information

892 [2015/09/07]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

[このメールは登録者に無料で配布しています]
[解除はこちらから http://www.rlmdi.org/rlmdi/di/ ]


◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2819 . Uwe Anton / Nacht über Phariske-Erigon / ファリスケ=エリゴンを覆う闇
2820 . Michelle Stern / Der Geniferen-Krieg / ゲニフェル戦争
2821 . Marc A. Herren / Im Unsteten Turm / 気まぐれの塔の中
2822 . Michael Marcus Thurner / Hinter der Zehrzone / 消耗ゾーンの向こう
2823 . Leo Lukas / Auf dem Ringplaneten / 環状世界にて
2824 . Robert Corvus / Ein Stern in der Dunkelheit / 闇の中の星
2825 . Robert Corvus / Unter dem Sternenbaldachin / 星天蓋の下で

□ Perry Rhodan-Heft 2819話「ファリスケ=エリゴンを覆う闇」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2819-nacht-ueber-phariske-erigon.html ]

 (承前)

 西暦紀元前2010万3191年――

「ファリスケ=エリゴン銀河=現実時でいう銀河系で~」
「ティウフォル人の艦隊が〈呪旗〉をかかげて~」
「星系を、次々に襲撃」
「居住種族の一部は〈法典〉同盟を結んで~」
「異銀河から来たラール人の支援をうけて~」
「ティウフォル人の脅威に、対抗」
「〈紫深〉で、襲撃される惑星を逃がしてみたり」
「……」
「そんな中~」
「ティウフォル人の艦隊が~」
「星系ミトライア=現実時でいう星系ソルに、攻めこみました」
「〈法典〉同盟は~」
「惑星シェヘーナを逃がすべく、秒読み開始」
「が」
「今回の〈紫深〉は~」
「いつもの〈紫深〉ではありません」
「――〈法典〉同盟の艦船は、星系から即刻退避っ」
「――〈紫深〉稼働っ」
「――ぽっかり」
「――すとん」
「いつもどおり~」
「惑星シェヘーナを転送した直後」
「――!」
「いつもとは違う~」
「重力力学的衝撃波と~」
「6次元的非同期インパルスが~」
「――ぶはーっ」
「星系ミトライアを、吹き抜けました」
「――!」
「星系の奥深くまで攻めこんでいた、ティウフォル人の艦隊は~」
「被害も深刻」
「〈星塁〉が幾隻も、そのまま轟沈」
「――ばーん」
「そこへ」
「〈法典〉同盟の艦船が、戻ってきて~」
「――どどーん」
「で、さらに」
「――ばーん」
「とはいえ」
「あっさりと殲滅できる規模の敵、ではありません」

 《ブジョ・ブレイスコル》――

「〈紫深〉の稼働にともない~」
「恒星ミトライアの中の6次元的な封印〈デュズヌルグ〉が~」
「フィードバックか、何かしました」
「――きらーん」
「恒星ミトライアは~」
「信じがたいほど強烈な6次元インパルスを、発信」
「これを受けて~」
「超能力を有するネズミビーバー、グッキーや~」
「超能力者の所在を感じる、カマシュ人グリム・ステルンヘルは~」
「ごく短時間だけ、感受性が鋭くなったらしい」
「で」
「グッキーは~」
「――感じるぞっ」
「――アヴェストリ=パシクをっ」
「ティウフォル人の総司令官トムッカ=カラドックである~」
「ザカル・ヨッロクが、指揮する~」
「〈星塁〉《トイポタイ》に、捕らわれた~」
「ラール人アヴェストリ=パシクの居場所を~」
「おおむねぴったりの精度で感知」
「……」
「憶えて、いるでしょうか?」
「ラール人アヴェストリ=パシクは、ヴェクトリオンを所持しています」
「ヴェクトリオンとは~」
「古くからラール人に受け継がれた、羅針盤みたいな装置」
「エンドウ豆ほどの透明な球殻の中に、ミニチュアな指の骨が浮かんで~」
「所持者が、リニア空間に入ったりすると~」
「――くるくるくる~」
「――ぴたり」
「ラール人の故郷を指し示す、とかいう」
「どうやら~」
「この装置の、プシオン的に充電された骨針が~」
「グッキーの超感覚に、ひっかかったらしい」
「……」
「グッキーとしては~」
「――行こうっ」
「――今なら《トイポタイ》の防御バリア〈ハイパースタンス〉もないしっ」
「――ラール人たちを、救助するんだっ」
「捕らわれた~」
「ラール人アヴェストリ=パシク」
「ラール人の傍流ラジュール人の技術屋クニーテン」
「ラール人のテレパスにして至高のマッサージ師ペイ=ケアンさん」
「3名を、解放するために~」
「部隊の派遣が、決まりました」
「で」
「手先の器用なケロスカー、ゴルドロディンは~」
「フィクティヴ転送機クレーンで~」
「グッキー」
「カマシュ人グリム・ステルンヘル」
「ポスミのアウレリア」
「TARA=IX=INSIDE戦闘ロボット5台」
「以上からなる突入部隊を~」
「《トイポタイ》へ」
「――!」
「……」
「ちなみに」
「憶えて、いるでしょうか?」
「いわゆるポスビは~」
「ポジトロニクス+生体プラズマを備えたロボット」
「生体プラズマによって感情なり意識なりを得たロボットです」
「そして、ポスミは~」
「ポジトロニクス+セミトロニクスを備えたロボット」
「セミトロニクスで感情なり意識なりをシミュレートしたロボットです」
「加えて、ちなみに」
「セミトロニクスとは~」
「半空間ベースの超高速な計算機」
「《ラス・ツバイ》の艦載脳アナンシも~」
「セミトロニクスです」
「……」
「ちなみに、今般――」
「ポスミのアウレリアは~」
「ティウフォル人女性に似せた生体プラストの疑似肉体を、装着」

 〈星塁〉《トイポタイ》――

「艦内は混乱」
「いたるところで爆発」
「――ばーん」
「おびただしい人的損害・物的損害」
「……」
「ティウフォル人女性に扮したアウレリアさんは~」
「さっそく聞きこみ」
「――ラール人の傍流ラジュール人の技術屋クニーテンは?」
「――闘技場で、戦いに敗れて?」
「――そのU”BSEF定数は〈6次元呪旗〉に召された?」
「つまり、もう手遅れ、というコトです」
「グッキーは~」
「残る2名を、超能力で探そうとしますが~」
「せんだっての、6次元インパルスで鋭くなった感受性とかは~」
「もはやカケラも残っていないわけで~」
「――シールドされてるのかな?」
「――居場所が、感じられないよー」

 混乱続く《トイポタイ》艦内――

「ティウフォル人の戦闘教官ペッキム・モアゼクは~」
「――殺殺殺殺殺っ」
「教習生と模擬戦中でした」
「と」
「――!」
「戦闘教官ペッキム・モアゼクの〈戦闘衣〉が、異変を察知」
「探ってみると~」
「――侵入者?」
「本来なら~」
「司令官ザカル・ヨッロクに報告して~」
「指示を仰ぐべき事態です」
「もちろん、報告のためには手も尽くすわけですが~」
「――目下の混乱の中、伝わるとは限らぬっ」
「――ワレワレだけでも、侵入者を止めるのだっ」
「戦闘教官ペッキム・モアゼクと~」
「教習生と~」
「戦闘ロボットの一隊は~」
「未知なる侵入者に、立ち向かうのです」

 《トイポタイ》司令室――

「戦闘教官ペッキム・モアゼクの報告のひとつは~」
「トムッカ=カラドックであるザカル・ヨッロクまで~」
「なんとか、届きました」
「――部隊を派遣せよっ」
「でも、けっきょくは手遅れだったという」

 《トイポタイ》艦内――

「グッキー率いる突入部隊は~」
「ラール人ペイ=ケアンさんの独房を、しらみつぶしに捜索」
「そこへ」
「ティウフォル人の戦闘教官ペッキム・モアゼクと~」
「教習生と~」
「戦闘ロボットの一隊が~」
「独房区画に到着」
「――!」
「戦闘勃発」
「――殺殺殺殺殺っ」
「――ずぎゅーん」
「対して~」
「グッキーは、超能力発揮」
「――むんっ」
「――テレキネシスっ」
「――飛ばしてやるっ」
「戦闘教官ペッキム・モアゼクから〈戦闘衣〉をはぎとり~」
「――すっぽんっ」
「教習生と、いっしょに~」
「――ぽいっ」
「空いた独房へ」
「一方」
「TARA=IX=INSIDE戦闘ロボット5台は~」
「ティウフォル製の戦闘ロボットの一隊を、始末」
「――ばーん」

 《トイポタイ》艦内――

「そうして~」
「TARA=IX=INSIDE戦闘ロボットの1台が~」
「ラール人ペイ=ケアンさんの独房を発見」
「――1名救出……確保っ」
「が」
「ペイ=ケアンさんは~」
「――アヴェストリ=パシクの独房は?」
「――わからない?」
「そこで」
「ティウフォル人女性に扮したアウレリアさんが~」
「ティウフォル人の戦闘教官ペッキム・モアゼクの〈戦闘衣〉を装着」
「情報検索、してみることに」
「――ココだわっ」
「さらに、〈戦闘衣〉と独房を接続して~」
「――鍵を開けるわっ」
「など、やっているウチに~」
「だんだんと~」
「〈戦闘衣〉に、意識を蝕まれたりして」
「――?」
「――殺殺殺殺殺?」
「とはいえ」
「アウレリアさんは、ポスミです」
「そして、ポスミは~」
「ポジトロニクス+セミトロニクスを備えたロボット」
「意識は、セミトロニクスでシミュレートしているのです」
「――シャットダウンして~」
「――すっぽんっ」
「〈戦闘衣〉を脱がせて~」
「――再起動っ」
「――かかかっ」
「……」
「――あれ?」
「無事、もとどおり」

 《トイポタイ》艦内、ラール人アヴェストリ=パシクの独房――

「グッキー率いる突入部隊は~」
「――ラール人アヴェストリ=パシクを救助するんだっ」
「――あ……」
「――損壊した独房から、自分で逃げようとしている?」
「――救出……確保だっ」
「で」
「一同は~」
「ケロスカー、ゴルドロディンの~」
「フィクティヴ転送機クレーンに、引き上げられて~」
「――!」
「《ブジョ・ブレイスコル》へと撤退」

 星系ミトライア――

「やがて~」
「ティウフォル人の艦隊は、戦闘可能なまでに損害復旧」
「それでも、なお~」
「〈法典〉同盟の艦船は、果敢に戦いを挑みます」
「もしかすると~」
「星系ミトライアの戦いでは~」
「〈法典〉同盟が勝利を収める、かもしれません」
「……」
「《ブジョ・ブレイスコル》では~」
「ペリー・ローダンが、あいかわらず~」
「――歴史が変わってしまうのは、マズいっ」
「時間パラドクスを気にして、介入にはあくまで後ろ向き」
「加えて」
「ティウフォル人の戦闘教官ペッキム・モアゼクの〈戦闘衣〉から~」
「引き出した情報によれば~」
「目下、ファリスケ=エリゴン銀河には〈星塁〉が8万隻もいるのだとか」
「――何をしたって、どうせダメだし」
「そうした後ろ向きな認識のもと~」
「《ブジョ・ブレイスコル》は、母艦《ラス・ツバイ》に合流して合体」
「《ラス・ツバイ》は、星系ヴェガへ」

 星系ヴェガ――

「先般」
「ペリー・ローダンは~」
「ラール人のSVE艦《ラルハトーン》と連絡をとって~」
「船長ハスカッネ=バアンと~」
「こんな約束をかわしたのでした」
「――ティウフォル人に捕らわれた~」
「――そちらのアヴェストリ=パシクを~」
「――当方が救出しよう」
「――当方の艦内の暦で1518年1月1日に~」
「――星系ヴェガの惑星フェロルで、引き渡そう」
「……」
「期日までの3週間――」
「《ラス・ツバイ》の乗員たちは~」
「――ひぃぃっ」
「――めーでーっ」
「などなど」
「ハイパー無線の断末魔の叫びを、聞いて過ごす日々」
「さすがに、気が滅入ります」
「……」
「同乗していたラヨン人の連絡員ゴイロ・シャックネルが~」
「暇乞いして、出ていきました」
「で」
「そうするうちにも~」
「ラール人アヴェストリ=パシクは~」
「あいかわらず、口をつぐんだまま」
「で」
「ペリー・ローダンは~」
「《ラス・ツバイ》艦内公園施設オーギュギアで~」
「カモたちに、餌をやったり」

 《ラス・ツバイ》艦内時間で新銀河暦1518年1月2日――

「ラール人のSVE艦《ラルハトーン》は、あらわれません」
「ペリー・ローダンは~」
「――交渉は決裂だな」
「と、きっぱり」
「で」
「グッキーの進言により~」
「ラール人アヴェストリ=パシクの拘束を解いて~」
「思うところを、聞いてみると~」
「――驚くにはあたるまい?」
「――というか~」
「――キサマは、どっちみち約束など反故にしたろう?」
「とかいう返事」
「……」
「《ラス・ツバイ》の艦載脳アナンシは~」
「分析して、曰く」
「――《ラルハトーン》は~」
「――すでにラルハトーン銀河に向かった可能性が、高いです」
「すなわち」
「今のこの過去の、第一次文明時代のラール人が~」
「ファリスケ=エリゴン銀河で活動したことで~」
「ティウフォル人たちは、ラルハトーン銀河の文明の存在を認識して~」
「おそらくは、追いかけて~」
「ラール人第一次文明を、滅ぼすコトになるわけです」
「――《ラルハトーン》は?」
「――それを警告しに急行した、というコトか?」
「ペリー・ローダンは、決断して曰く」
「で」
「――行くのだっ」
「――《ラルハトーン》を追って、ラルハトーン銀河へ」

 かくして、《ラス・ツバイ》は発進――

「途上~」
「〈時割れ〉のかたわらに待機させていた~」
「マーズ級巡洋艦《タマ・ヨキダ》も、回収して合体したりして」
「――ごごごっ」
「……」
「《ラス・ツバイ》の艦載脳アナンシは~」
「分析して、曰く」
「――ティウフォル人の〈星塁〉が~」
「――ファリスケ=エリゴン銀河の一角に集結して、待機中のようです」
「などなど」
「さらに、ラルハトーン銀河に航行する途上も~」
「いろいろと、分析結果が出たりする」
「で」
「ペリー・ローダンとしては~」
「――ラール人アヴェストリ=パシクは~」
「――オレのコトを~」
「――〈ヘトルク・テッサー=すべての破壊者〉とかいうけれども~」
「――それって~」
「――ヘトスの破壊者、という意味だけだったはず……だよな」
「ところが」
「もし、ここで~」
「ペリー・ローダンが~」
「《ラルハトーン》の警告を、阻止して~」
「ティウフォル人のラルハトーン銀河の襲撃を~」
「結果的に、助けてしまったら~」
「――オレは、ラール人第一次文明の破壊者でもある、ってコトか?」

 以下、次号

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 夏が、終わりました。


d-information ◆ 892 [不定期刊] 2015/09/07
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://www.rlmdi.org/rlmdi/di/ ]

 このメールマガジンは Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りしています。

【ご注意】記事の性格上、伝聞・広告・ひろい読みにもとづく不確かな情報が多くふくまれます。より正確な情報を望まれる方は、紹介する関連サイトなどをかならずご自身でご確認ください。


このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して発行しています。[http://www.mag2.com/ ]