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891 [2015/08/31]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況
◇ペリー・ローダン1980


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2818 . Christian Montillon / Flucht einer Welt / ある惑星の逃走
2819 . Uwe Anton / Nacht über Phariske-Erigon / ファリスケ=エリゴンを覆う闇
2820 . Michelle Stern / Der Geniferen-Krieg / ゲニフェル戦争
2821 . Marc A. Herren / Im Unsteten Turm / 気まぐれの塔の中
2822 . Michael Marcus Thurner / Hinter der Zehrzone / 消耗ゾーンの向こう
2823 . Leo Lukas / Auf dem Ringplaneten / 環状世界にて
2824 . Robert Corvus / Ein Stern in der Dunkelheit / 闇の中の星
2825 . Robert Corvus / Unter dem Sternenbaldachin / 星天蓋の下で

□ Perry Rhodan-Heft 2818話「ある惑星の逃走」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2818-flucht-einer-welt.html ]

 (承前)

 西暦紀元前2010万3191年――

「ファリスケ=エリゴン銀河=現実時でいう銀河系で~」
「ティウフォル人の艦隊が〈呪旗〉をかかげて~」
「星系を、次々に襲撃」
「居住種族の一部は〈法典〉同盟を結んで~」
「異銀河から来たラール人の支援をうけて~」
「ティウフォル人の脅威に、対抗」
「襲撃される惑星を〈紫深〉でどこかに逃がしてみたり」
「……」
「そんな中~」
「ティウフォル人の艦隊が~」
「星系ミトライア=現実時でいう星系ソルに、襲来」
「そして、そんな中~」
「ティウフォル人の若手のホープ、ポクスヴォッル・カッロクは~」
「惑星シェヘーナにおける作戦で~」
「標的である謎の異人、自称ラルサフ人のペリー・ローダンに~」
「遺憾ながら、捕まってしまいました」
「……」
「ちなみに」
「ティウフォル人の〈戦闘衣〉には~」
「第2の脳みたいな機能〈コンメントゥム〉がついていて~」
「ティウフォル人は~」
「〈コンメントゥム〉と共生関係になると~」
「反応速度が何倍にもなったり」
「で」
「そうした危険な装備ですから~」
「捕虜になったら、もちろん身ぐるみはがれてしまします」

 《ブジョ・ブレイスコル》艦内、捕虜収容施設――

「ペリー・ローダンと~」
「超能力を有するネズミビーバー、グッキーは~」
「捕虜ポクスヴォッル・カッロクを、訪ねてみます」
「――むんっ」
「グッキーは、テレパシー能力発揮」
「――ぐぬぬ」
「――〈戦闘衣〉がなくっても、思考が読めないや」
「かなり悔しかったらしい」
「――コイツの尋問は、ボクと友達にまかせてよっ」
「で」
「コンサルタント、ヘーリークのカモナ・ハイ」
「巡洋艦の保安隊長、カマシュ人グリム・ステルンヘル」
「両名を巻きこんで~」
「あらためて尋問にのぞむのでした」
「……」
「ちなみに」
「ヘーリークというのは~」
「惑星トロカンに発生した知性種族」
「で」
「惑星トロカンとは~」
「新銀河暦1218年――」
「星系ソルの火星と入れ替えに、アレズム宇宙からもってきた惑星」
「その後~」
「宇宙の盗賊クメログが~」
「バオリン=ヌダの武器庫で盗んだ、促成栽培装置を使って~」
「自分の手首の細胞を、惑星トロカンで早送り進化させた結果~」
「誕生したのが、オカルティックな超能力を有するヘーリーク」
「ちなみに」
「新銀河暦1312年――」
「ヘーリーク一同は~」
「不吉な夢のお告げにもとづいて、銀河系内の惑星カウトに移住」
「その少し後~」
「惑星トロカンは消えて、火星が帰ってきました」
「とかいう次第で~」
「さまざまな事件の連鎖の結果~」
「ヘーリークという種族が、いまも銀河系に暮らしているのです」

 ラール人の星間公館《ターロの使者119》――

「ペリー・ローダンは~」
「この時代のラール人の要人のひとりと、会談にのぞみます」
「ムサス=アロン」
「ラール人の星間公館《ターロの使者119》の、もと司令官です」
「――よ、よ、ようこそ」
「喜色満面で、あわあわした語り口ですが~」
「――う、う、嬉しすぎると、よくこんなになるのです」
「……」
「話を聞くと~」
「ラール人たちは~」
「――ファリスケ=エリゴン銀河は、もうダメだ」
「もう、あきらめているのだとか」
「でも」
「ムサス=アロンは~」
「――あきらめたくないっ」
「――まだ失われたワケじゃないっ」
「主張して~」
「見解の相違が、同族とのあいだの溝になって~」
「このたび、司令官をクビになったのだとか」
「かくして」
「もと司令官ムサス=アロンは~」
「――と、と、搭載艇119=Aで~」
「――い、い、いくらかの乗組員と共に~」
「――フ、フ、ファリスケ=エリゴン銀河に、踏みとどまりたいのです」
「さらに話を聞くと~」
「――ラ、ラ、ラール人の故郷惑星は~」
「――ノ、ノ、ノウラルハトーン銀河の恒星ターロを巡る、惑星ノウラルです」
「――ラ、ラ、ラール人は~」
「――ノ、ノ、ノウラルハトーン銀河の惑星235個に、植民したのです」
「――ヘ、ヘ、ヘラアルの称号をもつ女指導者はマアン=モオヘミといいます」
「対して~」
「ペリー・ローダンは~」
「――(未来から来たコトは、言えないのだっ)」
「――(だが、このローダンは知っているのだっ)」
「――(キミたちラール人の第一次文明は、滅亡するのだ)」
「――(推測するに~)」
「――(キミたち第一次文明のラール人が~)」
「――(こうしてファリスケ=エリゴン銀河で活動したことで~)」
「――(ティウフォル人どもは、キミたちの存在に気づいたのだ)」
「――(キミたちの故郷銀河まで、追いかけていくことになるのだ)」
「話せないコトで、心がいっぱい」
「が」
「こうした事情を抱えながらも~」
「両名は、友好的関係を築いたのでした」

 《ブジョ・ブレイスコル》艦内、捕虜収容施設――

「超能力を有するネズミビーバー、グッキー」
「ヘーリークのカモナ・ハイ」
「カマシュ人グリム・ステルンヘル」
「3名を前に~」
「捕虜ポクスヴォッル・カッロクは~」
「――オレ、まだ本気出してないしー」
「――戦いは、まだこれからだしー」
「――キサマら、皆殺しだしー」
「みたいな、人を食った態度」
「……」
「ヘーリークのカモナ・ハイは~」
「オカルティックな超能力を、有していますが~」
「ごく一般的なやりかたで迫ってみても、効果はなし」
「でも」
「カマシュ人グリム・ステルンヘルは~」
「ひらめきました」
「――ティウフォル人と〈戦闘衣〉の共生関係は~」
「――超能力みたいなモノかも?」
「……」
「じつは」
「グリム・ステルンヘルは~」
「超能力者が近くにいると、歯が痛くなるのです」
「知っているのは、親友のカモナ・ハイだけなのですが」

 《ブジョ・ブレイスコル》艦内――

「捕虜ポクスヴォッル・カッロクは~」
「〈戦闘衣〉から絞り出しておいた~」
「微量のナノマシン=インドクトリネーターで~」
「艦内のTARA型戦闘ロボット4体の制御を、奪って~」
「――!」
「脱走成功」
「艦内のどこかに潜伏」
「……」
「そうして」
「――オレは、やればできるコなのだっ」
「――誰もが認める格別の獲物を、しとめるのだっ」
「――まずは、艦内の〈時代の守護者〉を、しとめてやるのだっ」
「ペリー・ローダンがさきごろ養女にむかえた~」
「ケロウト人ポウンガリさん=〈時代の守護者〉を、狙って~」
「――!」
「警備兵に見つかって、戦闘勃発」
「とか」
「――オレを尋問していた連中を、しとめてやるのだっ」
「カマシュ人グリム・ステルンヘルを、狙って~」
「――!」
「熱く戦いを演じたり」

 星系ミトライア――

「ティウフォル人の戦闘艇〈星駒〉数隻が、出現」
「〈紫深〉を積んだジクアマ種族の船《クアムクオズ》を、目指します」
「が」
「数秒先の未来が見えるラインリエン種族が~」
「《クアムクオズ》を救いました」
「〈星駒〉の編隊は全滅」
「――ばーん」
「……」
「目下のところ~」
「ティウフォル人たちの標的は〈紫深〉です」
「惑星シェヘーナの逃走を阻止したい、わけではありません」
「〈紫深〉の秘密を探り~」
「これまで逃げたすべての惑星の行き先をつかもう、というのです」

 惑星シェヘーナ――

「ペリー・ローダンは~」
「アトル人の科学者シク・ドルクスタイゲルさん」
「手先の器用なケロスカー、ゴルドロディン」
「両名の立てた計画を~」
「――よし、やってみようっ」
「で」
「ペリー・ローダン」
「アトル人の科学者シク・ドルクスタイゲルさん」
「両名は~」
「対探知性能にすぐれたローリン型スペースジェットで~」
「惑星シェヘーナへ」
「……」
「このスペースジェットは、特殊な改造が施されています」
「〈アイスマン〉と命名された制御系は~」
「何百万年どころでない長期にわたり、スリープできます」
「相互接続したスカウト・ドローン25基と連結しています」
「乗員として、用意されたのは~」
「プラズマ付きのポスビ〈ピーチ〉と〈チェリー〉」
「プラズマ無しのポスビ〈アイス・ワン〉と〈アイス・ツー〉」
「ペリー・ローダンは~」
「このスペースジェットを~」
「惑星シェヘーナに隠しました」
「――新銀河暦1518年になったら~」
「――富豪ヴィコル・ブガシドウに、連絡をとるのだ」
「……」
「現実時=新銀河暦1518年には~」
「富豪ヴィコル・ブガシドウが~」
「太古に星系ソルを出たという、謎の暗黒惑星メデューサの行方を~」
「趣味で探索しているわけで」
「その手元に~」
「探している暗黒惑星そのモノから~」
「ペリー・ローダン発、ヴィコル・ブガシドウ宛の~」
「通信が届くわけです」
「――驚く顔が目に浮かぶようだ」
「……」
「《ブジョ・ブレイスコル》にいる~」
「手先の器用なケロスカー、ゴルドロディンは~」
「フィクティヴ転送機クレーンで~」
「――!」
「作業を終えた~」
「ペリー・ローダン」
「アトル人の科学者シク・ドルクスタイゲルさん」
「両名を回収」

 《ブジョ・ブレイスコル》艦内――

「超能力を有するネズミビーバー、グッキー」
「ヘーリークのカモナ・ハイ」
「カマシュ人グリム・ステルンヘル」
「3名は~」
「ティウフォル人ポクスヴォッル・カッロクの罠に、かかったフリ」
「最後の最後で、反撃に転じます」
「で」
「ポクスヴォッル・カッロクが~」
「――インドクトリネーターの楯っ」
「鉄壁のはずの防壁を構えた時~」
「ヘーリークのカモナ・ハイが~」
「オカルティックな超能力の、本領発揮」
「――〈神降ろしの祈り〉っ」
「ヘーリークが創造した中でも最凶最悪の死神〈黒の影〉を創造」
「――かっ」
「圧倒的な力でもって、ココロを折って~」
「尋問をうまく進めよう、という寸法です」
「が」
「最凶最悪の死神〈黒の影〉は、強すぎました」
「というか」
「ポクスヴォッル・カッロクが、弱すぎたのです」
「――ぷち」
「あっさり押しつぶしてしまった、とかいう」

 《ブジョ・ブレイスコル》艦内時間で12月10日――

「ティウフォル人の母艦〈星塁〉50隻が~」
「星系ミトライアに、襲来」
「……」
「ジクアマ種族の船《クアムクオズ》からは~」
「――〈紫深〉のアクティヴェートまで、あと3分弱くださいっ」
「星系ミトライア防衛陣は~」
「――どどーん」
「抗戦して、3分弱を稼ぎます」
「この戦いの中~」
「ラール人の巨大公館=世代宇宙船《ターロの使者107》は~」
「――ばーん」

 3分弱後――

「ジクアマ種族は~」
「――星系ミトライアから、すぐ退避してくださいっ」
「最終警報発令」
「〈法典〉同盟の全艦船は~」
「――ごごごっ」
「《ブジョ・ブレイスコル》も~」
「――ごごっ」

 かくして、〈紫深〉稼働――

「〈紫深〉は~」
「――ぐびぐびっ」
「恒星ミトライアから、エネルギーを抽出」
「――ぽっかり」
「次元トンネルを形成」
「――すとん」
「惑星シェヘーナは、次元トンネルに消えました」
「で」
「――ぐわらぐわらっ」
「次元トンネルが、崩れる時~」
「重力力学的衝撃波と~」
「6次元的非同期インパルスが~」
「――ぶはーっ」
「星系ミトライアを、吹き抜けて~」
「――!」
「取り残されたティウフォル人の艦隊を、直撃」
「高次元機器すべてを、破壊」
「ティウフォル人の艦艇で、無傷で済んだモノはありません」
「かくして、ラヨン人の対抗策は想定どおりの効果を発揮」
「大成功です」
「が」
「同時に~」
「予期していなかった事象も発生」
「……」
「2010万年前の時代のラヨン人は、知らなかったようなのですが~」
「現実時のオンリョン人の調査によれば~」
「恒星ソル=2010万年前にミトライアといった恒星には~」
「6次元的な封印〈デュズヌルグ〉が施されています」
「コレが~」
「2000万年前に葬られる~」
「超知性体アルケティムの遺体を、安定させて~」
「後世の恒星ソルを〈6次元宝玉〉にするわけです」
「で」
「この封印なるモノは~」
「2010万年前の恒星ミトライアに~」
「どうやら、すでに存在していたようなのです」
「……」
「推測するに~」
「〈紫深〉の効果と、恒星ミトライアの封印のあいだで~」
「何らかフィードバックが、起きたのでしょう」
「――きらーん」
「恒星ミトライアは~」
「信じがたいほど強烈な6次元インパルスを、発信」
「……」
「科学者シク・ドルクスタイゲルさんによれば~」
「――10億光年離れたトコロでも~」
「――この6次元インパルスには、気づくはずよっ」
「――もしかしたら~」
「――この6次元インパルスのおかげで~」
「――超知性体アルケティムは、この星系の存在に気づいたのかも」

 以下、次号

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆ペリー・ローダン1980

□ 早川書房:宇宙英雄ローダン・シリーズ

[2015/8/25]
503 . 惑星クラトカンの罠
「フェロイ星系への決死隊」+「惑星クラトカンの罠」

 コレの当時のドイツでは(訳題は以前からサイトに載せている私訳)……。

□ Perry Rhodan-Heft
・第16サイクル Die Kosmische Hanse / 宇宙ハンザ同盟
 1000~1199話。
 新銀河暦424~426年の事件を描く。

[1980/11/25]
1005 . Kurt Mahr / Todesfahrt nach Felloy / フェロイへの死の旅路
[1980/12/02]
1006 . Clark Darlton / Die Falle von Cratcan / クラトカンの罠

□ Perry Rhodan-Taschenbuch Planetenromane ポケットブックス

[1980/12]
213 . Arndt Ellmer / Weg in die Unendlichkeit / 無限への道

「6作を収めた、短篇集です」

□ Atlan-Heft
・第3枠サイクル König von Atlantis / アトランティスの王
 300~499話。
 西暦2648~2650年の事件を描く。

[1980/11/25]
478 . Peter Terrid / Die neuen Feinde / 新たな敵
[1980/12/02]
479 . H. G. Francis / Geburt der Bestien / けだものの誕生

【関連サイト】
・総合的にはこちらを:
Perrypedia
[ http://www.perrypedia.proc.org/wiki/ ]
・訳付のタイトルリストはこちらを:
Perry Rhodan-Heft のタイトルリスト
[ http://www.rlmdi.org/rlmdi/title/list/rhodan_heft/ ]
Perry Rhodan-Taschenbuch Planetenromane のタイトルリスト
[ http://www.rlmdi.org/rlmdi/title/list/rhodan_tb/ ]
Atlan-Heft のタイトルリスト
[ http://www.rlmdi.org/rlmdi/title/list/atlan_heft/ ]


◆今回のひとこと

 ひときわ暑かった夏も、そろそろ終わり。


d-information ◆ 891 [不定期刊] 2015/08/31
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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