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888 [2015/08/10]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2815 . Verena Themsen / Der letzte Kampf der Haluter / ハルト人最後の闘い
2816 . Oliver Fröhlich / Die galaktischen Architekten / 銀河建築士
2817 . Rainer Castor / Konterplan der Rayonen / ラヨン人の対案
2818 . Christian Montillon / Flucht einer Welt / ある惑星の逃走
2819 . Uwe Anton / Nacht über Phariske-Erigon / ファリスケ=エリゴンを覆う闇
2820 . Michelle Stern / Der Geniferen-Krieg / ゲニフェル戦争
2821 . Marc A. Herren / Im Unsteten Turm / 気まぐれの塔の中
2822 . Michael Marcus Thurner / Hinter der Zehrzone / 消耗ゾーンの向こう
2823 . Leo Lukas / Auf dem Ringplaneten / 環状世界にて
2824 . Robert Corvus / Ein Stern in der Dunkelheit / 闇の中の星
2825 . Robert Corvus / Unter dem Sternenbaldachin / 星天蓋の下で

「Robert Corvus は~」
「Perry Rhodan-Heft をはじめて書きます」
「でも~」
「Perry Rhodan-NEO とか」
「Perry Rhodan-Stardust とか」
「このへんは、もう書いてます」

□ Perry Rhodan-Heft 2815話「ハルト人最後の闘い」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2815-der-letzte-kampf-der-haluter.html ]

 (承前)

 可能性の1千年後の未来=新銀河暦2577年の銀河系――

「裁判官船《アトランク》は~」
「時間転移ドライバーの交換部品がないと、修理ができません」
「修理できないと、本来の目的地〈時の彼方の国〉に至れません」
「で」
「アルコン人アトラン」
「外観は人類そっくりのポスビ、ジャウナ・トゴヤさん」
「両名は~」
「いまは亡きトプシダーの予言者クダラアンの、付き人だった~」
「クスリをキメると超能力を発揮する少年ゲルモ・ジョブストの~」
「助けられて~」
「いまは亡きトプシダーの予言者クダラアンの、乗機だった~」
「小型宇宙艇《母》の特殊機能に~」
「助けられて~」
「やってきました」
「ここは、1千年前にテラと呼ばれた惑星をめぐる衛星」
「いまは、星間国家タマニウムの首惑星レムールの衛星スエンです」
「――この衛星のタブラク海の底に~」
「――星間国家タマニウムのマタンの裁判官船《236=コルプコル》が~」
「――隠してあるのです」
「――裁判官船《236=コルプコル》には~」
「――問題の交換部品があるかも、なのです」
「でも」
「――警備が厳重すぎるっ」
「……」
「と、いうのも」
「一同に相対する立場の~」
「星間国家タマニウムの最高のサイバネティック女工作員」
「サイバー蜘蛛の異名をとる~」
「ミウナ・ラトムさんが~」
「がっちり網をはっていたのです」
「……」
「アトラン一行は~」
「――最後のハルト人95体の力を借りようっ」
「思いつきました」
「……」
「95体は、不治の病にとりつかれています」
「でも、医療措置で、生命はとりとめています」
「眠ったままですが、生きているのです」
「精神は、真鍮夢を見て~」
「真鍮夢の中で、衝動洗濯して~」
「95体の計画脳は、結び合わされて~」
「大計算脳〈アパシェミオン〉にひけをとらない機能をはたしているとか」
「そうして、この世に貢献しているのです」
「……」
「とかいう情報を、漏らしてくれた~」
「古代公文書保管所の職員デネトレー・ホセッソスさんは~」
「先般~」
「ミウナ・ラトムさんに尋問されて、亡くなりますが~」
「死の間際に、ヒントを残してくれました」
「――真鍮世界にアクセスできるのは〈眠りの番人〉……」
「――バホネル……」
「――うっ……がっくり」

 衛星スエン――

「〈眠りの番人〉バホネルは~」
「――職場以外に出会いがない?」
「――しかも、先日、フラれたばかり?」
「中身はポスビの、ジャウナ・トゴヤさんは~」
「外観は人類の女性そっくりです」
「アコン人女性に扮して~」
「――あっ」
「――ごめんなさい、いそいでいたものだから」
「古典的な出会いを演出」
「ネギを背負ったカモ=〈眠りの番人〉バホネルは一目惚れ」
「そこで、ひとおし」
「――アタクシの船に、いらっしゃいませんか?」

 小型宇宙艇《母》――

「〈眠りの番人〉バホネルは~」
「変わり者の老執事をともなって、来訪」
「――コイロ=カルンでございます」
「――!」
「古典的展開ですが~」
「アトランはピンときました」
「――コイロ=カルン?」
「――ロイコ+アルクン……?」
「――ルィコ+アルクォン……?」
「――まさか、リコ+アルコンの綴り替えでは?」
「……」
「リコ――」
「それは~」
「アトランと旧知の間柄にして~」
「超知性体〈それ〉の助力者なんかも、したりしてきた~」
「ロボットにして~」
「すでにして尋常ならざるロボット以上の存在」
「ちなみに」
「――この凄い機能がついた小型宇宙艇《母》は?」
「――そもそも、リコの船?」
「とかいう」
「……」
「〈眠りの番人〉バホネルは、語ります」
「――7年前――」
「――自分や周囲のヒトの記憶が改竄されていると、気づかされたのです」
「――その頃――」
「――予言者クダアルンに会ったのです」
「――トプシダーの予言者は、リコを紹介してくれたのです」
「そうして曰く」
「――ハルト人の生き残り95体を~」
「――大計算脳〈アパシェミオン〉から引き離すのは~」
「――死刑宣告に等しいのです」
「――ハルト人95体の生命をつなぐ薬物は、毒でもあります」
「――投与をやめると、2時間のうちに肉体を内部から破壊するように~」
「――仕組んであるのです」
「聞いて~」
「アトランは、こんなコトを主張」
「――ハルト人は、誇り高いのだっ」
「――虜囚の辱めをうけたいハルト人なんて、いるはずないっ」
「――ただ、現状を知らないだけじゃないかっ」
「〈眠りの番人〉バホネルは~」
「――この内部関係者用のチップを、使ってください」
「――コレで、ハルト人の真鍮世界に潜りこむのです」
「……」
「〈眠りの番人〉バホネル」
「老執事コイロ=カルンに扮したロボット、リコ」
「両名は~」
「アトランを側面から支援するため、巧みな陽動作戦を展開」
「――!」
「ミウナ・ラトムさんは~」
「――このミウナ・ラトムの網を破ろうなんて千年早いのよっ」
「慢心していました」
「――さあ、〈眠りの番人〉バホネルの宿舎に、踏みこむのよっ」
「リコの存在なんて、計算に入れてもいませんでした」
「老執事コイロ=カルンに扮したロボット、リコは~」
「――ご主人さまをたぶらかす、泥棒猫めっ」
「ヌケサクで人畜無害の使用人を演じて~」
「大立ち回り」
「ミウナ・ラトムさんは~」
「〈眠りの番人〉バホネルと執事を逮捕」
「で」
「リコは~」
「〈眠りの番人〉バホネルと口裏をあわせて~」
「あれこれと情報操作」
「ミウナ・ラトムさんの目を、よそにそらさせます」
「――(アトランが真鍮世界に潜る時間を、かせぐのです)」

 真鍮夢の中、生命の都市シュテルンハイム――

「ハルト人95体の全員は、いわゆる衝動洗濯中」
「――うおおっ」
「――がおおっ」
「レムールの防衛大将タニ・タブラクさんの指揮のもと~」
「生化学的戦闘機械であるドラウグと、戦いつづけていました」
「――次は、ラスボスのアトランが来るわよっ」
「注意喚起されていました」
「……」
「そんな緊迫したなか~」
「ハルト人ヘク・ジャナヴェル」
「ハルト人ショパン・ガウノト」
「両名の前に、見知らぬ男が出現」
「――何者だっ」
「尋ねてみると~」
「――アトランだっ」
「包み隠さず、名を明かしました」
「どうも、ラスボスらしくありません」
「と」
「そこへ」
「――!」
「レムールの防衛大将タニ・タブラクさんが~」
「――アトラン、覚悟っ」
「いきなり攻撃」
「ハルト人ヘク・ジャナヴェル」
「ハルト人ショパン・ガウノト」
「両名は~」
「記憶を操作されて、いろいろ忘れているにもかかわらず~」
「自称・アトランとかいう見知らぬ男を~」
「つい、守ってしまいました」
「で」
「ハルト人両名は~」
「自称・アトランとかいう見知らぬ男を~」
「ハルト人の長老オヴァ・ラカネのもとへ連行」
「……」
「ちなみに」
「オヴァ・ラカネは~」
「1千年前にハルト人の総代をつとめていたブロ・ラカネの息子です」

 真鍮夢の中――

「アトランは~」
「ハルト人たちに~」
「――キミたちは、利用されているのだっ」
「――哀れで賤しい捕虜なのだっ」
「――悔しいだろう?」
「――悔しいに決まっているっ」
「あけっぴろげに扇動」
「対して」
「レムールの防衛大将タニ・タブラクさんは~」
「――アトラン、今度こそ覚悟っ」
「なにやら隠蔽したそうなかんじで、何度も暗殺をこころみます」
「で」
「誇り高いハルト人たちは~」
「――つまり、アトランの言うコトが本当なのか?」
「確信してしまいました」
「――偽りの世界で、朽ち果てるよりは~」
「――真の世界で、戦って果てた方がましだっ」
「――誇り高いハルト人は、虜囚の辱めをうけるくらいなら死を選ぶっ」
「――生命と引き替えに、マタンに一矢報いるのだっ」
「――うおおっ」
「……」
「かくして」
「ハルト人95体は、全員覚醒」
「仮想の真鍮世界は~」
「――ふっ」
「消滅」
「仮想のレムールの防衛大将タニ・タブラクさんも~」
「――ふっ」
「消滅したのでした」

 衛星スエン、計算脳〈アパシェミオン〉内部――

「ハルト人95体は、覚醒」
「――はっ」
「でも~」
「ハルト人の長老オヴァ・ラカネは~」
「目覚めた時には、すでに死亡していたり」
「――時間がないっ」
「――急ぐのだっ」
「覚醒したハルト人たちは~」
「レムール人の警備部隊と激突」
「――うおおおっ」
「――ずぎゅーんっ」
「小型宇宙艇《母》にたどりついたハルト人は~」
「総勢24体」

 小型宇宙艇《母》は、タブラク海の岸辺へ――

「ハルト人24体は~」
「先陣をきって降下」
「待ち受ける警備の網に、ひっかかります
「――ずぎゅーん」
「――どどーん」
「――ばーん」
「でも」
「裁判官船《236=コルプコル》から、つぎからつぎへとあらわれる~」
「戦闘ロボットの群れも~」
「ハルト人たちを、止められません」
「――うおおおっ」
「……」
「ミウナ・ラトムさんは~」
「〈眠りの番人〉バホネルを餌に使って~」
「アトラン」
「ジャウナ・トゴヤさん」
「両名を、小型宇宙艇《母》から誘いだしたり」
「で」
「ここにいたり~」
「リコ」
「ジャウナ・トゴヤさん」
「両ロボットは~」
「ミウナ・ラトムさんと決戦」
「戦いの中で~」
「――ミウナ・ラトムは……ポスビ?」
「ジャウナ・トゴヤさんも、またそのシリーズであるところの~」
「ヒトを模したポスビの、いわゆるひとつの到達点」
「ヒトとポスビのハイブリッド……的なモノらしい」
「ともあれ」
「さしものサイバー蜘蛛の網も、もうズタズタ」
「ジャウナ・トゴヤさんは~」
「ミウナ・ラトムさんにトドメをさします」
「――ばーん」

 タブラク海の底――

「ハルト人たちは~」
「――うおおおっ」
「文字どおり、この作戦に生命をかけて~」
「裁判官船《236=コルプコル》まで血路を開き~」
「転送機1基を設置」
「で」
「アトラン」
「ジャウナ・トゴヤさん」
「両名は~」
「これを抜けて~」
「――ひゅん」

 裁判官船《236=コルプコル》――

「アトランは~」
「――うっ」
「船内のネガティヴなストレンジネスに、苦しんだりして」
「でも」
「ジャウナ・トゴヤさんは~」
「――?」
「問題なく活動できたりして」
「船は~」
「アトランのコトを~」
「――アナタは~」
「――裁判官船《アトランク》の操縦者ですね」
「ジャウナ・トゴヤさんのコトを~」
「――アナタは~」
「――裁判官船《アトランク》の意識みたいなアンクが~」
「――証明書のようなモノを埋めこんで送ってよこした、使者ですね」
「つまり」
「――両名の資格を、認めて~」
「――当船に、出入り自由とします」
「――お求めの交換部品は、ほらココに」
「――いまならケースも無料です」
「――どうぞ持っていってください」
「さらにそのうえ~」
「――わたくしの故郷〈時の彼方の国〉についたら~」
「――どうぞよろしくお伝えください」
「アトラン」
「ジャウナ・トゴヤさん」
「両名は~」
「交換部品をたずさえて、小型宇宙艇《母》に戻る」
「……」
「一方――」
「リコ」
「〈眠りの番人〉バホネル」
「両名は~」
「ミウナ・ラトムさんの宇宙船をぶんどって~」
「――ここにて、さらばです」

 星系アプス=1千年前には星系ソルといった星系、の外縁部――

「小型宇宙艇《母》は~」
「星系を囲うクリスタル・バリアの方へと向かう」
「と」
「裁判官船《アトランク》が~」
「星系を囲うクリスタル・バリアのすぐ外側に、出現」
「思うに~」
「裁判官船《236=コルプコル》が~」
「信号か何かを送って、呼んでくれたのでしょう」
「で」
「裁判官船《アトランク》は~」
「――ぐぐぐっ」
「クリスタル・バリアに押し入りました」
「小型宇宙艇《母》は~」
「すぐに、裁判官船《アトランク》の格納庫に入り~」
「――すぐに、交換部品を取りつけるのだっ」
「……」
「――取りつけ完了っ」
「――発進っ」
「裁判官船《アトランク》は~」
「――ごごごっ」
「かつて金星と呼ばれた惑星が変じた~」
「〈導体〉に、針路をとります」
「その前に~」
「――ごごごごごごっ」
「司令官メティス・ヴェロン率いる~」
「レムール人の星系防衛艦隊が立ちふさがる」
「と、そこへ」
「――!」
「割って入ってたのが~」
「――裁判官ヴェイルダンディの?」
「――裁判官船《時間牧場》?」
「通信が入ります」
「――アトプのヴェイルダンディの名において~」
「――この星系におけるいかなる武力衝突も、これを禁止するっ」
「レムール人の星系防衛艦隊としては~」
「たてつけるワケもなし」
「……」
「裁判官船《アトランク》は~」
「裁判官ヴェイルダンディに守られた格好で~」
「どうしたわけか、都合良く活性化してくれた〈導体〉に、突入」
「――!」
「〈共時性の通路〉に入ったのでした」

 〈共時性の通路〉――

「ジャウナ・トゴヤさん」
「少年ゲルモ・ジョブスト」
「両名は~」
「小型宇宙艇《母》で、裁判官船《アトランク》から発進」
「〈時割れ〉を、抜けてのことなので~」
「目指す時間は、厳密には定められないのですが~」
「――ペリー・ローダンの墓所での話に、もとづいて~」
「――ハイペロン・ガル南で待機して~」
「――ペリー・ローダンの死を阻止してみます」
「とかいう」
「……」
「かくして」
「アトランが操縦する裁判官船《アトランク》は~」
「〈共時性の通路〉を抜けて~」
「――ごごごっ」
「で」
「アトランは、あいかわらず」
「――コツ……コツ……コツっ」
「3秒ごとに~」
「冷たい指が心を突っつく、みたいな心地が続いて~」
「疲れが抜けない感じに、苦しみながら~」
「〈時の彼方の国〉めざして旅をつづけるのでした」

 以下、次号

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 8月の3分の1。


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