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887 [2015/08/03]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2814 . Verena Themsen / Im Netz der Kyberspinne / サイバー蜘蛛の網の中
2815 . Verena Themsen / Der letzte Kampf der Haluter / ハルト人最後の闘い
2816 . Oliver Fröhlich / Die galaktischen Architekten / 銀河建築士
2817 . Rainer Castor / Konterplan der Rayonen / ラヨン人の対案
2818 . Christian Montillon / Flucht einer Welt / ある惑星の逃走
2819 . Uwe Anton / Nacht über Phariske-Erigon / ファリスケ=エリゴンを覆う闇

□ Perry Rhodan-Heft 2814話「サイバー蜘蛛の網の中」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2814-im-netz-der-kyberspinne.html ]

 (承前)

 可能性の1千年後の未来=新銀河暦2577年、惑星レムール――

「ここは、1千年前にはテラと呼ばれた惑星」
「いまは、マタンが支配する星間国家タマニウムの首惑星レムールです」
「……」
「トプシダーの予言者クダラアンは~」
「その付き人である~」
「少年ゲルモ・ジョブスト――クスリをキメると超能力を発揮する――に~」
「最期に臨んで、こう告げました」
「――ソナタは、アトランを助けるのだ……」
「――う……がっくり」
「少年ゲルモ・ジョブストは~」
「過去から来て、この時代に座礁した~」
「アルコン人アトラン」
「外観は人類そっくりのポスビ、ジャウナ・トゴヤさん」
「両名に手を貸すことに」
「……」
「クダアルンが遺した小型宇宙艇《母》は、偽装が得意」
「3名を乗せて、帆船に化けて湖にたゆたい~」
「――次なる情報収集の手立ては?」
「――衛星スエンに行くのだ」
「少年ゲルモ・ジョブスト――先般疲弊した――の体力が回復したところで~」
「小型宇宙艇《母》は~」
「――ごごごっ」

 一方――

「ミウナ・ラトムさんは~」
「サイバー蜘蛛の異名をとる~」
「星間国家タマニウムの最高のサイバネティック女工作員」
「――連中の足取りを、追うのよっ」
「でも、難渋しているうちに~」
「――湖の帆船が、いきなり消えた?」
「――アレが、そうだったのねっ」
「あれこれ考えてみて~」
「――連中の、次なる情報収集の手立ては?」
「――衛星スエン?」

 衛星スエン――

「1千年前の惑星テラには~」
「衛星ルナというのが、巡っていましたが~」
「ソイツは、けっこう前から星系アルコンに行っています」
「今の惑星レムールには~」
「衛星スエンというのが、かわりに巡っているのです」
「……」
「小型宇宙艇《母》は、古い貨物船に偽装して~」
「衛星スエンに、接近」
「――中央都市ネベル=ネストは、ロボット・ドローンだらけなので~」
「――州都タッパに隣接する地方宙港へ、行きます」
「小型宇宙艇《母》の偽装は、完璧ですが~」
「相手も、その機能に気づきつつあります」
「――早晩、見破られてしまうでしょう」
「ともあれ」
「アトラン一行としては~」
「――何より知りたいのは~」
「――裁判官船《236=コルプコル》の在処だっ」
「いたるところの監視の目を、かいくぐって~」
「陸路、中央都市ネベル=ネストへ向かう」

 生命の都市シュテルンハイム――

「ハルト人ヘク・ジャナヴェル」
「ハルト人ショパン・ガウノト」
「両名は~」
「というか、ここにいるハルト人95体の全員は~」
「いわゆる衝動洗濯中」
「――うおおっ」
「レムール人たちと、肩をならべて~」
「生化学的戦闘機械であるドラウグと、戦いつづけていました」
「遺憾ながら~」
「ハルト人95名全員は~」
「計画脳に機能障害をおこしているようで~」
「通常脳だけを使って~」
「――がおおっ」
「戦うのです」

 衛星スエン中央都市ネベル=ネストの博物館にて――

「アトラン一行は~」
「――衛星スエンは?」
「――ネオ=ガニメデ?」
「1千年と少し前に壊れたガニメデの残骸から~」
「ホーマー・G・アダムズ配下の公団が再建していた、人工天体です」
「――裁判官船《236=コルプコル》は、どこにあるのだ?」
「衛星スエンに、あるはずなのです」
「ちなみに」
「博物館の解説によれば~」
「――裁判官マタンは、隠居して~」
「――裁判官船を、星間国家タマニウムの管理下にゆだねたのです」
「これ以上のコトは、わかりそうもありません」
「でも、ヒントはありました」
「――古代公文書保管所?」
「――そこの職員デネトレー・ホセッソスさん?」
「――そういう立場なら~」
「――衛星スエンの生体ポジトロニクス〈アパシェミオン〉にも~」
「――アクセスできるにちがいないっ」

 中央都市ネベル=ネストの古代公文書館――

「――テフローダーのポジトロニクス読取能力者ディーンバケル?」
「その銅像が、たっています」
「説明によれば~」
「――テフローダー超能力者ディーンバケルは?」
「――PEW金属製の部品に宿って?」
「――生体ポジトロニクス〈アパシェミオン〉の一部になった?」
「推測するに」
「――そのおかげで?」
「――星間国家タマニウムの全住民を、こまかく見守れるようになって?」
「――星間国家タマニウムを治めるマタンは~」
「――いついかなる場所にも、投影像として出没可能になった、とか?」
「ともあれ」
「たくみに偽装して、接触してみると~」
「古代公文書保管所の職員デネトレー・ホセッソスさんは~」
「すすんで情報開示してくれました」
「少年ゲルモ・ジョブストは、気づきます」
「――このヒト、おびえてる?」
「――ボクの正体に気づいていて、協力してくれているの?」
「ともあれ」
「古代公文書保管所の職員デネトレー・ホセッソスさんによれば~」
「――《236=コルプコル》は?」
「――タブラク海にある?」
「加えて」
「疫病で死に絶えたハルト人の、最後の生き残り95体について~」
「こんな情報をくれました」
「――ハルト人95体は?」
「――生体ポジトロニクス〈アパシェミオン〉を、離れられない?」
「――ハルト人95体の肉体は、つながれて横たわって?」
「――ハルト人95体の意識は、仮想の真鍮世界で戦い続けている?」
「公式発表によれば~」
「ハルト人は全員が、死病にとりつかれました」
「95体だけが、レムール人の医師団により一命をとりとめたのです」
「そのかわり、といっては何ですが~」
「ハルト人95体は、自分の計画脳を~」
「生体ポジトロニクス〈アパシェミオン〉のために~」
「使ってもらっている、のだとか」
「こうした救済方法を、思いついたのは~」
「レムール人タニ・タブラクさんとかいうヒトらしい」
「ともあれ」
「これを聞いて~」
「アトランは、認識をあらためました」
「――トプシダーの予言者クダラアンが言っていた~」
「――〈この世で生きぬ者を、墓の下の者たちが支援するでありましょう〉」
「――というのは~」
「――もしかしたら」
「――ハルト人95体のことだったのか?」

 衛星スエン、タブラク海――

「アトラン一行は~」
「小型宇宙艇《母》の搭載艇で~」
「深度21kmのタブラク海の底へ」
「そこで」
「少年ゲルモ・ジョブストは~」
「クスリをキメて、超能力発揮」
「――むんっ」
「――琥珀色の立方体の中に?」
「――アンガッククがいる?」
「アンガッククとは~」
「1千年前~」
「当時まだ《232=コルプコル》と呼ばれていた裁判官船の~」
「監視者・兼・船主として知られた~」
「アンドロイドです」
「ということは~」
「琥珀色の立方体というのが《236=コルプコル》なのでしょう」
「さらに」
「小型宇宙艇《母》は~」
「――水中が、ネガティヴなストレンジネスで満たされています」
「――疑問の余地なく~」
「――この効果は、裁判官船由来のものです」
「――どうやら~」
「――裁判官船《236=コルプコル》は~」
「――大量の水で~」
「――この世界のストレンジネスから守られているようです」
「――あるいは逆に~」
「――世界は~」
「――大量の水で~」
「――裁判官船《236=コルプコル》から守られている、とか」
「これを聞いて~」
「アトランは、思います」
「――ワレワレなら、たどりつけるというコトか?」
「アトラン」
「ジャウナ・トゴヤさん」
「両名は、別の時代から来ました」
「ようするに、別の宇宙から来たも同じ」
「だから、このストレンジネスの差を克服できるのでは?」
「とかいう理屈です」
「……」
「アトラン」
「ジャウナ・トゴヤさん」
「両名は~」
「アトプ技術〈全能性・技術性=前駆細胞〉で作った万能宇宙服を着用して~」
「――どっぷん」
「潜行開始」
「と」
「ミウナ・ラトムさんが配置していた、戦闘ロボット部隊が~」
「水中で、攻撃してきました」
「――じゅぎゅーん」
「アトラン」
「ジャウナ・トゴヤさん」
「両名は~」
「なんとか逃れて、裁判官船《236=コルプコル》に向かう」
「一方」
「少年ゲルモ・ジョブストが乗る搭載艇の方も~」
「小型宇宙艇《母》が遠隔操縦して~」
「なんとか逃してくれました」
「ところが」
「裁判官船《236=コルプコル》も~」
「警戒態勢を、敷いていました」
「マタンが配置していた、戦闘ロボット部隊が~」
「裁判官船《236=コルプコル》から~」
「――じゅぎゅーん」
「アトラン」
「ジャウナ・トゴヤさん」
「両名は、挟み撃ち」
「逃げ場がありません」
「で」
「少年ゲルモ・ジョブストは~」
「水中へと~」
「――テレポートっ」
「――がぼがぼっ」
「両名を救出」

 真鍮夢の中:生命の都市シュテルンハイム――

「ハルト人95体は~」
「――がおおっ」
「生化学的戦闘機械であるドラウグと、戦いつづけていました」
「と」
「突然」
「レムールの防衛大将、女戦士タニ・タブラクさんが出現」
「――おおっ」
「――さすがステルス戦闘の第一人者っ」
「ハルト人95体は大歓迎」
「すると」
「防衛大将タニ・タブラクさんは~」
「――はい、集合してっ」
「何やら話があるようです」

 衛星スエン――

「――あー、ヒドイ目にあった」
「アトランは、思うに」
「――ハルト人95名の支援を得ないとダメ、というコトか……」
「そのためには~」
「情報が不足しています」
「で」
「少年ゲルモ・ジョブストは~」
「――テレポートっ」
「古代公文書保管所へ」
「ところが」
「――!」
「職員デネトレー・ホセッソスさんは~」
「ミウナ・ラトムさんに、尋問されたあと」
「瀕死のありさまでした」
「最期に臨んで、語ってくれたのが~」
「――ハルト人95体の、計画脳95個が……」
「――星間国家タマニウムの全住民をこまかく見張るシステムの、要なの……」
「――ハルト人95体は、医学的な処置をうけて~」
「――真鍮夢の中で、人工的にずっと衝動洗濯をつづけて~」
「――その超活性状態の計画脳の一群が~」
「――〈アパシェミオン〉にひけをとらない機能を、果たしているの……」
「――ハルト人95体は、無理に目覚めさせたら死んでしまうの……」
「――真鍮世界で働きかけて、夢から醒まさなければダメ……」
「――真鍮世界にアクセスできるのは〈眠りの番人〉……」
「――バホネル……」
「――うっ……がっくり」

 真鍮夢の中:生命の都市シュテルンハイム――

「レムールの防衛大将タニ・タブラクさんは~」
「――決戦よっ」
「――この唯一残った生命都市が~」
「――生命エネルギーの泉の上に、崩れ落ちるなら~」
「――宇宙は終わりを迎えるのよっ」
「――ドラウグの中のドラウグ」
「――最も危険なドラウグ」
「――ドラウグのラスボスが来るわっ」
「――是が非でも、倒さなければならないのっ」
「――そいつの名前は……アトランよっ」
「ハルト人95体は~」
「――うおおっ」
「雄叫びを、あげたりして」

 以下、次号

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 さらに暑いです。


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