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869 [2015/03/30]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ドイツSF大賞 2015
◇ペリー・ローダン近況


◆ドイツSF大賞 2015

 本年の Deutscher Science Fiction Preis ノミネート作品を。
 7月4日、ヴェッツラーにおけるSFCD大会で結果発表の予定。

□ Bester deutschsprachiger Roman 長篇部門ノミネート作品

・Andreas Brandhorst / Das Kosmotop / コスモトープ

「遠い未来――」
「銀河系を代表するのは、人類文明ではありません」
「人類は衰退したのです」
「で」
「生き残りのひとり――クローニングで何世紀も生命をつなぐ――が~」
「このたび、銀河系政府の顧問になりました」
「というのも」
「――古き懐かしき地球で?」
「――妙な遺物が見つかった?」
「調べてみると~」
「――宇宙の未来の秘密が……?」

 ――Heyne 社

・Dietmar Dath / Feldeváye: Roman der letzten Künste / フェルデヴァーヤ:最後のアートの物語

「もう何世紀も前、アートは死んだのです」
「人類は~」
「幾多の惑星に、植民しました」
「幾多の知的生命体と、知り合いました」
「かつて想像だにしなかった技術を前に~」
「人類は、アートを捨てたのです」
「が」
「とある辺鄙な惑星フェルデヴァーヤに~」
「とある異星人が、アートを持参」
「少女キャスリン・リスタウは~」
「――アートって何?」
「――どうして戻ってきたの?」
「――アートを再発見したら、わたしたち、どーなっちゃうの?」

 ――suhrkamp 社

・Tom Hillenbrand / Drohnenland / ドローン・ランド

「ドローンがすべてを記録する、安全なはずの社会で~」
「殺人事件が起きるらしい」

 ――KiWi 社

・Anna Mocikat / MUC / MUC

「西暦2120年――」
「人類が大災害に見舞われて100年後――」
「荒れ果てたミュンヘンで~」
「女流フリーランナーのピアさんは、失踪した兄を探す」
「……」
「ちなみに」
「MUCは、ミュンヘンのコト」
「今でも国際航空運送協会IATAのコードで、こういいます」

 ――Knaur 社

・Markus Orths / Alpha & Omega: Apokalypse für Anfänger / アルファ&オメガ:初心者向け黙示録の巻

「2525年――」
「――ネヴァダ州に、突然、ブラックホール発生?」
「――物理学者が、しでかしたの?」
「――地球を、徐々に浸食してるの?」
「という感じで、地球がピンチ」
「アルファ・ザカリアスの妹、オメガ・ザカリアスが~」
「ものすごいテレキネシス能力で、立ち向かう」
「みたいな話が、語られるとか」

 ――Schöffling 社

・Nils Westerboer / Kernschatten / 核の影

「CERNが未知の物質を生成し、科学者たちが行方不明」
「ムルマンスクで、公園の遺体は微笑んでいた」
「ブロク捜査官は~」
「――いったい、何が進行中なんだっ」
「緊迫の23時間を描く、科学スリラー」

 ――Leander 社

□ Beste deutschsprachige Kurzgeschichte 短篇部門ノミネート作品

・Arno Behrend / Der Klang der Posaunen / トロンボーンの音色
 ――短篇集 Schuldig in 16 Fällen『16の有罪判決』に収録、p.machinery 社

・Arno Behrend / Terradeforming / テラデフォーミング
 ――短篇集 Schuldig in 16 Fällen『16の有罪判決』に収録、p.machinery 社

・Diane Dirt / Revenge / 復讐
 ――短篇集 Sven Klöpping 編 Bullet『弾丸』に収録、p.machinery 社

・Thorsten Küper / Der Mechaniker / 機械工
 ――短篇集 Sven Klöpping 編 Bullet『弾丸』に収録、p.machinery 社

・Jakob Schmidt / Extremophile Morphologie / 極限微生物形態学
 ――短篇集 André Skora, Armin Rößler und Frank Hebben 編 Tiefraumphasen『深宇宙段階』に収録、Begedia 社

・Eva Strasser / Knox / ノックス
 ――短篇集 André Skora, Armin Rößler und Frank Hebben 編 Tiefraumphasen『深宇宙段階』に収録、Begedia 社

【関連サイト】
・ドイツSF大賞のサイト
[ http://www.dsfp.de/ ]


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2796 . Leo Lukas / Ultima Margo / ウルティマ・マルゴ
2797 . Leo Lukas / Das Land Collthark / コルタルクの地
2798 . Oliver Fröhlich / Phase 3 / 第3段階
2799 . Oliver Fröhlich & Christian Montillon / Zur letzten Grenze / 最後の境界へ
2800 . Michelle Stern / Zeitriss / 時裂

□ Perry Rhodan-Heft 2796話「ウルティマ・マルゴ」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2796-ultima-margo.html ]

 (承前)

 新銀河暦1517年、銀河系――

「当地を実効支配する、アトピック法廷」
「体制の頂点に立つのは~」
「〈時の彼方の国〉から、裁判官船に乗って到来した~」
「アトプの裁判官マタン・アダル・ジャバリム」
「アトプの裁判官クヴ」
「両裁判官は、ほぼ不死身」
「両裁判官船は、超強力」
「配下のオンリョン艦隊は、有象無象」
「先般――」
「アトプの裁判官クヴは~」
「M-13球状星団の、アルコン帝国の首星系アルコンで~」
「アルコン帝国皇帝ボスティク1世を、追い出して~」
「アルコン人に、星系アルコンから退去するよう、求めました」
「――星系バーグを、本来の住民=ナート人に返還するのです」
「その後――」
「星系バーグの第5惑星ナートの、周回軌道に~」
「移動裁判所である衛星ルナが、到着」
「クリスタル・バリア――アルコン技術――と~」
「リパルサー・ウォール――アトプ技術――を~」
「合わせたバリアが~」
「――ばりばりばりっ」
「星系バーグを、完全封鎖」
「加えて――」
「人智を超えたプロセスの果てに~」
「惑星アルコンIIIは〈昇華〉して〈導体〉に変容」
「……」
「さて」
「先般――」
「星系バーグの第5惑星ナートから~」
「USO工作員、ショルタン・ペルルヴィンが~」
「アトプの裁判官クヴの皮膚標本を、持ち出しました」
「DNA解析してみると~」
「――いくつかの種族のDNAが、混ざり合っている?」
「――ナート人のDNAも、入っている?」
「――アトプの裁判官クヴは、つぎはぎ細工みたいな?」
「……」
「そうした由来から、でしょうか」
「生き物には、それぞれに弱みがありますが~」
「アトプの裁判官クヴの場合~」
「どうやら、ナート人に甘い、というのが弱みのようなのです」

 新銀河暦1517年10月――

「アトプの裁判官クヴは~」
「配下のオンリョン人シェクヴァル・ゲネリクに~」
「――星系ナータに植民したナート人が、里帰りできるように~」
「――星系ナータと、星系バーグの間に、遠距離転送経路を開設するのだ」
「……」
「ちなみに」
「星系ナータは~」
「銀河系ノースサイドに位置します」
「星系ソルから、2万8165光年」
「星系バーグから、2万496光年」
「星系ナータの第7惑星ナーツドラーンは、ナート連邦の首惑星」
「当地に、アトピック法廷は、〈オルドの碑〉を7基も設置しています」

 惑星ナーツドラーン、首都プットナート――

「目下――」
「ナート人たちは~」
「――アトプの裁判官どもは、出ていけっ」
「と叫んで、デモをしたり」
「――アルコン人は、出ていけっ」
「と叫んで、デモをしたり」
「それぞれの背後には、それぞれの主張をかかげる~」
「過激な利益団体〈アルコン・シンパ〉と〈パゲディ〉がありました」
「ナート人科学者クルグネークは~」
「――巧く立ち回って、儲けるのだっ」
「しくじりました」
「両組織から追われる身となり、夜逃げするハメに」
「――助けてくれっ」
「知人のテラナー、クライフ・ハンセン」
「その相棒のアルコン人、リシェル・ヴィンカレン」
「両名のもとに、転がりこんだのでした」
「……」
「さて」
「テラナー、クライフ・ハンセンは~」
「じつは、TLD工作員」
「じつは、当地には~」
「左遷されてきました」」
「相棒のアルコン人、リシェル・ヴィンカレンも~」
「じつは、TLD工作員」
「じつは、昔、アルコン秘密警察〈ツ=ラ=セル〉に勤めていたのですが~」
「転職したのです」
「両名は~」
「――よかろうっ」
「ナート人クルグネークを、匿いました」
「で」
「話を聞いてみると~」
「――星系ナータと、星系バーグの間で、遠距離転送経路を開設中?」
「――クリスタル・バリア+リパルサー・ウォールの封鎖を抜けて~」
「――星系バーグに入れる門ができる、というコト?」
「さらに、聞いてみると~」
「――ナート人の里帰り希望者は?」
「――星系バークの第18惑星ズーシャに、到着する?」
「――旧アルコン艦隊基地〈コルタルクの地〉に?」
「――移民用受付を置く?」
「……」
「テラナーのTLD工作員クライフ・ハンセン」
「アルコン人のTLD工作員リシェル・ヴィンカレン」
「両名の報告は~」
「極秘作戦〈ウルティマ・マルゴ〉を検討中の~」
「ペリー・ローダンと~」
「アルコン人アトランに~」
「重要な示唆を与えたのでした」

 極秘作戦〈ウルティマ・マルゴ〉=〈最後の境界〉――

「作戦の最終目的は~」
「星系バーグにある裁判官船《クヴァンク》を、拿捕して~」
「アルコン人アトランが、操縦して~」
「〈時の彼方の国〉に、行く」
「というモノです」
「で」
「この目的に至るには~」
「――裁判官船《クヴァンク》の制御を、奪取するのだ」
「――アトプの裁判官クヴを、利用するのだ」
「――同時に、支援部隊が星系アルコン=星系バーグに、侵入するのだ」
「――そのために、星系ナータの転送門を利用するのだ」
「計画の肝は~」
「――いかにして、星系バーグから、裁判官クヴを誘い出すかだ」

 極秘作戦〈ウルティマ・マルゴ〉、さらに検討中――

「ペリー・ローダンと~」
「アルコン人アトランが~」
「悩んでいるトコロへ~」
「もとアルコン帝国皇帝ボスティク1世が~」
「やってきました」
「――〈コルタルクの地〉の上位権限コードを、教えてやろう」
「さらに」
「――時期を合わせて~」
「――テラナー、ポスビ、アルコン人、ハルト人などの~」
「――ギャラクティカム連合艦隊で~」
「――惑星ナーツドラーンの〈オルドの碑〉を攻撃してやろう」
「その上」
「――確実に結果を出すために~」
「――惑星ナーツドラーンに~」
「――新兵器〈テスリム砲弾〉を撃ちこんでやろう」
「――試作品の破壊力は~」
「――先般〈新タマニウム〉が使った〈シヴァのこぶし〉を凌ぐぞっ」
「――惑星くらい簡単に、ばーんだ」
「新兵器の噂を、前もって広めた上で~」
「冷酷無比の犯罪者、もとアルコン帝国皇帝ボスティク1世が~」
「惑星ナーツドラーンに向けて~」
「亜光速の〈テスリム砲弾〉を放てば~」
「アトプの裁判官クヴは~」
「裁判官船《クヴァンク》で駆けつけてくる~」
「という寸法です」
「とはいえ」
「ペリー・ローダンとしては、気がかりもあります」
「――その〈テスリム砲弾〉は……本物なので?」
「――おお、もちろんだ」
「もちろん……」
「裁判官船《クヴァンク》で、星系バーグから駆けつけてくる~」
「という前提の作戦です」
「……」
「もとアルコン帝国皇帝ボスティク1世は~」
「ペリー・ローダンの悩みを、笑い飛ばすと~」
「――わが艦隊用に~」
「――秤動ドローンを、何基かもらっていくぞ」
「オンリョン人のリニア空間魚雷に対抗する兵器を、積みこんで~」
「颯爽と去ったのでした」

 極秘作戦〈ウルティマ・マルゴ〉、さらに検討中――

「ペリー・ローダンと~」
「アルコン人アトランは~」
「――あとは、アトプの裁判官クヴを、どうするかだ」
「銀河医師族アラスの大長老ゼオビトに、相談するコトにしました」
「……」
「クローン〈息子〉のザルダングが~」
「代理で来ました」
「本物は、そろそろイケナイのかもしれません」
「――策は検討してきました」
「――〈光遺伝子作用体〉という蛋白質構造体を開発します」
「――コレを、ベクタウィルスで、裁判官クヴの体内に送りこみます」
「――そうすれば~」
「――〈光遺伝子作用体〉を、光信号で操縦して~」
「――〈光遺伝子作用体〉を介して、クヴの脳を操作できます」
「……」
「銀河医師族アラスには~」
「高額な医療費をふっかける伝統があります」
「――《セントリフュージ》に、ホークIVコンヴァーターを付けてください」
「――人工惑星ワンダラーの最新の座標も、教えてください」
「ほくほくとして、去ったのでした」

 一方、星系ソル、土星衛星軌道、ネオ=ガニメデ建設現場――

「当地の一角に~」
「オンリョン人の捕虜から得た情報にもとづき~」
「裁判官船《クヴァンク》を部分的に模した~」
「訓練施設がありました」
「ここで~」
「テラナーたちや~」
「超能力を有するネズミビーバー、グッキーや~」
「プロト=ヘトスト所属のラール人たちからなる~」
「〈ウルティマ・マルゴ〉実行部隊は~」
「具体的な状況を想定して、訓練を積むのです」
「――次は、司令室占領だっ」
「――ちゅどーん」
「またしても、任務失敗」
「……」
「つらく苦しい訓練の中~」
「グッキーは~」
「――毛皮を掻くのが、とっても巧いんだっ」
「ラール人女性ペイ=ケヤンさんの超絶テクで~」
「疲れを癒した、とかいう」

 極秘作戦〈ウルティマ・マルゴ〉、さらに検討中――

「ペリー・ローダンと~」
「アルコン人アトランは~」
「――あとは~」
「――星系アルコン側の転送門の情報とか~」
「――遠距離転送経路の情報とかがあれば~」
「――完璧なんだが」

 10月26日、惑星ナーツドラーン――

「――情報収集に行こうっ」
「ペリー・ローダンと~」
「アルコン人アトランは~」
「《ラス・ツバイ》の軽巡洋艦《サミー・ゴルトシュタイン》で~」
「惑星ナーツドラーンへ」
「両名に、同行する~」
「自由テラナー連盟のナート連邦駐在大使~」
「オクストーン人女性シオナ・ヴァルムダレンさんは~」
「現地のオンリョン人シェクヴァル・ゲネリクと、丁々発止」
「注意を、そらします」
「……」
「その間に~」
「ペリー・ローダンと~」
「アルコン人アトランは~」
「テラナーのTLD工作員クライフ・ハンセン」
「アルコン人のTLD工作員リシェル・ヴィンカレン」
「両名に、連絡」
「――居候のナート人に、出番が来たようだ」

 10月28日、星系ナータ――

「星系ナータと、星系バーグの間で、遠距離転送経路が開通」
「――里帰り希望の皆さんは、100名ずつ、ハシケに乗船してくださーい」
「ナート人クルグネークは~」
「里帰り希望者の第1陣に混じって、乗船」
「ハシケ――パトロナイト製、回転楕円体型――は~」
「遠隔制御で、転送門へ」
「――!」
「星系バーグに到着」
「いろいろ見て回るコトができました」

 数日後――

「ナート人クルグネークは~」
「星系ナータに戻って報告」
「――ハシケには、ハイパー技術は持ちこみ禁止?」
「――では、どうやって拿捕しよう?」
「ペリー・ローダンと~」
「アルコン人アトランは~」
「考えました」
「――居候のナート人には、まだまだ出番がありそうだ」
「……」
「ナート人クルグネークは~」
「後悔していました」
「厄介事から、逃れた先には~」
「ずっと大きな厄介事が、待ち構えていたのです」
「――信頼できるナート人99名を募って?」
「――自由テラナー連盟の科学者シク・ドルクスタイゲルさんが開発した~」
「――機器のパーツを、全員で隠し持って?」
「――ハシケに、乗りこんで?」
「――ハシケで、組み立てて?」
「――遠隔制御を妨害する?」

 11月2日――

「銀河医師族アラスの大長老ゼオビトの〈息子〉ザルダングが~」
「納品に来ました」
「――〈光遺伝子作用体〉が完成しました」
「――このシリンジ5基に、入っています」
「……」
「これにて~」
「――準備万端、調ったぞっ」

 星系ナータ近傍――

「もとアルコン帝国皇帝ボスティク1世が率いる~」
「テラナー、ポスビ、アルコン人、ハルト人などの~」
「ギャラクティカム連合艦隊が~」
「続々と集結」
「――〈オルドの碑〉攻撃は~」
「――きたる11月14日であるっ」

 極秘作戦〈ウルティマ・マルゴ〉、決行前夜――

「アルコン人アトランは~」
「銀河系種族の中で唯一、〈物質の泉〉の彼岸に渡った経験があります」
「この経験は、裁判官船の操縦士として、必須の条件なのです」
「したがって~」
「〈時の彼方の国〉に、行くには~」
「アルコン人アトランは、必須の人材」
「肩に担うモノは、重いのです」
「が」
「アルコン人アトランは~」
「さきごろまで、人工惑星ワンダラーにいて~」
「ひとりで、神経の磨り減るキツイ仕事に就いていました」
「先日、ようやく戻ったばかりです」
「それなのに、間を置かずに、またしてもキツイ仕事」
「正直、疲れていました」
「……」
「んで」
「超能力を有するネズミビーバー、グッキーは~」
「そうしたアルコン人アトランに~」
「ラール人女性ペイ=ケヤンさんを、紹介」
「――何ていうか、とっても巧いんだっ」
「……」
「ラール人女性ペイ=ケヤンさんは~」
「相手のストレスを解消して、元気づける~」
「天賦の才を、有していました」
「で」
「翌朝――」
「アルコン人アトランは、鋭気を取り戻し~」
「〈ウルティマ・マルゴ〉の第一段階に、挑むのでした」
「――《クヴァンク》どんとこいっ」

 以下、次号。

□ 補足:アルコン神話の12英雄

「アルコン語で、ベルレン・タイゴニー」
「その起源は~」
「大昔の惑星テラ=惑星レムリアまで、遡ります」

 5万年よりさらに昔、レムール有史以前の時代――

「惑星レムリアには~」
「先史人類=レムール人と~」
「コノス――カピン人が作った合成生物――がいました」
「厳しい生存競争」
「――うぎゃー」
「ある戦いで~」
「レムール人が、もう負けそう、という時~」
「太陽の方角から~」
「ハトル人〈光の守護者〉ヴェリ・ハトの宇宙船が、降下」
「――ぴかーっ」
「レムール人は、救われました」
「……」
「その後――」
「〈光の守護者〉ヴェリ・ハトは、11人の弟子を育成しました」
「女性が5名」
「――ベキナ・ヒルスーンさん」
「――オルスマー・ロトロニアさん」
「――ハッタガディさん」
「――オヴァサピアンさん」
「――ヘドレン・ゲオトさん」
「男性が6名」
「――ツルハグ」
「――フニアク・タイモン」
「――テスリモ」
「――ユング=チョ・ヴラナ」
「――サパライ」
「――ダル・トランアトラン」

 5万年前、星間国家〈タマニウム〉建設以前の時代――

「レムール人は~」
「コノスとの戦いに勝ち残り~」
「急速に文明発展」
「――ごごごっ」
「宇宙進出は始めたものの、超光速航行技術はまだない時代~」
「〈光の守護者〉ヴェリ・ハト+弟子11人は、伝説になっていました」
「……」
「この時代――」
「謎の不死者レヴィアン・パロンが~」
「――ワタシは〈ヴェラート〉の再来です」
「――宇宙から、敵が来るのです」
「――星を求める者たちは、宇宙に逃げのびるのです」
「幾万人が従い、巨大な箱船を建造」
「数十年をかけて、47隻が発進しました」
「で」
「レヴィアン・パロンが、最後の箱船《アチャティ・ユマ》で旅立つ頃~」
「レムール人は、超光速航行技術を実用化」
「やがて、銀河系に星間国家〈タマニウム〉を建設」
「やがて、時間実験に手を染め~」
「やがて、けだものが襲来し~」
「やがて、星間国家〈タマニウム〉は崩壊」
「惑星レムリア=現在の惑星テラは、荒廃して原始にもどりました」
「こうした混乱の中~」
「レムール人の一部は、アンドロメダ銀河に渡り~」
「植民惑星テフロッドで、テフローダーが発展」
「――〈ヴォーラタ〉さまぁ」
「銀河系の中心部では~」
「植民惑星ドロラーのアコン人が、発展し~」
「――〈ヴラタトゥ〉さまぁ」
「銀河系の球状星団M-13では~」
「アコン人の植民星系アルコンが、独立し~」
「――〈ヴラト〉さまぁ」
「混乱の時代の中で~」
「人類の救世主の名と業績は~」
「いろいろ歪んで混ざりながらも、語り継がれていったのでした」

 テフローダーの場合――

「現在――」
「銀河系に里帰りしたテフローダーは~」
「〈新タマニウム〉にまとまっています」
「その首長ヴェトリス=モラウドの旗艦は~」
「伝説の救世主から名をとって、《ヴォーラタ》といいます」

 アルコン帝国の場合――

「アルコン神話にとりこまれた12英雄は~」
「――救世主〈太陽の使者〉ヴラト」
「――ヒルスーナさん」
「――オスマー・ロロンさん」
「――ハタガさん」
「――オヴァサさん」
「――ヘイドレンゴタさん」
「――ツアルハイグ」
「――ヒティモン」
「――テスリム」
「――ジャング=ショ・ウラン」
「――セパレイ」
「――トラン・アトラン」
「で」
「惑星デンモルクIIなどでは~」
「ヴラト信仰が、盛んだったりする」
「……」
「ちなみに」
「アルコン帝国には~」
「古くから、ガラボというゲームがあります」
「アルコン貴族のたしなみ=民族伝統のチェスのようなモノです」
「――チェックメイトっ」
「みたいなノリで~」
「――ガラボっ」
「とか、言うらしい」
「で」
「ガラボの駒は12個です」
「……」
「ちなみに」
「1万年前――」
「オルバナショル3世が、帝位を簒奪した時~」
「宮廷医師ファルトゥローンは~」
「先帝の遺児、ゴノツァル家のマスカレンを救い出し~」
「ひそかに養育」
「で」
「若き日のマスカレン皇子は~」
「12英雄のひとり、トラン・アトランの名をとって~」
「アトランと呼ばれたのでした」

 さて、今般――

「新兵器〈テスリム砲弾〉の名の由来ですが~」
「もう説明の必要はない、かと思います」

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]
・12英雄のコトは、ATLAN-Buch 14巻から16巻のオリジナル・パート
Arkon Trilogie / アルコン三部作 でおおむね語られていたり。
Atlan-Buch のタイトルリスト
[ http://www.rlmdi.org/rlmdi/title/list/atlan_buch/ ]
・レヴィアン・パロンが登場するのは、Perry Rhodan-Lemuria 。
大筋は d-information 338 ~ にて紹介しています。
Perry Rhodan-Lemuria のタイトルリスト
[ http://www.rlmdi.org/rlmdi/title/list/rhodan_tb_lemuria/ ]


◆今回のひとこと

 暖かくなりました。


d-information ◆ 869 [不定期刊] 2015/03/30
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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