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863 [2015/02/16]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2790 . Michelle Stern / Faktor IV / ファクターIV
2791 . Uwe Anton / Die Hasardeure von Arkon / アルコンの勝負師たち
2792 . Uwe Anton / Finsterfieber / 蝕熱
2793 . Oliver Fröhlich / Die Weltenbaumeister / 世界建築士
2794 . Michelle Stern / Jäger der Jaj / ジャジュの狩人
2795 . Wim Vandemaan / Ockhams Welt / オッカムの世界
2796 . Leo Lukas / Ultima Margo / ウルティマ・マルゴ
2797 . Leo Lukas / Das Land Collthark / コルタルクの地
2798 . (未詳) / Phase 3 / 第3位相
2799 . (未詳) / Zur letzten Grenze / 最後の境界へ

□ Perry Rhodan-Heft 2790話「ファクターIV」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2790-faktor-iv.html ]

 (承前)

 新銀河暦1517年、銀河系――

「USO司令官――強靱で無敵のオクストーン人――モンキー」
「超能力を有するネズミビーバー、グッキー」
「ラオソール――短距離テレポーターの泥棒種族――のヴァズクアリオン」
「3名は~」
「テフローダー国家〈新タマニウム〉の戦艦《ラーム》に、潜伏中」
「……」
「と、いうのも」
「前回――」
「星系パラマグ=アルファで~」
「テフローダー超能力者ラン・メオタは~」
「〈島の王〉ファクターIV、ゼノ・コルティンの彫像を、回収」
「――この彫像は、PEW金属製で~」
「――〈島の王〉ゼノ・コルティンのU"BSEF定数の一部を、宿すのだ」
「――彫像を5コ集めれば~」
「――〈島の王〉ゼノ・コルティンを、再生できるのだ」
「――ついに、5コ目を手に入れたっ」
「目下――」
「戦艦《ラーム》で輸送中、なわけで」

 ネズミビーバー、グッキー――

「ちなみに、ここで確認です」
「先般――」
「グッキーは~」
「衛星ルナのリパルサー・ウォールを、テレポートで突破しようとして~」
「――うぎゃああっ」
「テレパシー」
「テレキネシス」
「テレポート」
「3つの能力を、喪失」
「でも、別の能力に、目覚めました」
「――はっ」
「新生グッキーは~」
「他の超能力者の能力を奪い、殺してしまう〈パラ泥棒〉」
「能力の制御を憶えるまでに~」
「テレパシーに似た〈視覚借用能力〉」
「テレキネシス」
「2名の能力と生命を、奪ってしまったので」
「――ぐっすん」
「――これ以上、誰も殺したくないよー」
「なのです」

 テフローダー艦《ラーム》――

「USO司令官モンキー」
「ネズミビーバー、グッキー」
「ラオソール種族、ヴァズクアリオン」
「3名は~」
「――彫像を破壊だっ」
「――でも、警備が超厳重だねえ」
「――こっそり突入、とか無理だにゃ」
「断念しました」
「……」
「グッキーは~」
「テレパシーに似た〈視覚借用能力〉で、情報収集」
「――星系ザオタストの、惑星コンノールトで?」
「――入手済みの彫像4コと、今回入手した5コ目の彫像を、合体させる?」
「ところが」
「USOのデータベースに、星系ザオタストは未登録」
「ラオソール種族、ヴァズクアリオンは~」
「――USO旗艦《ヤルト・フルゲン》が~」
「――この《ラーム》を追跡できるように~」
「――こっそり信号を送るのにゃ」
「成功しました」

 星系ザオタスト、惑星コンノールト――

「惑星コンノールトは、海洋惑星」
「ヒトが住めるトコロは~」
「フロート都市ブーテフォルだけ」
「着陸できる地面がないので~」
「テフローダー艦《ラーム》は、軌道上に留まるようです」
「……」
「USO司令官モンキー」
「ネズミビーバー、グッキー」
「ラオソール種族、ヴァズクアリオン」
「3名は~」
「――テフローダー艦《ラーム》を、こっそり離脱だっ」
「流星に扮して、惑星に降下」
「――ひゅーん、しゅぼぼぼ……どっぽーん」

 〈新タマニウム〉の首長ヴェトリス=モラウド――

「ヴェトリス=モラウドは~」
「彫像合体実験に、立ち会うために~」
「おしのびで、当地を訪問」
「……」
「ちなみに、ここで確認です」
「ヴェトリス=モラウドには~」
「モルブス・シャスパンデルという~」
「父から遺伝した持病があります」
「それを~」
「エイリシオニ種族の独自の医療技術=サソリ型の生体メカによる処置で克服」
「以後も、定期的に処置が必要で~」
「このコトは~」
「細胞活性装置を得て、相対的不死になっても~」
「〈島の王〉の尊称〈マガン〉を自称するようになっても~」
「変わりません」

 星系ザオタスト、惑星コンノールト――

「〈新タマニウム〉の首長ヴェトリス=モラウドは~」
「惑星コンノールトの研究者一同を前に~」
「熱く演説をぶちました」
「――PEW金属製の彫像の中に~」
「――古き〈マガン〉=〈島の王〉ファクターIV、ゼノ・コルティンの~」
「――魂を、呼び起こすのだっ」
「――現代の〈マガン〉=このヴェトリス=モラウドの~」
「――助言者を務めてもらうのだっ」
「――〈新タマニウム〉が、銀河系とアンドロメダ銀河に拡大する様子を~」
「――見守ってもらうのだっ」
「……」
「今般――」
「〈島の王〉ゼノ・コルティン覚醒の要となるのは~」
「〈PEW物質反応励起装置〉」
「コンノールトの首席科学者サイェン・ユティノドが、開発しました」
「〈PEW物質反応励起装置〉は~」
「テフローダー超能力者部隊のサポートのもとで~」
「ハイパーエネルギーを、彫像5コに流しこむのです」
「……」
「憶えて、いるでしょうか?」
「パラバイオ=エモシオ変換物質――略称、PEW――は~」
「6次元性の、灰色だか銀色の金属みたいな物質で~」
「意識を宿す、という特性を有します」
「誰かの意識を納める容器、としても使えますが~」
「特に意識と関係ない5次元性のハイパー放射を浴びせても~」
「――ぶーん」
「PEW金属は、勝手に緑色に変質して~」
「勝手な意識=〈パラドックス知性〉を育んだりする」
「……」
「さて、今般――」
「集めた彫像5コは、PEW金属製で~」
「〈島の王〉ゼノ・コルティンのU"BSEF定数の一部を、宿しているとか」
「そこで」
「〈PEW物質反応励起装置〉で~」
「ハイパーエネルギーを、彫像5コに適度に流しみ~」
「PEW金属製の彫像を、良い感じに緑色に変質させて~」
「5コを1コに合わせれば~」
「5万年前から彫像に納まっている意識の欠片が~」
「一人前そろって、目覚めるのでは」
「とかいう理屈で、実験してみるらしい」

 一方――

「USO司令官モンキーは~」
「――彫像合体実験、断固阻止っ」
「――ついでに、ヴェトリス=モラウドを暗殺だっ」
「――こんなにお手頃な機会は、2度とないかもだっ」
「グッキーは~」
「――え"ー」
「モンキーの大雑把な作戦を買ってはいない、みたいでしたが~」
「――仕方ないなあ」
「……」
「3名は、偽の身分証で素性を偽り~」
「適当な場所に、いくつか爆弾を仕掛けたのでした」

 7月11日、実験当日――

「ヴェトリス=モラウドは~」
「実験の一部始終を、見極めようと~」
「見晴らしの良い桟敷に、座を占めました」

 洋上プラットフォームの実験場――

「彫像5コを並べて~」
「〈PEW物質反応励起装置〉5基を設置」
「テフローダー超能力者一同も準備万端」
「――さあ、はじめるのだっ」
「――ばりばりばりっ」
「H"Uバリアが、プラットフォームを覆い~」
「超能力者一同は、パラブロックを形成」
「〈PEW物質反応励起装置〉が始動します」
「――ぶーん」
「彫像5コは~」
「〈PEW物質反応励起装置〉のハイパーエネルギーを吸収」
「緑色に変わりはじめました」
「と」
「この時――」
「モンキーたちが仕掛けた爆弾が、爆発」
「――ばーん」
「H"Uバリアが、損なわれ~」
「――ぶぶぶーん」
「彫像5コは~」
「H"Uバリアのエネルギーまで吸収」
「彫像合体実験は制御をはずれ~」
「はからずも、危険な状態に」

 ヴェトリス=モラウドの桟敷――

「USO司令官モンキーは~」
「強靱で無敵のオクストーン人として、真価を発揮」
「――うぉぉぉぉっ」
「ヴェトリス=モラウドに襲いかかる」
「と」
「――!」
「サソリ型の生体メカ1体が~」
「ヴェトリス=モラウドの足元から、飛び出して~」
「――ぐっさり」
「モンキーは、胸部に重傷を負ったのでした」

 実験場――

「――きゃあああっ」
「グッキーが、見渡すと~」
「テフローダー超能力者のひとり、エジェリ・ヴィンドルさんが~」
「消えかけています」
「――PEW金属に、引きずりこまれてる?」
「――助けなきゃ」
「グッキーは~」
「咄嗟の判断で~」
「テフローダー超能力者一同のパラブロックに、加わりましたが~」
「時、すでに遅し」
「――呑まれた?」
「エジェリ・ヴィンドルさんの姿は、すでになく~」
「彫像5コは、融合して~」
「緑に光輝く新しい彫像が1コ、立ち~」
「〈パラドックス知性複合体〉ゼノ・コルティンが覚醒していたという」

 一方――

「ヴァズクアリオンは~」
「ラオソール種族――種族全員が短距離専門のテレポーター――です」
「テフローダー超能力者、ラン・メオタは~」
「制限つきながら強力な、いわゆるパラドクス・テレポーター」
「両名は、激しい戦闘の末~」
「どちらも、瀕死の重傷を負いました」
「……」
「ラオソール種族、ヴァズクアリオンは~」
「もう駄目でした」
「死に際に、グッキーに向かって~」
「――超能力をもらってほしいのにゃ……」
「グッキーは、泣く泣く~」
「ラオソール種族の短距離テレポート能力を〈パラ泥棒〉しました」
「――う、がっくり」
「で」
「グッキーは~」
「――短距離テレポートっ」
「テフローダー超能力者ラン・メオタを~」
「ともあれ、安全な場所に運び出すと~」
「――しっかりするんだっ」
「――トイオさんが、泣いちゃうぞ」
「ラン・メオタのかつての仲間である~」
「テフローダー超能力者トイオ・ジンドヘルさんが~」
「まだ生きているコト、とかを語り聞かせて、元気づけたり」
「でも」
「テフローダー超能力者ラン・メオタも~」
「もう駄目でした」
「死に際に、グッキーに向かって~」
「――トイオさんのコトを教えてくれて……感謝する」
「――超能力をもらってくれないか……」
「グッキーは、泣く泣く~」
「ラン・メオタのパラドクス・テレポート能力を〈パラ泥棒〉しました」
「――う、がっくり」
「で」
「グッキーは~」
「――ふたり分のテレポート能力を合わせると?」
「――テレポートの新たな地平が見えるかも?」
「負傷した、USO司令官モンキーを連れて~」
「――超テレポートっ」
「宇宙空間まで跳躍」
「待ちうけていたUSO旗艦《ヤルト・フルゲン》が~」
「両名を、収容したのでした」

 〈新タマニウム〉の首長ヴェトリス=モラウド――

「緑に光輝く〈島の王〉ゼノ・コルティンの彫像は~」
「動くコトこそ、できませんが~」
「意識を持って、会話ができます」
「状況を認識すると~」
「――自称〈マガン〉に助言して進ぜよう」
「蘇ったのが嬉しいらしい」
「かくして」
「ヴェトリス=モラウドは~」
「野望を支えてくれる、唯一無二の専属助言者を獲得したのです」
「……」
「ちなみに」
「実験中、PEW金属に引きこまれた~」
「テフローダー超能力者のひとり、エジェリ・ヴィンドルさんは~」
「彫像の中に、どのくらい混じっているでしょうか?」
「コレは、神も仏もご存知ないコト」
「ましてや、ヴェトリス=モラウドにおいてをや」
「というか」
「今、喜色を満面に浮かべた、ヴェトリス=モラウドにしてみれば~」
「多少の細かいコトは、どうでも良いのでした」

 以下、次号。

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 いろいろと都市伝説ぽいです。


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