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860 [2015/01/26]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2787 . Christian Montillon / Das Labyrinth der toten Götter / 死せる神々の迷宮
2788 . Christian Montillon / Die drei Tage der Manta / マンタの3日間
2789 . Michael Marcus Thurner / Plothalos Trümmerwelten / プロタロの瓦礫世界
2790 . Michelle Stern / Faktor IV / ファクターIV
2791 . Uwe Anton / Die Hasardeure von Arkon / アルコンの勝負師たち
2792 . Uwe Anton / Finsterfieber / 蝕熱
2793 . Oliver Fröhlich / Die Weltenbaumeister / 世界建築士
2794 . Michelle Stern / Jäger der Jaj / ジャジュの狩人
2795 . Wim Vandemaan / Ockhams Welt / オッカムの世界

□ Perry Rhodan-Heft 2787話「死せる神々の迷宮」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2787-das-labyrinth-der-toten-goetter.html ]

 (承前)

 新銀河暦1517年、銀河間空間――

「ペリー・ローダン率いる~」
「遠征艦《ラス・ツバイ》は~」
「銀河系への帰途にありました」
「……」
「憶えて、いるでしょうか?」
「遠征艦《ラス・ツバイ》は~」
「新式の銀河間航行駆動=超空間プログレス駆動を装備」
「すごい駆動系なのですが~」
「発する放射が、高次の生命体にとって致命的」
「駆動系が稼働するあいだ~」
「生身の乗員は、サスペンド・アルコーヴに入り~」
「一時的に非物質化して、死なないようにするのです」
「……」
「――?」
「《ラス・ツバイ》の乗員たちは~」
「予定より早く、サスペンド・アルコーヴで目覚めました」
「――ラール製の戦闘ロボット13機が?」
「――艦内公園施設オーギュギアに、出ている?」
「ラール人、アヴェストリ=パシクは~」
「さっと全機のスイッチを切って、事無きを得ました」
「調査の結果~」
「――航行前に、確認が漏れていました」
「――ロボットのプラズマ部品が、放射でオカシクなったのですね」
「――スイッチを切っておけば問題ないでしょう」
「……」
「《ラス・ツバイ》の現在位置は~」
「星系ソルの手前、11万1000光年」
「――ここからは、遷移で行こうかと」
「……」
「かくして」
「さしたる事故もなく~」
「《ラス・ツバイ》は~」
「銀河系、イマルト連合の版図に到着」

 新銀河暦1517年6月20日――

「ペリー・ローダンは~」
「――まずは、銀河系の現状を把握しなければ」
「艦載脳アナンシに、命じて曰く」
「――ソル系首相カイ・チェンさんと~」
「――通信をつないでくれ」
「……」
「トレーニング中のカイ・チェンさんが~」
「――!」
「ペリー・ローダンの立体映像の、突然の出現に~」
「――うがっ」
「走行帯で、すっ転んだりしましたが~」
「さしたる事故ではありません」
「……」
「情報交換の後~」
「ペリー・ローダンは~」
「――銀河系とラルハトーン銀河の因縁を、究明するぞっ」
「――行くのだ、惑星オリンプに」

 その頃、商業惑星オリンプ――

「テフローダー国家〈新タマニウム〉の外交官ギリアム・クェンテッカは~」
「首長ヴェトリス=モラウドの提案を、携えて~」
「惑星オリンプの両皇帝――」
「マリナス・デボリン=アーガイリス」
「インドレ・デボリン=アーガイリス」
「と、交渉中」
「そこへ」
「アトピック法廷の外交官役、テスキル人ヨクォルトが、来訪」
「テフローダー外交官ギリアム・クェンテッカに、話を通した後~」
「惑星オリンプの両皇帝に対し~」
「あくまでも腰の低い態度で、要求を突きつけました」
「――惑星オリンプに、〈オルドの碑〉を設置いたしたく存じます」
「惑星オリンプの両皇帝は、しぶしぶ同意」

 惑星オリンプ近傍、《ラス・ツバイ》――

「ペリー・ローダン」
「アルコン人、アトラン」
「超能力を有するネズミビーバー、グッキー」
「ラール人、アヴェストリ=パシク」
「ラール人科学者、アニング=ロード」
「一同は~」
「扮装して、惑星オリンプへ」
「大転送機を環状に囲む宙港群の第VIIIへと、着陸」

 惑星オリンプ――

「ソル系首相カイ・チェンさんが~」
「連絡しておいてくれたので~」
「一同は、すぐに惑星オリンプの両皇帝と対面」
「まず」
「超能力を有するネズミビーバー、グッキーが~」
「インドレ・デボリン=アーガイリスさんに~」
「顎の下を、掻いてもらったりして」
「――ふむうん」
「思考を、探ってみたり」
「――(信頼して良さそう?)」
「で」
「インドレ・デボリン=アーガイリスさんは~」
「曰く」
「――惑星オリンプは~」
「――〈新タマニウム〉のヴェトリス=モラウドの申し出をうけます」
「――対立するのではなく~」
「――タムラートの仲間になるコトで~」
「――いうならば、潜入工作員を演じるつもりです」
「マリナス・デボリン=アーガイリスは~」
「一同の求めに応じ~」
「惑星オリンプの大ポジトロニクス〈ロジャー侯爵II〉に、命じて曰く」
「――客人たちに、退避センター〈罠猟師〉への立ち入り許可を」
「……」
「憶えて、いるでしょうか?」
「惑星オリンプの〈罠の大洋〉の下には~」
「自然の洞窟があります」
「そこは~」
「かつて、第一次文明時代のラール人が~」
「スパイ網を設置したところ」
「その後~」
「初代皇帝アンソン・アーガイリスが~」
「退避センター〈罠猟師〉に利用したのです」

 惑星オリンプの地底洞窟――

「憶えて、いるでしょうか?」
「リトファリトは~」
「ラール人の故郷星系の巨大惑星リトに産する鉱物です」
「岩石に混ぜると、背後の放射を遮断します」
「惑星オリンプの地底洞窟の、さらに奧には~」
「リトファリトによって、隠された~」
「ラール人の第一次文明のステーションが、眠っているのです」
「……」
「一同は~」
「〈罠の大洋〉の北岸の、熱く煮えたぎる沼地の入口から~」
「初代皇帝アンソン・アーガイリスが封印した、当時のままの~」
「退避センター〈罠猟師〉に入り~」
「いくつも罠を回避して~」
「偽装してあった洞窟の広間を、通り抜け~」
「ラール人の第一次文明のステーションを、目指します」
「と」
「――どどーん」
「ステーションは、一同を攻撃」
「――ラール人しか、立ち入りを認めない?」
「――心配ないっ」
「――この3名は、われわれの奴隷だっ」
「ラール人科学者、アニング=ロードの、機転により~」
「一同は、ラール人の第一次文明のステーションへ」

 惑星オリンプ地下、ラール人の第一次文明のステーション――

「――副次ポジトロニクスが~」
「――ラール人というだけで、入場を許可してしまうとは……」
「――ここの仕掛けは、駄目ですねー」
「ステーションを調査して、発見したのが~」
「――ラール人のミイラが8体?」
「組織分析してみると~」
「――6000年から7000年前のモノ?」
「が」
「《ラス・ツバイ》の艦載脳アナンシは~」
「分析して、看破しました」
「――ここはダミーです」
「――本物のステーションを隠す偽装です」
「グッキーが、気づきました」
「――〈顔〉が、本物のステーションの入口を知ってる?」

 一方、惑星オリンプ地表――

「惑星オリンプの両皇帝は~」
「テスキル人ヨクォルトの立会いのもと~」
「テフローダー外交官ギリアム・クェンテッカと、協議を進め~」
「――惑星オリンプは、〈新タマニウム〉に加盟します」
「……」
「惑星オリンプに設置された〈オルドの碑〉は~」
「見えないトコロで起きている何かに、勘づいたようです」
「テスキル人ヨクォルトに、知らせて曰く」
「――古傷が開いたのです」
「――良くない兆候です」
「――この惑星の古傷を癒すため~」
「――患部を特定するために~」
「――〈オルドの碑〉を3基、追加設置してください」
「この古傷とは、何でしょう?」
「どうやら~」
「ラール人のステーションのコトだけを言ったのでは、ないようです」
「……」
「オンリョン人パソン・パッサイクは~」
「惑星オリンプの両皇帝に~」
「――コソコソ何をやっているっ」
「――言うのだっ」
「――……惑星疎開計画とか、立ててあるかね?」
「詰め寄ります」
「対して」
「惑星オリンプの両皇帝は~」
「――何のコトでしょう?」
「のらくら、知らぬフリで通して~」
「地下洞窟の一同のため、時間を稼ぐのです」

 惑星オリンプ地下、ラール人の第一次文明のステーション――

「グッキーは~」
「何度も、〈顔〉を感知しました」
「ラール人科学者、アニング=ロードは~」
「推測して、曰く」
「――リトファリト膜の精神のあらわれでは?」
「――ここの仕掛けは、素晴らしいです」
「――リトファリトの精神が~」
「――ラール人のシグネチャを持つ者だけに対して~」
「――本物のステーションの扉を開くのです」
「かくして」
「一同は~」
「本物のステーションに、足を踏み入れました」

 一方、惑星オリンプ地表――

「皇帝インドレ・デボリン=アーガイリスさんは~」
「――(誤魔化すのも、そろそろ限界かも)」
「共生するフテムパルに~」
「――(強いプシオン・インパルスを、送信してちょうだいっ)」
「命じました」
「――(グッキーが、気づいてくれるはずだわっ)」

 惑星オリンプ地下、本物のステーション――

「――これは?」
「――ラール製のロボット群?」
「――最後に動いたのは、7000年から8000年前ですね」
「他に、少なくとも500万年前の物品とかが、見つかりました」
「――素材が、常時更新されている?」
「――思うに、ナノマシン製では?」
「ラール人、アヴェストリ=パシク」
「ラール人科学者、アニング=ロード」
「両ラール人は、種族の古い伝説を想起したり」

 伝承によれば――

「憶えて、いるでしょうか?」
「第一次文明時代のラール人は~」
「ある遠い銀河で~」
「あらゆる生命体の敵=強大な敵と戦い、辛くも勝利しました」
「当時~」
「第一次文明時代のラール人は~」
「戦地に、スパイ網を設置しました」
「で」
「どうやら」
「銀河系は、その伝説の戦場」
「惑星オリンプは、スパイ網を設置した惑星のひとつなのです」

 惑星オリンプ地下、本物のステーション――

「ペリー・ローダンは~」
「推定500万年前の絵を、発見」
「どういう絵かというと~」
「――ラール人の男女が、木で出来た都市を指差している?」
「――空に月が見える?」
「――コレ……惑星テラの衛星ルナ、だよなあ?」
「と」
「グッキーが~」
「――!」
「皇帝インドレ・デボリン=アーガイリスさんの警告を、受信」
「――ヤバそう?」
「――撤退だっ」
「一同は、謎の絵を抱えて~」
「地表に戻り~」
「惑星オリンプから、そそくさ発進」

 作戦完了後、《ラス・ツバイ》――

「いかにして、アトプの裁判官の船を奪取するか~」
「議論がなされたりして」
「――星系アルコンには~」
「――アトプの裁判官クヴがいる」
「――クヴの宇宙船《クヴァンク》があるのだ」
「――しばらく前から、衛星ルナもあるのだ」
「……」
「《ラス・ツバイ》の艦載脳アナンシは~」
「謎の絵の、衛星ルナと地表のあいだに未知言語で記してあった文章を~」
「部分的に読み解きました」
「……時にも、我らは〈謀叛人の帝国〉に抗う……」
「……〈星々の夜〉のふところに救われて……」

 以下、次号。

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 早川版433巻前半「宇宙の迷走」参照のこと。


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