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859 [2015/01/19]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2786 . Uwe Anton / Der wahre Rhodan / 本物のローダン
2787 . Christian Montillon / Das Labyrinth der toten Götter / 死せる神々の迷宮
2788 . Christian Montillon / Die drei Tage der Manta / マンタの3日間
2789 . Michael Marcus Thurner / Plothalos Trümmerwelten / プロタロの瓦礫世界
2790 . Michelle Stern / Faktor IV / ファクターIV
2791 . Uwe Anton / Die Hasardeure von Arkon / アルコンの勝負師たち
2792 . Uwe Anton / Finsterfieber / 蝕熱
2793 . Oliver Fröhlich / Die Weltenbaumeister / 世界建築士
2794 . Michelle Stern / Jäger der Jaj / ジャジュの狩人
2795 . Wim Vandemaan / Ockhams Welt / オッカムの世界

□ Perry Rhodan-Heft 2786話「本物のローダン」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2786-der-wahre-rhodan.html ]

 (承前)

 新銀河暦1517年、ラール人の故郷銀河ラルハトーン――

「ペリー・ローダン率いる~」
「遠征艦《ラス・ツバイ》は~」
「――銀河系へ、帰るのだっ」
「戻り支度を、始めました」
「……」
「そんな中――」
「ラール人の抵抗組織プロト=ヘトストの指導者、アヴェストリ=パシク」
「同・テロ活動部隊の長、ノノン=キオル」
「両名は~」
「ラール人の第一次文明のコトを、調べたい」
「――《ヴェルニス=ヴェルク》で~」
「――《ラス・ツバイ》の帰郷に、同行するのだ」

 〈黒のバックトウ〉――

「ところで」
「少し前――」
「ペリー・ローダンは~」
「オンリョン人に、捕らわれて~」
「アトプの女裁判官サエカエルの宇宙船《ケッマ・ドゥルガ》に~」
「連行されました」
「この時」
「〈黒のバックトウ〉――黒いチェスの駒みたいな――は~」
「ペリー・ローダンに、付き添い~」
「次第に、そっくりに」
「旧知の仲なら~」
「――これは、ペリーじゃないっ」
「わかりますが~」
「科学的な手段では区別不能、とかいう」

 5月17日、《ラス・ツバイ》艦内公園施設オーギュギア――

「ラール人のテロ活動部隊の長、ノノン=キオルは~」
「ペリー・ローダン(偽物)に、遭遇」
「直後」
「――喧嘩?」
「テラナーのひとりと~」
「ラール人のひとりが~」
「口論の末、手が出たりして」
「そこへ」
「――暴力はいけないっ」
「ペリー・ローダン(偽物)が~」
「割って入って~」
「――うがっ」
「危機的状況に」
「タラ=IX=狭所戦闘用ロボット1基が~」
「割って入って~」
「――ぐいっ」
「喧嘩する両名を、左右に引き離し~」
「――ぐいっ」
「ペリー・ローダン(偽物)を、頭上に持ち上げ~」
「と」
「その時――」
「タラ=IX=狭所戦闘用ロボットの、頭部の計測装置が~」
「――ばーん」
「吹っ飛びました」
「駆けつけた保安部隊が、巻きこまれた人々を救護」
「ペリー・ローダン(偽物)は~」
「医療センター送りに」

 《ラス・ツバイ》艦内、タラ型戦闘ロボット整備班――

「班長バナタイン・キャンプベルは~」
「――オレのロボットに細工したヤツがいるっ」

 《ラス・ツバイ》艦内に、波紋が広がる――

「ラール人は関与していない事件ですが~」
「――ラール人のテロ活動部隊の長が、現場にいたんだろ?」
「――連中を、銀河系まで乗せるのかよ?」
「不信は拭えません」
「ペリー・ローダンと~」
「プロト=ヘトストの指導者アヴェストリ=パシクは~」
「相談の上~」
「――ラール船《ヴェルニス=ヴェルク》の乗員を、総入れ替えだっ」
「――ノノン=キオルには~」
「――レジナルド・ブルを、手伝ってもらおうっ」
「……」
「レジナルド・ブル」
「ハルト人、イホ・トロト」
「ハルト人、アヴァン・タクロル」
「もとテフローダー超能力者部隊の一員、トイオ・ジンドヘルさん」
「ロボット、クイックシルヴァー」
「一同は、外交団として~」
「ラルハトーン銀河に居残り、ラール人政府と交渉」
「対アトピック法廷・共同戦線の可能性を、探るのです」

 レジナルド・ブル外交団――

「一同は~」
「《ファンカン・タイクII》で~」
「ラール人政府へ」
「――銀河系の代理人、レジナルド・ブルです」
「――プロト=ヘトストの代理人、ノノン=キオルです」
「ラール人第一ヘトラン、アイパヌ=ケルさんと、交渉開始」
「……」
「ちなみに」
「《ファンカン・タイクII》は~」
「ホーク・コンヴァーター2基を、増設していて~」
「航続距離は、24万光年」
「とはいえ」
「ラルハトーンから銀河系――距離2100万光年――を渡るのは~」
「自力では不可能です」

 ラルハトーン銀河と、銀河系の間――

「アトピック法廷が~」
「銀河間空間に一列に配置した、超大型の転送機=星門5基」
「星門《クーコイ》」
「星門《コーレフテル》」
「星門《アイッカウド》」
「星門《ビョネック》」
「星門《ホーイシンク》」
「いずれも、外観は全長40kmの砂時計」
「両端は、直径8kmの半球状で~」
「端を向く断面――着陸場であり送信部――を、バリアが丸く覆っています」
「で」
「アトピック法廷のオンリョン人の艦隊は~」
「上記の星門5基を、順にたどって~」
「ラルハトーン銀河から、銀河系に来ているわけで」

 《ラス・ツバイ》――

「ペリー・ローダンは~」
「――次の標的は、星門《ビョネック》だっ」
「――星門転送機の航路を、麻痺させるのだっ」
「――アトピック法廷の補給を、断つのだっ」
「とはいえ」
「――星門の要員や居住者は、傷つけたくないっ」
「――星門の破壊は、あり得ないっ」
「注文が多い」
「……」
「たとえば」
「星門5基の真ん中に位置する《アイッカウド》は~」
「オンリョン人」
「アイウンッコ種族」
「ラール人」
「多くの種族が、暮らしています」
「そこで」
「ペリー・ローダンとしては~」
「――(いつの日か、星門《アイッカウド》とは同盟をっ)」
「とかいう下心も、あったりする」
「……」
「アトル人の科学者シク・ドルクスタイゲルさんは~」
「――〈超空間不協和音効果器〉を、開発しました」
「――星門の5次元基盤の機器の稼働を阻害して~」
「――転送不能にします」
「――各星門は、孤立して~」
「――要員も、住民も、立ち往生ですが~」
「――〈超空間不協和音効果器〉を止めれば、元に戻りますので」
「さらに」
「――〈超空間不協和音効果器〉は~」
「――自律走行型ロボット単位として、偽装して、宇宙船に密航して~」
「――行った先=隣の星門でも、勝手に機能します」
「とはいえ」
「――一度、現地で調整しないといけません」

 5月29日――

「《ラス・ツバイ》は~」
「星門《ビョネック》に、接近」
「ペリー・ローダン」
「超能力を有するネズミビーバー、グッキー」
「アトル人の科学者シク・ドルクスタイゲルさん」
「スヴォーン人、ベナー」
「ケロスカー、ゴルドロディン」
「一同は~」
「フィクティヴ転送機クレーンで~」
「――転送っ」

 星門《ビョネック》――

「一同は~」
「星門《ビョネック》に到着」
「〈超空間不協和音効果器〉の調整に必要な情報を入手」
「と」
「そこへ」
「星門《ビョネック》当局が~」
「――どどーん」
「――ばーん」
「強襲」
「侵入者一同を、一網打尽に」

 ところで、そもそも星門とは――

「かつて――」
「〈七種族のヘトス〉が滅んだ後――」
「ラルハトーン銀河の近くの~」
「ラジャスプヤンダ銀河で~」
「スオルソナリ種族が、星門の転送網をいくつも建設しました」
「が」
「その後――」
「スオルソナリ種族は、行方知れずに」
「星門転送網は、多くが瓦解」
「オンリョン人は~」
「残された星門転送網を移設し、利用してきたのです」

 いくらか前、星門《ビョネック》――

「ゲニフェルとは~」
「計算脳に直感と想像力を与えるために養成された、オンリョン人のコト」
「で」
「当地に働く、ゲニフェルのパヤイェ・ティムスさんは~」
「星門《ビョネック》の司令官、オンリョン人、ノーム・コイフォッロドと~」
「恋仲だったり」
「……」
「さて、少し前のコトです」
「司令官ノーム・コイフォッロドは~」
「――アヤシイ……」
「――もう何日も、パヤイェさんが挙動不審だ」
「いても立ってもいられずに~」
「尾行しました」
「と」
「ゲニフェルのパヤイェ・ティムスさんの、密会の相手は~」
「――トロケストが1体?」
「――それと、この種族は?」
「洋梨形の胴体、くさび形の頭部、手脚6本の昆虫種族が1体」
「――スオルソナリ種族モアジオン・アンスオラト?」
「この種族は、大半が隠遁したわけですが~」
「モアジオン・アンスオラトのような、わずかな例外は~」
「星門に留まる道を選んだ、とか」
「……」
「ちなみに」
「スオルソナリ種族のモアジオン・アンスオラトは~」
「400歳を超えています」
「で」
「このくらい齢を重ねた、スオルソナリ種族は~」
「まれに、超能力を授かるのです」
「――見えるのです、未来の断片が」
「――この星門に、危機が迫っているのです」
「司令官ノーム・コイフォッロドは~」
「半信半疑では、ありましたが~」
「半信半疑なりに、網を張っておいたトコロ~」
「――本当に、侵入者がかかった?」
「……」
「司令官ノーム・コイフォッロドの部下たちは~」
「捕らえた侵入者を、身体検査」
「ペリー・ローダンと~」
「超能力を有するネズミビーバー、グッキーの~」
「体内の細胞活性装置が~」
「――ぴぴぴ」
「見つかりました」
「――武器を、体内に埋めこんでいるのか?」
「――よし、摘出だっ」

 このほんの少し前、《ラス・ツバイ》の医療センター――

「ペリー・ローダン(偽物)は~」
「医師団の見立てよりずっと早く、回復しました」
「しかも」
「――(肉体を完璧に調整したのだ)」
「――(ペリー・ローダンを超える力を、発揮できるはずだ)」
「思い返すに~」
「――(このために、ワタシは~)」
「――(タラ=IX=狭所戦闘用ロボットに、細工して~)」
「――(医療センターに搬送されるように~」
「――(事件を仕組んだのだ)」
「かくして」
「今やイロイロな意味で覚醒した、超ペリー・ローダン(偽物)は~」
「――かっ」
「医長マト・トヴェノを~」
「――うっ」
「気絶させると~」
「ケロスカー、エルドホヴェルドのもとへ」
「――ペリー・ローダン(本物)を、救出したいのだ」
「――フィクティヴ転送機クレーンで、転送してほしい」
「が」
「一部始終は監視されていました」
「ペリー・ローダン(偽物)は、ほどなく拘束されました」

 《ラス・ツバイ》艦内――

「ペリー・ローダン(偽物)は~」
「――ペリー・ローダン(本物)を、救出したいのだ」
「――戦闘ロボットも何機か、貸してほしいのだ」
「艦長ジャウナ・トゴヤさんを、説き伏せると~」
「フィクティヴ転送機クレーンで~」
「――転送っ」

 星門《ビョネック》――

「ペリー・ローダン(本物)と~」
「グッキーの~」
「生命の危機に~」
「――真打ち登場っ」
「超ペリー・ローダン(偽物)は~」
「オンリョン人を、押し返します」
「で」
「ペリー・ローダン(本物)たちは、解放され~」
「――〈超空間不協和音効果器〉の調整をっ」
「――星門《ビョネック》を、閉じるのだっ」
「が」
「オンリョン人は、また押し返し~」
「――どどーん」
「――ばーん」
「超ペリー・ローダン(偽物)は~」
「重傷を、負っていました」

 星門《ビョネック》――

「スオルソナリ種族、モアジン・アンスオラトは~」
「その未来の断片を、あわや見落とすところでした」
「――侵入者たちがしたコトは、じつは悪くないっ」
「――星門は、長期的な視点からみれば、救われるのだっ」
「もちろん」
「アトピック法廷にとって良いコト、という意味ではなく~」
「合法な所有者の視点からみて、悪くないという意味です」
「でも」
「司令官ノーム・コイフォッロドは~」
「スオルソナリ種族、モアジン・アンスオラトの~」
「言葉に従い~」
「――攻撃中止だっ」
「侵入者たちを、あえて逃がしたという」

 《ラス・ツバイ》――

「ペリー・ローダン(本物)が、見守る前で~」
「重傷の超ペリー・ローダン(偽物)は~」
「黒いチェスの駒みたいな姿に、戻っていきました」
「――ワタシが作られた場所を……」
「――探してほしい……」
「――歴史ある模倣文化〈バックトウラート〉は……」
「――アトプの女裁判官サエカエルと共に……」
「――より良い理想のペリー・ローダンを、創造しようとしたのだ……」
「――ワタシは……」
「――ペリー・ローダン(本物)が収監される500年のあいだ……」
「――ペリー・ローダン(本物)に替わって……」
「――理想的なペリー・ローダンとして~」
「――人類を、導き……」
「――ペリー・ローダン(本物)から~」
「――人類を、卒業させるつもりだったのだ……」
「――うっ」
「〈黒のバックトウ〉は、こときれました」
「……」
「グッキーは~」
「――〈黒のバックトウ〉の魂は、消えないよ」
「――純粋な光になったみたい」
「とか語りました」
「……」
「医長マト・トヴェノは~」
「――解剖してみたいです」
「とか望みましたが~」
「ペリー・ローダン(本物)は、それを却下」
「〈黒のバックトウ〉の遺体は、宇宙に葬られたのでした」

 以下、次号。

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 理想って、コワイですね。


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