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| d-information | シリーズ/作家 | ペリー・ローダン |

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852 [2014/12/01]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2780 . Verena Themsen / Haluts Weg / ハルトの道
2781 . Michelle Stern / SHIVAS FAUST / シヴァのこぶし
2782 . Susan Schwartz / Duell auf Everblack / エヴァブラックの決闘
2783 . Hubert Haensel / Retter der Laren / ラール人を救うもの

□ Perry Rhodan-Heft 2780話「ハルトの道」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2780-haluts-weg.html ]

 新銀河暦1517年4月、銀河系――

「目下――」
「銀河系では~」
「アトピック法廷、すなわち~」
「アトプの裁判官とか~」
「大艦隊を率いる、オンリョン人とかが~」
「――われらがアトピック・オルドの平和を、あまねく広げたい」
「新秩序を打ち立てよう、としています」
「――主要な惑星に~」
「――〈オルドの碑〉を、立てるのだ」

 テフローダー国家〈新タマニウム〉の首惑星テフォルの、衛星ペクトル――

「マトス・マシューは~」
「戦艦《ファラネル》の艦長」
「ペリステ・ヴォネンクさんは~」
「調査船《シャパリ》の船長」
「両名は~」
「テフローダー秘密結社〈周到団〉の成員」
「――テフローダーが銀河系とアンドロメダ銀河に覇道を敷くのを邪魔する~」
「――あらゆる石コロを、取り除くのだっ」
「〈新タマニウム〉の首長、ヴェトリス=モラウドさえ~」
「知らないところで~」
「極秘の作戦を、進めていました」
「――いまだかつて誰も成し得なかったコトを、するのだっ」
「――惑星ハルトを、取り除くのだっ」

 ハルト人の故郷星系ハルタ、惑星ハルト――

「USO司令官、モンキーは~」
「スプリンガー、スケルタンテルに、扮して~」
「惑星ハルトへ」
「で」
「ハルト人の総代、ブロ・ラカネと~」
「ブロ・ラカネの子、オヴァに~」
「面会して、曰く」
「――当地が、最後の希望なのだ」
「――オンリョン人のリニア空間魚雷に対抗する兵器~」
「――秤動ゾーン蜃気楼投影機(略してLTP)を~」
「――大量生産してほしい」
「というのも」
「――星系ハルタは~」
「――ハイパー嵐域ショリアルに、守られているし~」
「――惑星ハルトには~」
「――広大な地下施設があるし」
「――他の候補地は~」
「――オンリョン人の目が厳しくて、どこもダメなのだ」

 惑星ハルト――

「同じ頃――」
「統合ハルト学の権威、ヤソン・カーン率いる~」
「調査団が~」
「――ハルト人の太古の謎を、解いてみたい」
「――歴史の空白を、埋めてみたい」
「活動していました」
「調査団の一員」
「テフローダー、ギデュス・リュカモーンは~」
「――ブリッツァー襲来で往き来できなくなった、地下空洞に~」
「――フミドールたちが、生き残っているかも」
「言い出しました」
「……」
「憶えているでしょうか?」
「西暦2437年――」
「船長ヴィヴィアー・ボンテイナーが指揮する~」
「太陽系帝国のエクスプローラー船《EX3333》が~」
「惑星ハルトに、レムール人の痕跡を発見した時~」
「ヴィヴィアー・ボンテイナー一行は~」
「惑星ハルトの地下施設に~」
「フミドール――身長2mのヒューマノイド種族――が、住んでいて~」
「ハルト人のために、施設の世話を焼いているコトを~」
「教えられたのでした」
「……」
「調査団は~」
「ハルトの資料庫の長老、ストコ・ヘニティスに~」
「――フミドールたちから、話を聞きたいのです」
「許可をもらうと~」
「アコン人、ワトリム・ザフィスから~」
「〈検索・発呼転送機システム〉を、貸りてきました」
「で」
「調査団の専門技術者である、フェロン人、テヴェルモンさんは~」
「――昔の転送機を自動で探して、遠隔起動するシステム?」
「――でも、このプログラム……オカシイかも?」
「首をかしげたりも、しますが~」
「どうやら、単なる産業スパイ対策、だったらしい」
「……」
「ちなみに」
「テヴェルモンさんは~」
「じつは、USOの工作員だったりする」

 星系ハルタ、オンリョン艦隊――

「シェクヴァル・ゲネリク指揮下の~」
「オンリョン人の艦隊が~」
「迫ってきました」
「――惑星ハルトに~」
「――〈オルドの碑〉を、立てるのだっ」
「対する~」
「ハルト人たちは~」
「――妙なモノ、立てないでください」
「――そんなコトしたら~」
「――われわれハルト人は、あっさり惑星ハルトを捨てます」
「――その後、何をするかは~」
「――おわかりですね?」
「逆に、脅しにかかりました」
「とはいえ」
「オンリョン人、シェクヴァル・ゲネリクとしても~」
「――だが、ここで例外を認めては……」
「――ぐぬぬ」
「決着は、まだつきません」

 惑星ハルト――

「USO司令官、モンキーは~」
「――惑星ハルトと星系ハルタの近辺で?」
「――テフローダーが、何か企んでいる?」
「耳にしていました」
「が」
「具体的に何をしでかすか……までは~」
「つかんでいませんでした」

 星系ハルタ近傍、ハイパー嵐域ショリアル――

「船長ペリステ・ヴォネンクさんが指揮する~」
「テフローダー調査船《シャパリ》は~」
「ハイパー嵐域ショリアルを、調査中に~」
「――船長、何をするんですかっ」
「――ばーん」
「難破しました」
「……」
「艦長マトス・マシューが指揮する~」
「テフローダー戦艦《ファラネル》は~」
「――事故に行き逢うとは、なんという偶然か(棒読み)」
「――生存者を救助だ(棒読み)」
「そこへ~」
「衝動洗濯に駆られたハルト人の若者3名が~」
「――わはは事故に行き逢うとは、なんという偶然かっ」
「――わはは生存者を救助だっ」
「ハルト人の若者3名の~」
「文字どおり献身的な活躍により~」
「死亡者は、比較的、少なく済みました」
「で」
「ハルト人の若者たちが~」
「傷だらけに、なりながら~」
「わが子を慈しむように~」
「難破船から、遺体を運び出す~」
「そうした光景を見て~」
「テフローダー秘密結社〈周到団〉所属、ペリステ・ヴォネンクさんは~」
「決意がゆらぎました」
「同志、マトス・マシューに~」
「――この種族を、撲滅しないといけないの?」
「と」
「テフローダー秘密結社〈周到団〉所属、マトス・マシューは~」
「ペリステ・ヴォネンクさんを~」
「背後から~」
「――ばーん」
「……」
「かくして」
「テフローダー秘密結社〈周到団〉は~」
「大勢の同胞を、犠牲にして~」
「テフローダー戦艦《ファラネル》を~」
「惑星ハルトの周回軌道に乗せるのに、成功」
「その艦内には~」
「楕円体――高さ40m、直径7m――をした物体が2基」
「もとは、惑星テラの発明品とかいう」
「――この〈シヴァのこぶし〉で~」
「――惑星ハルトを、取り除くのだっ」

 次号につづく――

□ PERRY RHODAN-Stardust
[ http://perry-rhodan.net/stardust.html ]

12 . Uwe Anton / TALIN erwacht / タリン目覚める

 期間限定の小ヘフト・シリーズ。全12話の完結篇です。

□ PERRY RHODAN-Stardust 12話「タリン目覚める」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-12-talin-erwacht.html ]

 (承前)

 18万年前――

「星間国家〈パール覇権〉の一翼を担う~」
「ジャロク種族は~」
「球状星団サルク――現在のファー・アウェイ――に、進出」
「異種族と、衝突」
「当時――」
「ジャロク種族、ラス・クアルは~」
「〈パール覇権〉最大の軍事戦略家=総司令官」
「ジャロク種族の独裁者〈ジェネレクス〉に、なりました」
「――!」
「暗殺者に、襲われました」
「〈ジェネレクス〉ラス・クアルは~」
「九死に一生を得ましたが~」
「治療続きで、苦痛にさいなまれる日々」
「――みんな、滅ぼしてやるっ」
「ココロを病んでしまいました」
「そこへ」
「折悪しく~」
「恐怖の生物兵器=HMIウィルスが、完成」
「惑星デルム――今の惑星ジャロク――では~」
「タガリスの花――ジャロク種族を免疫にする――が、見つかりました」
「〈ジェネレクス〉ラス・クアルは~」
「球状星団サルク――現在のファー・アウェイ――の全域に~」
「HMIウィルスを、撒きました」
「――うぎゃああ」
「全生命を、根絶やしに」
「……」
「もちろん」
「本人は、生き残るつもりでした」
「が」
「〈ジェネレクス〉ラス・クアルは~」
「変異したウィルスに~」
「感染して~」
「〈ジェネレクス〉の旗艦《モクラ》も~」
「二次感染して~」
「――うっ」
「――うぎゃああ」
「思いがけず、変異しはじめたり」
「――ぎょええええ」
「変異はあまりに急激で~」
「旗艦《モクラ》の艦載ポジトロニクス〈シリオ〉は~」
「――(生命にかかわるかも?)」
「〈ジェネレクス〉ラス・クアルと~」
「〈ジェネレクス〉の旗艦《モクラ》を~」
「人工冬眠させたのでした」

 新銀河暦1346年――

「〈混沌の勢力〉とあれこれする中――」
「超知性体〈それ〉の導きで~」
「アンスレスタ銀河の~」
「球状星団ファー・アウェイの~」
「星系スターダストに~」
「人類8億4000万名が、移住」

 新銀河暦1463年――

「〈周波王国〉とあれこれした末――」
「超知性体〈それ〉は~」
「銀河系を含む局部銀河群の超知性体〈それ〉」
「アンスレスタ銀河を含む遠隔地の超知性体〈タリン〉」
「2体に分裂」

 新銀河暦1513年5月、球状星団ファー・アウェイ――

「星系スターダストの~」
「考古学者は~」
「――超知性体〈それ〉関連の、旧跡かも?」
「〈タリン〉捜索者たちは~」
「――超知性体〈タリン〉を、探すのだっ」
「球状星団ファー・アウェイの随所を、掘り返すうちに~」
「星系セプラ第2惑星で~」
「〈ジェネレクス〉を~」
「呼び覚ましてしまいました」
「……」
「〈ジェネレクス〉は~」
「神経リンクを介して~」
「ジャロク種族――惑星ジャロクで生き残った――や~」
「アメーバ船団や~」
「アンスル――人類=ジェイムズ・ビルンギを改造した――を~」
「操作して~」
「次々に~」
「球状星団ファー・アウェイの人類居住惑星に~」
「HMIウィルスを、撒きました」

 6月、星系スターダスト――

「襲来した~」
「アメーバ船団は~」
「星系スターダストの諸惑星に~」
「HMIウィルスを、撒きました」
「が」
「人類の決死の抵抗により~」
「アメーバ船団は~」
「一時撤退」
「アンスルは~」
「惑星アヴェダに、降下したところを~」
「ペリー・ローダンや~」
「スターダスト連合の艦隊総司令官、エリトリア・クシュさんと~」
「銃撃戦になり~」
「撃たれて~」
「エリトリア・クシュさん――ジェイムズ・ビルンギの母――の腕の中で~」
「――ばーん」
「自爆」

 (以上、これまでのあらすじ)

 星系スターダスト、惑星アヴェダ――

「先般――」
「ペリー・ローダン」
「エリトリア・クシュさん」
「両名は~」
「惑星ホレイショで~」
「住民の救援にあたった時~」
「HMIウィルスに、感染しました」
「なので」
「惑星アヴェダに降りた時は~」
「周囲の人に、移さないように~」
「検疫用の頑丈な宇宙服を、装着していました」
「ゆえに」
「――ばーん」
「アンスルが、至近距離で自爆しても~」
「エリトリア・クシュさんは~」
「まったくの無傷」
「とはいえ」
「HMIウィルスによる死は~」
「容赦なく、迫ってくるわけで」

 医療船《オクル=グナスII》――

「銀河医師族アラスのヴァリム=ガは~」
「HMIウィルスの根本治療に、いまだ到らず」
「――星系スターダストのほぼ全員が、感染したのだ」
「――最初の犠牲者が出るまで~」
「――あと何日?」
「――あと何時間?」
「……」
「先般――」
「超知性体〈タリン〉の使者、ティムバー・F・ホイッスラーJrは~」
「時空航行都市、ヤシルダグ市=海緑色都市に~」
「ペリー・ローダン」
「エリトリア・クシュさん」
「ジャラノク種族、ケラト・ティンガ」
「3名を、乗せて~」
「18万年前の、球状星団ファー・アウェイへ」
「そこで」
「ペリー・ローダンは~」
「〈ジェネレクス〉の起源を知り~」
「タガリスの花を~」
「持ち帰ったのでした」
「……」
「とはいえ」
「――タガリスの花が、ジャロク種族に免疫を与える?」
「――どうやって?」
「研究は、一足飛び……とはいきません」
「――倫理的にアレだが~」
「――ペリー・ローダンに内緒にして~」
「――やるしかない」
「ヴァリム=ガは~」
「ジャロク種族の捕虜1体に~」
「HMIウィルスを、投与」
「――この個体、やはり免疫がある?」
「――他のジャロク種族も、免疫がある?」
「試すうちに、つかめてきました」
「――ジャロク種族は?」
「――タガリスの花の種を、体内に宿している?」
「――タガリスの生活環において、宿主の役を果たす?」
「――宿主の生存は、タガリスの利益になるから?」
「――タガリスは、宿主を病気から守る?」
「――HMIウィルスからも?」
「ヴァリム=ガは~」
「ジャロク種族の血液を、分析」
「すぐに特効薬の生産を始めたという」

 星系セプラ第2惑星――

「〈ジェネレクス〉は~」
「自分が惑星アヴェダに向かおう、と決意」
「というのも」
「――強力な存在が目覚めるのを、感じたのだ」
「――真っ向から、勝負を挑んでも~」
「――到底、太刀打ちならないのだ」
「ゆえに」
「――星系スターダストを、人質に取ってやる」
「……」
「星系セプラ第2惑星に埋もれた遺跡は~」
「じつは~」
「〈ジェネレクス〉の旗艦《モクラ》そのもの」
「基底部は~」
「直径7kmの鉢型」
「鉢の中央には~」
「高さ9kmに達する水晶の塔」
「鉢の縁の繋留装置には~」
「円錐台型の巨大空母――円筒型戦闘機の部隊を格納する――が3隻」
「そして」
「ちなみに」
「〈ジェネレクス〉の旗艦《モクラ》は~」
「18万年前の〈パール覇権〉の首都モクラポルそのもの」
「ともいう」
「……」
「――ごごご」
「〈ジェネレクス〉の旗艦《モクラ》は~」
「星系セプラ第2惑星の地殻から、離脱し~」
「――ごごごご」
「人類が警戒のため配置していた艦艇を~」
「虫ケラを払うごとくに、払いのけ~」
「――ごこごごご」

 星系スターダスト、惑星アヴェダ――

「〈ジェネレクス〉の旗艦《モクラ》は~」
「アメーバ船の大艦隊を率いて~」
「星系スターダストへ」
「人類の艦隊に~」
「阻止する力は、ありません」
「〈ジェネレクス〉の旗艦《モクラ》は~」
「惑星アヴェダに、降下して~」
「スターダスト・シティ近郊の三角洲に、着陸」
「……」
「〈ジェネレクス〉は~」
「星系スターダストの人類に向けて~」
「――降伏せよっ」
「加えて」
「ペリー・ローダンに向けて~」
「――この〈ジェネレクス〉の旗艦に来るのだっ」

 〈ジェネレクス〉の旗艦《モクラ》――

「先般――」
「ペリー・ローダンは~」
「18万年前の記録を、見ました」
「だから、知っていました」
「――〈ジェネレクス〉も~」
「――旗艦《モクラ》も~」
「――HMIウィルスに感染して、変異して~」
「――今があるのだ」
「特効薬をいくらか携え~」
「〈ジェネレクス〉の旗艦《モクラ》に、乗りこむと~」
「ペリー・ローダンと~」
「ペリー・ローダンの腕に巻きつく、小型ポジトロニクス〈ポジモン〉は~」
「――ぷしゅ」
「特効薬を、撒きました」

 《モクラ》の艦載ポジトロニクス〈シリオ〉――

「旗艦《モクラ》の艦載ポジトロニクス〈シリオ〉は~」
「ペリー・ローダンの腕に巻きつく、小型ポジトロニクス〈ポジモン〉と~」
「対話して~」
「勘づきました」
「――(コイツらは、何を撒いたのだ?)」
「でも、騒ぎたてませんでした」
「というのも」
「ポジトロニクス〈シリオ〉は~」
「基本プログラムに従い~」
「すでに、決断を下していたのです」
「――(ラス・クアルは、もうダメだ)」
「――(精神的にも肉体的にも、ボロボロのグズグズだ)」
「――(ほうっておいても、先は見えているけれど~)」
「――(ここは、引導を渡してやらねば)」

 〈ジェネレクス〉ラス・クアル――

「〈ジェネレクス〉ラス・クアルは~」
「自分の状態を、わかっていました」
「ペリー・ローダンに~」
「――この球状星団に隠されているという、細胞活性装置の~」
「――2基のうち1基を~」
「――この〈ジェネレクス〉のために~」
「――調達してくるのだ」
「――報酬の前渡し、として~」
「――キサマをシコル――〈ジェネレクス〉代行――に任命してやるのだ」
「が」
「こうして語るうちにも~」
「HMIウィルスで変異した~」
「〈ジェネレクス〉と~」
「旗艦《モクラ》に~」
「さきほど散布した、特効薬が~」
「効き目を、あらわしはじめました」
「――キサマ、何をした?」
「――うぎゃああっ」
「〈ジェネレクス〉は、死亡」
「――ぐががっ」
「旗艦《モクラ》は、瓦解」
「……」
「ペリー・ローダン+〈ポジモン〉は~」
「塵に還りゆく巨艦から~」
「一目散に、脱出したのです」

 惑星アヴェダ周辺――

「憶えて、いるでしょうか?」
「〈網織工〉は~」
「アンスレスタ銀河の虚空を漂う~」
「巨大な網のような、影っぽいモノ」
「――くるん」
「宇宙船を包んで~」
「――ひゅん」
「どこかに転移して~」
「――ぺっ」
「解放します」
「この過程で~」
「〈網織工〉は~」
「宇宙船に乗る知性体の、記憶とか夢を~」
「かじっているとか」
「……」
「もうひとつ」
「憶えて、いるでしょうか?」
「ホワネットは~」
「星系スターダストに棲息する~」
「直径数mの、網状の球体生物」
「恒星スターダストと、第1惑星パルガの間に~」
「多数、漂っています」
「ホワネットたちは~」
「惑星パルガに、降下して~」
「通常の物質を~」
「――ぱっくり」
「網の中に、抱えこみ~」
「恒星スターダストに向かって飛ぶと~」
「網の中身を、ハイパー水晶に変換」
「――ぷりっ」
「排泄します」
「この結果~」
「恒星スターダストと、第1惑星パルガとの間には~」
「ハイパー水晶が~」
「大量に、漂っているとか」
「……」
「さて」
「そして今――」
「星系スターダストに~」
「〈網織工〉たちが、いくつも出現」
「多数のホワネットたちを、吸収すると~」
「――くるん」
「〈ジェネレクス〉配下のアメーバ船や、他の艦艇を包んで~」
「――ひゅん」
「わずか2分で~」
「〈ジェネレクス〉の配下の艦隊は~」
「霞と消えてしまいました」

 その後――

「小型ポジトロニクス〈ポジモン〉は~」
「ペリー・ローダンに、別れを告げました」
「――時空航行都市、マルハンヌ市=銭葵色都市に~」
「――帰りたいのです」

 星系スターダストの諸惑星で、治療が進む――

「銀河医師族アラスのヴァリム=ガが開発した~」
「特効薬のおかげで~」
「エリトリア・クシュさんは~」
「快方に向かいました」
「――何だか、若返ったみたいな……」
「本当に、そんな感じでした」
「……」
「他のHMIウィルス感染者も~」
「順次、治療をうけました」
「とはいえ」
「亡くなった人も、けっして少なくなかったという」

 しばらくして――

「ペリー・ローダン」
「エリトリア・クシュさん」
「両名は~」
「アンスル=ジェイムズ・ビルンギの遺体を、弔いました」
「……」
「葬儀の後――」
「ペリー・ローダンの前に~」
「超知性体〈タリン〉の使者、ティムバー・F・ホイッスラー」
「ジャラノク種族、ケラト・ティンガ」
「両名が、出現」
「で」
「ケラト・ティンガの正体が、明かされました」
「――超知性体〈タリン〉のアバター?」
「……」
「目下のところ~」
「超知性体〈タリン〉は~」
「一部だけ目覚めた状態」
「分裂の後遺症は今なお重い、とかいう」
「……」
「超知性体〈タリン〉のアバター、ケラト・ティンガは~」
「曰く」
「――〈網織工〉たちは~」
「――アメーバ船を、〈生命の素〉に変換したのである」
「――これにより~」
「――百万年もすれば~」
「――球状星団ファー・アウェイに~」
「――また、生命が溢れるであろう」
「さらに」
「――超知性体〈タリン〉は~」
「――超知性体〈それ〉とは違うのだ」
「――ユーモアは、解さないし~」
「――人類は、あまり好みの種ではないし~」
「――よって~」
「――今後共、時空航行都市群へは出入り禁止である」
「ティムバー・F・ホイッスラーJrは~」
「行方不明の時空航行都市=紫水晶市を、捜索して~」
「時空航行都市群を〈力の球形体〉安定のために活用する、とか」
「こうして」
「超知性体〈タリン〉のアバター、ケラト・ティンガ」
「超知性体〈タリン〉の使者、ティムバー・F・ホイッスラー」
「両名は、姿を消しました」

 6月30日――

「ペリー・ローダンが~」
「エリトリア・クシュさんと~」
「けしからん夜を過ごした、翌朝」
「……」
「スターダスト連合の与党・星警党の党首、テツロー・コリスが~」
「ペリー・ローダンに、告げて曰く」
「――ポリポート駅網で些細な障害が計測されていた件ですが~」
「――復旧しました」
「で」
「ペリー・ローダンは~」
「銀河系に、帰還したという」

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 ドイツSFクラブ SF-Club Deutschland (SFCD) は1955年8月4日設立。
 今年、60周年なのでした。


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