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| d-information | シリーズ/作家 | ペリー・ローダン |

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839 [2014/09/01]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ PERRY RHODAN-Stardust
[ http://perry-rhodan.net/stardust.html ]

6 . Rüdiger Schäfer / Whistlers Weg / ホイッスラーの道
7 . Rüdiger Schäfer / Die Pahl-Hegemonie / パール覇権
8 . Andreas Suchanek / Anthurs Ernte / アンスルの収獲
9 . (未詳)
10 . (未詳)
11 . (未詳)
12 . Uwe Anton / (未詳)

 期間限定の小ヘフト・シリーズ。全12話の6話目。

□ PERRY RHODAN-Stardust 6話「ホイッスラーの道」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-6-whistlers-weg.html ]

 (承前)

 新銀河暦1513年5月、惑星ジャロカ――

「マルハンヌ市=銭葵色都市が停車した、惑星ジャロカで~」
「ペリー・ローダン」
「ジャラノク種族、ケラト・ティンガ」
「両名は~」
「廃墟都市の原住民、ジャロク種族に~」
「追いこまれて、絶体絶命」
「そこへ」
「ティムバー・F・ホイッスラーJrが~」
「颯爽登場」
「ジャラノク種族のシャーマン、ヴィルヴィルドは~」
「同族たちを、けしかけますが~」
「ティムバー・F・ホイッスラーJrは~」
「両名と共に、輝く球にくるまれ、宙に浮き~」
「――この者たち、侵すべからず」
「厳かに宣告」
「両名は、助かったのでした」

 ティムバー・F・ホイッスラーJr――

「憶えて、いるでしょうか?」
「新銀河暦1346年――」
「自由テラナー連盟の主星系ソルは~」
「〈混沌の勢力〉の終末戦隊〈反逆者〉に、包囲されていました」
「そこへ」
「超知性体〈それ〉が~」
「〈遠隔転送転轍機〉の向こうの避難所=星系スターダストへ~」
「逃げたい者は、逃げたら良い~」
「とか、提案」
「で」
「この時~」
「ロボット成金の大富豪、ティムバー・F・ホイッスラーJrは~」
「私財を投じて、植民団を編成したり」
「星系スターダストに、入植した後は~」
「ハイパー水晶の採掘を、事業化したり」
「惑星テラの名士は~」
「星系スターダストの名士になり~」
「星系スターダスト執政官も務めました」
「が」
「新銀河暦1377年――」
「遊説中に、グライダーの墜落事故」
「ほとんど全身、培養組織と人工臓器」
「人工の肉体は、不調続きで~」
「政界からも、完全引退」
「とはいえ」
「脳だけ+ロボット肉体になりながら~」
「生きながらえてきたのです」
「ところが」
「50年前――」
「消息を絶ってしまいました」

 惑星ジャロカ――

「ティムバー・F・ホイッスラーJrは~」
「ペリー・ローダンに~」
「――ワタシは~」
「――今は、超知性体〈タリン〉の使者です」
「――アンスルとかいうヒトが~」
「――超知性体〈タリン〉の使者と称していますが~」
「――アレは偽物です」
「曰く」
「――このティムバー・F・ホイッスラーJrには~」
「――使命があります」
「――コナジェント市=群青色都市の基地駅に、潜入するのです」
「――全部で7つの時空航行都市は~」
「――互いに結ばれています」
「――かつて~」
「――精神存在ヴァトロクス=ヴァムは~」
「――コナジェント市=群青色都市に~」
「――欠片を送りこんだ、だけでなく~」
「――コナジェント市=群青色都市の基地駅にも~」
「――欠片を残していたのです」
「――なお」
「――コナジェント市=群青色都市の基地駅は~」
「――惑星アストグルに、あります」
「――マルハンヌ市=銭葵色都市が~」
「――先般、停車した惑星です」
「さて」
「――コナジェント市=群青色都市の欠片は~」
「――もう存在しませんが~」
「――コナジェント市=群青色都市の基地駅の欠片は~」
「――まだ存在しています」
「――惑星アストグルに~」
「――憎悪放射で、潰滅的な打撃を与えて~」
「――あまつさえ」
「――全部で7つの時空航行都市を~」
「――支配しよう、とたくらんでいるのです」
「そうして~」
「ティムバー・F・ホイッスラーJrは~」
「自分の過去50年を、語ってみたり」

 過去:新銀河暦1465年2月、星系スターダスト、惑星アヴェダ――

「ティムバー・F・ホイッスラーJrは~」
「生身の肉体を失ったコトを~」
「ずっと、悩んでいました」
「――もう、死のう」
「みずから生命を絶とう、と決めて~」
「グライダーで、海に来て~」
「――自爆っ」
「――ばーん」
「その時――」
「――きらきら~」
「〈黄金の雨〉が降ったとかいう」
「……」
「ティムバー・F・ホイッスラーJrは~」
「――はっ」
「殺風景な部屋で、覚醒」
「身体に、嬉しい異変がありました」
「――健康な生身の肉体?」
「――30代くらい?」
「そこへ」
「白鬚の老人が来て~」
「――ワタシは、超知性体〈タリン〉である」
「――助けてくれまいか」
「超知性体〈それ〉と分離してから~」
「超知性体〈タリン〉は~」
「自分を再構築するため~」
「大部分、眠っているのだとか」
「――〈力の球形体〉の安定のために~」
「――全部で7つの時空航行都市を~」
「――アテにして、いたのだが~」
「――3つも壊れている」
「――修繕してほしいのだ」
「――任務のため~」
「――時空航行都市の基本機能制御装置〈クロノゲーター〉を、さずけよう」
「――宇宙船も、用立てよう」
「――じつは、現在、キミがいるのが、用意した宇宙船の中なのだ」
「――無理に、とは言わないが~」
「――助けになってくれるなら、相対的不死を約束しよう」
「ここで」
「超知性体〈タリン〉は、力尽き~」
「――あー眠いっ」
「白鬚の老人は、消えました」

 過去:ティムバー・F・ホイッスラーJr――

「引き受けるコトにした~」
「ティムバー・F・ホイッスラーJrは~」
「宇宙船を~」
「亡き妻にちなんで《シンディス》と命名」
「さっそく」
「惑星アストグルへ」
「が」
「――コナジェント市=群青色都市の基地駅に、たどりつけない?」
「――超知性体〈タリン〉が?」
「――基地駅の中核部を~」
「――メンタル・バリケードで封鎖している?」
「このために~」
「精神存在ヴァトロクス=ヴァムの欠片も~」
「動きがとれない、わけですが」
「……」
「以後、何年も――」
「ティムバー・F・ホイッスラーJrは~」
「各々の時空航行都市を、調査したり~」
「星系スターダストを、訪問したり」
「でも」
「目標に、1歩も近づけない」

 過去:新銀河暦1496年――

「ティムバー・F・ホイッスラーJrは~」
「思いつきました」
「――ペリー・ローダンみたいな、細胞活性装置所持者なら~」
「――メンタル・バリケードに、踏みこめるかも」

 現在:新銀河暦1513年5月、惑星ジャロカ――

「――このティムバー・F・ホイッスラーJrは~」
「――かくなる次第で~」
「――アナタの助力を、求めるのです」
「ペリー・ローダンは~」
「――よかろうっ」
「――でも……」
「条件が2つ」
「――エリトリア・クシュさんを、旅の仲間に加えるコト」
「――知っているコトは、洗いざらい話すコト」
「ティムバー・F・ホイッスラーJrは~」
「――了解です」
「即刻」
「エリトリア・クシュさんに連絡して~」
「――今すぐ、惑星ジャロカに来てほしい」
「呼び出しました」

 惑星ジャロカ――

「ティムバー・F・ホイッスラーJr」
「ペリー・ローダン」
「ジャラノク種族、ケラト・ティンガ」
「3名は~」
「目下、惑星ジャロカに停車中の~」
「ヤシルダグ市=海緑色都市に向けて~」
「移動します」
「そのあいだ~」
「ティムバー・F・ホイッスラーJrは~」
「ペリー・ローダンに~」
「――昔~」
「――全部で7つの時空航行都市を、征服しようとした勢力が~」
「――いたのです」
「――精神存在ヴァトロクス=ヴァムとは、また別物です」
「曰く」
「――18万年前――」
「――〈パール覇権〉は~」
「――時空航行都市群を~」
「――激しく攻めました」
「――時空航行都市群は~」
「――守り抜きました」
「――が」
「――〈パール覇権〉は~」
「――時空航行都市群に~」
「――ロボットを、送りこんだのです」
「――全部は掃討できなかったのです」
「――このロボットの1体が~」
「――1年前、動き出したようなのです」
「さらに曰く」
「――かくして」
「――このティムバー・F・ホイッスラーJrは~」
「――ジャラノク種族、ケラト・ティンガに~」
「――このロボットの無力化を、命じたのです」
「ここまで聞くと~」
「ペリー・ローダンとしては~」
「――ティムバー・F・ホイッスラーJrと~」
「――ジャラノク種族、ケラト・ティンガは~」
「――どこで、知り合ったのだ?」
「知りたくなります」
「が」
「尋ねてみると~」
「ティムバー・F・ホイッスラーJrは~」
「まさかの無言」

 翌日、5月23日、惑星ジャロカ――

「エリトリア・クシュさんが~」
「《スターダストIII》で~」
「――ごごごっ」
「合流」
「……」
「ちなみに」
「先日来――」
「ペリー・ローダンは~」
「マルハンヌ市=銭葵色都市で、出会った~」
「小型ポジトロニクス、ポジモンを~」
「腕に巻いて~」
「腕輪のようにしています」
「で」
「エリトリア・クシュさんは~」
「ペリー・ローダンに~」
「――ソレは、コワいモノかもしれません」
「――ちょっと、腕から外してください」
「――《スターダストIII》の科学者たちに、調べさせますっ」
「でも」
「ペリー・ローダンは~」
「――ポジモンは友達だっ」
「――コワくないよ」
「調査を拒否」
「とはいえ」
「ペリー・ローダンとしても~」
「――ポジモンは~」
「――古いテラの言い回しを~」
「――どうして、あれこれ知っているのだ?」
「知りたくなります」
「が」
「尋ねてみると~」
「――昔のコトは、忘れました」
「とか、流されました」
「……」
「さて」
「ティムバー・F・ホイッスラーJrは~」
「――惑星アストグルの座標です」
「《スターダストIII》に~」
「行き先を教え~」
「ペリー・ローダン」
「エリトリア・クシュさん」
「両名に~」
「――時空航行都市の無気力化放射を防ぐ、ヘアネットです」
「装備を支給」
「また」
「エリトリア・クシュさんは~」
「ペリー・ローダン――ジャロク種族に身ぐるみ剥がれた――に~」
「万能宇宙服を支給したり」
「……」
「かくして」
「ティムバー・F・ホイッスラーJr」
「ペリー・ローダン」
「エリトリア・クシュさん」
「ジャラノク種族、ケラト・ティンガ」
「4名は~」
「目下、惑星ジャロカに停車中の~」
「ヤシルダグ市=海緑色都市へ」
「都市は~」
「ティムバー・F・ホイッスラーJr+同行者を~」
「すんなり、入場資格あり、と認めました」
「都市の運転席〈時間センター〉に入ると~」
「ティムバー・F・ホイッスラーJrは~」
「時空航行都市の基本機能制御装置〈クロノゲーター〉で~」
「――惑星アストグルへ」

 ヤシルダグ市=海緑色都市は、惑星アストグルに到着――

「到着すると、すぐに~」
「精神存在ヴァトロクス=ヴァムの欠片の~」
「憎悪放射が~」」
「目立って影響を及ぼしはじめたり」
「まず――」
「ジャラノク種族、ケラト・ティンガは~」
「そもそも衝動的な性格だったのが~」
「――がるるるっ」
「怒りにまかせて~」
「運転席〈時間センター〉の設備を~」
「――ばきっ」
「――めきっ」
「壊しはじめ~」
「ティムバー・F・ホイッスラーJrは~」
「――ばーん」
「やむを得ず、麻痺させました」
「次に――」
「ペリー・ローダンは~」
「そもそもイロイロ抱えていたので~」
「――むうううっ」
「憎しみにまかせて~」
「ティムバー・F・ホイッスラーJrの~」
「首に手をかけようとして……」
「――はっ」
「強い意志で、自制しました」
「3人目――」
「エリトリア・クシュさんは~」
「そもそもトラウマの持ち主なので~」
「――うぎゃああっ」
「やはり影響に呑まれて~」
「――とても、行けません」
「――ココに残ります」
「気絶したジャラノク種族、ケラト・ティンガと共に~」
「留守番することに」

 惑星アストグル、コナジェント市=群青色都市の基地駅――

「ティムバー・F・ホイッスラーJr」
「ペリー・ローダン」
「両名は~」
「コナジェント市=群青色都市の基地駅に~」
「無事入場」
「ティムバー・F・ホイッスラーJrとしては~」
「――予想したとおりですっ」
「――細胞活性装置所持者と来れば~」
「――メンタル・バリケードなんて、無いのと同じですっ」
「ペリー・ローダンは~」
「――して、この先はどうする?」
「――精神存在ヴァトロクス=ヴァムの欠片を倒す作戦を~」
「――聞かせてはくれまいか?」
「尋ねてみると~」
「ティムバー・F・ホイッスラーJrは~」
「まさかの無言」
「――まさか……?」
「――考えていないのか?」
「ティムバー・F・ホイッスラーJrは~」
「うなずきました」
「――どうやったら勝てるか、予想もつきません……」
「ペリー・ローダンとしては~」
「普通に怒って良いトコロです」
「が」
「……」
「憶えて、いるでしょうか?」
「ここは~」
「コナジェント市=群青色都市の基地駅の中」
「精神存在ヴァトロクス=ヴァムの欠片の~」
「憎悪放射の、真っ只中なのでした」
「……」
「ペリー・ローダンは~」
「――おいこら」
「――ティムバー・F・ホイッスラーJrっ」
「怒りに駆られてしまいました」
「――ずぎゅーんっ」
「周囲を撃ちまくり~」
「榴弾に点火」
「――ぶわっ」
「自爆でしたが~」
「万能宇宙服が丈夫なおかげで、生き延びました」
「ペリー・ローダンの腕に巻きつく~」
「小型ポジトロニクス、ポジモンが~」
「――落ち着くのですっ」
「制止します」
「が」
「ペリー・ローダンは~」
「――おいこら」
「――ポジモンっ」
「――キサマもかっ」
「怒りにまかせて~」
「小型ポジトロニクス、ポジモンを、破壊しようとしたり」
「で」
「小型ポジトロニクス、ポジモンは~」
「万能宇宙服の医療ユニットを操作」
「――クスリ、大量投与っ」
「――ぶっすり」
「ペリー・ローダンは~」
「――はっ」
「とりあえず、正気を取り戻しました」
「――あれ?」
「――ティムバー・F・ホイッスラーJrは、どこに行った?」
「――迷子か?」
「ともあれ」
「小型ポジトロニクス、ポジモンが~」
「――センターの場所は特定してあります」
「――こっちです」
「ペリー・ローダンを、誘導」

 コナジェント市=群青色都市の基地駅のセンター――

「センターの隔壁が、開いた時~」
「――きしゃあああっ」
「体長5mの恐竜が、襲ってきました」
「――ステゴザウルス?」
「とはいえ」
「背中に並ぶのは、骨板ではなく~」
「――水晶の刺?」
「……」
「それは~」
「大昔――」
「ヴァトロクス種族が~」
「ヴァムの安定化に用いたハイパー水晶、チオヴァムでした」
「すなわち~」
「体長5mのステゴザウルスに見えたモノは~」
「精神存在ヴァトロクス=ヴァムの欠片を宿した~」
「チオヴァム水晶製のヨリシロのようなモノ、なのでした」
「……」
「ともあれ」
「――きしゃあああっ」
「襲われて~」
「ペリー・ローダンは~」
「榴弾に点火」
「――ぶわっ」
「体長5mのステゴザウルスを~」
「焼き尽くし~」
「残ったチオヴァム水晶の欠片も~」
「熱線銃で~」
「――ずぎゅーん」
「灰も残さず~」
「――ぶわっ」
「……」
「すると」
「コナジェント市=群青色都市の基地駅に~」
「充ち満ちていた~」
「憎悪放射は~」
「すーっ、と消えたのでした」

 5月25日、両名はヤシルダグ市=海緑色都市に帰還――

「ティムバー・F・ホイッスラーJrは~」
「――時空航行都市は~」
「――ただ、コチラから、アチラに、旅するだけでなく~」
「――時間旅行も、可能なのです」
「時空航行都市の基本機能制御装置〈クロノゲーター〉で~」
「――過去に行きます」
「……」
「語るところに、よれば~」
「――全部で7つの時空航行都市は~」
「――大昔、強力な何か7体が、創造しました」
「――目的は~」
「――幾体かの超知性体の統合です」
「――そうした手段により~」
「――この超知性体たちは~」
「――宇宙のパワーバランスに、ある種の均衡をもたらそうとしたのです」
「さらに曰く」
「――時空航行都市群の使命のひとつは、情報収集です」
「――で」
「――情報収集する中で~」
「――時空航行都市群は~」
「――〈パール覇権〉に、気づきました」
「――〈パール覇権〉の力は~」
「――アンスレスタ銀河の球状星団ファー・アウェイに~」
「――集中していました」
「加えて曰く」
「――というコトで~」
「――往時、アンスレスタ銀河で、何が起きたのか~」
「――自分で見定めるのが、良いです」
「――小回りの利く船を、貸してあげます」
「ちなみに」
「ティムバー・F・ホイッスラーJrは~」
「同行しないらしい」
「――ちょっと、別に用事があるのです」
「最後に」
「――3日以内に~」
「――ヤシルダグ市=海緑色都市に戻ってください」
「――あまり長くは、待ちません」

 ヤシルダグ市=海緑色都市は、18万4982年前に到着――

「到着したのは~」
「〈パール覇権〉の時代の、アンスレスタ銀河外縁」
「で」
「ペリー・ローダン」
「エリトリア・クシュさん」
「ジャラノク種族、ケラト・ティンガ」
「3名は~」
「借りた宇宙船で発進」
「――惑星ジャロカに、行ってみよう」

 距離7万光年、惑星ジャロカ近傍――

「離れたところからも~」
「――どどーん」
「――ばーん」
「宇宙空間で戦闘しているのが、わかります」
「……」
「惑星ジャロカに、接近すると~」
「アメーバ船1隻が、寄ってきました」
「通信してきたのは、ジャロク種族」
「――吾輩は、ダル・トガスっ」
「――パールの第一ヘゴスであるっ」
「対して」
「こちらの~」
「ジャラノク種族、ケラト・ティンガは~」
「身元を明かせません」
「先方は、イラつきました」
「――停船せよ」
「――臨検だっ」

 次号は2週間後です。

□ Perry Rhodan-Heft

2767 . Caroline Brandt / Die Engel der Schmiege / 結合部の天使たち
2768 . Oliver Fröhlich / Der Unglücksplanet / 不幸惑星
2769 . Rainer Castor / Das Drachenblut-Kommando / 竜血コマンド
2770 . Christian Montillon / Die Para-Paladine / パラ=パラディン
2771 . Wim Vandemaan / Pilger der Gerechtigkeit / 正義の巡礼

□ Perry Rhodan-Heft 2767話「結合部の天使たち」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2767-die-engel-der-schmiege.html ]

 (承前)

 新銀河暦1517年2月、ラルハトーン銀河――

「テラナーの新造艦《ラス・ツバイ》は~」
「艦内で~」
「ペリー・ローダン(偽物)を拘束」
「で」
「ペリー・ローダン(本物)を救出するために~」
「女裁判官サエカエルの宇宙船《ケッマ・ドゥルガ》に、対し~」
「まず」
「《ラス・ツバイ》が~」
「――〈アーゲンフェルトの雷〉っ」
「がつん、と一撃」
「次に」
「無人のミネルヴァ級重巡が~」
「――ぼこっ」
「体当たりして、大穴を開けました」
「そこへ~」
「スペースジェット1隻が~」
「――するりっ」
「……」
「かくして」
「ペリー・ローダン(本物)救出部隊」
「ハルト人、イホ・トロト」
「ハルト人、アヴァン・タクロル」
「ネズミビーバー、グッキー」
「アトル人科学者、シク・ドルクスタイゲルさん」
「潜入成功」

 女裁判官サエカエルの宇宙船《ケッマ・ドゥルガ》――

「《ケッマ・ドゥルガ》は~」
「《愛のゆりかご》の意」
「水晶っぽく輝く純白の球体2個からなります」
「第1球は、直径1km」
「第2球は、直径5km」
「楕円形の環が、第1球と第2球を結束」
「第1球は、女裁判官サエカエルの住居」
「第2球には~」
「難破して~」
「《ケッマ・ドゥルガ》に第2の故郷を見出した~」
「諸種族が、暮らしています」
「ちなみに」
「ペリー・ローダン(本物)救出部隊が~」
「潜入したのは~」
「第2球」
「……」
「ネズミビーバー、グッキーは~」
「事前に~」
「超能力でつかんだ~」
「ローダン(偽物)と~」
「ローダン(本物)で~」
「共通する記憶の痕跡を追う」
「……」
「ちなみに」
「先般――」
「ペリー・ローダン(本物)は~」
「《ケッマ・ドゥルガ》で~」
「難船者たちの宇宙船の残骸を、見て回り~」
「――修理可能な搭載艇とか、ないものか?」
「――ニコイチ、サンコイチ、できないものか?」
「自力で、宇宙船を組み立て~」
「脱出しようとして~」
「――どーん」
「失敗していたりする」

 ペンド70、または、ペンド71――

「とかいう存在は~」
「異なるいくつもの現実の、内側やはざまを~」
「異なるいくつもの宇宙の、内側やはざまを~」
「飛び抜けながら~」
「滋養を摂取します」
「で」
「ペンド70、または、ペンド71は~」
「いくつもの次元を抜けて~」
「女裁判官に、御礼参りしようとしていました」
「その時~」
「細胞活性装置に惹かれて~」
「ペリー・ローダン(本物)を、見出したのでした」

 女裁判官サエカエルの宇宙船《ケッマ・ドゥルガ》第1球――

「ペリー・ローダン(本物)は~」
「自然がいっぱいの広い箱庭みたいな、独房で~」
「――そこも、出られない?」
「――ここも、出られない?」
「無駄に、抗いながら~」
「機会を待つのです」

 女裁判官サエカエルの宇宙船《ケッマ・ドゥルガ》第1球――

「ペリー・ローダン(本物)の独房に~」
「女裁判官サエカエルが~」
「面会にきました」
「――アナタの救出部隊が来た、みたいよ」
「――でも、入ったのは~」
「――この第1球、ではなくて~」
「――あちらの第2球、みたいよ」
「女裁判官サエカエルは~」
「ペリー・ローダン(本物)を~」
「〈結合部〉に連れてきました」
「ガラスの向こうに、いるのは~」
「――ヴェスジよ」
「――カルドゥルス?」
「……」
「憶えて、いるでしょうか?」
「カルドゥルスは~」
「西暦3440年――」
「銀河系に来た〈大群〉を、牛耳っていた昆虫種族」
「1体ごと、とんでもない超能力を持っていました」
「――ヴェスジたちは~」
「――この女裁判官サエカエルに~」
「――歩哨として、仕えているのよっ」
「――誰ひとり、ここは通さないのよっ」

 女裁判官サエカエルの宇宙船《ケッマ・ドゥルガ》第1球――

「ペリー・ローダン(本物)が~」
「自然がいっぱいの広い箱庭みたいな、独房に~」
「戻ると~」
「ある存在が、訪ねてきました」
「――は、はろー?」

 女裁判官サエカエルの宇宙船《ケッマ・ドゥルガ》第2球――

「ペリー・ローダン(本物)救出部隊」
「ハルト人、イホ・トロト」
「ハルト人、アヴァン・タクロル」
「ネズミビーバー、グッキー」
「アトル人科学者、シク・ドルクスタイゲルさん」
「一同は~」
「先般の墜落機と~」
「ペリー・ローダンのDNAの痕跡を、発見」
「……」
「救出部隊一同は~」
「グモダ種族――意志疎通に歌を使う――のもとで~」
「情報収集」
「――ミネルヴァ級重巡が穴を開けたトコロで?」
「――清掃作業がある?」
「アトル人科学者、シク・ドルクスタイゲルさん」
「ハルト人、アヴァン・タクロル」
「両名は~」
「――らららんらー」
「ローレライのごとき歌声で~」
「グモダ種族の興味を集めて~」
「清掃作業の一団に。加えてもらいました」
「そうこうして」
「救出部隊一同は~」
「グモダ種族から~」
「第1球に行く、ヒントをもらったり」

 女裁判官サエカエルの宇宙船《ケッマ・ドゥルガ》第1球――

「ペリー・ローダン(本物)の独房に~」
「女裁判官サエカエルが~」
「また、面会にきました」
「……」
「ペリー・ローダンは~」
「かねてより、腹案がありました」
「――(アトピック法廷の本拠〈時の彼方の国〉に行くのだ)」
「――(そのために~)」
「――(アトプの裁判官の船を、奪うのだ)」
「――(運転できるヤツを用意するのだ)」
「――(〈物質の泉〉の彼岸に渡った経験者なら運転できる、とかいうのだ)」
「――(だから、経験者=行方不明のアトランを、探すのだ)」
「――(アトランに運転させて~)」
「――(〈時の彼方の国〉に行くのだっ)」
「そのためにも~」
「ここで、情報収集しておきましょう」
「――(もしかしたら?)」
「――(女裁判官サエカエルは~)」
「――(アトランの居場所を、知っているかも?)」
「聞きだそう、としてみたり」
「あるいは」
「――アナタは〈物質の泉〉の彼岸に行ったコトがあるのか?」
「尋ねてみましたが~」
「スルーされました」
「また」
「思いついて」
「――救出部隊に対する囮として~」
「――このペリー・ローダンを、第2球に移す」
「――とかいう作戦は、しないのか?」
「とか、言ってみましたが~」
「これも、スルーです」

 女裁判官サエカエルの宇宙船《ケッマ・ドゥルガ》第2球――

「ネズミビーバー、グッキーは~」
「超能力で~」
「――むん」
「グモダ種族の心の景色を、とらえ~」
「ペリー・ローダン(本物)救出部隊は~」
「そこから、映像を組み立てました」
「――第1球と第2球の〈結合部〉に?」
「――歩哨が、いる?」
「――誰……?」
「――カルドゥルス!」
「――これって……けっこう、ヤバイかも?」
「……」
「グモダ種族のひとりが~」
「救出部隊の一同に~」
「――ペンドなら、何でも知っています」
「――もっと情報をくれるでしょう」
「グッキーは~」
「ペンドの存在を、感じました」
「――ちょっと、コワいかも……」
「――ペンド1から始まって、大量にいるし」
「――うーん」
「――いったい、どーしろと?」
「グッキーは~」
「弱りました」

 女裁判官サエカエルの宇宙船《ケッマ・ドゥルガ》第2球――

「そうこう、するうちに~」
「ペンドの方から、連絡をつけてきました」
「聞いてみると~」
「――《ケッマ・ドゥルガ》は?」
「――難船者を救助して、住まわせてる?」
「――あー、だからこんなにイロイロ住んでるのか」
「ちなみに」
「女裁判官サエカエルは~」
「ペンドも、救い上げてくれたのです」
「でも」
「ペンドとしては~」
「――別に拾ってくれなんて頼んでないんだからね?」
「どうやら~」
「――女裁判官サエカエルに、御礼参りしたい?」
「ようなのでした」
「こうして」
「ペリー・ローダン(本物)救出部隊は~」
「ペンドの御礼参りに、協力するコトにしました」
「――ペリーの解放は~」
「――良い御礼参りになると思うよ」

 女裁判官サエカエルの宇宙船《ケッマ・ドゥルガ》第2球――

「ペリー・ローダン(本物)救出部隊は~」
「ペンドに教えられて、知りました」
「――女裁判官サエカエルは?」
「――ヴェスジ=カルドゥルスに?」
「――船内のラール人かテラナーの思考パターンを探せ、と指示した?」
「さいわいなコトに~」
「救出部隊は~」
「ハルト人、イホ・トロト」
「ハルト人、アヴァン・タクロル」
「ネズミビーバー、グッキー」
「アトル人科学者、シク・ドルクスタイゲルさん」
「4名の中に~」
「ラール人も、テラナーもいないのです」

 女裁判官サエカエルの宇宙船《ケッマ・ドゥルガ》――

「グッキーは~」
「ペンドと意識をひとつにして~」
「――むんっ」
「連なった現実と~」
「そこに湧いて出た侵入者たちが引き起こした~」
「混沌に乗じて~」
「〈結合部〉に突入成功」
「……」
「ペリー・ローダン(本物)も~」
「ペンドの助けで~」
「独房から脱獄」
「救援部隊と~」
「ペリー・ローダン(本物)は~」
「逆行する平行宇宙の脇道を抜けて~」
「時を遡り~」
「スペースジェットから~」
「転送機で《ラス・ツバイ》へ」

 《ラス・ツバイ》艦内――

「憶えて、いるでしょうか?」
「新銀河暦1514年――」
「《ジュール・ヴェルヌ》は~」
「アトピック法廷の罠にはまり~」
「レジナルド・ブルを乗せて~」
「銀河系のブラックホール・テファヤに、墜落」
「――ごごごっ」
「と」
「ここで」
「レジナルド・ブルが~」
「アンドロメダ銀河の、修理プラットフォーム《KO=大無欲》で~」
「拾ってきた~」
「ロボット、クイックシルヴァーが~」
「《ジュール・ヴェルヌ》の超技術〈白い部屋〉と~」
「《ジュール・ヴェルヌ》の砕片と~」
「ついでに、レジナルド・ブルをつれて~」
「ブラックホール・テファヤを、離脱」
「その後――」
「ロボット、クイックシルヴァーは~」
「宇宙の各所の屋敷をつないだ〈全所の都市〉の~」
「宇宙考古学者たちのために~」
「高次勢力の遺産を、収集していた~」
「と、判明しました」
「で」
「レジナルド・ブルは~」
「〈全所の都市〉を経由して~」
「銀河系の惑星テラに、帰還」
「その際、拘束した~」
「ロボット、クイックシルヴァーを~」
「《ラス・ツバイ》にまで、連れてきていました」
「……」
「さて」
「今般――」
「ロボット、クイックシルヴァーは~」
「レジナルド・ブルに~」
「提案して、曰く」
「――〈全所の都市〉を使って~」
「――アルコン人、アトランを捜索しませんか?」
「――ラルハトーン銀河にも~」
「――1軒、入口があるのです」
「レジナルド・ブルは~」
「――行ってみるか」
「……」
「かくして」
「ペリー・ローダン(本物)は~」
「遠征隊の指揮を引き継ぐのでした」

 以下次号――

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◆今回のひとこと

 9月になりました。


d-information ◆ 839 [不定期刊] 2014/09/01
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