rlmdi.
| d-information | シリーズ/作家 | ペリー・ローダン |

d-information

828 [2014/06/16]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

[このメールは登録者に無料で配布しています]
[解除はこちらから http://www.rlmdi.org/rlmdi/di/ ]


◆目次
◇クルト・ラスヴィッツ賞 2014
◇ペリー・ローダン近況


◆クルト・ラスヴィッツ賞 2014

 本年の Kurd Laßwitz Preis の受賞作は、以下のとおり。
 授与式は、9月20日、ライプツィヒの ElsterCon にて。

□ Bester deutschsprachiger SF-Roman 国内長篇部門

 Wolfgang Jeschke / Dschiheads / ジヘッズ
 ――Heyne 社

□ Beste deutschsprachige SF-Erzählung 国内短篇部門

 Michael Marrak / Coen Sloterdykes diametral levitierendes Chronoversum / コーエン・スロッターダイクの正対して浮遊する時間宇宙
 ――Hilscher/Iwoleit編『Nova』21号に収録

□ Bestes ausländisches Werk zur SF 海外作品部門

 Jo Walton / Among Others / In einer anderen Welt / 異類たちに立ち交じり
 ――邦題『図書室の魔法』Golkonda 社

□ Beste Übersetzung zur SF ins Deutsche 翻訳部門

 Margo Jane Warnken
 ――Julie Phillips 著 James Tiptree Jr. - Das Doppelleben der Alice B. Sheldon / James Tiptree, Jr.: The Double Life of Alice B. Sheldon / ジェイムズ・ティプトリーJr.――アリス・B・シェルドンの二重生活(Septime 社)の翻訳に対して

□ Beste Graphik zur SF アート部門

 Pierangelo Boog
 ――Moreau/Wipperfürth/Kemmler 編『Exodus』30号の装丁画に対して

□ Bestes deutschsprachiges SF-Hörspiel ラジオドラマ部門

 本年、該当作なし。

□ Sonderpreis für herausragende Leistungen im Bereich der deutschsprachigen SF 特別賞・優秀活動部門

 Martin Kempf und sein Team vom "Fandom Observer"
 ――情報誌『Fandom Observer』が25年にして300号を刊行することに対して。

【関連サイト】
・クルト・ラスヴィッツ賞のサイト
[ http://www.kurd-lasswitz-preis.de/ ]


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2756 . Marc A. Herren / Das Schiff der Richterin / 女裁判官の船
2757 . Tanja Kinkel / Das Sorgenkind / 愚息
2758 . Gisbert Haefs / Der Tamaron / タマロン
2759 . Christian Montillon / Die Messingspiele / 真鍮ゲーム
2760 . Leo Lukas / Posbi-Paranoia / ポスビ=パラノイア
2761 . Hubert Haensel / Die Erben Lemurias / レムリアを継ぐ者たち
2762 . Michael Marcus Thurner / Die Meister-Statue / 王の像
2763 . Verena Themsen / Mondlicht über Naat / ナートを照らす月の光

□ Perry Rhodan-Heft 2756話「女裁判官の船」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2756-das-schiff-der-richterin.html ]

 (承前)

 ラルハトーン銀河――

「アトピック法廷は~」
「ラール人の銀河ラルハトーンを~」
「実効支配中」
「で」
「先般――」
「アトピック法廷の配下~」
「オンリョン人、グオル・ケッニュルは~」
「脱獄犯ペリー・ローダンを、逮捕し~」
「オンリョン艦《スピニンカ》で~」
「アトプの女裁判官サエカエルのもとへ~」
「護送したのでした」

 オンリョン艦《スピニンカ》――

「女裁判官サエカエルの使者が~」
「ペリー・ローダンを、連れに来ました」
「――ヴォルタゴ?」
「……」
「ちなみに」
「憶えて、いるでしょうか?」
「サイバークローン、ヴォルタゴは~」
「コスモクラート、タウレクが、製造」
「新銀河暦1171年に、あらわれて~」
「ペリー・ローダンに、贈られて~」
「新銀河暦1220年に、アレズム宇宙に行きました」
「一応、ヒューマノイドですが~」
「両脚はくっついて、四角柱になっています」
「全身は、真っ黒」
「……」
「さて」
「このたび、あらわれた~」
「女裁判官サエカエルの使者は~」
「一応、ヒューマノイドですが~」
「両脚はくっついて、円柱の台座みたいになっています」
「全身は、真っ黒」
「何となく、製作途上のような~」
「何となく、チェスの駒のような~」
「で」
「ペリー・ローダンは~」
「ヴォルタゴを、思い出したのでした」
「――〈黒のバックトウ〉といいます」
「――これから、いつも身近に浮遊します」
「――ぴったり」
「ペリー・ローダン+〈黒のバックトウ〉を乗せた~」
「水晶玉みたいな連絡艇は~」
「《ケッマ・ドゥルガ》へ」

 女裁判官サエカエルの宇宙船《ケッマ・ドゥルガ》――

「《ケッマ・ドゥルガ》は~」
「水晶ぽく輝く純白の球体2個からなります」
「第1球は、直径1km」
「第2球は、直径5km」
「楕円形の環が、第1球と第2球を結束」
「――第1球は、女裁判官サエカエルの住居です」
「――第2球には~」
「――《ケッマ・ドゥルガ》=《愛のゆりかご》に第2の故郷を見出した~」
「――難船者たちが、住んでいます」
「〈黒のバックトウ〉は~」
「ペリー・ローダンを連れて~」
「第2球へ」

 《ケッマ・ドゥルガ》第2球――

「入ってみると~」
「そこは、空洞世界」
「船殻の内面が、地面になっています」
「――あそこに転がってるのは、宇宙船の残骸?」
「――ここにも?」
「――そこにも?」
「目につきます」
「〈黒のバックトウ〉は~」
「ペリー・ローダンを連れて~」
「何百という都市のひとつ、第104区へ」

 《ケッマ・ドゥルガ》第104区――

「第104区に暮らす~」
「単性種族シウィヴ人は~」
「新参者を、暖かく迎えました」
「でも、言うコトは、けっこう不穏だったり」
「――ココのヒトたちは、盗みで暮らしを立てている?」
「――自分の食い扶持は、自分で稼げ?」
「――初仕事として?」
「――第32区から、飛行機の設計図をくすねてこい?」
「ペリー・ローダンには~」
「女裁判官サエカエルの使者〈黒のバックトウ〉が~」
「――ぴったり」
「ついています」
「――この状態で、盗みはマズいよな」
「……」
「ペリー・ローダンは~」
「第32区の区長に、面会」
「自分の知識と、引き替えに~」
「設計図を、もらいました」
「――盗んできたぞー」
「ようやく~」
「充分な食事に、ありつき~」
「部屋も、借りました」
「とはいえ」
「プライバシーが、得られるはずもなく~」
「〈黒のバックトウ〉が~」
「――ぴったり」
「夜も~」
「ベッド脇に浮かんで~」
「――ぴったり」
「観察していたり」
「……」
「ペリー・ローダンは~」
「〈黒のバックトウ〉と~」
「話してみます」
「――キミは、何者だ?」
「――言いません」
「――女裁判官サエカエルに、会わせてくれまいか?」
「――無理です」
「それでも、多少は馴染んだかな……と思ったのです」
「が」
「ペリー・ローダンは~」
「気がつきました」
「――もしかして?」
「――〈黒のバックトウ〉って?」
「――だんだん、オレに、似てきてる?」

 ある日、《ケッマ・ドゥルガ》第104区――

「ペリー・ローダンの博識が、周囲に知れました」
「何千歳であるコトも、知れました」
「――〈究極評議会〉に、出てください」
「言われて~」
「行ってみると~」
「――〈究極評議会〉は?」
「――〈究極の3つの謎〉の解明に、取り組んでいる?」
「……」
「ちなみに」
「憶えて、いるでしょうか?」
「新銀河暦424年の頃から、しばらく~」
「ペリー・ローダンは~」
「〈深淵の騎士団〉が伝えた~」
「〈究極の3つの謎〉に、取り組みました」
「曰く」
「――フロストルービン――凍てつかす赤い宝石――とは何か?」
「――無限アルマダ≒艦隊はどこにはじまり、どこに終わるのか?」
「――〈法〉は誰が記し、如何なる働きがあるか?」
「が」
「今般――」
「ここで、聞かされた~」
「〈究極の3つの謎〉は~」
「――?」
「――オレの知ってる〈究極の3つの謎〉と違う?」
「でも」
「考えてみれば~」
「――時と場所に、よって~」
「――〈究極の3つの謎〉も、違ってコトか……」

 宇宙船《ケッマ・ドゥルガ》――

「その後――」
「ペリー・ローダンは~」
「女裁判官サエカエルと~」
「ようやく対面」
「女裁判官サエカエルの印象は~」
「――見た目は、爬虫類……恐竜みたいな?」
「――でも……身籠もっているみたいな?」
「対話は、成果なし」
「……」
「ペリー・ローダンは~」
「思います」
「――そういえば」
「――〈黒のバックトウ〉って~」
「――ますます、オレに、似てきてるよな?」
「――いろいろ、問い質したいし~」
「――この辺に、素性の手がかりは、ないものか……」
「偵察してみましたが~」
「まったく、成果なし」
「ペリー・ローダンが~」
「――すごすご」
「帰ろうとしたトコロを~」
「女裁判官サエカエルが~」
「呼び止めました」
「で」
「今度は~」
「いろいろと聞きだせて、びっくり」
「――アトプたちは?」
「――とある宇宙のアトピー〈時の彼方の国〉から来た?」
「――〈時の彼方の国〉へは?」
「――アトプの裁判官の宇宙船でだけ、到達できる?」
「――でも?」
「――操縦者には、〈物質の泉〉の彼岸に渡った経験が、必要?」
「……」
「ちなみに」
「憶えて、いるでしょうか?」
「西暦3587年――」
「アルコン人、アトランは~」
「コスモクラートのロボット、ライレと共に~」
「エランテルノーレ銀河の〈物質の泉〉から~」
「〈物質の泉〉の彼岸に、向かい~」
「その後、この宇宙に生還」
「で」
「ペリー・ローダンは~」
「――そうだっ」
「一瞬で、思い描きました」
「――まずは、ココから脱出するのだ」
「――行方不明のアトランを、探すのだ」
「――アトプの裁判官の船を、拿捕するのだ」
「――アトランと共に、〈時の彼方の国〉に飛ぶのだ」

 宇宙船《ケッマ・ドゥルガ》第32区――

「ペリー・ローダンは~」
「ココから脱出するため~」
「宇宙船の残骸を、巡り~」
「――修理可能な搭載艇は、ないものか?」
「――ニコイチ、サンコイチ、できないものか?」
「なかなか、見つかりません」
「――救援、来ないかなあ……」

 ある晩――

「――うぎゃああああっ」
「ペリー・ローダンが~」
「――はっ」
「覚醒すると~」
「――〈黒のバックトウ〉が?」
「――激痛に、悶えてる?」
「明かりを、点けてみて~」
「状況が、わかりました」
「――円柱の台座が、外れてる?」
「――2本の脚で、立っている?」
「――というか……」
「――オレ、そっくり?」
「……」
「ペリー・ローダンは~」
「〈黒のバックトウ〉に向かい~」
「――ど、どういうコトだっ」
「――女裁判官サエカエルと、話をさせろっ」
「でも」
「――無理です」
「あいかわらず」
「そこで」
「ペリー・ローダンは~」
「――それなら、刺し違えてでも、キサマを殺すっ」
「大胆な行動に、及んでみせて~」
「女裁判官サエカエルの、気を惹くコトに~」
「ようやく成功した……ようでした」

 そうして――

「ペリー・ローダンが~」
「――はっ」
「覚醒すると~」
「――女裁判官サエカエルが、いる?」
「――オレの複製が、いる?」
「でも」
「直後~」
「――うっ」
「また、意識喪失」
「ペリー・ローダンは~」
「孫娘ファリエ・セフェロアさんと~」
「〈新タマニウム〉のヴェトリス=モラウドを~」
「夢に見たとか」

 以下次号――

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 PERRY RHODAN-Stardust 20日刊行開始です。


d-information ◆ 828 [不定期刊] 2014/06/16
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
バックナンバー、登録/解除はこちら [ http://www.rlmdi.org/rlmdi/di/ ]

 このメールマガジンは Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りしています。

【ご注意】記事の性格上、伝聞・広告・ひろい読みにもとづく不確かな情報が多くふくまれます。より正確な情報を望まれる方は、紹介する関連サイトなどをかならずご自身でご確認ください。


このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して発行しています。[http://www.mag2.com/ ]