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827 [2014/06/09]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ドイツSF大賞 2014
◇ペリー・ローダン近況


◆ドイツSF大賞 2014
 本年の Deutscher Science Fiction Preis 受賞作品。
 7月12日、シュヴェリーンにおけるSFCD大会で授賞式の予定。

・Bester Roman 長篇部門
 Wolfgang Jeschke / Dschiheads / ジヘッズ
 ――Heyne 社

・Beste Kurzgeschichte 短篇部門
 Axel Kruse / Seitwärts in die Zeit / 脇道の時へ
 ――短篇集 Seitwärts in die Zeit『脇道の時へ』に収録、p.machinery 社

【関連サイト】
・ドイツSF大賞のサイト
[ http://www.dsfp.de/ ]


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2755 . Michael Marcus Thurner / Der Schuldmeister / 罪主
2756 . Marc A. Herren / Das Schiff der Richterin / 女裁判官の船
2757 . Tanja Kinkel / Das Sorgenkind / 愚息
2758 . Gisbert Haefs / Der Tamaron / タマロン
2759 . Christian Montillon / Die Messingspiele / 真鍮ゲーム
2760 . Leo Lukas / Posbi-Paranoia / ポスビ=パラノイア
2761 . Hubert Haensel / Die Erben Lemurias / レムリアを継ぐ者たち
2762 . Michael Marcus Thurner / Die Meister-Statue / 王の像
2763 . Verena Themsen / Mondlicht über Naat / ナートを照らす月の光

□ Perry Rhodan-Heft 2755話「罪主」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2755-der-schuldmeister.html ]

 (承前)

 ラルハトーン銀河――

「アトピック法廷は~」
「ラール人の銀河ラルハトーンを~」
「実効支配中」
「で」
「今般――」
「アトピック法廷の配下~」
「オンリョン人、グオル・ケッニュルは~」
「惑星ケステルヴェルダーで~」
「ペリー・ローダンを、逮捕しました」

 オンリョン艦《スピニンカ》、航行中――

「オンリョン人、グオル・ケッニュルは~」
「逮捕者、ペリー・ローダンを~」
「私室に連行」
「いきおいこんで尋問」
「――ラール人抵抗組織の指導者、アヴェストリ=パシクは、どこへ逃げた?」
「――共に脱獄した、アルコン皇帝ボスティク1世は、今、どこにいる?」
「――隠さず、本当のコトを言えっ」
「対して~」
「ペリー・ローダンは~」
「本当に、知りません」
「――だって~」
「――ふたりとも、友達じゃないしー」
「――むしろ、敵だしー」
「尋問は失敗」
「グオル・ケッニュルが~」
「心の弱いトコロを折られて、終わったという」

 オンリョン艦《スピニンカ》は、惑星カイドハンに到着――

「罪主トントスドは~」
「オルカド人――3mのコウノトリ似の生き物」
「ペリー・ローダンを拷問する役らしい」
「……」
「罪主トントスドは~」
「ペリー・ローダンを~」
「蒸気馬車に、迎え入れると~」
「発進」
「――ぽっぽー」
「蒸気馬車は~」
「犯罪者=社会に有害なオルカド人、スコルテルモンを~」
「檻に入れて~」
「運びます」
「どんな拷問をするかは~」
「到着した先で、わかりました」
「罪主トントスドは~」
「拷問作品の標本を~」
「生かしたまま、陳列棚に飾っていたのです」
「――うぎゃーっ」
「……」
「罪主トントスドの拷問手法は、コンディフィア」
「酵素やホルモンを用いて~」
「生物学的・化学的な反応を呼び起こし~」
「阿鼻叫喚の拷問さながらの地獄絵図を、描き出すのです」
「この手法を前にしては~」
「ペリー・ローダンの~」
「細胞活性装置チップも~」
「精神安定化手術も~」
「助けになりそうにない」
「……」
「罪主トントスドは~」
「心理トリックを仕掛け~」
「ペリー・ローダンに~」
「無関係のオルカド人を殺すよう、しむけたり」
「――うぎゃーっ」
「周囲では~」
「拷問の物音や悲鳴が、絶えません」
「――うぎゃーっ」

 惑星カイドハン――

「惑星アッザッリア=アッノルで~」
「反現実博物館の大館長を、している~」
「バウデンケルクが~」
「取調中の、ペリー・ローダンに~」
「面会に来ました」
「……」
「バウデンケルクは~」
「ペリー・ローダンに~」
「――水、食物、光などに、用心するのだ」
「――罪主トントスドは、手段を選ばぬのである」
「忠告するのと、同時に~」
「――アトプの精神にのっとり~」
「――悔い改め、自白するのである」
「説得もしたり」
「で」
「ついでに一言」
「――オルカド人は、血が嫌いである」

 惑星カイドハン――

「――うぎゃーっ」
「罪主トントスドの~」
「陳列棚の拷問作品の中に~」
「――ロワ……?」
「……」
「新銀河暦1369年頃――」
「ペリー・ローダンの息子、ロワ・ダントンは~」
「《ソル》で発進し~」
「以来、音信不通でした」
「……」
「でも」
「陳列棚の拷問作品のひとつが~」
「――うぎゃーっ」
「どうやら、そのロワ・ダントンらしい」
「罪主トントスドは~」
「ペリー・ローダンに~」
「――さて」
「――話す気になったか?」

 惑星カイドハン――

「反現実博物館の大館長、バウデンケルクが~」
「また、面会に来ました」
「ペリー・ローダンは~」
「――罪主トントスドは、息子を脅迫に使うのだ」
「と、告発」
「結果~」
「話はこじれて、暴力沙汰に」
「反現実博物館の大館長、バウデンケルクが~」
「――うっ」
「指1本を失う事態に、至りました」
「すると」
「罪主トントスドは~」
「千切れた指を見て~」
「――うっ」
「意識がトンでしまったり」
「……」
「ペリー・ローダンは~」
「――そういうコトか……」
「罪主トントスドの~」
「心の弱いトコロを、見抜いたという」

 その後――

「ペリー・ローダンは~」
「この滞在期間中、ずっと拷問された、スコルテルモンの~」
「成れの果てを~」
「見せられました」
「――!」
「で」
「あらためて~」
「ペリー・ローダンは~」
「あの拷問作品=ロワ・ダントンの陳列棚の前に~」
「引っ立てられたり」
「――話す気になったか?」
「そこで」
「ペリー・ローダンは~」
「――わかった……全部、話そうっ」
「――じつは~」
「――ラール人抵抗組織の指導者、アヴェストリ=パシクと~」
「――共に脱獄した、アルコン皇帝ボスティク1世は~」
「――今……」
「――コロラド州のデンヴァーにいるっ」
「知らないから、当然、デタラメです」
「すると」
「罪主トントスドは~」
「ロワ・ダントンを、拷問」
「――うぎゃーっ」
「ペリー・ローダンは~」
「――わかった……話すっ」
「――新宿副都心にいるっ」
「――うぎゃーっ」
「――ハワイのワイキキ・ビーチに……」
「――うぎゃーっ」
「以下、繰り返し」
「……」
「罪主トントスドも、さすがにうんざり」
「ペリー・ローダンは、放免されたという」

 惑星カイドハン――

「次回の尋問で~」
「ペリー・ローダンは~」
「――息子を解放してくれたら……全部、話そうっ」
「罪主トントスドは~」
「――よかろう」
「陳列棚から、ロワ・ダントンを出しました」
「すると」
「ペリー・ローダンは~」
「ロワ・ダントンに~」
「超知性体〈それ〉のコトを、ひとつ質問」
「でも、応答が返ってきません」
「――(やはり、偽物かっ)」
「ペリー・ローダンは~」
「ロワ・ダントン(偽)に、襲いかかると~」
「――がこっ」
「――ぼこっ」
「床を転げて、肉弾戦」
「飛び散る血、を見て~」
「罪主トントスドは~」
「――うっ」
「意識がトビそう」
「オルカド人は、物理的な苦痛が苦手なのです」
「かくして」
「形勢逆転」
「ペリー・ローダンは~」
「――さて」
「――言うコトを聞く気になったか?」
「罪主トントスドを、拘束」
「……」
「その時――」
「反現実博物館の大館長、バウデンケルクが~」
「スコルテルモン――生きていました――を連れて~」
「出現」
「オルカド人、スコルテルモンは~」
「――罪主トントスドを、殺してください」
「が」
「ペリー・ローダンは~」
「罪主トントスドを、解放」
「すると」
「オルカド人、トントスドとコルテルモンは~」
「言い合いを、始め~」
「やがて」
「ペリー・ローダンにも、状況がわかってきました」
「……」
「じつは」
「スコルテルモンも、また拷問吏」
「ロワ・ダントン(偽)は、スコルテルモンが作りました」
「罪主トントスドと~」
「スコルテルモンは~」
「いわゆるひとつのライバル関係」
「――拷問吏として、オレの方が優秀だ」
「競っていた、らしいのです」
「……」
「反現実博物館の大館長、バウデンケルクが~」
「オルカド人、トントスドとスコルテルモンの間に~」
「割って入りました」
「――貴君ら両名は~」
「――アトピック・オルドの道徳大綱を、逸脱したっ」
「――加えて、この囚人を扱い切れぬコトは、明白」
「――よって、この囚人に関わる権限を、剥奪するのである」
「反現実博物館の大館長、バウデンケルクは~」
「罪主トントスドを、拘束させると~」
「スコルテルモンに、収監を任せました」

 かくして――

「扱い切れない囚人、ペリー・ローダンは~」
「オンリョン艦《スピニンカ》に、逆戻り」
「アトプの女裁判官サエカエルのもとへ~」
「連行されるのでした」

 以下次号――

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 湿っぽい季節になりました。


d-information ◆ 827 [不定期刊] 2014/06/09
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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