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822 [2014/05/05]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ドイツSF大賞 2014
◇ペリー・ローダン近況


◆ドイツSF大賞 2014

 本年の Deutscher Science Fiction Preis ノミネート作品を。
 7月12日、シュヴェリーンにおけるSFCD大会で結果発表の予定。

□ Bester deutschsprachiger Roman 長篇部門ノミネート作品

・Wolfgang Jeschke / Dschiheads / ジヘッズ
 ――本年のクルト・ラスヴィッツ賞ノミネート作品。Heyne 社

・H. D. Klein / Drake / ドレイク
 ――Atlantis 社

・Karsten Kruschel / Das Dickicht / 藪
 ――本年のクルト・ラスヴィッツ賞ノミネート作品。Vilm「ヴィルム」第3巻。Wurdack 社

・Uwe Post / SchrottT / スクラップT
 ――本年のクルト・ラスヴィッツ賞ノミネート作品。Atlantis 社

・Sven Edmund Reiter / Traumzeitmonde / 夢時月
 ――Adebor 社

・Heinz Zwack / Neben weit (Nebenan unendlich weit) / 近くて遠い(隣り合うほど近く、届かないほど遠い)
 ――Atlantis 社

□ Beste deutschsprachige Kurzgeschichte 短篇部門ノミネート作品

・Bettina Ferbus / Spuren im Sand / 砂上の足跡
 ――短篇集 Michael Haitel 編 Enter Sandman-Inspiration Metallica『エンター・サンドマン――メタリカからのインスピレーション』に収録、p.machinery 社

・Axel Kruse / Seitwärts in die Zeit / 脇道の時へ
 ――短篇集 Seitwärts in die Zeit『脇道の時へ』に収録、p.machinery 社

・Michael Marrak / Coen Sloterdykes diametral levitierendes Chronoversum / コーエン・スロッターダイクの正対して浮遊する時間宇宙
 ――本年のクルト・ラスヴィッツ賞ノミネート作品、Hilscher/Iwoleit編『Nova』21号に収録

・Tedine Sanss / Agnes / アグネス
 ――短篇集 Michael Haitel 編 Die große Streifenlüge-Inspiration Kate Bush『嘘は大嘘のはじまり――ケイト・ブッシュからのインスピレーション』に収録、p.machinery 社

・Merlin Thomas / Operation Heal / 癒し作戦
 ――本年のクルト・ラスヴィッツ賞ノミネート作品、Michael Haitel 編 Blackburn『ブラックバーン』に収録、p.machinery 社

【関連サイト】
・ドイツSF大賞のサイト
[ http://www.dsfp.de/ ]


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2750 . Uwe Anton / Aufbruch / 出発
2751 . Leo Lukas / Gucky auf AIKKAUD / 《アイッカウド》に立つグッキー
2752 . Hubert Haensel / Das Antlitz des Rebellen / 反逆者の顔
2753 . Michelle Stern / Endstation Cestervelder / 終着駅ケステルヴェルダー
2754 . Michelle Stern & Christian Montillon / Die zerstörte Welt / 壊れた惑星
2755 . Michael Marcus Thurner / Der Schuldmeister / 罪主
2756 . (未詳)
2757 . Tanja Kinkel / (未詳)

□ Perry Rhodan-Heft 2750話「出発」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2750-aufbruch.html ]

 (承前)

 新銀河暦1516年11月17日、銀河系――

「レジナルド・ブルは~」
「ソル系首相、カイ・チャンさん」
「自由テラナー連盟政庁首席、アルン・ジョシャナン」
「自由テラナー連盟の首席科学者、シク・ドルクスタイゲルさん」
「他、銀河系の現状を憂える面々と~」
「会談」
「――あいかわらず~」
「――アトピック法廷の配下、オンリョン人は~」
「――〈オルドの碑〉を、次々と設置しています」
「対して」
「――自由テラナー連盟も~」
「――新ギャラクティカムも~」
「――実力行使は、抑えています」
「が」
「――艦隊の大半は~」
「――ひそかに準備を進めています」

 星系ソル――

「アトプの裁判官、クヴは~」
「抵抗勢力の巣窟=星系ソルに向けて~」
「次なる手を、打ちました」
「……」
「オンリョン人艦隊が~」
「星系を覆うクリスタル・バリアの外に~」
「集結」
「自由テラナー連盟の艦隊や~」
「ポスビの艦隊と~」
「小競り合いしながら~」
「リニア空間魚雷を~」
「――ぽっとん」
「射出」
「リニア空間魚雷は、即時に~」
「――ひゅん」
「リニア空間へ」
「で」
「――ぽっとん、ぽっとん……」
「――ひゅん、ひゅん……」
「無数のリニア空間魚雷が~」
「リニア空間へ」
「そうして~」
「リニア空間で~」
「星系ソルのクリスタル・バリアを、取り巻き~」
「妨害インパルスを、発信」
「星系ソルと外部とのハイパー無線を~」
「完全に、遮断したのでした」

 星系ソル、惑星テラ――

「星系ソルの住人たちは~」
「この程度では、動じません」
「――年が明けたら?」
「――太陽系政庁の帰還を祝う盛大な祝典を、開催する?」
「……」
「内務省次官ディン・バラットは~」
「芸術家、スネ・レッロント――体験深化研究所のオーナー――に~」
「語って、曰く」
「――来年=新銀河暦1517年の2月24日に~」
「――〈新タマニウム〉の首星テフォルで~」
「――〈新マガン〉ヴェトリス=モラウドが~」
「――銀河系諸種族の代表者を、集めて~」
「――アトプの裁判官2名を、招いて~」
「――会議を、主催するのです」
「――アトピック法廷は~」
「――この会議において~」
「――銀河系全体をアトピック・オルドに転向させようと~」
「――もくろんで、いるコトでしょう」
「その上で、曰く」
「――と、いう次第で~」
「――同じくらい耳目を集めるイベントで、対抗しようじゃないか~」
「――てなコトに、なりまして」
「祝典の企画・運営を、依頼したのです」

 惑星テラ――

「先日、身柄を拘束した~」
「ロボット、クイックシルヴァーですが~」
「まず」
「アッティラ・レッコルが~」
「専門家に、くまなく検査させました」
「が」
「――U¨BSEF定数を有する人工物、というか~」
「――すでにして1個の生命体、というか~」
「――何というか……」
「はっきりしません」
「続いて~」
「超能力者、グッキーが~」
「みずから、差し向かいで、くまなく取り調べました」
「でも」
「――何もわかった気がしないよー」
「すっきりしません」
「で」
「レジナルド・ブルは~」
「人生これまで、何度もそうしたように~」
「――深く考えるのは、もうやめるっ」
「――コイツも、連れていこうっ」

 ZbV計画――

「《ラス・ツバイ》は、完成目前」
「内装工事が、まだ一部、残っていますが~」
「司令官であるポスビ、ジャウナ・トゴヤさんは~」
「選抜された乗員の配置を、始めました」
「……」
「乗員には~」
「超能力者、グッキー」
「ペリー・ローダンの孫娘、ファリエ・セフェロアさん」
「ハルト人、アヴァン・タクロル」
「が、います」
「さらに」
「先般、金星で活躍した~」
「いわゆるヴィーナス・チームの面々」
「秘密諜報機関TLDの~」
「アボリジニ、ブルース・カタイ少佐――本業は宇宙揚陸兵の作戦リーダー」
「バウキス・フェンダー」
「オクストーン人、タキトゥス・ドレイク」
「パトリック・セント・ジョン」
「スヴォーン人、ベナー」」
「以上、5名もいます」
「さらに」
「ロボット、クイックシルヴァーが~」
「運びこまれて、拘束されたり」
「もとテフローダー超能力者部隊員、トイオ・ジンドヘルさんが~」
「運びこまれて、拘束されたり」
「……」
「《ラス・ツバイ》は~」
「テラナーの希望の星です」
「――とにかく、まず~」
「――ペリー・ローダンを、連れもどすのよっ」
「じつは~」
「《ラス・ツバイ》を建造している間にも~」
「ペリー・ローダンからのメッセージが、届いたり」
「ポスビが、ラルハトーン銀河行きの星門の橋を発見したり」
「手掛かりは、集まっているのでした」

 惑星テラ――

「アッティラ・レッコルは~」
「ZbV計画の機密保持に、気を配る」
「で」
「ピンときました」
「工作員、アウヴェン・クノストに~」
「――芸術家スネ・レッロントを、監視するのだ」

 11月25日、木星の衛星軌道――

「レジナルド・ブルは~」
「単身、ひそかに~」
「ネオ=ガニメデへ」
「……」
「ここは~」
「木星の衛星を再建しようとする、天体規模の建設現場です」
「で」
「レジナルド・ブルは~」
「建設中の巨大構造物の中に、まぎれた~」
「とある巨大な岩塊へ」
「じつは」
「この岩塊は、空洞です」
「空洞の中では~」
「見たところ~」
「4500m×4500m×5300m」
「昔ながらのポスビのフラグメント船の、ちょっと巨大なタイプが1隻」
「建造が、急ピッチで進んでいたり」
「……」
「レジナルド・ブルは~」
「司令官、ジャウナ・トゴヤさんの案内で~」
「新造艦を、検分します」
「――《ラス・ツバイ》は~」
「――新しい級=スーパーノヴァ級の万能空母です」
「――球殻の直径、3000m」
「――赤道環の直径、3472m」
「――昔の《マルコ・ポーロ》は、容積が82億立方mでしたが~」
「――この《ラス・ツバイ》は、容積が155億立方mもあります」
「――両極からは~」
「――超空間プログレス駆動の発生装置を収めた~」
「――長さ400mの紡錘状構造物が、突き出ています」
「――外殻は、インカルクリット製です」
「……」
「ちなみに」
「インコニットは、インケロニウム+テルコニット鋼」
「インカルクリットは、インコニット+サルクリット」
「……」
「――乗員は~」
「――3万5000名です」
「――大所帯ですが~」
「――揚陸部隊とか、搭載艇の要員まで合わせての数字です」
「搭載艇については~」
「――まず」
「――マーズ級巡洋戦艦――直径500m――が~」
「――8隻、外殻にドッキングしています」
「――そのうち4隻は、宇宙揚陸大隊の母艦です」
「――そして」
「――ミネルヴァ級重巡洋艦――直径200m――が~」
「――36隻」
「――そのうち18隻は、ロボット艦です」
「――そして」
「――ダイアナ級軽巡洋艦、マーキュリー級軽巡洋艦――直径100m――が~」
「――計144隻」
「――フォボス級コルヴェット、ダイモス級コルヴェット――直径60m――が~」
「――計240隻」
「――マイナー・グローブ――直径30m――が~」
「――120隻」
「――そうして~」
「――スペースジェットが~」
「――528隻」
「――そのうち36隻からなる、ロムルス級のローリン隊は~」
「――パロス影バリア+各種対探知機能を、装備します」
「超光速駆動系については~」
「――ホーク型V型補正コンヴァーターと~」
「――遷移駆動と~」
「――新式の銀河間航行駆動=超空間プログレス駆動を、装備します」
「――なお」
「――超空間プログレス駆動は~」
「――稼働時の放射が~」
「――高次の生命体にとって、致命的なので~」
「――生身の乗員を、一時的に非物質化するために~」
「――艦内に、人数分の、サスペンド・アルコーヴを用意しました」
「――低次の生命体に関しては~」
「――適当な防御バリアにより守ります」
「武装については~」
「――アーゲンフェルト・バリアを装備しています」
「――発生装置1基で、防御は鉄壁です」
「――が」
「――発生装置は、追加でもう4基、積んであります」
「――じつは」
「――この追加分4基は~」
「――バリアを収束して、攻撃に使うのです」
「――名づけて、〈アーゲンフェルトの雷〉です」
「厚生施設については~」
「――公園施設オーギュギアー――直径1800m――を用意しています」
「――川が4本あって、惑星テラの自然を再現しています」
「――スポーツジムと、レストランも備えています」

 惑星テラ――

「芸術家スネ・レッロントは~」
「――2月24日の祝典を、準備するため~」
「――計算脳〈アザーワイズ〉へのアクセスを、認めてください」
「――当日の天気プログラムを、確認したいのです」
「で」
「探り当てました」
「――ネオ=ガニメデの建設現場で?」
「――妙なコトが進行中?」

 惑星テラ――

「工作員、アウヴェン・クノストは~」
「探り当てました」
「――芸術家スネ・レッロントは~」
「――ZbV計画を、探っています」

 惑星テラ――

「アッティラ・レッコルは~」
「レジナルド・ブルに~」
「報告して、曰く」
「――芸術家スネ・レッロントを、洗ったところ~」
「――やはり、クロでした」
「――〈新タマニウム〉のヴェトリス=モラウドの諜報員でした」
「――現在~」
「――星系ソルと外部とのハイパー無線は~」
「――完全に、遮断されているので~」
「――仲介者を通じて、情報を流しているようです」
「レジナルド・ブルは~」
「――偽情報を、つかませようっ」

 星系ソル――

「芸術家スネ・レッロントは~」
「――2月24日の祝典を、準備するため~」
「――舞台を、下見したいのです」
「星系ソル内部を、巡りはじめました」

 ネオ=ガニメデ――

「芸術家スネ・レッロントは~」
「木星衛星軌道の、ネオ=ガニメデへ」
「で」
「こんな偽情報を、つかまされました」
「――ポスビの超巨大な団体さんが?」
「――アンドロメダ銀河に、疎開する?」
「――それが、ZbV計画?」
「――そのために?」
「――ポスビ船《BOX=100000》を?」
「――突貫工事で、建造してる?」
「……」
「この偽情報は~」
「仲介者を、通じて~」
「星系ソルの外部に、伝わり~」
「〈新タマニウム〉のヴェトリス=モラウドだけでなく~」
「オンリョン人や、アトプの裁判官も~」
「騙された、とかいう」

 12月16日、ネオ=ガニメデ――

「ポスビ船《BOX=100000》は~」
「――発進っ」
「――ごごごっ」
「……」
「クリスタル・バリアの外に、出ると~」
「オンリョン人艦隊に~」
「包囲されました」
「――どどーん」
「――ばーん」
「ポスビ船《BOX=100000》と~」
「護衛のポスビ船団は~」
「逃げ出します」
「が」
「超光速航行に、入ったところで~」
「リニア空間魚雷を、撃たれて~」
「――ばーん」
「残骸が、通常空間に降り注ぎます」
「ポスビ船《BOX=100000》は~」
「破壊された……かに見えました」

 モルゲンロート星域――

「《ラス・ツバイ》は~」
「到着すると~」
「偽装――ポスビ船《BOX=100000》――の残余を~」
「本来の艦体から、分離」
「無事な姿を、あらわしました」

 モルゲンロート星域――

「《マンダレー》は~」
「自由テラナー連盟所属、惑星フラテルニタスの調査船」
「――あの艦、見るからにテラ製だよな?」
「――すげー」
「――かっこいー」
「《ラス・ツバイ》が偽装を脱ぐのを~」
「全部、見ていました」
「……」
「《ラス・ツバイ》の、レジナルド・ブルは~」
「《マンダレー》のコルバチ・ケテューダに~」
「手短に、事情を説明」
「――噂するのを~」
「――数日、待ってくれないか?」
「……」
「で」
「《ラス・ツバイ》は~」
「ここで待ち合わせた《ファンカン・タイク》と合流」
「格納庫に、収容しました」

 かくして――

「《ラス・ツバイ》の乗員は~」
「全員、サスペンド・アルコーヴに入り~」
「艦載脳アナンシが~」
「《ラス・ツバイ》の制御を、引き受けました」
「で」
「――3……2……1……0……」
「――超空間プログレス駆動、稼働っ」
「――うぃぃぃん」
「――!」
「……」
「目的地は~」
「1060万光年の距離にある~」
「星門《アイッカウド》」
「ここから~」
「行方不明のペリー・ローダンは~」
「ホーマー・G・アダムズ宛てのメッセージを詰めたゾンデを~」
「送ってよこしたのでした」

 新銀河暦1517年1月6日――

「《ラス・ツバイ》は~」
「星門《アイッカウド》に、無事到着」

 以下次号――

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 旅立ちました。


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