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804 [2013/12/30]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2732 . Uwe Anton / Der Hetork Tesser / ヘトルク・テッサー
2733 . Michael Nagula / Echo der Apokalypse / アポカリプスの残響
2734 . Uwe Anton / Der Wald und das Mädchen / 森と少女
2735 . Leo Lukas / Das Kontrafaktische Museum / 反現実博物館
2736 . Hubert Haensel / Der greise Hetran / 老ヘトラン
2737 . Susan Schwartz / Die Weisung des Vektorions / ヴェクトリオンの指示
2738 . Susan Schwartz / Domäne des Feuervolks / 火の種族の領域
2739 . Uwe Anton / Die Sternenrufer / 星々を呼ぶ者
2740 . Arndt Ellmer / Griff nach dem Galaktikum / ギャラクティカムを掌中に
2741 . Christian Montillon / Die Ordische Stele / オルドの地
2742 . Leo Lukas / Psionisches Duell / プシオン決闘
2743 . Michelle Stern / Der Schwarze Palast / 暗黒宮

□ Perry Rhodan-Heft 2732話「ヘトルク・テッサー」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2732-der-hetork-tesser.html ]

 (承前)

 新銀河暦1516年、銀河系――

「アトピック法廷は~」
「ペリー・ローダン」
「もとアルコン帝国皇帝、ボスティク1世」
「両名を逮捕」
「――両被告は~」
「――〈GAヨマードのエクピュロシス〉=〈銀河系の劫火〉を~」
「――引き起こすことになるっ」
「――よって~」
「――禁固500年の刑に処すっ」
「両名を~」
「オンリョン人が管理する~」
「銀河系の暗黒惑星ボータシャの監獄に~」
「収監したのでした」

 暗黒惑星ボータシャ、懲罰房――

「ペリー・ローダンは~」
「小さな箱庭の中に建つ小屋で~」
「500年の刑期を~」
「過ごすことに」
「ライオンが1頭、見張っているから~」
「小屋からは、出られません」
「……」
「小屋の設備は、えらく古風で~」
「青年時代、少年時代を思い出させるモノばかり」
「で」
「ペリー・ローダンは~」
「糊の利いたシーツにくるまれて、眠ったり」
「キャンベルの缶スープを、がっついたり」
「――モノクロのボナンザ?」
「――エンタープライズ号?」
「古いテレビ番組を、視聴したり」
「――ローレンス・ブロック?」
「――フィリップ・K・ディック?」
「――ジョン・スタインベック?」
「古い本を、読み返したり」
「そうしながら~」
「小屋の2階で~」
「懲罰房係のオンリョン人、ソロロユン・テヴケルの立体映像と~」
「懲罰プロセスについて、語り合ったり」

 ある日――

「小屋の設備のひとつ」
「ダイヤル付きの、超旧式の電話機が~」
「――りりりん」
「ペリー・ローダンが~」
「――は、はろー?」
「受話器を取ると~」
「相手は~」
「――ネアクエさん?」
「話を、聞いてみましょう」
「――そうだ、ワタシが、ペリー・ローダンだが?」
「――おめでとう?」
「――懸賞に応募はしていないが……?」
「――え?」
「――脱獄に、一口かませてくれる?」
「――で?」
「――こちらに来たい?」
「――招待したいのは山々だが、外にはライオンが……」
「と」
「受話器から~」
「1本の糸が出現」
「――くねくね」
「ひたすら長い」
「――くねくねくね」
「出てきた糸は、拳大にまとまり~」
「人の頭部に似たモノを、形作り~」
「――おめでとうー」
「語るのでした」

 数千年前――

「ベネターたちの宇宙船《パ・ナエル》が~」
「暗黒惑星ボータシャに、難破」
「で」
「ベネターたちは~」
「無為に、時を過ごすことに」
「――退屈だよー」
「……」
「ベネターたちは~」
「糸状知性体」
「個体の総延長は、キロメートル単位」
「寿命も、かなり長いらしい」

 300年前――

「アトピック法廷の配下、オンリョン人たちが~」
「暗黒惑星ボータシャに、到来」
「で」
「ベネターたちは~」
「――ちょっとだけ、変化があったかなー」
「――ちょっとだけ、ワクワクしたかなー」
「……」
「ベネターたちは~」
「自分たちの存在を秘匿する~」
「手段を、有していたので~」
「オンリョン人たちは~」
「ベネターたちの存在に、気づきませんでした」

 現在――

「ベネターの1体である、ネアクエは~」
「ペリー・ローダンに、曰く」
「――不死は、退屈と隣り合わせだよー」
「――ボクラは、ワクワクが欲しいんだよー」
「――ワクワクが無いなんて、あり得ないよー」
「ペリー・ローダンが~」
「――ワクワクとは?」
「尋ねると~」
「ネアクエは~」
「――ボクラの、原動力だよー」
「――ワクワクとかー」
「――何だろうとかー」
「――無法とか……無法者とか!」
「――退屈な不死と別の、何かだよー」

 暗黒惑星ボータシャ、懲罰房――

「ベネター、ネアクエは~」
「――囚人、ペリー・ローダンと~」
「――知り合えたからには~」
「――新種のワクワクを、期待するよー」
「で」
「――脱獄を計画している~」
「――囚人、アヴェストリ=パシクと~」
「――話をさせてあげるよー」
「――アヴェストリ=パシクは~」
「――ラール人で~」
「――プロト=ヘトストの、反乱勢力指導者で~」
「――アトピック法廷から、断罪されたヒトだよー」
「……」
「ちなみに」
「ベネターたちは~」
「暗黒惑星ボータシャの~」
「〈ヴァエ細管〉を用いて~」
「移動することが、できるのです」
「で」
「ベネターの1体である、ネアクエは~」
「ペリー・ローダンの懲罰房と~」
「アヴェストリ=パシクの懲罰房を~」
「結んで~」
「立体映像通話みたいなコトを、実現」

 懲罰房と懲罰房の間の会話――

「ラール人、アヴェストリ=パシクは~」
「――ペリー・ローダン?」
「――脱獄に、参加したい?」
「――ダメだ」
「反応は、極めて冷淡」
「――キサマの身柄を、確保するためなら~」
「――オレが何でも犠牲にする、とか~」
「――身柄を、確保したら~」
「――その場で殺してやりたい、とか~」
「――こんなオレの気持ち、想像もできまいっ」
「――キサマは〈すべての破壊者〉だっ」
「――キサマは、ワレワレを破滅させたんだっ」
「――それなのに~」
「――キサマときたら~」
「――そんな……そんな、シレっとしたツラをしやがって」

 ラール人の怨恨――

「憶えて、いるでしょうか?」
「ラール人は~」
「ラルハトーン銀河――NGC3190――に発祥した種族です」
「昔――」
「ラール人は~」
「7つの銀河の種族の連合〈七種族のヘトス〉の、一員でした」
「が」
「西暦3458年――」
「〈七種族のヘトス〉は~」
「銀河系を、傘下に加えようとして~」
「ペリー・ローダン一党の~」
「激しい抵抗に、遭いました」
「で」
「以後100年以上――」
「ラール人たちは~」
「銀河系を治めようと~」
「腐心したのです」
「が」
「ふと気がつくと~」
「――〈七種族のヘトス〉の本拠が、崩壊?」
「あんなに強力だった〈七種族のヘトス〉は~」
「見る影どころか~」
「影も形も、なくなっていたのです」
「で」
「その犯人というのが~」
「――ペリー・ローダンが、やったのだっ」
「――全部、アイツのせいだっ」
「……」
「つまり」
「ラール人にとって~」
「ペリー・ローダンは~」
「ヘトルク・テッサー=〈すべての破壊者〉」
「仇です」
「ゆえに」
「この後で~」
「ラール人、アヴェストリ=パシクは~」
「――小屋を見張るライオン――ナノ工作員製――を遠隔操作して~」
「――ペリー・ローダンを殺してやる」
「なんてコトも、してみたり」
「まあ……未遂に終わるのですが」

 ラール人の現状――

「この百年――」
「ラルハトーン銀河――NGC3190――は~」
「アトピック法廷の、管理下に置かれていました」
「で」
「アトピック法廷は~」
「ラール人、アヴェストリ=パシクを~」
「逮捕し~」
「――被告は~」
「――まだ、まったく、始めてもいないが~」
「――これから、罪を犯すっ」
「――よって~」
「――流刑に処すっ」
「オンリョン人が、管理する~」
「銀河系の、暗黒惑星ボータシャの監獄に~」
「収監したのでした」

 暗黒惑星ボータシャ、懲罰房――

「ペリー・ローダンは~」
「――オレを、計画に加えないなら~」
「――脱獄の件を、オンリョン人にバラすぞっ」
「ラール人、アヴェストリ=パシクを、脅して~」
「脱獄計画に、割り込みました」
「……」
「聞いてみると~」
「ベネターたちは~」
「ラール人たちと~」
「しばらく前から~」
「共同して、脱獄の準備を進めていたようです」
「が」
「ベネター、ネアクエは~」
「相互の連絡をどうしているか、について~」
「語りません」
「……」
「ともあれ」
「ベネターたちが~」
「ラール人の計画にもとづき~」
「暗黒惑星ボータシャの〈ヴァエ細管〉を用いる~」
「〈ヴァエ転送機〉を、開発していたり」
「さらに」
「ラール人艦隊が~」
「何年もかけて~」
「銀河系に、向かってきていて~」
「近々に、暗黒惑星ボータシャを攻撃する~」
「こうした手筈に、なっていたり」
「……」
「もちろん」
「暗黒惑星ボータシャの~」
「オンリョン人の大艦隊を、相手にしては~」
「ラール人艦隊に、勝ち目はありません」
「が」
「――ラール人艦隊の攻撃は~」
「――〈ヴァエ転送機〉稼働を隠すための、陽動だっ」
「ゆえに」
「囚人たちは~」
「気づかれないで~」
「オンリョン人の輸送艦へ、乗り込める」
「はず、なのです」

 暗黒惑星ボータシャ、懲罰房――

「ちなみに」
「ペリー・ローダン」
「ボスティク1世」
「両名は~」
「左の肩甲骨の下に~」
「細胞活性装置チップを、埋めています」
「で」
「細胞活性装置チップは~」
「特徴的な、生命インパルスを出します」
「で」
「両名は~」
「専用のセンサーで、見張られているのです」
「……」
「そこで」
「ベネター、ネアクエは~」
「懲罰房係ソロロユン・テヴケルに~」
「――細胞活性装置チップの模造品を、用意してくれたら~」
「――キミの要らない記憶を、消してあげるよー」
「もちかけました」
「で」
「懲罰房係ソロロユン・テヴケルは~」
「カイドリン事件で~」
「プロト=ヘトストに、家族と親友を殺された~」
「忌まわしい記憶を、消してもらうことに」
「……」
「ベネター、ネアクエは~」
「懲罰房係ソロロユン・テヴケルの脳に~」
「――くねくね」
「入りこむと~」
「記憶と理性に、細工しました」
「……」
「今後、数カ月――」
「懲罰房係ソロロユン・テヴケルが~」
「ペリー・ローダン」
「ボスティク1世」
「両名の懲罰房を訪ねるコトは、ないはずです」

 脱獄当日――

「途中までは、計画通りでした」
「ラール人、アヴェストリ=パシク」
「ペリー・ローダン」
「両名は~」
「〈ヴァエ転送機〉で~」
「無事に~」
「オンリョン人艦《ギュドーン》に、転移」
「が」
「直後」
「――ラール人艦1隻が、墜落した?」
「――〈ヴァエ細管〉が?」
「――エネルギー放電で、遮断された?」
「で」
「ボスティク1世を、運んでいた~」
「ベネターたちは~」
「――!」
「大半が、生命を失い~」
「ボスティク1世は~」
「――うっ」
「右腕を、失いました」
「……」
「ともあれ」
「オンリョン人艦《ギュドーン》は~」
「ペリー・ローダン」
「ラール人、アヴェストリ=パシク」
「負傷した、ボスティク1世」
「脱獄犯一同を、乗せて~」
「――ごごごっ」
「暗黒惑星ボータシャから~」
「発進」
「……」
「同行する~」
「ベネター、ネアクエは~」
「――数千年ぶりに、ワクワクだよー」

 オンリョン人艦《ギュドーン》――

「ラール人、アヴェストリ=パシクは~」
「ペリー・ローダンに、曰く」
「――当艦は~」
「――オンリョン人の研究惑星に、向かっている」
「――その所在地は~」
「――2000万光年離れた、ラルハトーン銀河だっ」
「さらに、曰く」
「――『ヘトルク・テッサー=〈すべての破壊者〉が、ココにいるぞっ』」
「――と、同胞たちに告げる時が~」
「――待ち遠しいぞ」

 以下次号――

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 じつは波瀾万丈。


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