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766 [2013/04/08]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇クルト・ラスヴィッツ賞 2013
◇ペリー・ローダン近況


◆クルト・ラスヴィッツ賞 2013

 本年の Kurd Laßwitz Preis の、長篇部門、短篇部門のノミネート作品を。

□ Bester deutschsprachiger SF-Roman 国内長篇部門ノミネート作品

・Pia Biundo / Alle Zeit der Welt / 世界の時間全部
 ――Saphir im Stahl 社

・Andreas Brandhorst / Das Artefakt / 遺物
 ――Heyne 社

・Dietmar Dath / Pulsarnacht / パルサーの夜
 ――Heyne 社

・Richard Dübell / Toufec (Perry Rhodan, Band 2659) / トウフェク(ペリー・ローダン、2659話)
 ――VPM

・Frank W. Haubold / Die Gänse des Kapitols (Götterdämmerung, Band 1) / カピトリーノの鵞鳥(神々の黄昏、第1巻)
 ――Atlantis 社

・Oliver Henkel / Die Fahrt des Leviathan / リヴァイアサンの航海
 ――Atlantis 社

・Michael Marrak / Das Königreich der Tränen / 涙の王国
 ――Uwe Post 編 2012 - T minus Null『Tマイナス・ナル』収録、Begedia 社

・Andre' Pilz / Die Lieder, das Töten / 歌と殺しと
 ――Haymon 社

・Chris Schlicht / Maschinengeist / 機械の魂
 ――Feder+Schwert 社

・Markus Stromiedel / Die Kuppel / ドーム
 ――Droemer Knaur 社

□ Beste deutschsprachige SF-Erzählung 国内短篇部門ノミネート作品

・Matthias Falke / Der Bruch der nordwestlichen Stelze / 北西の竹馬の破壊
 ――Hebben/Hilscher/Iwoleit編『Nova』19号に収録

・Klaus N. Frick / Im Käfig / 檻
 ――Moreau/Wipperfürth/Kemmler 編 Exodus 29 に収録

・Marcus Hammerschmitt / Der Ethiker / 倫理学者
 ――短篇集 Nachtflug『夜間飛行』に収録、Shayol 社

・Michael K. Iwoleit / Zur Feier meines Todes / 我が死を祝って
 ――短篇集 Die letzten Tage der Ewigkeit『永遠の最終日』に収録、Wurdack 社

・Heidrun Jänchen / Stadt in der Steppe / 草原の都市
 ――短篇集 Willkommen auf Aurora『オーロラに招待』に収録、Wurdack 社

・Karsten Kruschel / Teufels Obliegenheiten oder: Der gewaltsame Frieden / イビルス・オブリージュ、または、力まかせの平和
 ――Hilscher/Iwoleit編『Nova』20号に収録

・Thorsten Küper / Rekonstruktor / 再建
 ――Hilscher/Iwoleit編『Nova』20号に収録

・Michael Marrak / Der Kanon mechanischer Seelen / 機械的な魂のカノン
 ――Hilscher/Iwoleit編『Nova』20号に収録

・Dirk Röse / Mondpräsidentin / 月の女大統領
 ――Textlustverlag

・Carsten Steenbergen / Im Auftrag der Krone / 冠の委託を受けて
 ――Gerigk/Hartmann編 Drachen! Drachen!『竜が! 竜が!』に収録、Blitz社

【関連サイト】
・Kurd Laßwitz Preis のサイト
[ http://www.kurd-lasswitz-preis.de/ ]


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2694 . Susan Schwartz / Todeslabyrinth / 死の迷宮
2695 . Michael Marcus Thurner / Totenhirn / 死者団脳
2696 . Hubert Haensel / Delorian / デロリアン
2697 . (未詳)
2698 . (未詳)
2699 . (未詳)
2700 . Andreas Eschbach / Der Techno-Mond / テクノ・ムーン
2701 . (未詳)
2702 . (未詳)
2703 . Bernd Perplies / Tod im All / 宇宙に死す

□ Perry Rhodan-Heft 2694話「死の迷宮」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2694-todeslabyrinth.html ]

 テラナー、シャムスール・ラウス――

「シャムスール・ラウスは~」
「惑星テラのジャーナリスト」
「別れた妻が、います」
「第一テラナー、ヘンリケ・ユバリさんです」
「ふたりの間には~」
「娘がひとり、います」
「アニセー・ユバリさんです」

 シャムスール・ラウスの過去――

「憶えて、いるでしょうか?」
「ジャーナリスト、シャムスール・ラウスは~」
「相棒と共に~」
「特ダネを求めて~」
「惑星パタラロンへ」
「取材中~」
「アラス+テラナー+スヴォーンの秘密組織に、捕らわれ~」
「違法な製品の実験台に、なったのです」
「――神経=生体ポジトロン・ベースのナノマシン的な~」
「――PUCというモノを~」
「――埋めこむっ」
「で」
「同僚は、死亡」
「シャムスール・ラウスは、生還」
「でも」
「PUCが、入ったまま」

 昨年の出来事――

「憶えて、いるでしょうか?」
「超知性体キン・シが~」
「星系ソルを、異常空間の内部に誘拐」
「サイポラン人が~」
「星系ソルから~」
「子供たちを誘拐」
「星系バンテイラの、惑星ガドメネアに~」
「連れ去って~」
「フォーマットしたのです」
「で」
「シャムスール・ラウスは~」
「――アニセーを、助けるんだっ」
「――PUC、機能発揮っ」
「――記憶を、一時的に消して……」
「――ボク、5歳か6歳でしゅ」
「誘拐される子供たちに、混ざって~」
「星系バンテイラの、惑星ガドメネアへ」
「で」
「この時――」
「シャムスール・ラウスを担当した~」
「サイポラン人の養い父が~」
「コウルタイルド、だったのでした」

 それからの出来事――

「で」
「いろいろ、ありました」
「ファゲシ種族が~」
「――超知性体アルダールの遺体を、どこへやったっ」
「と、星系ソルに、侵攻」
「ファゲシ種族+サイポラン人が~」
「――降伏するのですっ」
「と、星系ソルを、占領」
「フォーマット済みの子供たちが~」
「――あたしたち、サイテラナーだしー」
「戻ってきて、星系ソルを統治したり」
「シャムスール・ラウスの娘=アニセーさんが~」
「――アンブラ評議会を、はじめるしー」
「占領政府を、指導したり」
「ホーマー・G・アダムズ率いる〈姿なき友人の会〉と~」
「デロリアン・ローダン率いる〈星を讃える同盟〉が~」
「――星系ソルを、解放だっ」
「サイポラン人の中では~」
「コウルタイルドの一族が~」
「――革命だっ」
「云々」

 新銀河暦1470年1月――

「そうこう、するうちに~」
「シャムスール・ラウスは~」
「首都テラニアの、ラルフ=アルトゥア病院へ~」
「入院しました」
「……」
「医長、サラム・イアルテクは~」
「お手上げです」
「――今のコトが、記憶できない?」
「短期記憶が、ダメみたいです」
「――脳の中の神経結合が、死んでいく?」
「脳が、壊れていくみたいです」
「で」
「シャムスール・ラウスは~」
「――怖いよーっ」
「でも」
「――何が怖いか、わからないよーっ」
「困惑したり~」
「絶望したり~」
「肉体も、衰弱していきます」

 シャムスール・ラウス――

「――何が怖いか、わからないよーっ」
「――PUC、何が起きているんだっ」
「PUCは~」
「原因を、説明します」
「――PUCは、試作品ですから」
「――惑星ガドメネアで、作戦するまでは~」
「――神経結合が死ぬのを、阻止できていたのですが~」
「――云々」
「が」
「シャムスール・ラウスは~」
「記憶できない」
「医師団に、説明もできない」
「で」
「――PUC、何が起きているんだっ」
「PUCは~」
「説明を、繰り返し~」
「繰り返し~」
「そのうち~」
「――おーい?」
「――PUC?」
「意志疎通不能になりました」

 首都テラニア、ラルフ=アルトゥア病院――

「医師団は~」
「PUCの存在を、知りません」
「――?」
「違法な製品が関与すると、知らないまま~」
「暗中模索」
「……」
「サイポラン人、コウルタイルドは~」
「医師団に~」
「――養い子を、助けたいのじゃ」
「申し出ます」
「が」
「医長、サラム・イアルテクは~」
「――昨今の経緯からして~」
「――サイポラン人に頼って、安全なモノだろうか?」
「悩んだ、あげく~」
「断りました」
「が」
「コウルタイルドから得た情報から~」
「ナノ混合薬とでも、いうようなモノを~」
「調合成功」
「――崩壊が……止まった?」
「シャムスール・ラウスは~」
「――はっ」
「最後に~」
「一時的に、持ち直したのです」

 シャムスール・ラウス――

「サイポラン人、コウルタイルドが~」
「病室に到着」
「――葬儀は、任せるのじゃ」
「サイテラナー、アニセー・ユバリさんも~」
「病院に到着」
「――これでサヨナラだしー」
「両名は~」
「シャムスール・ラウスの~」
「最期を~」
「見取るのでした」

 1月14日――

「シャムスール・ラウスは~」
「亡くなりました」
「……」
「第一テラナー、ヘンリケ・ユバリさんは~」
「どうしても、はずせない公務が、あって~」
「間に合いませんでした」
「で」
「ようやく~」
「病院に到着すると~」
「――ぎーこ。ぎーこ」
「――ぱっくり」
「――!」
「サイポラン人、コウルタイルドが~」
「シャムスール・ラウスの遺体から~」
「脳を摘出していたという」

 星系ネクスト・ストップ――

「憶えて、いるでしょうか?」
「昨年のことです」
「……」
「超知性体キン・シが~」
「星系ソルを、異常空間の内部に誘拐」
「その直後――」
「偵察のため~」
「エクスプローラー船《ボンベイ》は~」
「隣接星系ネクスト・ストップ――現地名ファ――へ」
「と」
「酸素惑星と、メタン惑星の、2つの惑星が~」
「細い円柱状の〈惑星橋〉で、つながった~」
「そうした天体を、発見」
「惑星橋の真ん中のぐるりと1周は、都市のようです」
「が」
「惑星橋の周囲には~」
「〈機能障害場〉が、ありました」
「エクスプローラー船《ボンベイ》は~」
「直接、都市に接近できません」
「で」
「エクスプローラー船《ボンベイ》は~」
「搭載艦=スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》を~」
「酸素惑星ファランドへ、降下させたり」

 惑星ファランド――

「憶えて、いるでしょうか?」
「昨年のことです」
「……」
「スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》の乗員は~」
「惑星ファランドの原住民=ファヴァダライ種族と、同盟」
「北極から~」
「〈惑星橋〉に登り~」
「〈惑星橋〉の真ん中の環都市アルダール=シャトで~」
「ファゲシ種族と、最初の接触」
「で」
「――ファゲシ種族が~」
「――環都市アルダール=シャトに、安置していた~」
「――超知性体アルダールの遺体が~」
「――紛失している?」
「スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》の乗員は~」
「第1発見者になり~」
「超知性体アルダールの遺体を盗難した容疑が~」
「かけられたのです」

 クランストン兄弟――

「憶えて、いるでしょうか?」
「ザカリー・クランストンと~」
「アイデン・クランストンは~」
「双子の兄弟」
「エンパシーで~」
「離れていても、意志疎通できます」
「……」
「両名は~」
「エクスプローラー船《ボンベイ》の乗員でした」
「で」
「ザカリー・クランストンは~」
「スカラベ級重装甲小型艦《ヴァハナ》に、乗り組み~」
「惑星ファランドへ」
「アイデン・クランストンは~」
「エクスプローラー船《ボンベイ》に、残りました」

 宇宙論学者ザカリー・クランストン――

「憶えて、いるでしょうか?」
「ザカリー・クランストンは~」
「惑星ファランドの北極で~」
「不慮の事故に遭い~」
「亡くなりました」
「と」
「原住民=ファヴァダライ種族は~」
「――肉体は~」
「――氷原に、埋葬でーす」
「――脳は~」
「――死者の都市アムゲウクに、埋葬でーす」

 惑星ファランドの原住民、ファヴァダライ種族――

「憶えて、いるでしょうか?」
「ファヴァダライ種族は~」
「死者の脳を~」
「死者の都市アムゲウクの縦穴へ~」
「――ぽっちゃん」
「埋葬された、死者の脳は~」
「ミミズみたいな、ゲウクに、たかられ~」
「永遠に、腐ることなく~」
「堆積して~」
「生き続けて~」
「時間をかけて~」
「ひとつながりの神経網を、構成するのです」

 宇宙論学者ザカリー・クランストン――

「憶えて、いるでしょうか?」
「ザカリー・クランストンの脳は~」
「惑星ファランドの~」
「死者の都市アムゲウクに~」
「埋葬されて~」
「〈死者団脳〉の一部になって~」
「今も~」
「生き続けて~」
「双子の片割れ、アイデン・クランストンと~」
「意志疎通できるのです」

 1月14日――

「サイポラン人、コウルタイルドは~」
「シャムスール・ラウスの遺体から~」
「脳を、摘出すると~」
「ヘンリケ・ユバリさんに~」
「提案して、曰く」
「――アイデン・クランストンを誘って~」
「――いっしょに~」
「――転移パーケットで~」
「――惑星ファランドに、行くのですじゃ」

 シャムスール・ラウス――

「シャムスール・ラウスは~」
「気づくと~」
「迷宮みたいな都市にいました」
「周囲は、ゆらいで歌う高層建築群」
「――ここは、どこ?」
「――ワタシは、誰?」
「記憶が、まったくありません」
「と」
「――!」
「幻のような人の形をした存在たちが、出現」
「シャムスール・ラウスを~」
「追い回します」
「――!」
「シャムスール・ラウスは~」
「一度は、うまく逃げ延びますが~」
「――!」
「罠に、はまって~」
「また、捕まったり」
「と」
「その時――」
「――こっちだっ」
「幻のような人の形をした存在が1体~」
「助けてくれました」
「で」
「誘われるまま~」
「都市の下の、別の迷宮へ」

 シャムスール・ラウス――

「自分のことを~」
「思い出しました」
「――シャムスール・ラウス?」
「助けてくれた存在の~」
「素性も、わかりました」
「――ザカリー・クランストン?」
「で」
「説明を聞いて~」
「わかってきました」
「――今?」
「――オレは?」
「――死者団脳に、つながっている?」
「さらに、わかってきました」
「――生きるか、死ぬか?」
「――決めるのは、オレの自由?」
「――決断すれば、永遠に生きられる?」
「おそらく~」
「高次勢力にも~」
「もし存在するとして、高次勢力の上位の存在にも~」
「こんな贅沢な選択の自由は、ないでしょう」
「……」
「――もし?」
「――死なない、と決断したら?」
「――1体の超知性体に似た~」
「――でも、1体の超知性体であることはない~」
「――巨大な意識複合体の~」
「――一部になる?」
「――その中で~」
「――オレは~」
「――オレの自我を保ち続ける?」
「――その中で~」
「――それぞれは~」
「――自分を保ちながら~」
「――個である、と同時に?」
「――全体でもある?」

 シャムスール・ラウス――

「シャムスール・ラウスは~」
「自分を追い回していた~」
「幻のような人の形をした存在たちの前に~」
「立ちました」
「と」
「幻のような人の形をした存在たちは~」
「ひとつの形に溶け合い~」
「素性も、わかりました」
「――コイツは?」
「――オレ自身の、ツラい記憶?」
「目の前の、自分自身は~」
「――疲れ切っている?」
「――もう、苦しいのは、イヤだ?」
「――安らかな最期を望む?」
「そうです」
「人間は、いつか一遍、死ぬのです」
「シャムスール・ラウスは~」
「腹を、くくりました」
「で」
「目の前の、自分自身の~」
「願いを、聞き届け~」
「死なせてやったのでした」

 シャムスール・ラウス――

「さて」
「自分自身のツラい記憶と、向き合いながら~」
「シャムスール・ラウスは~」
「美しい思い出や、大事なコトを~」
「たとえば」
「ワタシは、誰……とか」
「PUCのコト……とか」
「アニセー・ユバリさんのコト……とか」
「他、いろいろなコトを~」
「思い出していました」

 シャムスール・ラウス――

「かくして」
「シャムスール・ラウスは~」
「ツラい記憶を、全部なくして~」
「シアワセ100%」
「死者団脳の一部になりました」
「で」
「――!」
「とんでもない真実を、知ったのです」
「――超知性体アルダールの遺体を、盗んだのは?」
「――デロリアン・ローダン?」
「……」
「デロリアン・ローダンは~」
「超知性体アルダールの遺体を~」
「死者団脳と融合させていたのでした」
「――つまり?」
「――死者団脳は、ある意味、超知性体アルダール?」
「――ニューロバースになる?」

 惑星ファランド――

「アイデン・クランストンを、介して~」
「ザカリー・クランストンと、連絡がとれました」
「――シャムスール・ラウスは?」
「――死者団脳の一部になった?」
「で」
「ヘンリケ・ユバリさんは~」
「――未来を、自分で決断したのね」
「自分を納得させるのでした」

 以下次号――

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 思い出すことが多くて困ります。


d-information ◆ 766 [不定期刊] 2013/04/08
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