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| d-information | シリーズ/作家 | ペリー・ローダン |

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749 [2012/12/10]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2677 . Christian Montillon / Rhodans Entscheidung / ローダンの決断
2678 . Michael Marcus Thurner / Das Windspiel der Oraccameo / オラッカメオの風鈴
2679 . Marc A. Herren / Der Herr der Gesichter / あまたの顔の主
2680 . Arndt Ellmer / Aufbruch der Unharmonischen / 非調和存在たちの旅立ち
2681 . Leo Lukas / Welt aus Hass / 憎悪からなる惑星
2682 . Michael Marcus Thurner / Schlacht an der Anomalie / 異常空間縁の戦い
2683 . Uwe Anton / Galaxis im Chaos / 混沌とした銀河

□ Perry Rhodan-Heft 2677話「ローダンの決断」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2677-rohdans-entscheidung.html ]

 (承前)

 新銀河暦1469年、両カンダ銀河――

「この一帯は~」
「超知性体キン・シが~」
「長らく、支配してきた宙域です」
「が」
「このところ~」
「状況は一変」
「重要施設《アペラス・コッカイア》造船所は~」
「――ばーん」
「造船所の内部の、異常空間へ~」
「超知性体キン・シは~」
「姿を消しました」
「……」
「反体制側――地下組織〈必死抵抗〉――は~」
「――太古から保管されていた~」
「――ラモズ艦隊76万5000隻っ」
「――これと同盟したからにはっ」
「勢いに、乗ります」
「対して」
「体制側――キン・シ親衛隊――は~」
「――〈惑星鞭〉を投入だっ」
「――惑星まるごと、生命エネルギーを吸いつくせっ」
「――見せしめにするのだっ」
「余裕が、なくなりました」

 ジルス人プロテクター、カオウェン――

「カオウェンは~」
「超知性体キン・シの、子分1号」
「目下」
「体制側の残存艦艇を、掻き集め~」
「艦隊を、再編」
「地下組織〈必死抵抗〉の集結地に向け~」
「――ごごごっ」
「進軍中」
「……」
「ちなみに」
「カオウェンは~」
「意識を、クローン肉体に移して、生きてきました」
「死んでも、クローン肉体に移れば、不死」
「そういう意味での不死者でした」
「が」
「《アペラス・コッカイア》造船所が~」
「――ばーん」
「クローン製造施設も~」
「予備クローン肉体も~」
「壊れてしまいました」
「――次に死ぬと、終わりなのだっ」
「若き日のコトなど~」
「思い出すのでした」

 カオウェン艦隊、旗艦《ラドンジュ》――

「先般」
「《ミクル=ジョン》と《ラドンジュ》が~」
「鉢合わせした時~」
「ネズミビーバー、グッキー」
「モンドラ・ダイアモンドさん」
「両名は~」
「思いつきと~」
「成り行きから~」
「――テレポートっ」
「カオウェンの旗艦《ラドンジュ》に~」
「潜入しました」
「で」
「――この状況で、何ができる?」
「――この状況で、何の成果が出せる?」
「考えます」
「――とにかくっ」
「――カオウェンを、屠るのよっ」
「――カオウェンが率いる、この艦隊が~」
「――地下組織〈必死抵抗〉の艦隊を、打ち破るのを~」
「――断固阻止よっ」

 ペリー・ローダンの船《ミクル=ジョン》――

「ペリー・ローダンは~」
「落ちこんでいました」
「――ラモズがっ」
「――まともに、話をしてくれないっ」
「――もう良いから、帰れ……って?」
「――あの態度は、ないよな?」
「要するに~」
「――オレって……?」
「――超知性体スレイヤーとしても、イラナイ?」
「――細胞活性装置を持つ不死者としても、イラナイ?」
「――もと〈深淵の騎士〉としても、イラナイ?」
「――(何となく、がっくり)」
「そうなのです」
「理性では、わかっているのです」
「でも~」
「気持ちは、納得しないのです」
「……」
「76万5000隻の艦隊の司令官=〈艦隊の魂〉ラモズは~」
「現在は~」
「ザサ人という、ヒューマノイド」
「ツノみたいな超装置を、片目のところに生やしていて~」
「――ぴぴぴ」
「76万5000隻――ただし、経年劣化で動かないのも多数――を~」
「ひとりで操艦できるのです」
「が」
「このラモズは~」
「昨年の秋まで~」
「猫的な生物でした」
「ペリー・ローダンと~」
「モンドラ・ダイアモンドさんの~」
「ペットだったのです」
「……」
「ペリー・ローダンと、しては~」
「――オレってば……」
「――ペットにイラナイって言われたんだよな……」
「――(考えるほど、がっくり)」
「くよくよと~」
「悩んでいたので~」
「気づくのが、遅れたのでした」
「――グッキー?」
「――モンドラ?」
「――ふたりが、《ミクル=ジョン》にいない?」

 ラモズ艦隊、旗艦《ザサ》――

「〈艦隊の魂〉ラモズは~」
「――ふーっ」
「オラッカ種族、ヘグボルン・トゥルメリに対して~」
「怒っていました」
「……」
「ちなみに」
「太古」
「オラッカメオ種族は~」
「猫的な生物から、ザサ人を作り出し~」
「76万5000隻の艦隊を残し~」
「どうやら、超知性体キン・シになったらしい」
「で」
「現在」
「オラッカ種族――オラッカメオ種族の子孫――は~」
「超知性体キン・シの下で、細々と暮らしていました」
「地下組織〈必死抵抗〉の一員として~」
「圧制に、細々と抵抗してみたり」
「が」
「先般」
「オラッカ種族、ヘグボルン・トゥルメリは~」
「遺物〈カルカダの柩〉で、太古の超装置を入手」
「この超装置を使うと~」
「――もしもし。もしもーし?」
「遠隔地から~」
「〈艦隊の魂〉ラモズと~」
「直接に、話ができたり」
「――もどれぇ。もどれぇ」
「遠隔操作で~」
「〈艦隊の魂〉ラモズを~」
「――うにゃああああっ」
「――みゃあ」
「猫的な生物に、先祖返りさせたり」
「できるのでした」
「……」
「〈艦隊の魂〉ラモズは~」
「――冗談じゃないにゃっ」
「――アイツらの思うようには、させないにゃ」
「地下組織〈必死抵抗〉――オラッカ種族の仲間――に~」
「勘づかれないように~」
「ペリー・ローダン――地下組織〈必死抵抗〉の同盟者――にも~」
「知られないように~」
「――こっそり」
「ツノみたいな超装置で~」
「――ぴぴぴ」
「ラモズ艦隊の、かなりの艦艇を~」
「離れた場所に、潜伏させたり」
「同時に」
「――キン・シ配下の艦隊と、どう戦うかにゃ?」
「策を、練るのでした」

 カオウェン艦隊、旗艦《ラドンジュ》――

「グッキー」
「モンドラ・ダイアモンドさん」
「両名は~」
「艦内を、ウロついていて~」
「――!」
「罠に、はまりました」
「間一髪、逃れました」
「でも」
「リニア航行中のため、艦外には脱出できない」
「転々と、隠れ場所を変えて~」
「つまり、逃げ回るのでした」

 〈冷たい空間〉周辺宙域――

「この一帯には~」
「地下組織〈必死抵抗〉の艦船が~」
「集結しています」
「で」
「ペリー・ローダンの《ミクル=ジョン》も~」
「ラモズ艦隊も~」
「戻ってきました」

 ペリー・ローダンの船《ミクル=ジョン》――

「《ミクル=ジョン》に乗り組むひとり」
「イオトン人、キストゥスは~」
「もとは」
「《アペラス・コッカイア》造船所に~」
「捕らわれていたのです」
「そこを」
「ペリー・ローダンと~」
「エンネルハールが~」
「救出したのです」
「で」
「その後」
「ペリー・ローダンは~」
「――落ち着いたら、キミの故郷を探そう」
「とか、口約束して~」
「イオトン人、キストゥスを~」
「連れ回し~」
「卓越した操縦技術に、何度も助けられたり」
「先日~」
「とうとう~」
「《ミクル=ジョン》の第2操縦士として~」
「人材登録してしまいました」
「……」
「さて」
「本日」
「ペリー・ローダンは~」
「イオトン人航宙士、キストゥスに~」
「決意表明して、曰く」
「――《ミクル=ジョン》で~」
「――カンダ銀河を、出立しようと思うのだ」
「――ここは、やはり~」
「――異常空間に、突入し~」
「――超知性体キン・シを、追跡し~」
「――戦うべきところと、思うのだっ」
「要するに」
「――キミの故郷を探すのは~」
「――後回しなのだっ」
「――(大義のためだっ)」
「もちろん」
「――即刻、異常空間に突入……とはいかないのだ」
「――その前に~」
「――グッキーと~」
「――モンドラを~」
「――探索しなくてはっ」
「――(人道的にみてっ)」
「できるなら~」
「――異常空間に突入する前に~」
「――カオウェンの旗艦《ラドンジュ》を~」
「――沈めたいのだ」
「――カオウェンを~」
「――始末したいのだ」
「――〈惑星鞭〉を~」
「――破壊したいのだ」
「――(安全保障上の見地からっ)」
「こう言われては~」
「イオトン人、キストゥスの側に~」
「反対する理由は、ありません」

 〈冷たい空間〉周辺宙域――

「《ミクル=ジョン》が~」
「発進しようと、した時~」
「――!」
「カオウェン艦隊が、襲来」
「――ごごごっ」
「すぐさま~」
「地下組織〈必死抵抗〉の艦船を~」
「――どどーん」
「攻撃」
「ラモズ艦隊を~」
「――どどーん」
「攻撃するのでした」

 カオウェン艦隊、旗艦《ラドンジュ》――

「ジルス人プロテクター、カオウェンは~」
「――わが艦隊は、優勢だっ」
「――反体制勢力の艦隊は、数だけだっ」
「――大半は、無人艦だっ」
「――まともに、航行もできないぞ」
「――わはは」

 ラモズ艦隊、旗艦《ザサ》――

「〈艦隊の魂〉ラモズは~」
「――計画実行の時だにゃ」
「……」
「ジルス人プロテクター、カオウェンが~」
「その慧眼で、見抜いたとおり~」
「ラモズ艦隊は~」
「無人艦だらけ」
「経年劣化で、故障して~」
「航行不能な艦が、沢山あります」
「で」
「ラモズは~」
「ツノみたいな超装置で~」
「――ぴぴぴ」
「戦闘可能な艦を、操艦し~」
「――搬送ビームだにゃ」
「――航行不能な艦を、曳航するにゃ」
「――そうして……」
「――投げるのにゃっ」
「……」
「数だけはある、航行不能な艦を~」
「カオウェン艦隊に~」
「投げつけて~」
「――どかーん」
「自爆させたのでした」

 ペリー・ローダンの船《ミクル=ジョン》――

「ペリー・ローダンは~」
「――ひぃっ」
「――カオウェン艦隊の半分以上が?」
「――一瞬で、沈んだ?」
「どれほどの生命が失われたことでしょう」
「――事前に、言ってくれよー」
「――びっくりするよー」
「……」
「同盟者であるはずの、地下組織〈必死抵抗〉の艦船にも~」
「事前連絡は、ありませんでした」
「で」
「――どかーん」
「巻きこまれて~」
「地下組織〈必死抵抗〉の艦船も~」
「かなりが、沈んだのでした」

 ラモズ艦隊、旗艦《ザサ》――

「〈艦隊の魂〉ラモズは~」
「――やったにゃああっ」
「凱歌を、上げます」
「同盟者であるはずの、地下組織〈必死抵抗〉の艦船を~」
「巻きこんだコトを~」
「気に病む様子は、ありません」
「……」
「そもそも」
「ラモズにしてみれば~」
「――オラッカメオ種族は、昔の敵にゃ」
「――その子孫・オラッカ種族は、今も敵にゃ」
「地下組織〈必死抵抗〉の諸種族は~」
「オラッカ種族と仲良くしているヒトたちです」
「気に病む様子が、ないのも~」
「当然かも、しれません」
「……」
「〈艦隊の魂〉ラモズは~」
「――さあ」
「――敵艦の生き残りを、殲滅だにゃ」
「と」
「その時――」
「オラッカ種族、ヘグボルン・トゥルメリが~」
「どこかで~」
「――ちょっと待てっ」
「――オラッカ種族の艦船まで、巻きこむなっ」
「遺物〈カルカダの柩〉で入手した~」
「太古の超装置を、使用」
「――もどれぇ。もどれぇ」
「遠隔操作で~」
「〈艦隊の魂〉ラモズを~」
「――うにゃああああっ」
「――みゃあ」
「一瞬、先祖返りさせたり」
「……」
「結果的に~」
「オラッカ種族、ヘグボルン・トゥルメリは~」
「カオウェン艦隊の生き残りに~」
「撤退する猶予を~」
「与えることに、なったのでした」

 ラモズ艦隊、旗艦《ザサ》――

「〈艦隊の魂〉ラモズは~」
「もとの姿に、戻り~」
「――はっ」
「理性を取り戻すと~」
「――ふふーっ」
「オラッカ種族、ヘグボルン・トゥルメリに対して~」
「怒り、倍増」
「同時に」
「――キン・シ配下の艦隊を、どう滅ぼそうかにゃ?」
「策を、練るのでした」

 ペリー・ローダンの船《ミクル=ジョン》――

「エンネルハールが~」
「ペリー・ローダンを、迎えにきました」
「――即刻、いっしょに来るのだ」
「――《ミクル=ジョン》で~」
「――異常空間に突入するのだ」
「が」
「ペリー・ローダンは~」
「――断るっ」
「というのも」
「――先に~」
「――カオウェンの旗艦《ラドンジュ》を~」
「――沈めておきたいっ」
「――〈惑星鞭〉を~」
「――破壊しておきたいっ」
「――(安全保障上の見地からっ)」
「付け加えて、言うには」
「――グッキーと~」
「――モンドラも~」
「――捜索しないとっ」
「――(人道的にみてっ)」
「そうして」
「決め顔で、言うには」
「――異常空間に突入するのは~」
「――もっと大事な問題を、解決してからだっ」
「と」
「その時――」
「ハイパー物理学者、ネモ・パルティジャンが~」
「――〈惑星鞭〉を、発見したかもです」

 カオウェン艦隊、旗艦《ラドンジュ》――

「カオウェンは~」
「〈惑星鞭〉の次の標的である、恒星系に~」
「到着」
「――恒星のコロナに、隠れるのだ」
「――ペリー・ローダンに、探知されないようにだ」
「――ヤツは、きっと、まもなく、ここに来るのだ」
「で」
「カオウェンは~」
「考える」
「――突然として出現した、あの大艦隊を~」
「――指揮しているのは、誰だ?」
「太古の記録を、調べたりして」
「決め顔で、言うには」
「――あの艦隊の司令官と、対決したい」

 カオウェン艦隊、旗艦《ラドンジュ》――

「グッキー」
「モンドラ・ダイアモンドさん」
「両名は~」
「逃げながら、考える」
「――自力で修理できないくらい、破壊したら~」
「――この艦は、修理ドックに、入ってくれるかも」
「――そうしたら?」
「――脱出の機会だって、ありえるかも?」

 ペリー・ローダンの船《ミクル=ジョン》――

「――行くのだっ」
「――〈惑星鞭〉の次の標的=星系オブリガへっ」
「《ミクル=ジョン》は~」
「イオトン人航宙士、キストゥスの、操縦で~」
「――発進っ」
「――ごごごっ」

 ラモズ艦隊、旗艦《ザサ》――

「――さあ」
「――このラモズも~」
「――〈惑星鞭〉を破壊に行くにゃ」
「ラモズ艦隊も~」
「星系オブリガへ」
「――ごごごごごっ」
「……」
「途上――」
「オラッカ種族、ヘグボルン・トゥルメリが~」
「どこかで~」
「遺物〈カルカダの柩〉で入手した~」
「太古の超装置を、使用」
「――もどれぇ。もどれぇ」
「遠隔操作で~」
「〈艦隊の魂〉ラモズを~」
「――うにゃああああっ」
「部分退行させて~」
「苦痛を与えて~」
「遠隔で、曰く」
「――さあ」
「――『ご主人さま、ラモズは操り人形です』と、言ってみろ」
「――わはは」

 ペリー・ローダンの船《ミクル=ジョン》――

「取り決めた座標で~」
「ペリー・ローダンは~」
「〈艦隊の魂〉ラモズと、密談」
「……」
「ラモズは~」
「やつれた顔して、曰く」
「――オラッカ種族、ヘグボルン・トゥルメリは~」
「――このラモズを、遠隔操作で、先祖返りさせて~」
「――脅してきたにゃ~」
「――『ご主人さま、ラモズは操り人形です』とか、言いたくないにゃ」
「――助けてほしいにゃ」
「で」
「ラモズは~」
「依頼して、曰く」
「――ヘグボルン・トゥルメリの居場所を、調べてほしいにゃ」
「――グッキーが、アイツの宇宙船にしかけてきた発信機を~」
「――探知してほしいにゃ」
「――ウチの艦隊の探知システムより~」
「――《ミクル=ジョン》の探知システムの方が~」
「――数段、優秀なのにゃ」
「で」
「ミクル――《ミクル=ジョン》のツクモ神的なモノ――は~」
「引き受けました」
「――早速、最速、最短で、探知してみましょう」
「――(人道的な見地から~)」
「――(急ぐのは、当然です)」
「――(別に、誉められたから、優先するのでは、ないんだからね)」

 ラモズ艦隊、旗艦《ザサ》――

「〈艦隊の魂〉ラモズは~」
「ツノみたいな超装置で~」
「――ぴぴぴ」
「ミクルが探知する様子を~」
「ハッキング」
「――アイツの宇宙船だにゃっ」
「――こんな近くに、いたんだにゃ」
「で」
「ラモズ艦隊は~」
「即刻~」
「探知した座標へ」
「即刻~」
「攻撃です」
「――どどーん」
「……」
「もちろん」
「ラモズは~」
「艦隊のオートパイロットを、事前設定してあります」
「――このラモズ本人が、指揮できなくても~」
「――標的は、確実に仕留めるにゃ」
「……」
「けっきょく」
「ヘグボルン・トゥルメリの宇宙船は~」
「――ばーん」
「〈艦隊の魂〉ラモズは~」
「――やったにゃああっ」
「――これで~」
「――オラッカ種族の魔の手から、解放されたにゃあ」
「……」
「――さあ」
「――このラモズも~」
「――〈惑星鞭〉を破壊に行くにゃ」
「ラモズ艦隊は、転針し~」
「星系オブリガへ」

 カオウェン艦隊、旗艦《ラドンジュ》――

「グッキー」
「モンドラ・ダイアモンドさん」
「両名は~」
「艦内バリアに、邪魔されながらも~」
「艦内の各所に、爆弾を設置」
「――点火っ」
「――ばーん」
「で」
「――さあ」
「――ここで~」
「――カオウェンを始末だっ」
「グッキーは~」
「超能力発揮」
「――むん」
「テレパシーで~」
「カオウェンの居場所を、探す」
「と」
「――あれ?」
「――バリアで封鎖した司令室に、いない?」
「――自分の専用艇に、乗っている?」
「――艦を、離れようとしている?」
「で」
「グッキーは~」
「モンドラ・ダイアモンドさんを伴い~」
「――テレポートっ」
「格納庫の、カオウェン専用艇へ」

 カオウェン艦隊、旗艦《ラドンジュ》――

「モンドラ・ダイアモンドさんは~」
「迷いがありません」
「――ばーん」
「冷酷非情に~」
「カオウェンを、撃ちました」
「――うっ」
「――がっくり」
「幸いなことに~」
「ここは、格納庫のカオウェン専用艇の中」
「グッキー」
「モンドラ・ダイアモンドさん」
「両名は~」
「――発進っ」
「脱出に、成功したのでした」

 ペリー・ローダンの船《ミクル=ジョン》――

「ペリー・ローダンは~」
「〈惑星鞭〉の次の標的である、星系オブリガに到着」
「と」
「――カオウェンの旗艦《ラドンジュ》が?」
「――爆発してる?」
「……」
「どうやら」
「カオウェンは~」
「自分が死んだ、と思わせて~」
「逃走するつもり、だったのでした」
「で」
「専用艇に乗りこむ前に~」
「旗艦の自爆装置のスイッチを、入れておいたらしい」

 ペリー・ローダンの船《ミクル=ジョン》――

「グッキー」
「モンドラ・ダイアモンドさん」
「両名が~」
「《ミクル=ジョン》に、到着」
「と」
「その時――」
「――!」
「星系オブリガに~」
「〈惑星鞭〉と、護衛艦隊が、襲来」
「――ごごごっ」
「すかさず~」
「ラモズ艦隊が~」
「――どかーん」
「猛攻」
「……」
「〈惑星鞭〉は~」
「たまらずに~」
「星系オブリガから、逃走」
「で」
「星系オブリガの、過疎惑星は~」
「多少の損害は、被ったものの~」
「最悪の事態は、避けられたのでした」

 ラモズ艦隊、旗艦《ザサ》――

「〈艦隊の魂〉ラモズは~」
「すっきりした顔して、曰く」
「――《ミクル=ジョン》が、異常空間に突入するまで~」
「――このラモズが、護衛するにゃ」

 両カンダ銀河、異常空間――

「異常空間の周囲には~」
「体制側の宇宙船が、集結していました」
「が」
「――このラモズが、抑えるにゃ」
「――どかーん」
「……」
「この隙に~」
「エンネルハールの〈光胞〉は~」
「ペリー・ローダンの《ミクル=ジョン》を~」
「格納」
「共に、異常空間へ」

 異常空間内部――

「異常空間の内部は~」
「管のようでした」
「管の奧に、入れば、入るほど~」
「――超知性体キン・シの存在を、強く感じる……ような?」
「――というか?」
「――この異常空間、そのものが?」
「――超知性体キン・シ?」
「やがて」
「そう確信するに、至るのでした」
「で」
「グッキーは~」
「――どんどん、酷くなってるよー」
「――超知性体キン・シは、ボクらを殺す気だよー」
「ペリー・ローダンは~」
「どうしてか、多宇宙服を意識して~」
「異質な生命が、自分の中に入りこんでくるのを~」
「感じたり、するのでした」

 カオウェン――

「カオウェンの精神に~」
「何か、起きたようでした」
「――片目が、見えない?」
「――この感覚は、もとの肉体にいた頃みたいな?」
「カオウェンは~」
「混乱しながらも~」
「現状を、確認しようとして……」
「――!」
「ラモズが~」
「上の方に、いて~」
「カオウェンを、見下ろしています」
「曰く」
「――提案が、あるのにゃ」

 以下、次号。

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◆今回のひとこと

 猫は個性だと思うんです。


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