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| d-information | シリーズ/作家 | ペリー・ローダン |

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747 [2012/11/26]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2675 . Wim Vandemaan / Der Glanz der Stille / 静寂の煌き
2676 . Christian Montillon / Der Chalkada-Schrein / カルカダの柩
2677 . Christian Montillon / Rhodans Entscheidung / ローダンの決断
2678 . Michael Marcus Thurner / Das Windspiel der Oraccameo / オラッカメオの風鈴
2679 . Marc A. Herren / Der Herr der Gesichter / あまたの顔の主
2680 . Arndt Ellmer / Aufbruch der Unharmonischen / 非調和存在たちの旅立ち
2681 . Leo Lukas / Welt aus Hass / 憎悪からなる惑星
2682 . Michael Marcus Thurner / Schlacht an der Anomalie / 異常空間縁の戦い
2683 . Uwe Anton / Galaxis im Chaos / 混沌とした銀河

□ Perry Rhodan-Heft 2675話「静寂の煌き」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2675-der-glanz-der-stille.html ]

 新銀河暦1470年、異常空間内――

「――この異常空間は~」
「――崩壊しようとしているっ」
「――転移パーケットで~」
「――サイポラン人の故郷星系バンテイラに~」
「――遠征して~」
「――星系ソルを、通常宇宙に戻してもらうのだっ」

 サイポラン人の星系バンテイラ――

「遠征隊の生存者2名――」
「超能力者、シャンダ・シャーモットさん」
「トウフェク」
「両名は~」
「論理アカデミーの学部長・サイポラン人、パイカンデルと~」
「交渉します」
「で」
「トウフェクが~」
「自信たっぷりに~」
「――ワレワレは~」
「――崩壊しつつある異常空間を~」
「――安定化するため~」
「――超知性体の遺体1個を収容するのを、お助けしたい」
「サイポラン人の興味を引くのに~」
「成功しました」
「が」
「シャンダ・シャーモットさんは~」
「――(そんなコト、言って……大丈夫なの?)」
「――(事前に、打合せくらいしてよっ)」
「心で、叫んでみたり」
「……」
「かくして」
「生存者2名――」
「超能力者、シャンダ・シャーモットさん」
「トウフェク」
「両名は~」
「サイポラン人のために~」
「遠征に出発」
「――超知性体の遺体を~」
「――収容し~」
「――スペンタ種族が造った、エフェメラルポート越しに~」
「――異常空間のマトリクス=ニューロバースへと~」
「――インストールするのです」

 サイポラン人の〈ガレオン宇宙船〉――

「超能力者、シャンダ・シャーモットさん」
「トウフェク」
「両名は~」
「論理アカデミーの学部長・サイポラン人、パイカンデルと~」
「〈ガレオン宇宙船〉へ」
「さて」
「船上で~」
「〈超知性体の遺体を収容する遠征隊〉の~」
「残りの成員――」
「老サイポラン人、コウルステルク」
「メイドのようなロボット、ビンク」
「執事のようなロボット、オブルス」
「と、顔合わせです」
「……」
「老サイポラン人、コウルステルクは~」
「杖を、持っています」
「――おっと、あぶない」
「杖は、生きているようです」
「――オイラは、アエス・キマエ」
「――オイラは、コウルステルクさまの杖だ」
「とかいう」
「で」
「老サイポラン人、コウルステルクは~」
「自己紹介して、曰く」
「――じつは~」
「――ワシは、部分的に~」
「――テラナーなのじゃ」
「――ワシは、部分的に~」
「――テラナー、ベナート・アキャリーなのじゃ」
「――アニセー・ユバリさんは、元気かのー?」
「……」
「ちなみに」
「サイポラン人は~」
「異種族から、臓器を移植して~」
「生きながらえる種族です」
「ちなみに」
「サイポラン人は~」
「テラナーの子供たちを~」
「転移パーケットで、掠って~」
「フォーマットして~」
「手先に、使っていました」
「そんな中で~」
「掠ってきた子のひとり、ベナート・アキャリーは~」
「――フォーマットが、うまくいかない?」
「――やむを得ぬ、ですねー」
「――じゅる」
「こっそり、処分されて~」
「腑分けされて~」
「再利用されて~」
「脳の一部は~」
「老サイポラン人、コウルステルクに~」
「移植されたらしい」
「……」
「さて」
「シャンダ・シャーモットさんは~」
「――むん」
「超能力を、発揮」
「確認してみると~」
「――このサイポラン人は?」
「――サイポラン人的にも、考えるけど?」
「――テラナー的にも、考えたりする?」

 〈ガレオン宇宙船〉、航行中――

「シャンダ・シャーモットさん」
「トウフェク」
「両名は~」
「〈ガレオン宇宙船〉の内部を~」
「――むんっ(超能力でっ)」
「――パズズさまっ(ナノ工作員でっ)」
「探って、回ります」
「と」
「――!」
「メイドのようなロボット、ビンク」
「執事のようなロボット、オブルス」
「2機が~」
「――がしっ」
「――お客さま?」
「――ちょっと事務所まで、ご同行いただけますか?」

 〈ガレオン宇宙船〉、航行中――

「老サイポラン人、コウルステルクは~」
「トウフェクに~」
「――何を、振りまいていたのじゃ?」
「問い詰めます」
「で」
「トウフェクは~」
「正直に、語ることにしました」
「――パズズさまっ」
「――むくむくっ」
「瓶に入れたナノ工作員=パズズさまを、見せて~」
「――テラナーが作ったモノではないのだ」
「――都市アウレスから、拝借してきたのだ」
「一方」
「シャンダ・シャーモットさんは~」
「――(コウルステルクの思考の中で?)」
「――(アウレスの名前が?)」
「――(どうしてだか、引っ掛かった?)」
「――(何か、知っているの?)」
「――(たどれたら……たどりたいけど……あーもう無理っ)」
「対して」
「老サイポラン人、コウルステルクは~」
「シャンダ・シャーモットさんに~」
「――ソナタ、テレパスじゃろう?」
「問い詰めます」
「で」
「シャンダ・シャーモットさんは~」
「正直に、肯定することにしました」
「――アナタの思考くらいなら、読み取れます」
「ついでに」
「正直に、聞いてみましょう」
「――サイポラン人って、何者なのですか?」
「すると」
「老サイポラン人、コウルステルクの~」
「頭の中が~」
「アキャリー脳主導に、切り替わったようです」
「正直に、回答してくれました」
「――サイポラン人は~」
「――本当は、乱暴な子とは、違うのじゃ」
「――本当は、恵まれて育った、バンテイラの優しい子なのじゃ」
「――世界に光をもたらす者なのじゃ」
「続けて」
「老サイポラン人、コウルステルクは~」
「サイポラン人の発展の歴史を、語り~」
「シャンダ・シャーモットさんは~」
「――ウトロファル人――〈ガレオン宇宙船〉の航宙士――て?」
「――テラナーにとっての、ポスビみたいなモノ?」
「――じつは、テラナーと良く似た道を、たどってるの?」
「とか、思ったり」
「さらに」
「老サイポラン人、コウルステルクは~」
「サイポラン人の歴史を、語り続け~」
「――このように~」
「――アイルの封鎖域の中で、暮らしてきたのじゃ」
「――アイルの封鎖域を、誰が封鎖したかは、知れぬのじゃ」
「――が」
「――時間旅行者であると、いわれているのじゃ」
「もっと、語って~」
「――いつだか~」
「――サイポラン人は~」
「――超知性体キン・シを、発見したのじゃ」
「――で」
「――サイポラン人は~」
「――思ったのじゃ」
「――時間をかけて~」
「――超知性体キン・シを、感化して~」
「――臣を力でねじふせる愚君から~」
「――臣を教え導く賢君に、変えてみたい」
「――とか」
「――勝負の行方は、これからなのじゃ」

 〈ガレオン宇宙船〉は、星系ジョリンへ――

「――ここに、超知性体の遺体が、あるのじゃ」
「というか」
「――いろいろな見た目の宇宙ステーションが?」
「――たくさん、ありますね?」
「――千は、超えている?」
「――でも?」
「――どれも、エネルギー的に死んでる感じ?」
「――計測できるのは~」
「――最低水準の、微弱なインパルスだけ?」
「――生命インパルスも、微妙みたいな?」
「さて」
「超知性体の遺体は、どこにあるのでしょうか」
「老サイポラン人、コウルステルクは~」
「――場所が、分からないのじゃ」
「――だから、これまで、収容できなかったのじゃ」
「ともあれ」
「居住可能な惑星ゾパイに、降りてみましょう」

 惑星ゾパイ――

「シャンダ・シャーモットさん」
「トウフェク」
「老サイポラン人、コウルステルク+杖型生物アエス・キマエ」
「メイドのようなロボット、ビンク」
「執事のようなロボット、オブルス」
「遠征隊一行は~」
「降下して、すぐ~」
「ヒューマノイド似の種族ゾパイ人2名と、遭遇」
「――槍を手にして、決闘を始めた?」
「――不思議と、楽しそう?」
「――あ……勝負がついた」
「勝った方のゾパイ人は~」
「――わはは」
「――このエプロンの勝利だ」
「――死者の魂は~」
「――今ごろ~」
「――コセマイの〈始原の法の艦隊〉に、迎えられているであろう」
「――わはは」
「……」
「ゾパイ人、エプロンは~」
「――しゅるん」
「琥珀色の糸を、取り出して~」
「故障した蒸気駆動車を~」
「――しゅるん」
「修理しはじめました」
「で」
「琥珀色の糸は~」
「蒸気機関の裂け目を、塞いで~」
「――ぽっぽー」
「修理完了」
「で」
「遠征隊一行は~」
「ゾパイ人、エプロンに~」
「――最寄りの都市まで、乗せてもらえぬだろうか?」
「頼みました」
「――ぽっぽー」

 惑星ゾパイ、蒸気駆動車で移動中――

「遠征隊一行は~」
「ゾパイ人、エプロンに~」
「――都市を統治するのは、誰でしょうか?」
「尋ねました」
「――ぽっぽー」
「――次の戦う相手を、探したいのだ」
「――わはは」
「ゾパイ人、エプロンは~」
「答えません」
「と、いうか~」
「答えることができなかった、という」

 惑星ゾパイの都市――

「遠征隊一行は~」
「不審者扱いされるコトもなく~」
「――行政センターを、探すのである」
「――図書館を、探すのである」
「――何か中央データ記録装置的なモノを、探すのである」
「調査を進めます」
「で」
「そんな中~」
「シャンダ・シャーモットさんは~」
「超能力で、感じたりして」
「――見える」
「――中世的な感じの、軍の宿営地が、見える」
「――居合わす関係者は?」
「――戦争するってコトで、心をひとつにしてる?」
「――でも?」
「――どうして、戦うの?」
「――誰と、戦うの?」
「どうにも、良くわからないのでした」

 その夜、惑星ゾパイの都市――

「――ひゅるるる……ばーん」
「――空襲だっ」
「飛行船団が、爆弾を落として~」
「――ひゅるるる……ばーん」
「遠征隊一行が宿泊した、安宿も~」
「――ばーん」
「遠征隊一行は~」
「――宇宙服を着るのだ」
「――逃げるのだっ」
「その時」
「シャンダ・シャーモットさんは~」
「――炎上する建物の中に?」
「――取り残された、ゾパイ人の女の子が?」
「――さあ、いっしょに逃げるのよっ」
「ゾパイ人の少女を、救出」
「――怪我しているわっ」
「と」
「――オイラに、まかせてくれよっ」
「杖型生物アエス・キマエは~」
「老サイポラン人、コウルステルクの~」
「健康管理が仕事」
「治療は、お手のものです」
「――栄養補給だっ」
「――傷の手当てだっ」
「……」
「ゾパイ人の少女は~」
「――はっ」
「助かりました」
「名前を、尋ねると~」
「――パウトファミー?」

 空襲の中、惑星ゾパイの都市――

「――ひゅるるる……ばーん」
「遠征隊一行は~」
「――都市から、脱出するのだっ」
「が」
「その時」
「――ひゅるるる……ばーん」
「杖型生物アエス・キマエが~」
「――うっ」
「重傷です」
「で」
「トウフェクは~」
「――パズズさまっ」
「ナノ工作員で、治療しようとしますが~」
「――え……無理?」
「力、及ばず」
「と」
「ゾパイ人の少女、パウトファミーが~」
「ポケットから~」
「琥珀色の短い糸を、取り出しました」
「で」
「杖型生物アエス・キマエの上に~」
「琥珀色の短い糸を~」
「置くと~」
「――しゅうううううっ」
「わずか数分で~」
「怪我は、完治」
「……」
「ゾパイ人の少女、パウトファミーに~」
「話を、聞いてみると~」
「――治したのは、自分ではない?」
「――パンファクターが、治した?」
「――パンファクターって……その糸?」
「で」
「シャンダ・シャーモットさんは~」
「糸を、じっと見る」
「糸の含有物を、じっと見る」
「――糸の中に、何か、入っている?」
「糸の中を、じっくり見る」
「糸の中に何が隠れているか、細かく見る」
「と」
「――見えたっ」
「――世界がひとつ、入ってるの?」
「――土地が、たくさん?」
「――都市が、たくさん?」
「――建築物が、たくさん?」
「――機械が、たくさん?」
「際限が、ありません」
「こうして」
「シャンダ・シャーモットさんは~」
「深く、ふかく~」
「糸の中に、沈んで行ったりして」
「……」
「――戻ってくるのだっ」
「――げしっ」
「――はっ」
「シャンダ・シャーモットさんは~」
「トウフェクによって~」
「糸の中の世界から、引き戻されました」
「どうやら」
「4時間、意識がなかったようで~」
「ぐったり」
「が」
「シャンダ・シャーモットさんは~」
「――糸=パンファクターは?」
「――超知性体の遺体にもとづく何か、なのかも?」
「――遺体が、パンファクターの中に、断片化されているのかも?」
「思います」
「ちなみに」
「糸=パンファクターは~」
「惑星ゾパイの、到るところに、あるようです」
「――なるほどっ」
「――超知性体の遺体が、見つからないというのも~」
「――納得がいくわっ」
「つまり」
「――問題は~」
「――糸=パンファクターを、どうやって集めるかね」
「……」
「とりあえず」
「情報収集のために~」
「糸摘み人たちの宿営地に、行ってみることに」

 惑星ゾパイ、糸摘み人たちの宿営地――

「遠征隊一行は~」
「糸摘みをしている、サイポラン人女性1名と、遭遇」
「――昔の遠征隊の乗員のひとり?」
「――どうして、ここにいるかも、忘れて?」
「――どうして、糸摘みを、今も続けているのかも、忘れた?」
「ともかく」
「糸=パンファクターのことを、聞いてみましょう」
「――糸=パンファクターは?」
「――空中から、雨のように降ってきて?」
「――地面を、這う?」
「――そこを、拾い集めてる?」
「つまり」
「どうやら~」
「糸=パンファクターを~」
「全部、集めて~」
「超知性体の遺体1つ分を、集めるのは~」
「並大抵ではない、らしい」
「……」
「とりあえず」
「一行は~」
「情報収集のために~」
「宇宙ステーションの1基に、行ってみることに」

 惑星ゾパイ、衛星軌道上――

「一行は~」
「宇宙ステーションを、探索」
「で」
「メイドのようなロボット、ビンクは~」
「古いデータ記録装置から~」
「データ一式を抽出することに、成功」
「さらに」
「シャンダ・シャーモットさん」
「トウフェク」
「両名は~」
「ゾパイ人の少女1名を、発見」
「――どうして?」
「――パウトファミーと、そっくり?」
「……」
「一行は~」
「情報収集を終えて~」
「惑星ゾパイの地表へ」

 惑星ゾパイ――

「トウフェクは~」
「――パズズさまっ」
「――分析をっ」
「ゾパイ人の少女2名」
「都市で助けた少女、パウトファミー」
「宇宙ステーションで出会った少女」
「両名の~」
「遺伝物質を、比較したところ~」
「――100%、同一?」
「……」
「ともかく」
「探索を進める、ためには~」
「糸=パンファクターを~」
「もっと調査するしか、ないようです」
「で」
「シャンダ・シャーモットさん」
「トウフェク」
「両名は~」
「――トウフェクのパズスさま=ナノ工作員を使って~」
「――仔細に調査しよう」
「決意します」
「で」
「――パズズさまっ」
「――むくむくっ」
「パズズさまは~」
「トウフェクの脳と、直接リンク」
「シャンダ・シャーモットさんは~」
「超能力で~」
「――むん」
「このリンクに、参加」
「かくして」
「両名は~」
「深く、ふかく~」
「糸の中に、沈んで行ったりして」

 糸=パンファクターの中の都市――

「シャンダ・シャーモットさんは~」
「ゾパイ人の少女、パウトファミーと~」
「出会いました」
「で」
「会話してみて~」
「わかってきました」
「――つまり?」
「――この少女が、超知性体パウトファミー?」
「で」
「率直に、聞いてみましょう」
「――超知性体パウトファミーは~」
「――どうして、こんなコトになったのですか?」

 過去:超知性体パウトファミー――

「大昔――」
「超知性体パウトファミーは~」
「退化病――超知性体を、死に到らしめる病――に感染」
「助かる道は、ありません」
「で」
「超知性体パウトファミーは~」
「錯乱状態で、夢うつつのうち~」
「――むーん」
「死に、抗い続けて~」
「――むーん」
「〈力の球形体が崩壊〉して~」
「忘れ去られてしまう時まで~」
「――むーん」
「抗い続けて~」
「最期の瞬間に~」
「――ぱーん」
「パラ次元に~」
「花吹雪みたいに、飛び散って~」
「――はらはらはら~」
「あとは、ずーっと~」
「この惑星の上に~」
「降ったり、やんだりを、続けているのでした」

 現在:糸=パンファクターの中の都市――

「超知性体パウトファミーは~」
「昔話を、しながら~」
「――?」
「――つまり?」
「――もしかして?」
「――ワタシって、死んでるの?」
「……」
「どうやら~」
「錯乱状態で、夢うつつのまま~」
「自分が死んだ事実に~」
「これまで~」
「気づいていなかった、らしい」
「それが」
「――はっ」
「――!」
「今~」
「気づいてしまった、のです」
「……」
「――どろーん」
「シャンダ・シャーモットさんたちがいる世界が~」
「溶けはじめました」
「――どろーん」
「糸=パンファクターの、全部が~」
「自分が死んだことに、気づきました」
「死んで~」
「――どろーん」
「集まって~」
「超知性体パウトファミーの遺体に、なったのでした」
「……」
「気がついてみれば~」
「これまで、生きて、活動していたゾパイ人は~」
「全員が~」
「消えていました」
「どうやら~」
「全員が~」
「超知性体パウトファミーの思考の産物~」
「だったのでした」

 星系ジョリン――

「遠征隊は~」
「論理アカデミーの学部長・サイポラン人、パイカンデルに~」
「――超知性体パウトファミーの遺体を発見した」
「結果報告」
「……」
「やがて~」
「スペンタ種族の宇宙船100隻以上が~」
「星系ジョリンに、到着」
「超知性体パウトファミーの遺体を~」
「収容して~」
「――ごごごっ」
「エフェメラルポートへ、運んでいきました」
「で」
「シャンダ・シャーモットさん」
「トウフェク」
「両名も~」
「エフェメラルポートへ、向かう」

 航行中――

「トウフェクは~」
「語って曰く」
「――デロリアン・ローダンは~」
「――超知性体たちの、原板を探してきた、のかも」
「――その過程で~」
「――デロリアン・ローダンは~」
「――超知性体の、発生とか、消滅とかについて~」
「――悟ってしまった、のかも」
「――つまり~」
「――超知性体は、進化の帰結ではない、のかも」

 異常空間内、エフェメラルポート近傍――

「エフェメラルポートに、到着した時~」
「シャンダ・シャーモットさん」
「トウフェク」
「両名は~」
「教えられました」
「――エフェメラルポートは~」
「――超知性体キン・シの計画に従い~」
「――ビックバンの直後に発生した、原初のブラックホールから~」
「――生成されたのじゃ」
「で」
「シャンダ・シャーモットさんは~」
「老サイポラン人、コウルステルクが~」
「嘘を言っているのに~」
「気がつきました」
「――エフェメラルポートの創造のために?」
「――生命がある惑星を?」
「――素材にして……?」
「さらに」
「シャンダ・シャーモットさんは~」
「スペンタ種族の思うところを~」
「読み取り~」
「認識しました」
「――小さな恒星と~」
「――大きな恒星と~」
「――ブラックホールと~」
「――3つの天体で、三角形を作っている~」
「――この小さな恒星の中に~」
「――スペンタ種族は~」
「――ホワイトホールを、設置した?」
「――そのホワイトホールが?」
「――噴出した物質を?」
「――あのブラックホールに?」
「――吸いこませて?」
「――あんな、特殊な状態にした?」
「……」
「ともあれ」
「超知性体パウトファミーの遺体は~」
「エフェメラルポートの中で~」
「分解されて~」
「プシ粘土に、なりました」
「……」
「シャンダ・シャーモットさんは~」
「――あのプシ粘土のこと、もっと情報を集めた方が良いかしら?」
「思うのです」
「が」
「トウフェクは~」
「――忠告する。やめるのだ」
「……」
「ともあれ」
「超知性体パウトファミーの遺体からできた、プシ粘土を~」
「詰めこんだ、ことにより~」
「この異常空間は~」
「しばらくは、安定しそうです」

 かくして――

「シャンダ・シャーモットさん」
「トウフェク」
「両名は~」
「サイポラン人との約束を、果たしたわけで~」
「次は~」
「星系バンテイラに戻り~」
「サイポラン人に対して~」
「テラナーの要望を、述べる番です」
「……」
「老サイポラン人、コウルステルクは~」
「両名のために~」
「宇宙船を1隻、用立てるのでした」

 以下、次号。

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◆今回のひとこと

 気がつけば、ジャンボジェットみたいな号数に。


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