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744 [2012/11/05]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2672 . Verena Themsen / Kosmische Agonie / 宇宙の臨死
2673 . Hubert Haensel / Das 106. Stockwerk / 地下106階
2674 . Uwe Anton / Das Reich der Angst / 不安の帝国
2675 . Wim Vandemaan / Der Glanz der Stille / 静寂の煌き

「この長いシリーズには~」
「各話の表紙に、作者として名が出る~」
「普通の作家」
「とは、別に~」
「全体の流れを作り、各話の構成をまとめる~」
「草案作家」
「という役割の人が、います」
「……」
「2009年8月――」
「草案作家だった Robert Feldhoff が~」
「亡くなり~」
「2505話から~」
「Uwe Anton が~」
「草案作家を務めました」
「で」
「来年――」
「2699話で~」
「Uwe Anton は、草案作家を引退」
「――普通の作家に、戻るのです」
「そして」
「2700話からは~」
「Christian Montillon と Wim Vandemaan の両名が~」
「草案作家を務める、とのこと」
「……」
「ちなみに」
「Robert Feldhoff の遺稿は~」
「Uwe Anton が、残りの部分を継ぎ足し~」
「2538話『《光力》の旅立ち』になりました」
「憶えて、いるでしょうか……?」
「アラスカ・シェーデレーアが~」
「失踪したサンブリ・ユラさんの捜索を~」
「開始する話です」
「さて」
「来年――」
「Uwe Anton は~」
「2699話までに~」
「アラスカ・シェーデレーアの、サンブリ・ユラさん捜索譚に~」
「区切りを、巧くつけられるでしょうか?」
「また」
「来年――」
「2700話から~」
「Christian Montillon と Wim Vandemaan の両名は~」
「どんな展開を、見せてくれるでしょうか?」
「……」
「不安はない……でもないですが~」
「それでも~」
「毎週、新刊は出るのです」

□ Perry Rhodan-Heft 2672話「宇宙の臨死」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2672-kosmische-agonie.html ]

 新銀河暦1470年、異常空間内部の星系ソル――

「昨年9月――」
「超知性体キン・シの企てに、より~」
「超兵器〈ボットネット〉が~」
「自由テラナー連盟の星系ソルを~」
「異常空間〈ニューロバース〉に、誘拐」
「……」
「異常空間の星系ソルでは~」
「惑星テラに~」
「サイポラン人が、出現」
「コンサートして~」
「――ぎゅぅぅぅん」
「集めた、テラナーの子供たちを~」
「〈転移パーケット〉経由で、星系外に誘拐して~」
「〈フォーマット〉=教育的指導をして~」
「手先として、惑星テラに戻したり」
「さらに」
「恒星ソルに~」
「スペンタ種族の釘状船団が、突入」
「――恒星ソルで〈泡沫物質〉を作るのです」
「――恒星ソルの中の、超知性体アルケティムの遺体が邪魔です」
「取り出す作業のために~」
「恒星ソルを、フィムブル殻で覆い~」
「――ふっ」
「恒星ソルを〈消灯〉したり」
「さらに」
「星系ソルの外から~」
「ファゲシ種族の〈ガレオン宇宙船〉団が、襲来」
「――テラナーは、超知性体アルダールの遺体を、盗んだのだっ」
「――隠し場所を、言えぇっ」
「と、誤解して~」
「惑星テラに、〈地震発生ナノマシン〉を撒いて~」
「――グラグラっ」
「メキシコシティ、潰滅」
「と」
「こんな具合で~」
「第一テラナー、ヘンリケ・ユバリさんは~」
「やむなく~」
「――無条件降伏よっ」
「ファゲシ種族+サイポラン人は~」
「星系ソルを、占領」
「サイポラン人がフォーマットした子供たちが~」
「アンブラ評議会を構成して~」
「統治したり」
「……」
「が」
「そんな中~」
「ホーマー・G・アダムズは~」
「――こんな時のためにっ」
「――密かに準備してきたのだっ」
「――〈姿なき友人の会〉、活動開始っ」
「――〈姿なき友人の会〉の砦、機能開始っ」
「政庁首席レジナルド・ブルを~」
「惑星テラから、救い出し~」
「衛星ガニメデ跡地へ、連れていったり」
「――〈姿なき友人の会〉の砦に、隠れなさいっ」
「そこへ」
「デロリアン・ローダン――ペリー・ローダンの息子――が~」
「――〈星を讃える同盟〉を、動員して~」
「――支援に、来ました」
「ちなみに」
「〈星を讃える同盟〉は~」
「デロリアン・ローダンが~」
「惑星テラの歴史のあちこちから~」
「死にかけた人物を、引き抜いて~」
「惑星サンハバの、都市アウレスで、眠らせて~」
「生きながらえさせた~」
「義勇軍のようなモノ」
「ファインマン部隊や~」
「トウフェク――瓶詰め精霊型ナノマシン〈パズズさま〉を操る――や~」
「そうした総勢54名」
「さて」
「〈星を讃える同盟〉のファインマン部隊は~」
「――ウチのナノマシンを投入っ」
「――〈地震発生ナノマシン〉を、排除っ」
「さらに」
「政庁首席レジナルド・ブルは~」
「――政庁首席専用の非常通用口から、太陽系政庁に侵入だぜ」
「――トウフェクや、陸戦隊を手引きして~」
「――太陽系政庁を、奪還だぜっ」
「さらに」
「デロリアン・ローダンは~」
「超知性体キン・シのもとから~」
「ハイパー水晶球体――直径18km――を、48基、盗んできました」
「――6次元ヴェールで星系ソルを覆って、防衛です」
「――ばりばりばりっ」
「……」
「かくして」
「ファゲシ種族+サイポラン人は~」
「侵略軍拠点・太陽系政庁を、失い~」
「星系ソル内を制圧していた、ファゲシ艦隊は~」
「指揮系統の混乱に起因して~」
「――ばーん」
「ほぼ潰滅」
「さらに」
「星系ソルに駆けつけた、サイポラン艦隊は~」
「――!」
「6次元ヴェールに阻まれ、進入不能」
「……」
「星系ソルは~」
「解放されたのでした」

(以上、前回までのあらすじ)

 星系ソルを覆う6次元ヴェールの外側――

「《ハナー・テッケンベック》は~」
「周辺を偵察中~」
「――〈ガレオン宇宙船〉多数が、漂流してる?」
「――故障して動けない、みたいな?」
「と」
「気づきました」
「――異常空間全体が、収縮してる?」
「――場所によっては、ゆらいでる?」
「その結果~」
「ハイパー嵐や~」
「トリョルタン喉や~」
「空間の裂け目が~」
「あちらこちらで発生している模様」

 新政府、第1回目の会議中――

「参加者は~」
「第一テラナー、ヘンリケ・ユバリさんとか~」
「政庁首席、レジナルド・ブルとか~」
「賓客として、デロリアン・ローダンもいます」
「と」
「そこへ」
「《ハナー・テッケンベック》からの報告が、届きます」
「――6次元ヴェールが?」
「――異常空間に影響してるのかも?」
「――収縮を惹き起こしてるのかも?」
「ともあれ」
「――異常空間が、崩壊する前にっ」
「――星系ソルを、通常宇宙に戻さないとっ」
「――サイポラン人は、手段を知っているはずだっ」
「ちなみに」
「サイポラン人の本拠は~」
「星系バンテイラの、居住惑星5個からなる〈惑星冠〉です」
「さて」
「会議の結果~」
「――政庁大臣、ヴァシャリ・オラロンさんに、行ってもらおうっ」
「――使節船団90隻を、派遣するのだっ」
「と、決定」
「ちなみに」
「政庁大臣、ヴァシャリ・オラロンさんは~」
「巡洋艦《アトランティス》の艦長をしていた人」
「ちなみに」
「巡洋艦《アトランティス》は~」
「もとは《ソル》の搭載艇」
「ソロニウム製の堅固な装甲と、ハイパータクト駆動を装備」
「先般――」
「銀河系諸種族と〈周波王国〉が争う前から~」
「アトランの〈恒星転送機部隊〉の装備として~」
「恒星転送機の再発見・再建に、いそしんだり」
「〈周波王国〉との戦いにおいては――」
「アンドロメダ銀河で、活動したり」
「惑星テラの大西洋で、謎の霧ドームに突入したり」
「さまざまに、活躍したのでした」
「さて」
「会議の結果~」
「もうひとつ、決まったことがあります」
「――TLDタワーにも、突入だっ」
「――あそこには~」
「――星系バンテイラにつながる〈転移パーケット〉があるはずだっ」
「ちなみに」
「TLDは、自由テラナー連盟の諜報機関」
「TLDタワーは、TLDの本拠の呼称」
「初代のTLDタワーは~」
「首都テラニアに、建設されましたが~」
「〈ヘリオートスの堡塁〉が、暴走した時~」
「首都テラニアの一角=アラシャン街区ごと~」
「ダ・グラウシュ銀河に、転送されて~」
「島流しに、なりました」
「で」
「2代目のTLDタワーは~」
「衛星ルナに、建設されましたが~」
「アルコン水晶帝国が、星系ソルを占領した時~」
「破壊されました」
「で」
「3代目のTLDタワーは~」
「衛星ルナに、再建されましたが~」
「今般――」
「ポジトロニクス〈エージェント・グレイ〉が~」
「サイバーテロを仕掛けられて~」
「やむなく、リセットされたり」
「あれこれの結果~」
「目下、封鎖中なのでした」
「で」
「ちなみに」
「現在=3代目のTLDタワーは~」
「地下100階+数階と数える構造物」
「地下98階が~」
「TLD長官の執務室」
「地下99階から、地下105階は~」
「ポジトロニクス〈エージェント・グレイ〉――ネーサン級――が、占有」
「すなわち」
「TLDタワーは、地下105階建のはずなのです」
「が」
「――あそこって、地下106階があるんだぜ」
「とかいう噂が、絶えないのでした」

 使節船団――

「――そろり、そろり……」
「使節船団90隻は~」
「パロス影バリアに、隠れて~」
「星系ソルを、忍び出る」
「が」
「ここで~」
「不安定な異常空間――いわば、臨死空間――に、起因して~」
「最初の技術的な問題、発生」
「――全船、6次元ヴェールの外に出ましたっ」
「――でも……ひい、ふう、みい……」
「――3隻、足りないっ」
「……」
「使節船団87隻は~」
「サイポラン人の本拠、星系バンテイラを目指し~」
「――リニア航行っ」
「――リニア航行っ」
「何回か、短いリニア航行を、繰り返すうちに~」
「――!」
「――重力衝撃波だっ」
「――重力衝撃波だっ」
「重力衝撃波が多数、到来」
「……」
「おおかた、全損か、半壊か」
「――半壊した船から、使える部品を外せっ」
「――動ける船の修理に、使うんだっ」
「――生存者は、動ける船に分乗だっ」
「犠牲者、多数」
「使節団代表=政庁大臣ヴァシャリ・オラロンさんも~」
「生命にかかわる傷を負い~」
「医療ステーションで集中治療」

 使節船団11隻――

「《ツェン・ヘ》の司令官、ミハイル・モッシが~」
「指揮を執ります」
「使節船団11隻は~」
「サイポラン人の本拠、星系バンテイラを目指し~」
「さらに進む」
「と」
「――〈ガレオン宇宙船〉が、1隻?」
「――損傷して、漂流してる?」
「ちなみに」
「〈ガレオン宇宙船〉は~」
「船体上面に、ウトロファル人――巨大な4本腕の知性体――を~」
「――装着」
「ウトロファル人は~」
「〈ガレオン宇宙船〉の航宙士として、機能します」
「さて」
「《ツェン・ヘ》の司令官、ミハイル・モッシは~」
「漂流する〈ガレオン宇宙船〉と~」
「連絡を、とってみます」
「と」
「航宙士、フェルンファーターズ・アオゲルベは~」
「――自分の船は、もう駄目です」
「――自分の行き先も、もう、わからないのです」
「――連れていってください」
「かくして」
「《ツェン・ヘ》は~」
「航宙士、フェルンファーターズ・アオゲルベを~」
「――装着」

 使節船団11隻――

「航宙士、フェルンファーターズ・アオゲルベは~」
「使節船団を~」
「不安定な異常空間の中でも、安定している宙域に~」
「安全に、誘導」
「――ここは~」
「――〈非暴宙域〉です」
「――星系3つが、三角形の星座を描いているのが、目印です」
「使節船団は~」
「星系三つの中でも、よく安定した、褐色矮星の星系へ」
「航宙士、フェルンファーターズ・アオゲルベは~」
「――ここは~」
「――星系〈不吉な場所〉なのです」
「――宇宙船の墓場があるのです」
「ともあれ」
「一息つけそうに、思えました」
「が」
「その時」
「――!」
「――隣の星系で?」
「――突出したエネルギーを、探知?」
「――接近してくる?」
「やがて」
「――接近してくるのは?」
「――〈ガレオン宇宙船〉が主力の船団?」
「――何か、運搬してる?」
「――えーと?」
「――超知性体の遺体?」
「……」
「超知性体の遺体を運搬する船団が~」
「使節船団のわきを、素通りした時~」
「――!」
「――精神衝撃波だっ」
「――ぐっさり」
「――グラグラっ」
「という感じで、やられました」
「使節船団の被害は、一段と拡大」
「ちなみに」
「死の淵にいた~」
「使節団代表=政庁大臣ヴァシャリ・オラロンさんは~」
「――ああ、いっちゃう。光の中にっ」
「精神衝撃波に耐える余力が、なかったようです」

 星系ソル――

「政庁首席、レジナルド・ブルは~」
「サイポラン人、コウルタイルドに~」
「状況説明して~」
「――異常空間を、安定化するか~」
「――異常空間から、脱出するか~」
「――しないと、マズいのだ」
「協力を、求めました」
「サイポラン人、コウルタイルドは~」
「同意して、曰く」
「――スペンタ種族に、尋ねてみたいのである」
「――連中は、なにゆえ~」
「――超知性体アルケティムの遺体を~」
「――まだ、撤去していない、のであるか?」
「で」
「両名は~」
「スペンタ種族を感じられる~」
「超能力者、シャンダ・シャーモットさんを、伴い~」
「恒星ソルへ」

 恒星研究ステーション《アマテラス》――

「サイポラン人、コウルタイルドは~」
「恒星ソル内部の、スペンタ種族の釘型船の1隻と、通信をつないで~」
「乗りこんでいるサイポラン人、コウルワイルスと~」
「連絡をとります」
「ちなみに」
「スペンタ種族の釘型船にいるサイポラン人、コウルワイルスは~」
「プシ能力を持つ、サイポラン人」
「スペンタ種族と、サイポラン人のあいだの通訳を、務めます」
「さて」
「サイポラン人、コウルタイルドは~」
「サイポラン人通訳、コウルワイルスを、通じて~」
「スペンタ種族に~」
「疑問点を、尋ねます」
「すると」
「――問題は、何かの封印?」
「――ソイツのおかげで、超知性体の遺体を取り出せない?」
「――ソコを、詳しく聞かせるのだっ」
「が」
「スペンタ種族は~」
「――イヤです」
「――これ以上は、情報ひとつも渡しません」
「――サイポラン人、コウルタイルドには~」
「――権限がありません」
「スペンタ種族は~」
「行ってしまいました」
「で」
「サイポラン人、コウルタイルドは~」
「――どうしたものだろう(呆然)」
「と」
「サイポラン人通訳、コウルワイルスが~」
「――スペンタ種族と話したいなら~」
「――アンブラ評議会の許諾を持って~」
「――出直してくることじゃ」

 惑星テラ――

「政庁首席、レジナルド・ブルは~」
「もとアンブラ評議会代表、アニセー・ユバリさんに~」
「状況説明して~」
「協力を、求めました」
「アニセー・ユバリさんは~」
「――異常空間の安定化は、急務だしー」
「あっさり同意」
「で」
「政庁首席、レジナルド・ブルは~」
「アニセー・ユバリさんを、伴い~」
「恒星ソルへ」

 恒星研究ステーション《アマテラス》――

「サイポラン人、コウルタイルドは~」
「アニセー・ユバリさん、同席のもと~」
「サイポラン人通訳、コウルワイルスを、通じて~」
「スペンタ種族から、聞き出しました」
「――恒星ソルの封印は?」
「――超知性体アルケティムの遺体を、詰めこむより前から~」
「――恒星に施してあった?」
「――その封印が?」
「――今も、遺体の取り出しを、邪魔している?」
「で」
「政庁首席、レジナルド・ブルは~」
「スペンタ種族に~」
「――取り出しが、進むように~」
「――封印について、わかるかぎり、全部、調べて教えよう」
「――(だから、恒星ソルをイジるのを、早くやめてくれっ)」
「……」
「そうこう、するうち~」
「使節船団から、不幸なお知らせが入りました」
「政庁首席、レジナルド・ブルは~」
「――使節船団の派遣は、もう無理だっ」
「――TLDタワーの転移パーケット確保に、全力を尽くすのだっ」

 そんな頃、惑星テラ――

「ホーマー・G・アダムズは~」
「自宅で、ポットにアールグレイを用意して~」
「とある訪問者を~」
「待っていました」
「……」
「思い出してみれば~」
「ホーマー・G・アダムズが~」
「この訪問者と~」
「はじめて会ったのは、6年前」
「……」
「その時も~」
「訪問者は~」
「ホーマー・G・アダムズの自宅を訪れ~」
「ティータイムを楽しみ~」
「それから、本題に入ったのでした」

 6年前――

「訪問者は~」
「ホーマー・G・アダムズに~」
「警告して、曰く」
「――ペリーは、〈コントローラー〉の影響下にある」
「頼んで、曰く」
「――万一の事態を想定し~」
「――今はこの場にいない友人たちを投入する、受け皿を、用意してほしい」

 それから3週間――

「自由テラナー連盟・政庁首席、ペリー・ローダンは~」
「政庁大臣、ホーマー・G・アダムズ」
「政庁大臣、レジナルド・ブル」
「両名に、曰く」
「――政庁首席の仕事は、もうこれ以上やりたくないのだ」
「――政庁首席の役目は、どちらかに譲りたいのだ」
「この時」
「ホーマー・G・アダムズは~」
「思うに」
「――(虫の知らせは、正しかった)」
「――(訪問者の指摘は、正しかった)」
「――(そして、今、確信に変わったっ)」
「そうして、曰く」
「――ワタシは、辞退します」
「――(ペリーっ)」
「――(ワタシの目が黒いうちは~)」
「――(オカシナまねは、させませんよっ)」

 それから数年間――

「ホーマー・G・アダムズは~」
「秘密組織〈姿なき友人の会〉を、拡大・拡充」
「特に重要だったのは~」
「――〈姿なき友人の会〉の砦を~」
「――秘密のうちに、建設するのだ」
「ちなみに」
「新銀河暦1461年――」
「木星の~」
「異星人の遺産の、あれこれに~」
「現地シンジケートの、行き過ぎた経営が、重なり~」
「――木星が、爆発しそうにっ」
「――衛星ガニメデが、崩壊したっ」
「という事件が、ありました」
「で」
「本件の、事後処理の中で~」
「ホーマー・G・アダムズは~」
「現地シンジケートの経営が傾いたのに、つけこんで~」
「支援して、手に入れて~」
「新会社・惑星居住地建設シンジケートに、移行させました」
「衛星ガニメデ跡地の再開発事業を、推進したのです」
「さて」
「そんな中~」
「ホーマー・G・アダムズは~」
「イーノック・ゴドルフィン――旧シンジケートの中核――に~」
「――新会社の元老に、なりたくはないか?」
「密かに、もちかけてみたり」
「見返りとして~」
「――衛星ガニメデの跡地に~」
「――極秘裏に~」
「――砦を、建設するのだ」
「――そこに、新式の計算脳を設置するのだ」

 前回の訪問で――

「訪問者は~」
「ホーマー・G・アダムズに~」
「頼んで、曰く」
「――《バジス》を、また宇宙船として稼働させてほしい」
「……」
「ホーマー・G・アダムズは~」
「いろいろと、手を回し~」
「宇宙賭博ステーション《バジス》は~」
「商船《バジス》に、生まれ変わり~」
「銀河系とアンスレスタ銀河の通商に、用立てられたり」

 そうして、本日午後、惑星テラ――

「ホーマー・G・アダムズが~」
「自宅で、ポットにアールグレイを用意して~」
「待っていると~」
「――はろー」
「訪問者は~」
「いつもと同じく~」
「約束の時刻ぴったりに、到着」
「ティータイムを楽しみ~」
「それから、本題に入って、曰く」
「――些細な問題は、あるが~」
「――《バジス》の改造は、ほぼ終わったのだ」
「――これと共に、本当の未来がはじまるのだ」
「と」
「訪問者……デロリアン・ローダンは、語ったという」

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◆今回のひとこと

 食欲の秋です。


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