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739 [2012/10/01]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2667 . Michael Marcus Thurner / Der Diplomat von Maharani / マハラニの外交官
2668 . Christian Montillon / Neuntau / 9タウ
2669 . Marc A. Herren / Wettstreit der Konstrukteure / 設計者たちの競争
2670 . Marc A. Herren / Der Weg des Konstrukteurs / 設計者の道
2671 . Christian Montillon / Das Weltenschiff / 世界をしまう船

□ Perry Rhodan-Heft 2667話「マハラニの外交官」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2667-der-diplomat-von-maharani.html ]

 新銀河暦1470年、銀河系――

「危機なのです」
「異銀河から、侵略者が到来し~」
「宇宙サーカス団に混じって~」
「各惑星に、拠点を築いていたのです」
「で」
「サイポラン人が~」
「子供たちを、誘拐したのです」
「フォーマットしたのです」
「サイポラン人みたいに、していたのです」
「で」
「バダック種族が~」
「要人を、誘拐したのです」
「謎の水溜まりに、漬けたのです」
「要人に入った、ナノマシン的なモノは~」
「要人の体内に、疑似バダック種族を形成」
「バダック種族みたいに、していたのです」

 USO、ロナルド・テケナー――

「USO基地〈T9〉で~」
「――警報?」
「――バダック種族たちが、留置所を脱獄?」
「ロナルド・テケナーは~」
「――!」
「してやられました」
「バダック種族たちは~」
「コルヴェット1隻で、発進」
「――ごごごっ」
「ロナルド・テケナーは~」
「――撃ち落とせっ」
「と」
「バダック種族たちは~」
「コルヴェットごと、自爆」
「――ばーん」
「……」
「事件の後始末を、してみると~」
「――バダック種族は?」
「――家庭用ロボットの電子部品を操作して……脱獄した?」
「――USO工作員を、こんなに殺害した?」
「――ちくしょーっ」

 第一テラナー、アルン・ジョシャナン――

「2日前――」
「第一テラナー、アルン・ジョシャナンは~」
「USO、ロナルド・テケナーと~」
「会談したのでした」
「で」
「席上~」
「第一テラナー、アルン・ジョシャナンは~」
「――サイポラン人や、バダック種族の、侵略行為に対して~」
「――防衛とか、追跡とか、留置とかを~」
「――銀河系の、全部の秘密諜報組織で、管轄するコトに~」
「――したいのです」
「政治家、アルン・ジョシャナンとしては~」
「――(協力体制をとることで~)」
「――(主要勢力のあいだに、関係改善が、見られればなあ)」
「という、思惑もあります」
「なので」
「たたみかけて、曰く」
「――個々に頑張っても、足りないのです」
「――秘密諜報組織が、充分に機能したのなら~」
「――こんなに何年も、侵略者を見過ごしたはず、ないのです」
「さらに、曰く」
「――USOは~」
「――逮捕したサイポラン人や、バダック種族を、一人占めしていますが~」
「――個々の組織が、情報を抱えこんでは、駄目なのです」
「――今回の一件で~」
「――自由テラナー連盟は~」
「――サイポラン人数名を、保護下に置きました」
「――サイポラン人、コウルヴァイデスは~」
「――反省してるし、協力的です」
「――おかげで~」
「――サイポラン人の目的とか~」
「――サイポラン人と交渉の可能性とか~」
「――見えてきた、ではないですか」
「……」
「言われて、ばかりの~」
「USO、ロナルド・テケナーは~」
「つい、思ったりします」
「――今回の一件で~」
「――アナタも~」
「――バダック種族の水溜まりに、漬かりましたよね?」
「――保護観察中、ですよね?」
「――あんまり過激なコトを言うと~」
「――撃たれますよ?」
「オクストン人女性、ガシュワ・パルカトさんが~」
「第一テラナー、アルン・ジョシャナンを~」
「――じーっ」
「監視しているのでした」

 そうこう、するうちに――

「USOが留置している~」
「サイポラン人たちが~」
「――体調不良?」
「――何人か、病気みたいな?」

 そうこう、するうちに――

「第一テラナー、アルン・ジョシャナンは~」
「――あー、また腹減った」
「――食べたら、良くないかな……」
「自制しようと、するのですが~」
「――秘密諜報組織の連絡会議の日は、近づいてくるし」
「――人と会う予定は、減らないし」
「――書類は溜まるし、ハンコ押さないといけないし」
「――あー、また腹減った」
「けっきょく~」
「ふたり分、食べてしまったり」

 そうこう、するうちに――

「――サイポラン人の影響を受けた、若者たちが?」
「――また、保護された?」
「――また、医療惑星タフンに、運ばれた?」
「惑星タフンが収容した若者たちは~」
「計200名」

 そうこう、するうちに――

「――サイポラン人と、バダック種族の工作活動が?」
「――また、暴かれた?」
「――また、バダック種族が、大勢死んだ?」
「バダック種族は~」
「逮捕されるくらいなら死を選ぶ、のでした」

 そうこう、するうちに――

「――トプシダーと、ブルー人は~」
「――サイポラン人の影響にも?」
「――サイポラン人の音楽にも?」
「――免疫があるかも?」
「確認も、とれました」

 そうこう、するうちに――

「自由テラナー連盟の首星=プレアデス星域の惑星マハラニでも――」
「――サイポラン人が、逮捕された?」
「――サイポラン人の影響を受けた、若者たちが?」
「――11名、保護された?」
「第一テラナー、アルン・ジョシャナンは~」
「若者たちの写真を見て~」
「――!」
「――カイオ?」
「長いこと顔を見せなかった実の息子、が混じっていました」

 第一テラナー、アルン・ジョシャナンは、病院へ――

「担当医、ファロズ・カーライは~」
「権威とか、気にしないヒトでした」
「――今さら、何しに?」
「――放任主義?」
「――放棄でしょ?」
「――無駄かもしれませんが、会ってみますか?」
「で」
「対面した息子カイオは~」
「――今さら、何しに?」
「――放任主義?」
「――放棄でしょ?」
「――父親は、政治に夢中だしー」
「――サイポラン人が、拾ってくれたしー」
「第一テラナー、アルン・ジョシャナンは~」
「へこみます」
「が」
「担当医、ファロズ・カーライは~」
「――息子さんが、攻撃的だった?」
「――良かったですね」
「嫌味か、と思いました」
「が」
「担当医、ファロズ・カーライは~」
「続けて、曰く」
「――父親への感情を、表現しているなら~」
「――サイポラン人が、いなくなった……と、底なしに落ちこむより~」
「――まだ、ずーっと、ポジティヴです」
「じつは、名医かもしれません」
「で」
「それなりに、話をする中で~」
「担当医、ファロズ・カーライが~」
「鳥葬するペルシア系の宗教団体に属すことが、わかったりします」

 そうこう、するうちに――

「連絡会議の日が、やってきました」
「集まったのは~」
「アルコン貴族、ホザリウス家のトルマナク」
「アルコン帝国の秘密警察〈ツ=ラ=セル〉……の代表」
「自由テラナー連盟のTLD……の代表」
「USO司令官、モンキー」
「他、各国の秘密諜報組織の、工作員代表」
「アルコン帝国皇帝、ボスティク1世も、います」
「……」
「目指すところは、理解しているのです」
「でも」
「アルコン帝国と~」
「テラナーは~」
「――きーっ」
「――きーっ」
「いつもの、低水準の、当てこすりの応酬に、始終し~」
「一方」
「他の参加者は~」
「各国の利害を~」
「代表しているわけで~」
「――USOが~」
「――情報を抱えこんでいるのは、いけないと思います」
「という、当たり前の主張」
「が」
「同時に~」
「各国の現場のヒトの心の内も~」
「代表しているわけで~」
「――(自由テラナー連盟が一人占め……てのは、許せんけどねー)」
「――(アルコン帝国が一人占め……てのも、ヤバイけどね一)」
「――(USOが~)」
「――(逮捕した侵略者を、留置するとか~)」
「――(接収した技術を、調査するか~)」
「――(面倒なコトを、全部してくれて~)」
「――(情報だけ、くれるなら~)」
「――(それは、良いかもなあ)」
「――(もぞもぞ)」
「なかなか、建設的な意見が出ません」
「……」
「とはいえ」
「現実的・具体的な、情報交換も~」
「ないでは、ないのです」
「――バダック種族の水溜まりは~」
「――銀河系の、どの種族にも~」
「――効果があるのだ」
「――もちろん~」
「――効果の程度は、それぞれだ」
「――肉体から疑似バダックが抜けきる期間も、それぞれみたいだ」
「ホザリウス家のトルマナクは~」
「説明して、曰く」
「――疑似バダック種族は~」
「――このホザリウス家のトルマナクの体内に、確かにいる」
「――第一テラナー、アルン・ジョシャナンの体内にも、いる」
「――だが、決定的な影響は、出ていない」
「――条件か何かも、あるのであろう」

 第一テラナー、アルン・ジョシャナン――

「――現実的・具体的な、情報が、もっと揃えば~」
「――会議が、目指す方向に進むかも」
「第一テラナー、アルン・ジョシャナンは~」
「サイポラン人、コウルヴァイデスに~」
「もっと、情報開示を、求めてみます」
「と」
「サイポラン人、コウルヴァイデスは~」
「――銀河系の種族と~」
「――サイポラン人は~」
「――考え方も、モノの見方も、根本から違うのだ」
「――サイポラン人は~」
「――ただ、生きていたい……それだけなのだ」
「よくわかりません」
「で」
「第一テラナー、アルン・ジョシャナンは~」
「詰め寄りました」
「――星系ソル誘拐事件っ」
「――バダック種族の侵略行為っ」
「――両者に共通する、要素は~」
「――サイポラン人の暗躍だっ」
「――これを、何と説明するっ」
「回答が、ありません」
「で」
「別の角度から、詰め寄りました」
「――若者たちにした操作を、もとに戻せっ」
「――若者たちに、もとの普通の暮らしを返せっ」
「応答が、ありました」
「――ならば~」
「――再フォーマットを、手伝いましょう」

 秘密諜報組織の連絡会議――

「USO司令官、モンキーは~」
「――USO基地〈T9〉で~」
「――バダック種族の脱獄・自爆事件があったのです」
「――アレは、危険な種族です」
「アルコン帝国皇帝、ボスティク1世は~」
「――USOの人材が、力不足なのではないか?」
「鼻で笑います」
「が」
「直後~」
「――アルコン帝国の基地のひとつで?」
「――逮捕したバダック種族が、暴動を起こした?」
「USOを、笑えなくなりました」
「で」
「関係者は、あれこれ話して結論を出します」
「――バダック種族は~」
「――ナノ技術を、体内に隠しているかも?」
「――バダック種族自体が~」
「――人為的に造られた生命かも?」

 第一テラナー、アルン・ジョシャナン――

「自由テラナー連盟が留置していた~」
「別のサイポラン人1名が~」
「――変死?」
「解剖してみると~」
「――サイドグスが、機能停止するに伴い~」
「――スパインカウドが、衰弱してる?」
「……」
「第一テラナー、アルン・ジョシャナンが~」
「サイポラン人、コウルヴァイデスに~」
「詰め寄ると~」
「ようやく、白状しました」
「――じつは~」
「――サイポラン人が、生きるには~」
「――別の生き物のDNAが、必須なのだっ」
「よくわかりません」
「もう一度、聞いてみましょう」
「――天然モノの新鮮なDNAを、与えないと~」
「――サイポラン人は、死んでしまうのだっ」
「――培養モノでは、駄目なのだっ」
「……」
「第一テラナー、アルン・ジョシャナンは~」
「――!」
「思いつきました」
「で」
「息子カイオの担当医、ファロズ・カーライを~」
「訪ねたのです」

 第一テラナー、アルン・ジョシャナン――

「医師、ファロズ・カーライに~」
「頼みました」
「――サイポラン人を、救えるのは~」
「――アナタだけなのです」
「……」
「医師、ファロズ・カーライは~」
「鳥葬するペルシア系の宗教団体の、高位の人でもあるのです」
「宗教団体を~」
「説得しました」
「――サイポラン人を、救えるのは~」
「――ワレワレだけなのです」
「……」
「かくして」
「この宗教団体の葬儀では~」
「鳥の代わりに~」
「サイポラン人が、遺体を食すことに」
「最初の遺体は~」
「サイポラン人、コウルヴァイデスが、食すことに」
「さて」
「葬儀の直前~」
「第一テラナー、アルン・ジョシャナンは~」
「サイポラン人コウルヴァイデスに~」
「詰め寄ります」
「――葬儀が終わったら~」
「――差し迫った問いに~」
「――きちんと回答してもらうからなっ」

 葬儀後――

「サイポラン人コウルヴァイデスは~」
「血色良く、なりました」
「第一テラナー、アルン・ジョシャナンの問いかけに~」
「調子良く、応じました」
「――サイポラン人は~」
「――星系ソルの誘拐に、深く関与しているのだ」
「――しかし~」
「――星系ソルが、どこに誘拐されたかは、知らない」
「――しかし~」
「――星系〈惑星冠〉の近くに、あるはずなのだ」
「――しかし~」
「――星系〈惑星冠〉の座標も、知らない」
「さらに」
「応じたりします」
「――若者たちを、誘拐したのは~」
「――銀河系の秩序を、乱すためだっ」
「――場合によっては~」
「――脅しにも、使うはずだったのだっ」
「――若者たちの搬出は~」
「――バダック種族と、ジルス人の担当だったのだっ」
「――ちなみに」
「――星系ソルで、活動したのは~」
「――主として~」
「――ストラドサイポラン人と~」
「――プレクサイポラン人だ」
「……」
「この情報は~」
「すぐに~」
「全部の秘密諜報組織に、開示されたのです」

 そうこう、するうちに――

「USOは~」
「確認したのです」
「――サイポラン人の中にも?」
「――体内に疑似バダック種族がいる者が?」
「――何名か、いる?」
「で」
「この情報は~」
「すぐに~」
「サイポラン人たちに、開示されたのです」
「――!」
「サイポラン人たちは、怒り心頭」

 そうこう、するうちに――

「サイポラン人と、バダック種族が、改造した船は~」
「調査が、進みます」
「特に、成果は、ありません」

 そうこう、するうちに――

「スペンタ種族の釘状船は~」
「調査が、これからです」
「まだ、成果は、ありません」

 秘密諜報組織の連絡会議――

「さらに」
「新情報が~」
「開示されました」
「――侵入者たちは?」
「――トリョルタン喉を使って、行き来している?」
「で」
「この現実的・具体的な情報の開示をもって~」
「ようやくにして~」
「会議の場は~」
「現実的・具体的な、対応を検討しよう」
「という雰囲気に、なりました」
「――よしっ」
「――トリョルタン喉を、監視するんだっ」
「――諸種族の9万4000隻を、動員だっ」
「……」
「会議の、締め括りは~」
「アルコン帝国皇帝、ボスティク1世の~」
「力強い御言葉でした」
「――戦争に備えよっ」
「――最悪の事態を想定しておくのが、吉であるっ」

 以下、次号。

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 10月3日は、ドイツ統一の日です。


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