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733 [2012/08/20]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2661 . Uwe Anton / Anaree / アナレー
2662 . Arndt Ellmer / Kaowens Entscheidung / カオウェンの決断
2663 . Christian Montillon / Der Anker-Planet / アンカー惑星
2664 . Hubert Haensel / Hinter dem Planetenwall / 惑星障壁の奧
2665 . Marc A. Herren / Geheimnis der Zirkuswelt / サーカス惑星の秘密

□ Perry Rhodan-Heft 2661話「アナレー」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2661-anaree.html ]

「今回は~」
「アナレーさんの昔話です」

 新銀河暦1469年11月、両カンダ銀河――

「ペリー・ローダンは~」
「《アペラス・コッカイア》造船所から~」
「新生《バジス》の2分の1を、奪還」
「で」
「その時のことです」
「……」
「ペリー・ローダン一行は~」
「《アペラス・コッカイア》造船所で~」
「囚われていた~」
「エントン人女性――サンブリ・ユラさんに瓜二つ――を、発見」
「容体は、よろしくありません」
「――崩れ落ちそうに……見える?」
「――細胞活性装置所持者が、装置なくして62時間後……みたいな状態?」
「エントン人女性は~」
「ペリー・ローダンに、手を伸ばして~」
「苦しい息の下から、曰く」
「――アナレー……」
「――がっくり」
「――ずざざざー」
「崩れ落ちたのでした」
「で」
「この時」
「同行していた~」
「ハイパー物理学者、ネモ・パルティジャンは~」
「エントン人女性が崩れ落ちた跡……大きな水溜まりの中に~」
「――きらーん」
「スター・サファイア1個を、発見したのでした」
「……」
「新生《バジス》の2分の1を、奪還した後~」
「ペリー・ローダンは~」
「このスター・サファイアを、手にしました」
「と」
「――うっ」
「死んだエントン人女性=アンドロイド=アナレーさんの~」
「過去を知ることに、なったという」

 過去:コスモクラート特製の青い転子状宇宙船《光力》――

「コスモクラートは~」
「エントン人女性サンブリ・ユラさんを、養成して~」
「宇宙船《光力》を、任せ~」
「いろいろと、仕事をさせていました」
「……」
「じつは~」
「宇宙船《光力》の船内には~」
「船載脳〈ダン〉も把握していない一帯が、あります」
「山とか、川とか、木が、あって~」
「――遅刻だ、遅刻だっ」
「燕尾服を着たウサギが、時計を見ながら、走っていたり」
「他にも、アヤシゲな動物が、住んでいたり」
「昔のエントン人が暮らす村まで、あったり」
「で」
「原エントン人の村人一同は~」
「――どんどこどんどこ」
「原始的なかんじで、焚き火とか、しながら~」
「――あ、〈朝姉〉が来たっ」
「――うおおっ」
「――どんどこどんどこ」
「エントン人女性サンブリ・ユラさんは~」
「この白日夢的な世界を、時々、訪れて~」
「――〈朝姉〉っ」
「とか、呼ばれていました」

 過去:宇宙船《光力》――

「アナレーさんは~」
「宇宙船《光力》の、白日夢的な世界に、住む~」
「原エントン人の、ひとり」
「〈朝姉〉サンブリ・ユラさんに、瓜二つ」
「……」
「幼い頃――」
「アナレーさん――推定5歳――は~」
「――〈ここから出てはいけない〉」
「と、教えられた川岸に、立ち~」
「遠くの樹にぶら下げてある、スター・サファイアを~」
「――(じーっ)」
「眺めていました」
「――(うずうず)」
「で」
「けきょく」
「アナレーさんは~」
「誘い寄せられるように、近づいて~」
「――(ふらふら~)」
「樹にぶら下げてある、スター・サファイアに~」
「――(こっそり)」
「触れてみました」
「と」
「――!」
「アナレーさんは~」
「もう、以前のアナレーさんでは、ありませんでした」
「推定15歳以上に、なっていました」
「そこへ」
「サンブリ・ユラさん――どうやら投影像的なモノ――が、出現」
「――アナタは、ワタシのために、死ぬのよーっ」
「――だって~」
「――ワタシのために死なない住人は~」
「――〈ここから出てはいけない〉区域から、出ないものっ」
「とか、言われました」

 過去:宇宙船《光力》――

「その後――」
「アナレーさんは~」
「――遅刻だ、遅刻だっ」
「燕尾服を着たウサギと、知り合いました」
「いろいろと、話を聞いてみましょう」
「が」
「話を、聞いていくと~」
「燕尾服を着たウサギは、曰く」
「――この話、アンタと、前にも、何度も、したことあるんじゃね?」
「アナレーさんとしては~」
「――そんなコト、ないわっ」
「喧嘩になりました」
「燕尾服を着たウサギは、どこかに消えてしまいました」

 過去:宇宙船《光力》――

「数日して――」
「サンブリ・ユラさん――推定・本物――が~」
「白日夢的な世界に、来訪」
「もちろん~」
「アナレーさんを、連れに来たのです」
「……」
「サンブリ・ユラさんは~」
「アナレーさんを~」
「《光力》の幾多の区画に~」
「連れて~」
「連れ回して~」
「ついに、〈搬死素〉を隠してある区画へ」
「その時」
「アナレーさんは~」
「――ひぃっ」
「――どうして〈搬死素〉が、こんなトコロにっ」
「思わず、口走ったりして」
「その瞬間」
「――!」
「アナレーさんは~」
「突然に、気づいたのでした」
「――ワタシは……全部、知ってる?」
「――〈搬死素〉の主要データとかを、全部思い出せる?」

 過去:宇宙船《光力》――

「アナレーさんは~」
「信頼されて~」
「期待されて~」
「――やったっ」
「――〈戦闘繭〉を、任されたわっ」
「アナレーさんは~」
「小人アンドロイド士官ミアン・モルと~」
「肩を並べて~」
「〈戦闘繭〉の訓練を、うけたり」
「他の事の訓練を、うけたり」
「養成されるのでした」
「……」
「この頃になって~」
「ようやく理解が及ぶようになったコトも、あります」
「以前」
「アナレーさんは~」
「白日夢的な世界の縁で~」
「樹にぶら下げてある、スター・サファイアに~」
「触れた時~」
「いわゆるひとつの情報クラウド的なモノに~」
「接続していたのでした」
「――だから?」
「――ワタシは……全部、知っいたの?」
「……」
「アナレーさんの養成は~」
「何週も~」
「何年も~」
「ひたすら、続きました」
「……」
「ちなみに」
「アナレーさんが任された〈戦闘繭〉は~」
「コスモクラートの補助種族の工房で作られた超技術のモノ」
「――〈戦闘繭〉っ」
「――ふっ」
「作動させると~」
「アナレーさんの姿は、見えなくなります」
「というか」
「アナレーさん自体が、異存在平面に移動し~」
「まったく存在しない感じに、なるのです」

 過去:〈歌うブラックホール〉の星系――

「宇宙船《光力》は~」
「〈歌うブラックホール〉の星系――〈涙の海の警鐘劇〉が演じられる――へ」
「そこで」
「サンブリ・ユラさんは~」
「アナレーさんを、はじめて実戦投入」
「……」
「アナレーさんは~」
「サンブリ・ユラさんを影ながら護衛する役目のひとり」
「が」
「事態は、こじれて~」
「――ばーん」
「――どどーん」
「戦闘勃発」
「小人アンドロイド5体が、死亡」
「アナレーさんは~」
「サンブリ・ユラさんを、助けて~」
「宇宙船《光力》に、撤退したのでした」

 過去:宇宙船《光力》――

「それからも~」
「アナレーさんの養成訓練は、続きました」
「それからの作戦にも~」
「アナレーさんは~」
「サンブリ・ユラさんの護衛役として、参加しました」
「で」
「アナレーさんは~」
「ひとまわりも、ふたまわりも、成長したのでした」
「……」
「そんな、ある日――」
「アナレーさんは~」
「気づきました」
「――〈朝姉〉サンブリ・ユラさんと?」
「――デロリアン・ローダン――それって誰?――が?」
「――作戦会議してる?」
「――うーん」
「――聞こえないわねー」
「……」
「昔であれば、あきらめるところです」
「が」
「アナレーさんは~」
「ひとまわりも、ふたまわりも、成長したのです」
「――こんな時のために~」
「――スター・サファイアを1個、くすねておいたのよっ」
「――コレを、こーして、あーして……」
「いわゆるひとつの情報クラウド的なモノを介して~」
「聴き耳を、立ててみたり」
「……」
「サンブリ・ユラさんと~」
「デロリアン・ローダンの~」
「会議では~」
「――〈ボットネット〉?」
「――〈多宇宙接眼〉?」
「――〈多宇宙服〉?」
「――細胞活性装置?」
「いろいろな言葉が、飛び交っていました」

 過去:新銀河暦1312年、〈大群〉キュス・カマイ――

「宇宙船《光力》は~」
「〈大群〉キュス・カマイへ」
「そこで」
「――この〈大群〉を機能停止させるのよっ」
「……」
「この時」
「じつは~」
「アラスカ・シェーデレーアと~」
「USO司令官モンキーが~」
「〈大群〉キュス・カマイにいました」
「両名は~」
「宇宙船《光力》に、無断侵入しようとして~」
「白日夢的な空間――両名の潜在意識が作り出した――へ、転落」
「この時」
「じつは~」
「アナレーさんは~」
「川で溺れかけたUSO司令官モンキーを、助けたりしたのです」
「とはいえ」
「もちろん~」
「アナレーさんは~」
「〈戦闘繭〉に隠れていました」
「なので」
「USO司令官モンキーは、何も気づいていないのでした」

 過去:宇宙船《光力》――

「アナレーさんは~」
「《光力》の船載脳〈ダン〉と、知り合いました」
「船載脳〈ダン〉、曰く」
「――おじょうさ……サンブリ・ユラ船長のことが、心配なのです」
「アナレーさんは~」
「――ワタシは、〈朝姉〉サンブリ・ユラさんの護衛です」
「――〈朝姉〉サンブリ・ユラさんのために、死ぬらしいです」
「両者は~」
「なんとなく同じモノをかかえる雰囲気に」
「で」
「船載脳〈ダン〉は~」
「――同盟関係に、なりましょう」
「――これは、同盟のシルシです。とっておいてください」
「アナレーさんに~」
「スター・サファイアを1個、握らせるのでした」

 過去:コナジェント市=群青色都市――

「宇宙船《光力》は~」
「コナジェント市=群青色都市――時空を航行する都市のひとつ――へ」
「そこで」
「サンブリ・ユラさんは~」
「ヴァトロクス=ヴァムの〈欠片〉と対決するのでした」

 過去:トテムハイン銀河、惑星〈コプター巣〉――

「宇宙船《光力》は~」
「惑星〈コプター巣〉――〈ボットネット〉があると目される――へ」
「そこで」
「――超知性体キン・シが、〈ボットネット〉を、狙っているのよっ」
「が」
「今回」
「サンブリ・ユラさんは~」
「やる気が、ありません」
「――守っても~」
「――コスモクラートに、とられてしまうのよねー」
「……」
「この作戦の途中~」
「アナレーさんは~」
「超知性体キン・シに囚われました」
「やむなく~」
「サンブリ・ユラさんは~」
「アナレーさんを、見捨てることにしました」
「で」
「この時」
「サンブリ・ユラさんは、思い出します」
「――そういえば~」
「――アナレーは、スター・サファイア1個を、くすねていたわね」
「とっくにバレていたわけで」
「で」
「続けて」
「サンブリ・ユラさんは、思います」
「――〈超高次元周波帯の窓〉で、撤退する前に~」
「――アナレーのスター・サファイアを、使用不能にしないとっ」
「――超知性体キン・シが、情報を引き出してしまうかも」
「――えいっ」
「――ぱしゅっ」
「かくして」
「囚われたアナレーさんは~」
「いわゆるひとつの情報クラウド的なモノからも、切り離されました」
「が」
「サンブリ・ユラさんは、知りませんでした」
「じつは」
「アナレーさんは~」
「スター・サファイアを、もう1個、隠し持っていて~」
「これまでアナレーさんが体験したことすべてが~」
「記録して、あったのです」
「……」
「それゆえ~」
「アナレーさんは~」
「最期の瞬間まで~」
「自分の名前も含め、記憶を保持していたのでした」

 現在:ペリー・ローダン――

「――はっ」
「ペリー・ローダンが~」
「アナレーさんの記憶すべてを体験するのに~」
「丸1日、かかりました」
「ともあれ」
「ペリー・ローダンは~」
「アナレーさんの形見のスター・サファイアを~」
「ミクル――《ミクル=ジョン》のツクモ神のようなもの――に、託し~」
「――分析を頼む」
「さらに」
「ペリー・ローダンは、思うに」
「――サンブリ・ユラさんと?」
「――デロリアンが?」
「――結託していた……?」
「構図が、さらにわからないことに、なってきました」

 以下、次号。

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 本物は、どこにいるのでしょう。


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