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732 [2012/08/13]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2660 . Christian Montillon / Die springenden Sterne / 跳ぶ星々
2661 . Uwe Anton / Anaree / アナレー
2662 . Arndt Ellmer / Kaowens Entscheidung / カオウェンの決断
2663 . Christian Montillon / Der Anker-Planet / アンカー惑星

□ Perry Rhodan-Heft 2660話「跳ぶ星々」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2660-die-springenden-sterne.html ]

「今回は~」
「ラモズの昔話です」

 過去:ザサ種族の操縦士養成アカデミー――

「ザサ種族のラモズと~」
「親友、サジョンは~」
「操縦士候補生」
「本日」
「両名は~」
「それぞれ、宇宙単座戦闘機を、操縦し~」
「卒業試験を、受けるのです」
「――経路は、小惑星帯であるっ」
「――発進っ」
「で」
「ラモズは~」
「独断で~」
「――小惑星帯を、突っ切って」
「――1位をとるんだっ」
「小惑星帯に、深く入ったところで~」
「――!」
「事故発生」
「――片翼、破損?」
「でも」
「機体を安定させることに成功」
「さらに」
「――!」
「――小惑星帯の真ん中に?」
「――巨大なエネルギーのダイアモンドみたいなモノが?」
「発見するのでした」

 現在:新銀河暦1469年――

「モンドラ・ダイアモンドさんは~」
「ペットのラモズ――今はヒューマノイド――に、つきそい~」
「二重銀河・両カンダ銀河の、とある緑色恒星の近くの~」
「〈冷たい空間〉にいました」
「ここには~」
「太古の艦隊が、遊弋していて~」
「ラモズを〈艦隊の魂〉と認識している模様」
「が」
「肝心のラモズ――もとはオオヤマネコぽい異星生物――は~」
「両カンダ銀河に来て~」
「ヒューマノイドに変形して~」
「以来~」
「心と体の調子が、ずっと思わしくない」
「……」
「今も、また~」
「記憶が、フラッシュバック」
「――!」
「――うー」
「――サジョンっ」
「――にゃあ」
「とりとめないコトを~」
「口走って~」
「モンドラ・ダイアモンドさんを~」
「サジョンと、勘違いしたりする」
「ともあれ」
「聞いていると~」
「ラモズが~」
「操縦士養成アカデミーで学んだ~」
「時代のことが~」
「わかってきたり」
「――操縦士養成アカデミーの教官は?」
「――オラッカメオ種族?」
「――ていうのは……?」
「――つまり、現在のオラッカ種族の先祖?」

 過去――

「ヴェルグト・ゴスヴァルトは~」
「操縦士養成アカデミーの校長」
「――ばっかもんっ」
「ラモズは~」
「卒業試験に合格しました」
「が」
「独断で危険なコトをした罪は罪です」
「査問にかけられ、処分が決まりました」
「――拘留刑に処すっ」
「が」
「ラモズは~」
「好奇心旺盛でした」
「――あのエネルギー・ダイアモンドは、何ですか?」
「――教えてください」
「――代わりに、拘留期間を延長されても、構いません」
「で」
「ラモズが、教えられたのが~」
「――あのエネルギー・ダイアモンドは?」
「――オラッカメオ種族がしていた?」
「――ミニチュア宇宙実験が、失敗したもの?」
「――で?」
「――オラッカメオ種族と、しては?」
「――新天地・ミニチュア宇宙を、作って?」
「――ハイパー物理学的現象でヨレヨレになった、この二重銀河カルカダに?」
「――平和を、もたらしたい?」

 過去――

「操縦士養成アカデミーには~」
「ラモズ以外に、ザサ人の操縦士候補が63名います」
「一同は~」
「成績優秀なラモズを、基本、好いていない」
「例外は、親友サジョンただひとりです」

 過去――

「ラモズは~」
「拘留期間中~」
「――うとうと……うぎゃあ」
「眠らせてもらえない=睡眠剥奪の罰をうけます」
「――うとうと……うぎゃあ」
「……」
「拘留期間が終わり~」
「――うとうと……すーぴー」
「眠りに就いた、ラモズは~」
「夢を見ました」
「――森の空き地で?」
「――四つ足の毛皮動物が?」
「――にゃあにゃあ?」
「――生殖行動にイソしんでいるなあ……むにゃむにゃ」

 過去――

「――貴官は、拘留期間を問題なく乗り切ったっ」
「ラモズは~」
「こんなコトを、告げられました」
「――貴官を、今より立派な操縦士にしてやろうっ」
「――次の作戦は、そのためのモノであるっ」
「ラモズは~」
「――引き受けます」
「――でも、サジョンも、参加させたいです」
「――サジョンも、今より立派な操縦士にしてください」

 現在:〈冷たい空間〉の艦隊――

「ラモズは~」
「――うー」
「――にゃあ」
「相変わらずですが~」
「――はっ」
「正気に戻るコトも、あったりして」
「で」
「そんなラモズといっしょに~」
「モンドラ・ダイアモンドさんは~」
「〈冷たい空間〉を封鎖する、水晶の一群を、見ていました」
「――水晶の群れが、つながって?」
「――ひとつの顔みたいなモノを、描いているような?」

 過去――

「ラモズと~」
「サジョンは~」
「ナノ技術で~」
「――にょきり」
「片目に~」
「アンテナみたいな、角を生やしました」
「――この角を使うと、ハイパーインパルスを送受信できる?」
「ラモズは~」
「――ぴぴぴっ」
「――すげーっ」
「適性があるようです」
「が」
「サジョンは~」
「――うぷっ」
「――気持ち悪い」
「ハイパーインパルスに、あまり耐性がないらしい」
「で」
「初日」
「サジョンは~」
「――うっ」
「使い物にならず」
「が」
「ラモズは~」
「角を使って~」
「――ぴぴぴっ」
「――すげーっ」
「宇宙戦闘機2機を、同時に操縦できたり」
「――ぴぴぴっ」
「周囲の宇宙が波打つ様子を~」
「表示装置もなしに、認識できたり」

 過去――

「ラモズは~」
「角を使って~」
「――ぴぴぴっ」
「――すげーっ」
「宇宙戦闘機の編隊を、同時に操縦し~」
「――高次元の開口部に、突入だっ」
「――超空間を、突っ切って」
「――超遠距離航行するんだっ」
「で」
「ラモズは~」
「――〈宇宙の征服者〉ラモズっ」
「として、超有名人に」
「……」
「報奨として~」
「ラモズは」
「生殖活動・解禁」
「――角が生えていても、大丈夫かな?」
「でも」
「角は、部分的に物質なシロモノ」
「相手に刺さることは、ありません」
「てことで、問題なし」
「……」
「休暇は~」
「長く続きませんでした」
「――救難信号?」
「ラモズは~」
「サジョンと共に~」
「救難活動に、出動するのでした」

 現在:〈冷たい空間〉の艦隊――

「ラモズは~」
「――!」
「――うー」
「――にゃあ」
「相変わらずです」
「が」
「モンドラ・ダイアモンドさんは~」
「いろいろ、把握していきました」
「――角を使って?」
「――高次元の開口部に突入?」
「――この近所でいう〈ヴィーバド礁〉?」
「――銀河系でいう〈トリョルタン喉〉?」
「――アレを使って、超空間航行したの?」
「じつは~」
「〈トリョルタン喉〉を自在に扱うのは~」
「極めて高度な技術なのです」
「さらに」
「また、目新しい言葉が……」
「――〈跳ぶ星〉って、何?」

 過去――

「ラモズは~」
「サジョンと共に~」
「救難信号を発信したオラッカメオ宇宙船に、到達」
「その時」
「――ばーん」
「間一髪、間に合いませんでした」
「が」
「ラモズは~」
「角を使って~」
「――ぴぴぴっ」
「周囲を探る」
「――救命カプセルだっ」
「オラッカメオ種族の生存者を、救出したという」
「……」
「ラモズは~」
「角を使って~」
「――ぴぴぴっ」
「宇宙船9隻を、同時に操縦できるようになりました」
「ラモズの名声は、うなぎのぼり」
「でも」
「名声に圧し潰される人って、いるものです」
「ラモズは~」
「――誰の言葉も、おべっかに、聞こえるっ」
「――誰の言葉も、金銭目当てに、聞こえるっ」
「――誰も、信用ならないっ」
「――うーっ」
「次第に~」
「酒と女に溺れるようになりました」
「親友サジョンは~」
「――ラモズ、ちゃんとするんだっ」
「親友ラモズを、負のスパイラルから引き抜こう、としますが~」
「ラモズは~」
「――サジョンの言葉も、信用ならないっ」
「不信感の塊です」
「親友サジョンは~」
「疎まれて~」
「――がっくり」
「――ボクは、ラモズの道徳的支えにも、なれないのか……」

 過去――

「ラモズは~」
「操縦士養成アカデミー校長、ヴェルグト・ゴスヴァルトから~」
「こんな話を、されたりする」
「――ザサ種族のために~」
「――角の技術改良が、進んでいるのだっ」
「――改良バージョンの角は~」
「――キミと~」
「――サジョンと~」
「――他のザサ種族にも、埋めこむ予定だっ」
「――わかるか?」
「――ザサ種族は~」
「――オラッカメオ種族と~」
「――共に歩んでいくのだ」
「……」
「ラモズは~」
「ある酒場で~」
「思いついて、しまいました」
「――贈り物で、ご機嫌とって?」
「――微妙な言葉で、あしらって?」
「――オラッカメオ種族にとって?」
「――ザサ種族は、玩具みたいな位置付けのモノなのかも?」
「――まあ、オレにしてみれば~」
「――どこまでも飛べれば、それで満足なのだけど」
「……」
「ラモズは~」
「余分の宇宙戦闘機3機に、ハイパーエネルギーを満載し~」
「――消えかけた恒星を、再点火っ」
「――ばーん」
「とかいう、不遜な遊びに、興じてみたり」

 過去――

「一方」
「サジョンは~」
「かけがえのない太古遺跡に、角を使ってアクセスしようとして~」
「――ああ、宇宙ステーションがっ」
「――ばーん」
「とかいう、大失敗を、しでかしたり」
「……」
「ちなみに」
「壊してしまった、宇宙ステーションは~」
「別名〈跳ぶ星〉と呼ばれる太古遺跡の1基です」

 現在:〈冷たい空間〉の艦隊――

「モンドラ・ダイアモンドさんは~」
「いろいろ、想像していました」
「――〈跳ぶ星〉って?」
「――アンスリアン人の〈商星〉よね?」
「……」
「大昔~」
「アンスリアン人は~」
「諸銀河を結ぶ、ポリポート駅網を、設置」
「この銀河の〈跳ぶ星〉=〈商星〉は、その一部なのでした」

 過去――

「ザサ人、サジョンの裁判、開廷です」
「公判は~」
「オラッカメオ種族のもとで、おこなわれます」
「で」
「ラモズも、角技術の専門家として出廷したり」
「……」
「この時」
「ラモズは~」
「生まれてはじめて~」
「――自分以外の誰かを支持したい」
「とかいう気持ちで、出廷」
「親友サジョンの罪を、軽くするため~」
「よく異議を述べ、奮戦しました」
「が」
「判決文は、曰く」
「――被告、サジョンは~」
「――独断により~」
「――〈跳ぶ星〉と、そこにある知的資産を破壊した」
「――よって~」
「――被告を〈先祖返り〉の刑に処す」
「……」
「オラッカメオ種族は~」
「ザサ種族のサジョンを~」
「――にゃあ」
「半知性体の獣の形に、戻してしまいました」
「……」
「じつは~」
「ザサ種族は~」
「人為的な操作により~」
「一足飛びに、進化を遂げた~」
「そういう知性種族、なのでした」
「オラッカメオ種族が~」
「手頃な遊び相手として、設計して~」
「今ある形に、なったのです」
「もちろん」
「勝手に〈先祖返り〉しないように~」
「遺伝的な安全回路も、組みこんであるとか」
「つまり」
「裏返すと~」
「決まった箇所ををイジれば~」
「簡単に〈先祖返り〉を起こせるのでした」
「……」
「サジョンは~」
「〈先祖返り〉した姿で~」
「故郷惑星に戻され~」
「――にゃあ」
「狩して、跳んで、食べて~」
「生殖行為に、明け暮れたのでした」

 現在:〈冷たい空間〉の艦隊――

「モンドラ・ダイアモンドさんは~」
「いろいろ、想像していました」
「――〈先祖返り〉って?」
「――にゃあ?」
「つまり」
「――大昔?」
「――ザサ人の先祖は?」
「――オオヤマネコみたいな、半知性体だった?」
「つまり」
「――ラモズも〈先祖返り〉していた、ていうこと?」

 過去――

「ラモズは~」
「打ちのめされていました」
「――ザサ種族は~」
「――オラッカメオ種族にとって~」
「――本当に玩具みたいなモノだったのか……」
「……」
「この当時」
「ラモズは~」
「角を使って~」
「――ぴぴぴっ」
「宇宙船100隻を、同時に操縦できるようになっていました」
「が」
「今となっては~」
「――どこまでも飛べれば、それで満足なのだけど」
「という気持ちに、なれません」
「……」
「けっきょく」
「ラモズは~」
「手にしたモノをすべて失う覚悟でもって~」
「無謀にも、直談判のため~」
「オラッカメオ種族のもとへ、飛ぶ」
「そこで」
「〈あまたの顔の主〉と遭遇したのでした」

 過去――

「オラッカメオ種族は~」
「ザサ種族のサジョンの才能を、惜しんで~」
「――利用しよう」
「と、思い直しました」
「オラッカメオ種族は~」
「――にゃあ?」
「サジョンを、別の外観にして、赦免」
「……」
「サジョンは~」
「ラモズに、密に連絡して~」
「――オラッカメオ種族なんて、もう信用できないっ」
「――オレは、抵抗組織に加盟するっ」
「とか、吹きこんだり」
「――オラッカメオ種族は、明らかに精神化したがっている」
「――〈あまたの顔の主〉=キン・シになろうとしている」
「とか、説明したり」
「が」
「ラモズは~」
「現状のサジョン――オラッカメオ種族に最も近い位置にいる――を~」
「今ひとつ、信用できません」

 過去――

「ラモズは~」
「操縦士養成アカデミー校長、ヴェルグト・ゴスヴァルトから~」
「使命を与えられました」
「――貴官の角の力で~」
「――とある緑色恒星の近くのミニチュア宇宙に~」
「――入ってみて欲しいのだっ」
「……」
「ラモズは~」
「失敗しました」
「が」
「優秀な操縦士でも、あるわけで~」
「ある程度まで、頑張りました」
「……」
「ラモズは~」
「ヴェルグト・ゴスヴァルトから~」
「説明されます」
「――角を、もう一段、アップグレードするのだ」
「――さすれば~」
「――貴官は、本国艦隊を操縦できるようになる」
「――そうしたら」
「――本国艦隊を~」
「――あのミニチュア宇宙に運び~」
「――停滞場に封じるのだ」
「――一朝事あらば、取り出せるようにするのだ」

 過去――

「サジョンの警告が~」
「現実のものと、なりました」
「オラッカメオ種族は、宣言して曰く」
「――キン・シという名の存在を発見したのです」
「……」
「が」
「じつは~」
「これは~」
「オラッカメオ種族自体が精神化することの目くらまし」
「なのでした」
「……」
「サジョンは~」
「オラッカメオ種族から~」
「使命を与えられました」
「――貴官の角の力で~」
「――近所の〈跳ぶ星〉を破壊するのだっ」
「どうやら~」
「〈跳ぶ星〉を破壊して~」
「その時、解放されるエネルギーを~」
「オラッカメオ種族の精神化に~」
「使うつもりらしい」
「……」
「――ばーん」
「サジョンは~」
「使命を、果たし~」
「死んだのでした」

 過去――

「ラモズは~」
「理解しました」
「――つまり?」
「――今、爆発した2個目の〈跳ぶ星〉のエネルギーを?」
「――オラッカメオ種族の精神化に、使った?」
「けっきょく~」
「――本国艦隊の〈艦隊の魂〉は……できませんっ」
「断りました」
「すると」
「ヴェルグト・ゴスヴァルトは~」
「ラモズを捕獲して~」
「〈先祖返り〉処置」
「――にゃあ」
「ラモズを小さな停滞場に封じこめ~」
「ポリポート駅網を抜ける長い旅に、送り出したのでした」

 現在:〈冷たい空間〉の艦隊――

「モンドラ・ダイアモンドさんは~」
「理解に到りました」
「――けっきょく?」
「――ラモズは停滞場ごと、惑星マルカヌまで運ばれた?」
「――惑星マルカヌで、ずっと、忘れられていた?」
「――近年?」
「――〈周波王国〉が、惑星マルカヌに侵攻した時?」
「――戦火に巻きこまれて、停滞場が破れた?」
「――て、こと?」
「……」
「かくして」
「ラモズは~」
「――にゃあ」
「モンドラ・ダイアモンドさんに、拾われ~」
「《ミクル=ジョン》に乗ることに、なったのだという」

 以下、次号。

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◆今回のひとこと

 猫ですね。


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