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| d-information | シリーズ/作家 | ペリー・ローダン |

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731 [2012/08/06]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2659 . Richard Dübell / Toufec / トウフェク
2660 . Christian Montillon / Die springenden Sterne / 跳ねる星々
2661 . Uwe Anton / Anaree / アナレー
2662 . Arndt Ellmer / Kaowens Entscheidung / カオウェンの決断
2663 . Christian Montillon / Der Anker-Planet / アンカー惑星

「Richard Dübell は、1962年生まれ」
「ベストセラー歴史作家で~」
「イラストも描く」
「Perry Rhodan-Heft に関しては、今回かぎりのゲスト作家です」

□ Perry Rhodan-Heft 2659話「トウフェク」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2659-toufec.html ]

「今回は~」
「トウフェクの昔話です」

 惑星テラ、砂漠の都市ティアマトの近く――

「盗賊トウフェクは~」
「弟アシンを連れ~」
「少数の傭兵と共に~」
「とある隊商に、狙いを定めました」
「――予想より大きな隊商だな……若い女まで混じってる」
「弟アシンは~」
「――砂嵐が近づいてる……中には、精霊がいるんだよ」
「盗賊トウフェクは~」
「――こちらの数が多い……と、見せかけるのだっ」
「――うぉぉぉっ」
「隊商の長は、戦わずして降伏」
「で」
「盗賊トウフェクは~」
「――大収穫だっ」
「――この隊商は、乳香と奴隷女を運んでるぜっ」
「が」
「トウフェクの弟アシンは~」
「――わーい、奴隷女っ」
「そちら方面に、夢中になって~」
「見張りを、怠けてしまいます」
「と」
「砂嵐が~」
「――ごーっ」
「周囲が砂嵐……と思ったら~」
「――ごーっ」
「――うぉぉぉぉぉっ」
「じつは、戦士の大軍」
「隊商は~」
「盗賊を退治するための罠……だったのです」
「……」
「トウフェクは~」
「弟アシンを連れて~」
「なんとか、逃げのびました」

 砂漠の都市ティアマト――

「ティアマトは~」
「泉を取り巻いて広がる、オアシス都市」
「イスラエル人」
「アッシリア人」
「バビロニア人」
「パルティア人」
「フリギア人」
「メディア人」
「雑多な人々が、集まっています」
「……」
「盗賊トウフェクは~」
「預かった手勢の傭兵たちを~」
「全員、失いました」
「――オレが、ちゃんと見ていれば……」
「厳罰を、覚悟します」
「が」
「都市ティアマトの長である、伯父上は~」
「厳重注意しただけ」
「――この人が、オレに甘いのは?」
「――実のオヤジだから?」
「とかいう家庭環境、なのでした」
「トウフェクは~」
「異父弟アシンの顔を~」
「――げしっ」
「殴って、罰したりする」
「が」
「もちろん」
「トウフェクと~」
「弟アシンの~」
「取るべき責任が消えてしまった……わけでは、ありません」
「死なせた傭兵の家族は~」
「兄弟に慰謝料を、求めるはず」
「トウフェクと~」
「弟アシンは~」
「伯父上から、次の仕事が来るのを、待つのでした」

 翌朝――

「――アシンが、いないっ」
「ちなみに」
「都市ティアマトの前には~」
「――ごーっ」
「砂嵐が、荒れ狂っています」
「――アシンのやつ……」
「――まさか、精霊とかを探しに?」
「――砂嵐の中に、入ってないよな?」
「……」
「そんな中~」
「トウフェクは~」
「伯父上から、連絡を受けました」
「――馬で、都市ティアマトの近隣の、隊商の宿坊を、見てこい?」
「――足止めを喰らっている隊商を?」
「――都市ティアマトに呼びこめ?」
「――手間賃は、はずんでやろう?」
「――でも、オレは、アシンを探しに行かないと……」
「でも」
「都市ティアマトの長である伯父上には、権威があります」
「――キサマは、立場がわかっておるのかっ」
「こう言われては、逆らえません」
「で」
「トウフェクは、馬で出発」
「もちろん、仕事を片付けたら~」
「あとは好きなコトができます」
「が」
「――やっぱり、ダメだっ」
「――今すぐ、アシンを探しに行くんだっ」
「トウフェクは~」
「使者に~」
「報酬を入れる用途の印章筒を預け~」
「伯父上のもとに~」
「送り返したり」
「――伯父上は~」
「――ずっと気にかけてくれてたのに……」
「――ずきずき(良心のうずき)」

 砂漠の都市ティアマトの手前――

「――アシンは~」
「――やはり、砂嵐に精霊を探しに行った……みたいな?」
「トウフェクは~」
「砂嵐に、真っ直ぐ突入」
「――ごーっ」
「無茶して、進むと~」
「砂嵐の渦の中心の、静かなところへ出ました」
「そこには~」
「泉みたいなモノがあって~」
「エネルギーみたいなものが、流れ出ています」
「――ごーっ」
「そこに~」
「トウフェクは~」
「焼けて捻じ曲がった剣と、オイルランプを発見」
「――これは……アシンの剣?」
「トウフェクは~」
「――アシンは、どうなったんだぁっ」
「力まかせに~」
「焼けて捻じ曲がった剣で、オイルランプを叩いたり」
「――かーん」
「と」
「白髭の老人が、現れました」
「――定まった死を選ぶか、ワシが贈る生を選ぶか?」
「問いかけます」
「問いかけを、繰り返します」
「問いかけるたびに、老人の形は変わって見えます」
「で」
「トウフェクとしては~」
「アシンがどうなったか、もちろん気になります」
「が」
「トウフェクの近くに~」
「砂嵐が、迫り~」
「――ごーっ」
「このままでは~」
「トウフェクも、死んでしまいそう」
「で」
「トウフェクは、老人に回答して曰く」
「――生を選ぶ」
「老人は、トウフェクに瓶を示し~」
「――パズズさまです」
「ここまで言うと~」
「姿を消しました」
「トウフェクの周囲に~」
「砂嵐が、迫り~」
「――ごーっ」
「――ざざざーっ」
「世界が崩れるかと、見えました」
「トウフェクは、叫んで曰く」
「――パズズさま!」
「――お助けを!」
「と」
「トウフェクは~」
「何かの泡の中に、くるまれていました」
「――ぷかぷかー」
「泡の中の、トウフェクと、パズズさまは~」
「高く舞い上がり~」
「――うわー」
「――世界が円に見えるっ」
「――うわー」
「――世界の円の縁を、飛びこした?」
「――うわー」
「泡は~」
「かすかに光る巨大な球体に、入っていくのでした」

 球体=宇宙船《トルバ》――

「トウフェクは~」
「老人と再会しました」
「で」
「トウフェクは~」
「――(何だか、目だけ、妙に若々しいヒトだなあ)」
「――(とにかく、ベル=ご主人様と呼んで、お仕えしよう)」
「心を決めます」
「が」
「老人は~」
「――は、はろー?」
「――ワシは、デロリアン・ローダン」
「――友人として、力を貸してほしいのです」
「温度差が、あるようです」
「ともあれ」
「老人は、説明をこころみて、曰く」
「――アナタは、死ぬ……と、決まっていたのです」
「――アナタを、〈時の射光〉から救ったのです」
「……」
「ちなみに」
「アシンの方は~」
「外部からの干渉により~」
「〈時の射光〉から、時の中に投げ飛ばされた~」
「ということ、のようです」
「――1000万年未来に、着地したかもしれない」
「――10時間過去に、着地したかもしれない」
「……」
「ともあれ」
「デロリアンは~」
「トウフェクに問いかけて、曰く」
「――ワシの近くに、いてもらえるだろうか?」
「トウフェクとしては~」
「ここで断っても~」
「〈時の射光〉に戻って、死ぬだけです」
「選択の余地は、ありません」
「でも」
「トウフェクは~」
「あえて、条件をつけてみました」
「――弟が見つかるまで、お仕えします」
「もちろん」
「トウフェクが~」
「都市ティアマトに戻ることは、もうないわけで~」
「――くっ」
「トウフェクは、涙したりする」
「……」
「それを見て~」
「デロリアンは、思います」
「――自分の投影像のスイッチを切るのは、簡単だけれど~」
「――あらゆる被造物と共感するのが、ワシの本質であるし~」
「――こういう性格は、変えられぬなあ」
「――くっ」

 宇宙船《トルバ》――

「トウフェクは~」
「デロリアンの宇宙船《トルバ》の船室で~」
「寝たり、起きたり、夢を見たり」
「デロリアンは~」
「説明します」
「――そもそも《トルバ》のバストイレの機能とは……」
「――そもそも《トルバ》の朝食は……」
「そうこう、するうちに~」
「宇宙船《トルバ》は~」
「巨大な都市アウレスに、到着」

 都市アウレス――

「デロリアンは~」
「説明をこころみて、曰く」
「――世界=惑星は、いくつもあるのです」
「トウフェクは~」
「まったく別なところで、ひらめいたり」
「――都市アウレスは、病気か何か、とか?」
「デロリアンは~」
「そのあたり説明をこころみて、曰く」
「――都市アウレスは、治りかけなのです」
「――完治には、まだ時間がかかるのです」
「……」
「トウフェクが、ひらめいたように~」
「都市アウレスは~」
「じつは、本来の意味で、都市でなかったり」
「六次元にまで、そびえていたり」
「いろいろ、常識を超越しています」
「……」
「――つまり?」
「――都市アウレスは?」
「――ずーっと、住人がいないから、病んでいた?」
「今~」
「都市アウレスの一角は~」
「トウフェクの、都市ティアマトの思い出に、共鳴し~」
「いきいきと、変貌をはじめました」
「で」
「トウフェクは~」
「できあがった伯父上の屋敷そっくりの屋敷に~」
「住むことにしたり」
「と」
「――!」
「新居の中には~」
「パズズさまが、待っていました」

 都市アウレス――

「――都市アウレスは、惑星サンハバにあるのです」
「デロリアンと~」
「パズズさまは~」
「トウフェクが意識しないうちに~」
「物理学、その他、科学的な諸々を、教育してくれたり」

 都市アウレス――

「デロリアンは~」
「トウフェクを~」
「〈ゆるやかな家〉に、案内したり」
「説明をこころみて、曰く」
「――〈ゆるやかな家〉には、多数の人が眠れます」
「――ワシが、都市アウレスを、長く留守にする時には~」
「――ここで、寝てほしいのです」
「――ここで、寝ると~」
「――老化が、1000倍遅くなるのです」
「――そうしてもらえると~」
「――ワシが何世紀留守にしても~」
「――安心です」

 都市アウレス――

「とはいえ」
「トウフェクの理解の度合いは~」
「それなりに、微妙みたいで」
「……」
「トウフェクは、曰く」
「――惑星サンハバで、弟アシンを探したいのです」
「――都市アウレスの周囲を、捜索したいのです」
「デロリアンは、曰く」
「――捜索するのは構わないですが……?」
「――ここでは、見つかりませんよ?」
「――惑星サンハバは~」
「――この宇宙に、都市アウレスの居場所を、提供します」
「――他の用途では使われていない惑星、なのです」
「……」
「トウフェクとしては~」
「――都市アウレスに、弟アシンはいない?」
「――都市アウレスの外も、探さないとっ」
「――別のところも、探さないとっ」
「なかなか、納得しきれない」
「で」
「パズズさまと共に~」
「都市アウレスの未完成地区などに~」
「行ってみました」
「トウフェクは~」
「未完成の建築を見て、曰く」
「――素材は何だろう?」
「ナノ工作員で出来ている、と教えてもらいました」
「……」
「トウフェクは~」
「何回かの調査の中で~」
「ひらめきました」
「――都市アウレスは、時間航行者の都市?」
「……」
「その後~」
「トウフェクが~」
「――都市アウレスは、時間航行者の都市?」
「問いかけてみると~」
「パズズさまは~」
「――!」
「どうして知ったか、知りたがったり」
「……」
「ともあれ」
「トウフェクと~」
「パズズさまは~」
「こうしたことを、重ねて~」
「互いに認め合う関係を、ついに築いたのでした」

 都市アウレス――

「都市アウレスは~」
「エクロース銀河、星系カイドの惑星サンハバにあります」
「……」
「デロリアンと~」
「都市アウレスは~」
「一種の契約を、締結していました」
「すなわち」
「デロリアンは、都市アウレスに、新しい住人を世話すること」
「代わりに~」
「都市アウレスは、デロリアンに、高度技術を供与すること」
「……」
「パズズさまが入った瓶は~」
「単なる収納容器です」
「パズズさまの本体は~」
「都市の一部です」
「都市のあらゆるモノと同じく~」
「ナノ工作員から、構成されます」
「でも」
「パズズさまは~」
「都市の一部に戻るつもりは、ありません」
「もし、戻ったら~」
「せっかく成長した個性が~」
「消滅してしまうからです」
「……」
「さて」
「デロリアンが~」
「長い旅に出る時が、来ました」
「トウフェクは~」
「〈ゆるやかな家〉で眠らないといけません」
「で」
「この時点で~」
「デロリアンと~」
「トウフェクは~」
「パズズさまの成長のことを、話合いました」
「で」
「デロリアンは、あらためて、気づいたわけです」
「――トウフェクみたいに、役に立つ人材を探すのは、とても大事です」
「――トウフェクを選んだのは、正解でしたね」

 トウフェクは、〈ゆるやかな家〉で睡眠する――

「トウフェクは~」
「〈ゆるやかな家〉で、800日、眠りました」
「つまり~」
「外では~」
「2182年間が経過したのです」
「……」
「トウフェクが~」
「――はっ」
「目覚めたのは~」
「惑星テラの暦でいうところの~」
「西暦1631年」
「――!」
「目覚めてから、トウフェクは絶好調です」
「デロリアンが、思うに~」
「――アトランが海底ドームで深層睡眠するより、ずっと良い感じかも?」
「で」
「デロリアンは、曰く」
「――アナタみたいに、役に立つ人材を探すのは、とても大事です」
「――救出作戦の手助けをしてください」
「……」
「デロリアンと~」
「トウフェクは~」
「宇宙船《トルバ》で、惑星テラへ」

 西暦1631年、惑星テラ、三十年戦争の時代のドイツ――

「デロリアンと~」
「トウフェクは~」
「クララ・エスレヴさん――20歳」
「を、救出しに来ました」
「――魔女として、火炙りの刑になる?」
「――執行の寸前に、救出して~」
「――遺体の偽物の用意を、しておきましょう」
「……」
「トウフェクは~」
「パズズさまを、持って~」
「都市マグデブルグが破壊された、すぐあとの~」
「ライン川あたりに、降下」
「調査開始」
「で」
「村の拷問室で~」
「クララ・エスレヴさんを発見」
「――血まみれ?」
「――意識不明?」
「――来るのが、遅すぎた?」
「――とにかく、連れ出さないとっ」
「――パズズさま!」
「――お助けを!」
「パズズさまは~」
「クララ・エスレヴさんの神経経路を封鎖し、痛み止めすると~」
「みずからが~」
「――むくむくむくりん」
「仮の、クララ・エスレヴさんの偽物を、形成」
「トウフェクは~」
「クララ・エスレヴさんを、拷問室から連れ出します」
「……」
「デロリアンとしては~」
「パズズさまを失う可能性をおそれて~」
「――やめなさいっ」
「――すぐに遺体の偽物を送りますからっ」
「反対しますが~」
「現場のトウフェクは、聞きいれません」
「……」
「トウフェクは~」
「クララ・エスレヴさんに~」
「問いかけます」
「――定まった死を選ぶか、ワタシが贈る生を選ぶか?」
「クララ・エスレヴさんとしては~」
「――生を選ぶわ……」
「で」
「トウフェクは~」
「クララ・エスレヴさんを、伴い~」
「宇宙船《トルバ》へ」

 宇宙船《トルバ》――

「トウフェクと~」
「デロリアンは~」
「パズズさまの扱いの妥当性を巡り~」
「喧嘩します」
「が」
「けっきょく~」
「デロリアンが折れて、決着」
「……」
「もちろん」
「トウフェクは~」
「すぐに遺体の偽物を持参し、地上へ」
「パズズさまを、救出しました」
「……」
「デロリアンは~」
「――トウフェクのような人材は、やはり得がたい」
「――すばらしー」
「トウフェクを、尊敬しながら~」
「でも」
「多少、距離を置くようになったという」
「……」
「一方」
「クララ・エスレヴさんは~」
「傷の治療を、受け~」
「ずんずん回復」
「が」
「クララ・エスレヴさんから、してみると~」
「――これって、魔法よね?」
「――こんなコトできるのって、悪魔よね?」
「――定まった死を選ぶか、ワタシが贈る生を選ぶか?」
「――って、聞かれて~」
「――生を選ぶ……って、返事したけれど……」
「――これって、悪魔と契約した……てこと?」
「――おそろしー」
「トウフェクに、感謝しながらも~」
「多少、距離を置くようになったという」
「……」
「宇宙船《トルバ》は~」
「惑星サンハバに、到着」
「クララ・エスレヴさんは~」
「デロリアンの案内で~」
「都市アウレスへ」
「で」
「トウフェクは~」
「――オレ、永遠に孤独なのかも」
「――もう、クララ・エスレヴさんに接近できる機会はないかも」
「しばし、思いわずらうのでした」

 その後――

「デロリアンと~」
「トウフェクは~」
「惑星テラから。多くの人材を救出しました」
「で」
「一緒に仕事しながら~」
「トウフェクは、思うに」
「――昔の、伯父上との関係が~」
「――デロリアンとの関係に、置き換わっただけかもなあ」
「トウフェクにしてみれは~」
「救出して、都市アウレスに住まわせる、人材の~」
「選定基準が、よくわからない」
「それでも~」
「言われるとおりに、するしかないわけです」
「……」
「ちなみに」
「選定された要救助者が~」
「全員~」
「――生を選ぶっ」
「かと思えば、そうでもない」
「――死を選ぶっ」
「と応じたヒトも、何名かいました」

 西暦1960年、惑星テラ――

「デロリアンと~」
「トウフェクと~」
「クララ・エスレヴさんは~」
「ダンカン・タルボット博士――リチャード・ファインマンの旧知の友」
「を、救出しに来ました」
「――乗っている飛行機が、事故に遭う?」
「――同じ飛行機に乗って、救出すれば良いのね」
「……」
「機内で~」
「トウフェクは~」
「――おじちゃんっ」
「乗客の子供1名――キャスパーくん――と、仲良くなりました」
「トウフェクは~」
「弟アシンを、思い出したり」
「――キャスパーくんも、救出したい」
「思ってみたり」
「……」
「デロリアンとしては~」
「――やめなさいっ」
「――余計な人材を救出するのは、ダメですっ」
「反対しますが~」
「今回も~」
「現場は、聞きいれません」
「……」
「トウフェクと~」
「クララ・エスレヴさんは~」
「ダンカン・タルボット博士と~」
「ついでに、キャスパーくんも、救出」
「――キャスパーくんは、自宅の近所に帰しておこう」
「そうして~」
「ダンカン・タルボット博士を、宇宙船《トルバ》へ」
「都市アウレスへ、運ぶのでした」
「……」
「ちなみに」
「どうやら~」
「クララ・エスレヴさんの愛は~」
「ダンカン・タルボット博士に向いたようです」

 都市アウレス――

「デロリアンは~」
「トウフェク以外の全員が~」
「〈ゆるやかな家〉で、眠りについたところで~」
「トウフェクを、訪ねました」
「で」
「デロリアンは、曰く」
「――救出活動は~」
「――ダンカン・タルボット博士を最後とします」
「――人員は、そろいました」
「――この先は、もう誰も助けません」
「――助けることが、できません」
「――まもなく~」
「――超知性体〈それ〉が、人類の前に現れるのです」
「――超知性体〈それ〉は、これまでみたいな介入を、認めないのです」

 かくして――

「トウフェクは~」
「――はっ」
「目覚めました」
「〈星を讃える同盟〉の全員が~」
「――はっ」
「目覚めて、集合しました」
「で」
「総勢54名は~」
「最後の作戦に、おもむくわけで」
「……」
「――誰を、救いに?」
「と、問われたら~」
「回答は、決まっています」
「――地球を丸ごと救うのです」

 以下、次号。

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◆今回のひとこと

 長い生い立ちでした。


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