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727 [2012/07/09]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2655 . Arndt Ellmer / Garrabo schlägt Phenube / ガラボ、フェヌーブを討つ
2656 . Wim Vandemaan / Das Feynman-Kommando / ファインマン部隊
2657 . Leo Lukas / Geheimbefehl Winterstille / 秘密指令・冬のしじま
2658 . Verena Themsen / Die Stunde des Residenten / 政庁首席の時間
2659 . Richard Dübell / Toufec / トウフェク
2660 . (未詳)
2661 . Uwe Anton / (未詳)

□ Perry Rhodan-Heft 2655話「ガラボ、フェヌーブを討つ」
[ http://www.perry-rhodan.net/band-2655-garrabo-schlaegt-phenube.html ]

「ガラボとは――」
「アルコン人の、伝統のチェスのようなモノ、です」
「フェヌーブとは――」
「サイポラン人の、人心操作に使う楽器のようなモノ、です」

 新銀河暦1469年11月、銀河系、アルコン帝国――

「アルコン人、ホザリウス家のトルマナクは~」
「アルコン帝国皇帝ボスティク1世の、相談役」
「で」
「今回~」
「トルマナクは~」
「側近のナート人、グレスドゥールと共に~」
「惑星トラヴノルへ」

 アルコン帝国の国境近く、惑星トラヴノル――

「主力産業は~」
「ハイパー水晶の加工・精錬です」
「目下~」
「ハイパー水晶工場のオーナーである、アルコン人のアッカト家と~」
「ハイパー水晶工場の労働者である、ウニト人たちの労働組合が~」
「労働争議中」
「……」
「トルマナクは~」
「そんなコトには、興味なし」
「――利益団体アルク・テュサンの幹部と、話をしたいのである」
「というのも~」
「――(利益団体アルク・テュサンは~)」
「――(師匠シャロワインの仇と、目されるのである)」
「――(仇を、討つのである)」
「宿願なのでした」
「……」
「トルマナクは~」
「惑星トラヴノルに、到着してから~」
「――ばーん」
「――どーん」
「続けて、暗殺されかけます」
「で」
「暗殺未遂事件の実行犯を、捕獲し~」
「暗殺未遂事件の黒幕を、探ろうと~」
「――あそこの漏斗建造物の、地下の最下層の一室に~」
「――忍びこんで、調査したいのである」
「忍びこみました」
「そこで」
「トルマナクは~」
「――!」
「はじめて見る異星人=バダック種族に、捕獲され~」
「――ぴっちゃん」
「謎の水溜まりに、漬けられたり」
「すると」
「――ぴっちゃん」
「トルマナクの心の中に~」
「――キン・シ?」
「はじめて知る概念が、入ってくるのでした」

 惑星トラヴノル、漏斗建造物の地下――

「トルマナクの~」
「側近のナート人、グレスドゥールは~」
「外付けの付帯脳、というか~」
「護衛、というか~」
「――常時、この程度の事態は、想定しているのであります」
「優秀です」
「なので」
「すぐに~」
「トルマナクを救出しに、駆けつけて~」
「――それっ」
「謎の水溜まりから、引き上げました」
「トルマナクは~」
「――バダック種族……?」
「――キン・シ……?」
「寝ぼけています」
「側近のナート人、グレスドゥールとしては~」
「――気をしっかり、持つのであります」
「――げしっ」
「トルマナクは~」
「――はっ」
「意識を取りもどしたり」
「……」
「地下室を、調査した結果~」
「――採集した遺伝物質は、銀河系の産ではないのであります」
「――どこかの異銀河から、侵入者が来たのであるな」
「……」
「幸いにも~」
「トルマナクは~」
「ごく短時間しか、水溜まりに漬かりませんでした」
「検査の結果~」
「――水溜まりの粘液は、体内に残留していないのであります」

 ホザリウス家のトルマナク――

「ところで」
「ガラボとは――」
「アルコン人の、伝統のチェスのようなモノ、です」
「アルコン貴族のたしなみです」
「――チェックメイトっ」
「――王手っ」
「みたいなノリで~」
「――ガラボっ」
「とか、言うらしいです」
「アルコン人、ホザリウス家のトルマナクは~」
「アルコン貴族です」
「当然」
「ガラボを、たしなみます」
「もちろん」
「名人級の、ガラボ棋士です」
「……」
「で」
「トルマナクは~」
「今回の一件を~」
「ガラボ棋士の鋭い目で、分析しはじめていました」
「――勝負の相手は、ひとりではないのである」
「――ふたりの棋士に、備えるのである」
「――棋士(1)は、利益団体アルク・テュサンである」
「――棋士(2)は、異銀河からの侵入者である」

 アッカト家のマポク――

「アルコン人、アッカト家のマポクは~」
「惑星トラヴノルの最高権力者」
「ハイパー水晶工場のオーナーでもあったり」
「一方」
「アルコン人、ホザリウス家のトルマナクは~」
「アルコン帝国皇帝ボスティク1世の、相談役」
「その偉い人が~」
「惑星トラヴノルに来訪して~」
「――到着早々、何度も、暗殺されかけたのである」
「という異常な事態です」
「つまり」
「アッカト家のマポクは~」
「トルマナクに~」
「負い目が、あったりします」
「で」
「トルマナクから~」
「――到着早々~」
「――このホザリウス家のトルマナクは~」
「――何度も、暗殺されかけたのである」
「――が」
「――アルコン帝国皇帝ボスティク1世陛下に報告するのは~」
「――時期尚早である」
「――難局の早期打開に向け~」
「――是非、御協力を願いたい」
「とか、言われると~」
「かなりの無理も、通さないといけない」
「――ぎりぎり」
「歯噛みしながら~」
「トルマナクの~」
「ガラボの駒となるのでした」

 ホザリウス家のトルマナク――

「トルマナクは~」
「USOに連絡をとりました」
「――アルコン帝国皇帝ボスティク1世陛下の御手を煩わすのは~」
「――時期尚早である」
「――難局の早期打開に向け~」
「――是非、御協力を願いたい」
「――事態は、銀河系への侵略……という問題なのである」
「……」
「ちなみに」
「USOの副提督ロナルド・テケナーは~」
「このところ、見せ場がありません」
「――まかせろっ」
「勢いこんで~」
「トルマナクの~」
「ガラボの駒となるのでした」

 USO――

「USOは~」
「銀河系の火の粉を払うのが生きがいの、火消し稼業~」
「出前迅速です」
「――ごごごっ」
「最近、指揮下に入った、超戦艦《ジュール・ヴェルヌ》と~」
「ポスビ艦10隻で~」
「惑星トラヴノルを、完全封鎖」
「USO旗艦《トラヤヌス》も、遅れて合流」
「――事件の詳細を、分析しろ?」
「――謎の水溜まりの粘液も、厳密に分析しろ?」
「――まかせろっ」
「USOは~」
「分析も、迅速です」
「――バダック種族の遺留品から~」
「――遺伝子の分子構造を、確認したら~」
「――謎の水溜まりの粘液は~」
「――バダック種族の遺伝子から加工した遺伝物質を含有する」
「――とか、判明したぞ」
「さらに」
「――謎の水溜まりの粘液は~」
「――宿主の肉体の中で~」
「――まさにバダック種族1体みたいに、活動し~」
「――宿主自身の思考を押さえこむ」
「――とか、判明したぞ」
「加えて」
「――とりわけ~」
「――夜間は、宿主がたいてい眠っているから~」
「――寄生体に、抵抗しない」
「――寄生した疑似バダック種族にとっては、狙い目だ」
「――宿主に、記憶も残らない」
「――が」
「――昼間は、宿主がたいてい起きているから~」
「――宿主が、寄生体と戦うこともある」
「――とか、判明したぞ」
「云々」
「USOは~」
「優秀・迅速です」

 ホザリウス家のトルマナク――

「ちなみに」
「トルマナクは~」
「もっぱら、頭脳労働担当」
「側近のナート人グレスドゥールを~」
「外付けの付帯脳として、駆使」
「――むーん」
「論理的思考を重ねた結果~」
「――アッカト家の高位の者でないと?」
「――異銀河からの侵入者の共犯は、務まらないはず?」
「さらに」
「ここまでの戦術とか、経緯とか、から~」
「――むーん」
「論理的思考を重ねた結果~」
「――異銀河からの侵入者は、抜きんでたガラボ棋士である」

 アッカト家のマポク――

「アルコン人、アッカト家のマポクは~」
「――当家の者を、追跡調査するのですか?」
「当然、良い顔をしません」
「が」
「もちろん」
「トルマナクの要望は~」
「かなりの無理も、通さないといけない」

 ホザリウス家のトルマナク――

「追跡調査の結果~」
「――異銀河からの侵入者の共犯は~」
「――キサマであるっ」
「共犯者は~」
「アルコン人、アッカト家のアネラグと判明」
「ちなみに」
「アルコン人、アッカト家のマポクの甥にあたる人です」
「……」
「ホザリウス家のトルマナクと~」
「側近のナート人、グレスドゥールは~」
「――経験豊富な、ワレワレである」
「――常時、この程度の作戦は、想定しているのであります」
「とか、鼻歌まじりで~」
「アルコン人、アッカト家のアネラグを~」
「尾行します」
「――登山するようであります」
「――こんな状況でも、趣味に興じるとは……」
「――さすが、アルコン貴族であります」
「――お……動きが止まったようである」
「――どうやら、寄生体が激しく抵抗しているようであります」
「――あ……それでも、登るのだな」
「――さすが、アルコン貴族であります」
「で」
「トルマナクと~」
「側近のナート人、グレスドゥールは~」
「――よし……この隙を逃さず、捕獲するのである」
「――さすが、アルコン貴族であります」
「――げしっ」
「アルコン人、アッカト家のアネラグを~」
「捕獲成功」
「――これで、共生体の調査が進むのであります」
「――アネラグよ……すべて話すのである」
「――アネラグよ……」
「――おーい?」
「アルコン人、アッカト家のアネラグは~」
「登山したのが、良くなかったのでしょうか」
「――……」
「陳述能力を、なくしていました」

 ホザリウス家のトルマナク――

「トルマナクと~」
「側近のナート人、グレスドゥールは~」
「あの秘密の地下室で~」
「ウロウロしていた~」
「ウニト人の労働組合の広報役、コルムフ(+寄生体)を~」
「――げしっ」
「捕獲成功」
「――おーい?」
「医療部門に連行しました」
「……」
「ウニト人、コルムフは~」
「丈夫なのが、取り得です」
「陳述能力を、有していました」
「が」
「――あの謎の水溜まりに戻りたいんだよー」
「――共生体が足りないんだよー」
「――もっと、共生体をー」
「――完全体に、なりたいんだよー」
「――完全体になって、はじめて、自意識を持てるんだよー」
「ウニト人、コルムフの共生体は~」
「現在、本能的に活動しているだけ」
「知識が足りていませんでした」
「――ならば、共生体を足せばよいのである」
「――再度、謎の水溜まりに漬けるのであります」
「が」
「ウニト人、コルムフは~」
「捕獲の際に~」
「それなりの重傷を負っていました」
「――すぐに、謎の水溜まりに漬けるわけには、いかないのであります」

 ホザリウス家のトルマナク――

「トルマナクは~」
「側近のナート人グレスドゥール≒外付け付帯脳と~」
「――むーん」
「論理的協議を重ねた結果~」
「――決めたのである」
「――このホザリウス家のトルマナクが、情報収集するのである」
「で」
「トルマナクは~」
「――ぴっちゃん」
「謎の水溜まりに、漬かり~」
「――!」
「側近のナート人、グレスドゥールは~」
「計算ぴったりの時間で~」
「――それっ」
「トルマナクを~」
「謎の水溜まりから、引き上げました」
「かくして」
「トルマナクの体内に寄生した疑似バダック種族は~」
「微妙に完全体でない状態」
「――バダック種族が……」
「――超知性体キン・シが……」
「重要な情報を、漏洩しまくるわけです」
「超知性体キン・シのこと」
「超知性体キン・シの補助種族の部隊のこと」
「いろいろと、判明しました」
「――連中の目的は、銀河系の安定を損なうことである」

 惑星トラヴノル――

「惑星全土で~」
「奇妙な現象が、起きはじめました」
「住人の多くが~」
「――ふらふら~」
「通りをよろめき~」
「あるいは~」
「――うっ」
「いきなり、自殺したり~」
「方向を見失ったり」
「――ぼーっ」
「途方に暮れたり」
「……」
「バダック種族が~」
「この人たちを、制御していたのです」
「が」
「バダック種族は~」
「トルマナクに、すべてを知られ~」
「脱出を決意」
「で」
「人々の体内に寄生した疑似バダック種族は~」
「取り残され~」
「指示が、来なくなって~」
「支離滅裂に、なっていたのです」

 惑星トラヴノル、宙港――

「逃走するバダック種族の一団は~」
「アッカト家のアネラグが所有する宇宙船の1隻に、隠れます」
「が」
「――!」
「USO+トルマナクの部隊は~」
「すぐに、隠れ家を発見」
「……」
「と、いうのも~」
「捕獲されたウニト人、コルムフが~」
「――仲間は、あそこから、逃げるんだよー」
「――でも、オレ、共生体が足りないんだよー」
「――もっと、共生体をー」
「本能的に~」
「隠れ家まで、案内したのです」
「……」
「ウニト人、コルムフは~」
「謎の水溜まりに漬かったのが、比較的、後の方でした」
「ウニト人、コルムフの体内の粘液は~」
「バダック種族の撤退計画の情報を~」
「じつは、含んでいたのです」
「……」
「バダック種族の一団は~」
「隠れ家=宇宙船で~」
「――発進っ」
「――ごごっ」
「が」
「《ジュール・ヴェルヌ》と《トラヤヌス》が~」
「すぐに、退路を断ちました」
「で」
「バダック種族の一団は~」
「――自爆っ」
「――ばーん」

 惑星トラヴノル、宙港――

「バダック種族の一団が乗った宇宙船が~」
「緊急発進する、直前に~」
「ひとり、宇宙船を下りた者がいます」
「――(こそこそ)」
「宙港に隠れて~」
「逃走の機会を待つ気配」
「が」
「トルマナクと~」
「側近のナート人、グレスドゥールは~」
「駒たちを、駆使して~」
「すぐに、隠れた敵を発見」
「――ガラボっ」
「サイポラン人1名を、捕獲」
「……」
「ちなみに」
「フェヌーブとは――」
「サイポラン人の、人心操作に使う楽器のようなモノ、です」
「いうなれば~」
「今回の戦いは~」
「――アルコン人+ガラボ VS サイプロン人+フェヌーブ」
「それが」
「――勝者・アルコン人+ガラボっ」
「と、いうコトで~」
「決着が、ついたのでした」

 ホザリウス家のトルマナク――

「さて」
「トルマナクは~」
「じつは、ソンナコトには、興味なし」
「――個人的には~」
「――早く~」
「――利益団体アルク・テュサンの謎を、追いたいのである」
「でも」
「思いつきました」
「――(今回のコレは~)」
「――(本来の目的――師匠シャロワインの仇討ち――を隠して~)」
「――(利益団体アルク・テュサンの幹部と、話をする~)」
「――(好機かもしれぬのである)」
「――ふふふ」

【関連サイト】
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◆今回のひとこと

 七夕でした。


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