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715 [2012/04/16]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2643 . Christian Montillon / TANEDRARS Puppe / タネドラルの人形
2644 . Verena Themsen / Die Guerillas von Terrania / テラニアのゲリラたち
2645 . Wim Vandemaan / Die Stadt ohne Geheimnisse / 秘密のない都市
2646 . Leo Lukas / Die Tage des Schattens / 影の日々
2647 . Leo Lukas / Der Umbrische Gong / ウンブリアのゴング

□ Perry Rhodan-Heft 2643話「タネドラルの人形」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2643.html ]

 (承前)

 新銀河暦1469年9月、カンダ銀河、商船《バジス》――

「エンドレアス・コンノは~」
「商船《バジス》の~」
「とある小さなレストランのコック……でした」
「が」
「……」
「超知性体キン・シが~」
「商船《バジス》を、カンダ銀河に強制転送して~」
「超知性体キン・シの補助種族ドサンティが~」
「商船《バジス》を、拿捕」
「で」
「ドサンティ種族のパニック放射により~」
「――!」
「乗員たちは、恐怖にかられ~」
「船内は、それはもう凄い状態に」
「……」
「エンドレアス・コンノは~」
「――ひいいいっ」
「周囲の人々と、共に~」
「搭載艇に、駆けこみ~」
「――脱出っ」
「が」
「艇内も、それはもう凄い状態で」
「――爆発?」
「――人が、死んで?」
「エンドレアス・コンノも~」
「意識を失います」
「――うっ」
「……」
「――はっ」
「エンドレアス・コンノが目覚めたのは~」
「無人の倉庫」
「――物音ひとつ、しない?」

 〈調和の帝国〉の銀河、宇宙ステーション・演劇宮殿、博物館エリア――

「超知性体タネドラルは~」
「アラスカ・シェーデレーアに~」
「半生史を伝えること、9時間に及んだという」
「……」
「――あー、疲れた」
「アラスカ・シェーデレーアは~」
「博物館エリアを、ふらつきます」
「と」
「周囲では~」
「――ほわわー」
「超知性体タネドラルの到来で、恍惚としていた~」
「エスカリアン人たちが~」
「――はっ」
「――はっ」
「次々、正気を取り戻していくようです」
「と」
「ロボットが、1体~」
「アラスカ・シェーデレーアを、迎えに来ました」
「――〈調和の帝国〉の〈宰相〉閣下のご命令で~」
「――《ドルサライ》の船室に、ご案内しますです」

 《バジス》搭載艇・艇内――

「エンドレアス・コンノは~」
「無人の艇内を、ふらつきます」
「でも、誰もいない」
「――この隔壁を、開けてみよう」
「と、したところへ~」
「商船内商業施設のサービス用ロボットが、1体~」
「エンドレアス・コンノを、制止しました」
「――開けては、イケないです」
「――開けたら、コワいよです」
「が」
「エンドレアス・コンノは~」
「――でも、開けるっ」
「――がらがらがらっ」
「と」
「青く輝くものがあって~」
「隔壁の向こうは~」
「青い輝きに、照らされて~」
「数ダースの死体が、浮遊していました」
「ロボット、曰く」
「――青く輝くものは、時間場です」
「――この時間場のおかげで、アナタは死なずにいられたです」

 〈調和の帝国〉の銀河、宇宙船《ドルサライ》――

「先般~」
「アラスカ・シェーデレーアは~」
「超知性体タネドラルから~」
「エスカラン――超知性体タネドラルの欠片――を、授かりました」
「で」
「このエスカランは~」
「昔馴染みのカピン人――顔面カピン片のもとのヒト――の形をとって~」
「アラスカ・シェーデレーアの前に、顕現したり」
「――テスターレ?」
「……」
「さて」
「アラスカ・シェーデレーアは~」
「それまで、行動を共にしてきた~」
「非調和存在――エスカランを持たない人――たちが~」
「態度を変えてしまったことに、気づきます」
「――あれ?」
「――なんだか……みんな、ヨソヨソしい?」
「――そりゃないだろー?」
「が」
「アラスカ・シェーデレーアは~」
「しつこい性格です」
「――でも、くじけないっ」
「で」
「――おーい」
「――オレは、寂しがり屋さんなんだぞ」
「――無視するんなら、キミの船室の前で、一晩中待っちゃうぞっ」
「あくまでも~」
「関係改善のため~」
「アラスカ・シェーデレーアなりに、努力するのでした」

 〈調和の帝国〉の銀河、宇宙船《ドルサライ》――

「司令官クラトン・ユクは~」
「アラスカ・シェーデレーアを、晩餐会に招待」
「非調和存在カルミュデア・ユクさん――クラトン・ユクの妹――や~」
「非調和存在プリドンも~」
「晩餐会に、招待されたり」
「……」
「ちなみに」
「先般の~」
「司令官クラトン・ユク主催の晩餐会は~」
「非調和存在カルミュデア・ユクさんが、遅れて呼ばれて~」
「――クラトンにいさんっ」
「――きーっ」
「カルミュデア・ユクさん VS クラトン・ユク」
「双子兄妹の仁義なき舌戦を、経て~」
「――ぎゃああああっ」
「とかいう、不幸な結末を見るに到ったのです」
「が」
「今回」
「カルミュデア・ユクは~」
「――クラトンにいさんっ」
「――ふーっ」
「前回よりは、ずっと理性的にふるまいました」
「なので」
「晩餐会は、いろいろと順調です」
「……」
「さらに、今回は~」
「超知性体タネドラルも~」
「アルデン王女人形の姿を借りて、晩餐会に参加」
「――と、いう具合なの」
「会話の主導権を、握ったりします」
「……」
「超知性体タネドラルは~」
「並行して~」
「精神的な伝達手段で~」
「アラスカ・シェーデレーアに~」
「追加説明します」
「――ふふふ」
「――アナタは、異常空間の偵察を、するしかないんだよ?」
「――異常空間を介して、侵略されるかもしれないからだよ?」
「――異常空間は、2つあるのだけれどね?」
「――もちろん、アナタを捕まえた方の異常空間の方だよ?」
「――できれば、異常空間を破壊してほしいんだよ?」
「――集合知性〈シル〉が中にいる?」
「――死んでも、追い払っても、好きにして良いからね?」
「……」
「アルデン王女人形は~」
「宣言して、曰く」
「――リジンザ・ユクを、復権させます」
「――リジンザ・ユクのことは〈調和の女大公〉……と、認知しましょう」
「……」
「超知性体タネドラルは~」
「並行して~」
「アラスカ・シェーデレーアに~」
「追加説明して、曰く」
「――ふふふ」
「――非調和存在たちに、エスカランはあげられないんだよ(きっぱり)?」
「――非調和存在たちは~」
「――調和の側に立つことを、自分で証明しないといけないんだよ?」
「……」
「アラスカ・シェーデレーアは~」
「説明を聞く中で~」
「思うに」
「――あれ、今?」
「――異常空間は、ポリポート駅網と結びついているんだよ?……とか言った?」
「――えーと?」
「――ポリポート駅網って?」
「――惑星テラにいた時、聞かされた、アレだよな?」
「……」
「アルデン王女人形は~」
「指示して、曰く」
「――奇人リジンゼ・バロは、特殊船で異常空間に飛ぶのです」
「……」
「アラスカ・シェーデレーアは~」
「説明を聞く中で~」
「思うに」
「――敵は、超知性体キン・シなんだよ?……とか言った?」
「――あれ?」
「――超知性体キン・シって?」
「――集合知性〈シル〉から聞いた、アレだよな?」
「……」
「超知性体タネドラルは~」
「アラスカ・シェーデレーアに~」
「追加説明して、曰く」
「――ふふふ」
「――この作戦の結果、如何で~」
「――サンブリ・ユラさんという人の捜索を、手助けしても良いんだよ」
「――ショロウブワの全情報を、提供しても良いんだよ?」

 《バジス》搭載艇・艇内――

「エンドレアス・コンノは~」
「――つまり?」
「――向こうへ出たら、死ぬってことか?」
「青く輝く時間場の内側に、引っこみました」
「で」
「ロボットに頼んで~」
「時間場の外から~」
「食料と水を、運んでもらって~」
「食いつなぎます」
「が」
「――?」
「どうやら~」
「時間場は~」
「――ずりずり」
「動いているらしい」
「――オレが生きていられる範囲が、ずりずり減ってる?」
「――オレが生きていられる時間は、限られてる?」
「――外では、どれだけ経ったんだろう?」
「まったく分からないのでした」

 〈調和の帝国〉の銀河、宇宙船《リュリネ》――

「異常空間・突入に備えて~」
「宇宙船《リュリネ》は~」
「長さ34mの円筒2本を、追加装備」
「――ショロウブワからの贈り物?」
「――第1の円筒は、恒星爆弾?」
「――第2の円筒は?」
「――何だか良くわからない?」
「が」
「アラスカ・シェーデレーアが~」
「第2の円筒に、足を踏み入れてみると~」
「〈力強き者〉の言語が、語りかけたりして」
「――アクティベーションを、開始します」
「――しばらく、お待ちください」
「アンドロイド、エロイン・ブリゼルは~」
「推測して、曰く」
「――アラスカ・シェーデレーアのカピン片か~」
「――細胞活性装置か~」
「――どちらかが~」
「――アクティベーション・キーだった……のではないかと?」
「で」
「待ち時間のあいだ~」
「アラスカ・シェーデレーアは~」
「返してもらった、自分の万能宇宙服を着こんで~」
「異常空間へ」

 〈調和の帝国〉の銀河、異常空間――

「自主的・判断から~」
「アラスカ・シェーデレーアは~」
「――前回、ここで発見した~」
「――難破・漂流中の《バジス》搭載艇に、行ってみようっ」
「――ヴィーナス級スペースジェット……」
「――ナンバープレートは、《B=SJ=031》……」
「――前回、来た時は~」
「――生存者も、いなかったし~」
「――持ち出したファイルの情報だけだと、何もわからなかったし」

 スペースジェット《B=SJ=031》――

「アラスカ・シェーデレーアは~」
「スペースジェット《B=SJ=031》を、調査中に~」
「――ぴん」
「勘が、働きました」
「――スペースジェット《B=SJ=031》に~」
「――外から、通信を送ってみようっ」
「――はろー?」

 スペースジェット《B=SJ=031》――

「アラスカ・シェーデレーアに、付き添ってきた~」
「アンドロイド、エロイン・ブリゼルは~」
「ファイルを調査」
「ファイルのひとつに~」
「なんとなく役立つ手掛かりを、発見」
「――この艇は、別の異常空間から来たかもレス」
「――だとすると~」
「――超知性体タネドラルが、語っていた~」
「――転移システムが絡む……という推測が、証明されるレス」
「と」
「アンドロイド、エロイン・ブリゼルは~」
「探知しました」
「――アラスカが?」
「――無人のスペースジェット《B=SJ=031》に?」
「――外から、通信を送ってる?」
「――やれやれ」
「毎度のことながら~」
「アラスカ・シェーデレーアの奇行には~」
「溜息が出ます」
「が」
「――!」
「――無人のスペースジェット《B=SJ=031》が?」
「――アラスカに、返事を送ってる?」
「――はぁ、やれやれ」
「毎度のことながら~」
「アラスカ・シェーデレーアには~」
「呆れます」

 スペースジェット《B=SJ=031》――

「搭載艇の中から~」
「――はろー?」
「――こちらは、エンドレアス・コンノです」
「搭載艇の外から~」
「――はろー?」
「――こちらは、アラスカ・シェーデレーアです」
「かくして」
「どうしたわけだか~」
「通信が、つながりました」

 スペースジェット《B=SJ=031》――

「アラスカ・シェーデレーアと~」
「アンドロイド、エロイン・ブリゼルは~」
「――要救助者は?」
「――どのあたりだろう?」
「エンドレアス・コンノの話を、手掛かりに~」
「救助に向かいます」
「――この隔壁を、開けると~」
「――エンドレアス・コンノがいる区画のはずっ」
「――さあ、開けるぞっ」
「――がらがらがらっ」
「と」
「アラスカ・シェーデレーアと~」
「アンドロイド、エロイン・ブリゼルの前には~」
「――!」
「遺憾ながら~」
「テラナーの遺体が1体、転がっていたのでした」
「で」
「エロイン・ブリゼル、曰く」
「――時間場が探知できるレス」
「――エンドレアス・コンノは~」
「――時間場の向こうに、いるです」
「――ワレワレは~」
「――過去と、話しているのレス」
「かくして」
「アラスカ・シェーデレーアは~」
「男泣き」
「もう死んでいる男とつながる通信回線を~」
「閉じたのでした」

 〈調和の帝国〉の銀河、異常空間――

「異常空間の中心点に~」
「直径3km……胞子の群れからなる集合知性〈シル〉がいます」
「が」
「――前回と違って?」
「――集合知性〈シル〉は、錯乱している?」
「――自分で自分が、分からなくなってる?」
「……」
「そうこうする、うちに~」
「宇宙船《リュリネ》の円筒が、活動開始」
「――うぃぃぃん」
「――ごごご」
「――ががが」
「異常空間の崩壊が、始まりました」
「……」
「宇宙船《リュリネ》は~」
「円筒を2本とも、その場に置いて~」
「集合知性〈シル〉を、係留すると~」
「――異常空間が崩壊する前に、脱出だっ」

 〈調和の帝国〉の銀河、異常空間の外――

「待機していた~」
「〈調和の帝国〉の艦隊は~」
「集合知性〈シル〉を、拘束場で制御=保護したり」
「……」
「アラスカ・シェーデレーアは~」
「――《シェヤル》の命令権を、もらえる?」
「――ショロウブワに関する情報が入ったデータストレージも、もらえる?」
「成果を収めた……と、認められたらしい」

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 忘れていましたが、先週はイースターでした。


d-information ◆ 715 [不定期刊] 2012/04/16
発行:y.wakabayashi /rlmdi [ yw@rlmdi.org ]
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