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714 [2012/04/09]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2642 . Michael Marcus Thurner / Der Maskenschöpfer / 仮面製作師
2643 . Christian Montillon / TANEDRARS Puppe / タネドラルの人形
2644 . Verena Themsen / Die Guerillas von Terrania / テラニアのゲリラたち
2645 . Wim Vandemaan / Die Stadt ohne Geheimnisse / 秘密のない都市
2646 . Leo Lukas / Die Tage des Schattens / 影の日々

□ Perry Rhodan-Heft 2642話「仮面製作師」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2642.html ]

 (承前)

 現在:アラスカ・シェーデレーア――

「超知性体タネドラルは~」
「この先の歴史を、語るのが~」
「気乗りしない様子」
「で」
「精神集合体の中から~」
「自立した意識をひとつ、切り離し~」
「アラスカ・シェーデレーアの前に、送ってきました」
「――ファルトカル・ラドレというですじゃ」
「――語るですじゃ」

 過去:仮面製作師ファルトカル・ラドレ――

「惑星リルバルは~」
「環境汚染で、とってもボロボロ」
「住民たちは~」
「――仮面っ」
「――濾過器っ」
「――消毒剤っ」
「こうしたモノなしに、生きられない」
「……」
「リルバル人、ファルトカル・ラドレは~」
「仮面製作師でした」
「仮面製作師の匠……と、呼ばれていました」
「――守護霊さまが、導いてくださるじゃ」
「が」
「ファルトカル・ラドレは~」
「高齢でした」
「ある日~」
「顧客と、喧嘩になりました」
「興奮した、はずみに~」
「――ワシの仮面にケチをつけるなじゃぁっ……あ」
「心臓が、止まってしまいました」
「で」
「――(我が人生……いろいろと悔いありじゃ)」
「――(でも……いたしかたなしじゃ)」
「覚悟した、ところに~」
「守護霊=エスカラン――超知性体タネドラルの欠片――が~」
「――!」
「顕現」
「ファルトカル・ラドレは~」
「超知性体タネドラルに、取り込まれたのでした」

 過去:意識体ファルトカル・ラドレ――

「ファルトカル・ラドレは~」
「超知性体タネドラルのことを、知ります」
「……」
「――ネトブラ?」
「――タファラ?」
「――アルデン?」
「――ドラナト?」
「4つの銀河の~」
「――精神存在タファラ?」
「――精神存在ネトブラ?」
「――精神存在ドラナト?」
「――精神存在アルデン?」
「4体の精神存在が~」
「合体して~」
「超知性体タネドラルとなり~」
「4つの銀河を~」
「エスカリアン=〈調和の帝国〉に、したのです」
「4つの銀河の住民に~」
「エスカラン――超知性体タネドラルの欠片――を、配布したのです」
「……」
「ファルトカル・ラドレは~」
「――ワシも、超知性体タネドラルと溶け合って~」
「――ひとつに、なるじゃ?」
「――(わくわく)」
「が」
「超知性体タネドラル、曰く」
「――アナタを、使者に任命するんだよ?」
「――だから~」
「――遺憾ながら~」
「――完全吸収は、しないんだよ?」
「寸止め、されました」

 過去:意識体ファルトカル・ラドレ、最初の使命――

「死後100惑星年して~」
「ファルトカル・ラドレは~」
「惑星リルバルへに、帰ってきました」
「とはいえ」
「肉体は、ありません」
「なので」
「技術者モルケタの肉体に、宿ったりする」
「……」
「ファルトカル・ラドレは~」
「――ワシはな~」
「――超知性体タネドラルに溜まった、意識群から~」
「――いろいろ、知恵を、授かっておるのじゃ」
「で」
「ファルトカル・ラドレ=技術者モルケタは~」
「――環境破壊に、対し~」
「――市民運動を、開始じゃっ」
「――研究機関を、設立じゃっ」
「集めた富で~」
「――宇宙航行を、はじめるのじゃっ」
「かくして」
「ファルトカル・ラドレ=技術者モルケタは~」
「――リルバル人を星界に導いた、伝説の指導者っ」
「と、して~」
「歴史上の偉人に、なったのでした」

 過去:意識体ファルトカル・ラドレの使命はつづく――

「ファルトカル・ラドレは~」
「超知性体タネドラルから、頼まれた使命を~」
「繰り返し~」
「達成したり」
「惑星リルバルにも~」
「繰り返し~」
「帰還したり」
「で」
「そのたびに~」
「ファルトカル・ラドレは~」
「リルバル人を~」
「ポジティヴな方向に~」
「指導したり」
「で」
「リルバル人は~」
「超知性体タネドラルのお気に入りの種族に、なったり」
「……」
「〈調和の帝国〉の諸種族の、政治機構が~」
「形成されたり」
「伝説の指導者モルケタの仮面が~」
「〈調和の帝国〉の諸種族のあいだで~」
「流行したり」
「……」
「超知性体タネドラルは~」
「――いい感じです」
「――諸種族の友好・融合の促進です」
「肯定的に、見ていました」
「が」
「ファルトカル・ラドレは~」
「――むうぅ……じゃ」
「複雑な感情をかかえて、見ていました」
「ともあれ」
「〈調和の帝国〉の諸種族のあいだで~」
「エスカランを有する者は~」
「次第に、増加」
「超知性体タネドラルは~」
「次第に、強大になっていったのです」

 過去:高次勢力の使者レニュイ・ヘムデブ、到来――

「高次勢力の使者レニュイ・ヘムデブは~」
「提案して、曰く」
「――超知性体タネドラルの発展を、助成しましょう」
「――設計家ショロウブワが、名実共に、助けます」
「対する~」
「超知性体タネドラルは~」
「高次勢力の使者レニュイ・ヘムデブの提案に~」
「――ころり」
「騙されました」
「――うっかり」
「同意してしまうのでした」
「……」
「かくして」
「超知性体タネドラルから~」
「精神存在タファラが、分離し~」
「高次勢力から頼まれた使命・第1号を~」
「達成したり」
「……」
「それからも~」
「超知性体タネドラルは~」
「高次勢力から頼まれた使命を~」
「繰り返し~」
「達成したり」

 過去:設計家ショロウブワ――

「設計家ショロウブワは~」
「超知性体タネドラルに、曰く」
「――これは、超極秘の使命、なのですが~」
「――とある兵器の建造を、支援してください」
「何を、建造するのでしょうか?」
「――〈時薔薇〉の48基の〈花弁〉?」
「――あるいは、ボットネット?」
「超知性体タネドラルは~」
「これ以上、情報をもらえませんでした」
「が」
「いわゆる〈支援〉の結果は~」
「すぐに~」
「目に見えて、わかったりする」

 ファルトカル・ラドレ、独白するに――

「――〈調和の帝国〉の、すべての惑星が~」
「――いろいろなモノを、搾り取られて~」
「――経済的に、疲弊していったのじゃ」
「で」
「――超知性体タネドラルは~」
「――このファルトカル・ラドレにさえ~」
「――この事実を~」
「――隠していたのじゃ」
「――〈調和の帝国〉は、疲弊したのじゃ」

 過去:高次勢力の使者レニュイ・ヘムデブ――

「高次勢力の使者レニュイ・ヘムデブは~」
「――細胞活性装置を、供与しましょうか?」
「――コレをつかえば~」
「――諸種族を動かす、アナタの代行者の~」
「――行動を、束縛して~」
「――生かさず、殺さず~」
「――最大効率で、使えますよ」
「が」
「超知性体タネドラルは~」
「――いりません(きっぱり)」

 過去:〈時薔薇〉=ボットネット完成――

「超知性体タネドラルから、分離した~」
「精神存在タファラが~」
「〈時薔薇〉=ボットネットの納品に~」
「立ち会うことに」
「で」
「ファルトカル・ラドレも~」
「立ち会うことに」
「で」
「――納品先は?」
「――コスモヌクレオチド〈トリュクラウ3〉?」

 過去:コスモヌクレオチド〈トリュクラウ3〉周辺宙域――

「コスモヌクレオチド〈トリュクラウ3〉の周辺は~」
「コスモクラート製のコバルトブルーの転子状船団が~」
「警戒していたり」
「――どどーん」
「〈混沌の勢力〉の艦隊が~」
「攻撃してきたり」
「――どどーん」
「また、攻撃してきたり」
「――どどーん」
「危険な宙域です」
「……」
「〈時薔薇〉=ボットネットの納品……現地での組み立て作業は~」
「何年も、かかったり」
「で」
「精神存在タファラは~」
「――長居すると、ヤバいかも?」
「危険を、感じたりします」
「でも」
「精神存在タファラは~」
「――〈時薔薇〉=ボットネットのアクティヴェートを、近くで見たい」
「離れがたく、感じたりもします」
「さらに」
「それだけでは、ありません」
「精神存在タファラは~」
「――コスモヌクレオチドに、引っ張られるような?」
「――引っ張られてる?」
「――うわわあああっ」

 過去:コスモヌクレオチド〈トリュクラウ3〉――

「精神存在タファラは~」
「コスモヌクレオチド〈トリュクラウ3〉の中で~」
「――?」
「そこにあった、とあるプシクスの中に入って~」
「――これは?」
「――蓋然性の未来のヴィジョン?」
「体験します」
「さらに」
「精神存在タファラは~」
「――これが?」
「――コスモヌクレオチドの本質?」
「理解します」
「さらに」
「精神存在タファラは~」
「そこにあった、一群のプシクスに近づいてみて~」
「――!」
「――これは……?」
「――排出されるところだった、ネガティヴなプシクス?」
「――うわわあああっ」
「……」
「精神存在タファラは~」
「ネガティヴなモノに、感染してしまいました」
「――がるるっ(気持ち悪いよぉぉっ)」

 過去:〈調和の帝国〉――

「――がるるっ(気持ち悪いよぉぉっ)」
「精神存在タファラは~」
「命からがら、逃げ帰りました」
「で」
「超知性体タネドラルに、合体」
「――!」
「――これはっ?」
「――精神存在タファラが、悪い病気をもらってきた?」
「――うわわあああっ」
「……」
「超知性体タネドラルは~」
「精神存在タファラを、突き飛ばしました」
「が」
「時すでに遅く」
「超知性体タネドラルも~」
「ネガティヴなモノに、感染してしまいました」
「――がるるっ(気持ち悪いよぉぉっ)」
「さらに」
「〈調和の帝国〉の諸種族も~」
「エスカラン――超知性体タネドラルの欠片――を、経由し~」
「――がるるっ(気持ち悪いよぉぉっ)」
「ネガティヴなモノに、巻きこまれて、しまうのでした」
「……」
「精神存在タファラは~」
「――がるるるるっ(キサマのせいだああああっ)」
「高次勢力の使者レニュイ・ヘムデブを、殺害」
「走り去ってしまいました」

 過去:超知性体タネドラル――

「超知性体タネドラルは~」
「――あー何とかなった……かな?」
「自己修復を終えました」
「で」
「正気にもどって、思うに」
「――タファラは、どこへ?」
「精神存在タファラは~」
「狂犬病に罹った大型犬……的な状態」
「放置しておくわけにも、いきません」
「……」
「超知性体タネドラルは~」
「――罠を仕掛けようっ」
「思いつきました」
「で」
「虚空に舞台を用意し~」
「プシ能力者5000名を、サクラに使い~」
「〈涙の海の警鐘劇〉を上演」
「……」
「ちなみに」
「〈涙の海の警鐘劇〉とは~」
「――高次勢力に、騙されて~」
「――ヒドい目に、遭った~」
「――〈調和の帝国〉のことを、演じる劇です」
「で」
「精神存在タファラは~」
「――がるるっ(なに?)」
「興味を惹かれて、到来」
「で」
「その時……」
「超知性体タネドラルは~」
「精神存在タファラを~」
「無事、捕獲」
「――がしっ」
「――じゃばじゃば」
「精神存在タファラから~」
「ネガティヴな断片を、洗い落としたり」
「で」
「洗い流された、ネガティヴな断片は~」
「ネガティヴな精神存在=タファラ(小)を、形成したり」
「で」
「狂犬病に罹った小型犬……的なモノが1体~」
「――くーん」
「虚空に、放逐されたという」

 過去:超知性体タネドラル――

「かくして」
「超知性体タネドラルは~」
「また、4体の精神存在の合体超知性体に、戻ったのです」
「が」
「あれだけのコトが、あったのです」
「後遺症が、あったりして」
「――うぅっ(気持ち悪い)」
「以前より~」
「超知性体タネドラルは~」
「ずっと、不安定なかんじに、なっていました」
「さらに」
「〈調和の帝国〉の諸種族も~」
「エスカラン――超知性体タネドラルの欠片――を、介して~」
「――うぅっ(気持ち悪い)」
「かくして」
「不信と、悲観と、偏執が~」
「4つの銀河に、広まったとか」
「……」
「なお」
「〈涙の海の警鐘劇〉は~」
「〈調和の帝国〉の銀河において~」
「古典名作として、長く伝えられることに~」
「なったのでした」

 過去:超知性体タネドラル――

「その昔――」
「超知性体タネドラルを構成する~」
「4体の精神存在は~」
「1体ずつ、期間限定で、超知性体タネドラルから分離して~」
「自分探しの旅を、してきました」
「そうして~」
「帰還する都度~」
「――ほわわー」
「幸福の感覚が、ありました」
「で」
「この感覚は~」
「〈調和の帝国〉の住人にも、広がり~」
「――自分たちは、ひとつなんだ」
「という感じを、なお強くしたのでした」
「……」
「で」
「超知性体タネドラルは~」
「――〈4分の1ずつ自分探しの旅〉を、再開しようっ」

 過去:精神存在アルデン――

「超知性体タネドラルから、分離した~」
「精神存在アルデンは~」
「自分探しの旅へ」
「で」
「ファルトカル・ラドレも~」
「付き添うことに」
「……」
「旅する途中~」
「――!」
「精神存在アルデンの歩みが、止まりました」
「――超知性体カソルというヒト……が、そこにいる?」
「――超知性体カソルが、高次勢力の使者のひとりと、いっしょにいる?」
「でも」
「――超知性体カソルには?」
「――超知性体タネドラルが、見えていないような?」
「――高次存在も?」
「――超知性体タネドラルなんて、眼中にないような?」
「――ワタシ、空気みたいな?」

 ファルトカル・ラドレ、独白するに――

「――ワシも、なあ~」
「――どんどん、心配症になって、口うるさくなったのじゃ」
「――どんどん、疑り深くなったのじゃ」
「――いろいろ、言わないでは、おられぬじゃ」
「一方」
「――超知性体タネドラルは~」
「――考えてばかりで~」
「――周囲に、目を向けなくなったのじゃ」

 現在:アラスカ・シェーデレーア――

「かくして」
「ファルトカル・ラドレの物語は、終わりました」
「で」
「ファルトカル・ラドレは~」
「――今回こそ?」
「――超知性体タネドラルと溶け合って、ひとつになれるじゃ?」
「願いは、叶います」
「――調和ーっ」
「超知性体タネドラルに、完全吸収されたのでした」
「……」
「さて」
「あのアルデン人形が~」
「あらためて~」
「アラスカに、向きなおりました」
「曰く」
「――アナタに、使命をあげるんだよ?」
「――だから~」
「――使命を、達成した方が良いと思うよ?」
「――使命を、達成するしかないんだよ?」

 以下、次号。

【関連サイト】
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◆今回のひとこと

 自業自得という気もします。


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