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706 [2012/02/13]


Perry Rhodan を中心とするドイツSFと周辺エンターテイメントの断片的情報を、私的興味の範囲でお送りします。

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◆目次
◇ペリー・ローダン近況


◆ペリー・ローダン近況

□ Perry Rhodan-Heft

2634 . Hubert Haensel / Terras neue Herren / テラの新主人たち
2635 . Hans Kneifel / Jagd auf Gadomenäa / ガドメネアで追跡
2636 . Christian Montillon / Das Schema des Universums / 宇宙の枠組
2637 . Arndt Ellmer / Die Informationsjäger / 情報追跡者
2638 . Marc A. Herren / Zielpunkt Morpheus-System / 標的・モルフェウス星系

□ Perry Rhodan-Heft 2634話「テラの新主人たち」
[ http://www.perry-rhodan.net/produkte/hefte/1/2634.html ]

 (承前)

 新銀河暦1469年10月5日、惑星テラ、メキシコ――

「メキシコシティを震源とする巨大地震、発生」
「被災地では、懸命な救援活動が続きます」
「生き埋めになった人が、つぎつぎ収容されます」
「が」
「死亡者数も、半端でない」
「と」
「――グライダーの残骸から~」
「――ご遺体1名を、収容」
「――身元は……」
「――!」
「――自由テラナー連盟政庁首席、レジナルド・ブル?」
「で」
「DNA分析すると~」
「――たしかに、本人?」
「――細胞活性チップも?」
「――ちゃんと、肩甲骨の下に、埋まってる?」
「もちろん、細胞活性チップは、燃えつきて、機能を停止しています」

 地震発生前、メキシコシティ宙港――

「――ごごごっ」
「スプリンガー船《レディ・ラヴェルナ》が、着陸」
「自由テラナー連盟政庁首席、レジナルド・ブルを、乗せて~」
「――ごごごっ」
「〈ガレオン宇宙船〉墜落現場へ」

 地震発生直前、ユカタン半島、〈ガレオン宇宙船〉墜落現場――

「――もしもーし」
「――……」
「〈ガレオン宇宙船〉操縦士、ナハトアオグス・バイゾーンと~」
「対話するのは~」
「いまなお、前途多難」
「どうやら~」
「〈ガレオン宇宙船〉操縦士、バイゾーンは~」
「――ショック状態?」
「――何かの影響下にあるのかも?」
「とか、思われる状態」
「……」
「と」
「自由テラナー連盟政庁首席レジナルド・ブルのもとへ~」
「報告が、入ったり」
「――メキシコシティーあたりで、巨大地震が発生しそう?」
「――住民を緊急避難させるんだっ」
「で」
「スプリンガー船《レディ・ラヴェルナ》は~」
「〈ガレオン宇宙船〉操縦士、バイゾーンを~」
「牽引場で、外殻に固定」
「〈ガレオン宇宙船〉操縦士、バイゾーンを発見した2名」
「ジェロニモ・アブと~」
「シェボパル人のお嬢さんダイシャさんも~」
「乗船して~」
「――発進」
「――ごごごっ」

 スプリンガー船《レディ・ラヴェルナ》――

「スプリンガー船《レディ・ラヴェルナ》には~」
「スペースジェット1隻が、載っていました」
「で」
「スペースジェットに搭乗する~」
「スヴォーン種族、ファノム・ペキングが~」
「自由テラナー連盟政庁首席、レジナルド・ブルに~」
「連絡してきました」
「――スペースジェットの中に~」
「――アナタのクローンを、用意してあります」
「――グライダーにクローンの死体を詰めて~」
「――巨大地震発生のタイミングで~」
「――地上に、落とせば~」
「――ぐしゃ」
「――死んだフリは、完成です」
「――さあっ」
「とか、言われても~」
「自由テラナー連盟政庁首席、レジナルド・ブルとしては~」
「――こんなコトして~」
「――オレ、正しいのか?」
「――オレ、卑怯?」
「この期に及んで、逡巡するのです」

 10月6日――メキシコ地震発生の翌日――、首都テラニア――

「第一テラナー、ヘンリケ・ユバリさんは~」
「レジナルド・ブルの遺体を、目の前にして~」
「茫然自失」
「と」
「そこへ」
「――!」
「警報です」
「――〈ガレオン宇宙船〉73隻が?」
「――星系ソルに、到来?」
「……」
「〈ガレオン宇宙船〉団と~」
「通信が、つながりました」
「先方は~」
「サイポラン人です」
「――ワタシは、マルギズといいます」
「――星系への進入を、妨害しないでください」
「――降伏してください」
「――さもないと~」
「――惑星の地殻で、もっとナノ兵器を活動させますです」
「……」
「政府首脳陣のあいだで~」
「激論」
「――徹底抗戦?」
「――無条件降伏?」
「ちなみに」
「先般の~」
「ホーマー・G・アダムズからの指摘により~」
「こんなコトも、判明していたり」
「――侵略者は~」
「――惑星テラのシステムに、細工していたのよっ」
「――この敵、侮れないのよっ」
「激論の中で~」
「第一テラナー、ヘンリケ・ユバリさんは~」
「――別の情報捏造プログラムも、発見されたのよっ」
「――あちこちの計算センターでっ」
「――月面の計算脳ネーサンでもっ」
「――〈太陽系政庁〉の計算脳ラオツェでもっ」
「――この敵、侮れないのよっ」
「もちろん~」
「TLD長官アッティラ・レッコルは~」
「無能では、ありません」
「TLD工作員たちを使って~」
「すでに対策は、講じてあるのです」
「が」
「侵略者が~」
「すでに、惑星テラの状況を完全に掌握していることも、事実」
「このまま戦闘するのは、無謀です」
「で」
「けっきょく」
「――降伏すると思わせれば、時間稼ぎになるかも」
「とかいう、消極的理由も、あって~」
「政府は、一票差で降伏を決定」

 首都テラニア――

「かくして」
「〈ガレオン宇宙船〉が~」
「首都テラニアに、着陸」
「降り立ったのは~」
「サイポラン人、マルギズと~」
「ファゲシ種族、コソム」
「……」
「ちなみに」
「サイポラン人、マルギズは~」
「矢筒みたいなモノを、脇に抱えています」
「矢筒の中には~」
「青くきらめく杭みたいなモノが、入れてあったり」
「……」
「ともあれ」
「第一テラナー、ヘンリケ・ユバリさんは~」
「侵略者を、迎えるわけです」
「が」
「サイポラン人、マルギズは、否定して曰く」
「――ワレワレの行為が、侵略?」
「――とんでもないです」
「――むしろ~」
「――テラナーの行為が、異常空間への侵略です」
「……」
「サイポラン人、マルギズは~」
「要求して曰く」
「――新政府を、うちたてるのです」
「――このサイポラン人、マルギズと~」
「――このファゲシ種族、コソムは~」
「――新政府の、最高意志決定機関となるのです」
「さらに」
「――新政府の構成員には~」
「――各1名、助手をつけるのです」
「――このテラナーたちを、助手に就けるのです」
「第一テラナー、ヘンリケ・ユバリさんは~」
「――つまり、この転向した連中に監視させようってこと?」
「とか、思うのです」
「が」
「――!」
「――助手の一団に、混ざって?」
「――TLD長官代行、フィドル・リオルダンがいる?」
「――まさか?」
「――この敵、侮れないっ」
「――この敵、侮れないわっ」
「……」
「さらに」
「サイポラン人、マルギズは、要求して曰く」
「――太陽系政庁の権限コードを~」
「――全部、渡してください」
「全部、渡すしかありません」

 記者会見――

「サイポラン人、マルギズは~」
「――平和な未来が、訪れるのですっ」
「――自由意志で失踪中の、若者たちも~」
「――すぐに、帰ってくることでしょう」

 記者会見後――

「サイポラン人、マルギズは~」
「ファゲシ種族、コソムを、伴い~」
「レジナルド・ブルの遺体を、調べてみたり」
「で」
「サイポラン人、マルギズは~」
「矢筒みたいなモノの中の~」
「青くきらめく杭みたいなモノを~」
「あれこれしながら、曰く」
「――それにしても、です」
「――テラナーたちは、本当に厚顔無恥なのです」
「――超知性体アルダールの遺体を盗んで~」
「――おそらく、この星系ソルに隠しているのです」
「――この先も~」
「――テラナーたちが、隠し場所を白状しないなら~」
「――考えないと、いけないです」
「――もっと、締めつけを厳しくするしかないです」
「――テラナーの若者たちの新規フォーマットも、中断してやるです」
「で」
「そうこう、話すうちに~」
「青くきらめく杭みたいなモノは~」
「レジナルド・ブルの遺体を~」
「――ざくざく」
「開いて~」
「――ひょいひょい」
「臓器を、いくつも取り出したり」
「で」
「取り出した臓器を、持って~」
「サイポラン人、マルギズは~」
「どこかへ、行きました」
「……」
「何分かして~」
「サイポラン人、マルギズは~」
「また、現れました」
「――よしっ」
「なにやら、良くわかりませんが~」
「満足そうな顔を、して~」
「元気百倍で、仕事に取り組むのでした」

 木星の衛星ガニメド……の跡地――

「ここは~」
「イーノック・ゴドルフィン――惑星居住地建設シンジケートの元老――が~」
「壊れてしまった衛星ガニメドに、代わり~」
「居住区などを、建設しているところです」
「で」
「ここは~」
「ホーマー・G・アダムズが~」
「かくあることを、予測して~」
「〈姿なき友人の会〉の基地を、置いたところです」
「……」
「惑星テラのメキシコシティーで~」
「死んだフリした~」
「レジナルド・ブルは~」
「衛星ガニメドの跡地へ到着」
「で」
「〈姿なき友人の会〉の基地の~」
「生体ポジトロニクス〈アザーワイズ〉は~」
「レジナルド・ブルに~」
「――ガニメデ基地の命令権を、引き継ぎます」
「また」
「〈姿なき友人の会〉の基地の~」
「科学者たちと、医師たちは~」
「――バイゾーンから事情聴取する用意を急げっ」
「――おーっ」

 10月8日、首都テラニア――

「自由テラナー連盟政庁首席、レジナルド・ブルの葬儀が~」
「しめやかに、営まれました」
「が」
「厳粛な空気の中~」
「サイポラン人、マルギズは~」
「ひとり、立腹して~」
「第一テラナー、ヘンリケ・ユバリさんに~」
「詰め寄るのでした」
「――本当に?」
「――何も知らない、というのですか?」
「――だって」
「――一夜にして~」
「――テラナー5000万人が、市街から消えたのですよ?」
「――消えた5000万人が残した、あの白いリボンは~」
「――抵抗運動とかの、意思表示なんでしょう?」
「――きーっ」
「……」
「ちなみに」
「ホーマー・G・アダムズも~」
「昨晩の失踪者のひとり、なのでした」

【関連サイト】
・出版社が運営するドイツ公式サイト
[ http://www.perry-rhodan.net/ ]


◆今回のひとこと

 プロジェクトは計画的に。


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